人狼物語(瓜科国)


524  凍れる水車


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サーシャ

― 自宅 ―

[弱い体に生まれつき、明日も明後日も知れぬといわれながらも生き延びたのは幸運だったのか。
両親の関心はもっぱら健康な妹へ向き、特にひどい扱いを受けたわけではないけれど、まるで自分は空気の様と自らをあざ笑う毎日。

いつしかあきらめることを覚えた女は、日がな一日2階の窓辺で過ごす。
外から聞こえてくる物音に耳を澄ませ、時には聞き覚えたうたを口ずさんで。

その手にはいつのころからかリネンの布と、まわりに広がる鮮やかな糸の色彩。
幼少期の高熱で半ば視力を失った身では図柄をしかと眺めることは出来なかったけれど、彼女にとって指先こそは眼にも等しく、ひと針ひと針丁寧に刺繍をほどこせば鮮やかな図柄が浮かぶ]

いつまで・・・。

[生き延びるのだろうとつぶやきかけ、この身を気にかけてくれる愛しい妹の姿が眼に浮かぶ。
今は昔ほど頻繁に体調を崩すわけではないけれど、夏でも氷の解けぬ極寒の地ではいつ果てるともしれず]

もう少し・・・もう少し・・・。
あの子が半身を見つけるそのときまで・・・。

[どうか生かしてくださいと、みえることのない相手にすがる様につぶやく**]

( 16 ) 2010/08/14(土) 12:57:05

ミハイル が参加しました。


ミハイル

[ぎい。]
 
[ぎい。]
 
 
[古びた扉が、音を立てる。]

( 17 ) 2010/08/14(土) 13:03:58

ミハイル

[紫煙がたなびく。]
 
[窓辺に腰掛け、湖面を見やる。]
[しかし、目には入っていない。]
 
 
[今日の風は、冷たい。]

( 18 ) 2010/08/14(土) 13:04:15

ミハイル

[紫煙がたなびく。]
 
[吸いもせずに、指に挟んだまま。]
 
[何か考えるふうに、顎に手を当てた。]
[そう見えるだけで、何も考えていない。]

( 19 ) 2010/08/14(土) 13:04:41

ミハイル

[ぎい。]
 
[ぎい。]
 
 
[扉が揺れる。]
[風に揺らされ、扉が鳴く。]
[しかし、耳には入っていない。]
 
[あるのは、髪がなびく感触だけ。]

( 20 ) 2010/08/14(土) 13:04:55

ミハイル

[鴉が一羽、翔んだ。]
 
 
[そこでようやく。
 半分以上が灰になった煙草を、灰皿に押しつけた。]
 
 
**

( 21 ) 2010/08/14(土) 13:05:12

イライダ が参加しました。


イライダ

― 研究室 ―

[一軒の家。
階段を降りて地下室に降りれば、そこは先生が研究に使っていた部屋。
散乱する書類の一枚を拾い上げる。

何となしに、それに目を落としては]

 これから、どうしよう。
 
[自分独りしか居ない、この部屋で。
自分にすら聞こえないような小声で、呟いた]

( 22 ) 2010/08/14(土) 13:16:01

イライダ

 やっぱり、ここも片付けなきゃ、ダメよね。

[上の階。
先生が使っていた身の周りの物は、ある程度片付けた。
残るのは研究室に残る、これら。

書類と、高く積まれた本。
その本の間に、一つの写真が挟んであるのを見つけて。

ゆるりと頁を開く]

( 23 ) 2010/08/14(土) 13:39:39

フィグネリア

― 自宅→外 ―

[暫し揺り椅子の上でまどろんだ後、
 閉じこもっていてばかりでは駄目だと。
 水車小屋の方まで散歩へ出かける]


 …………っ。


[季節は夏だと謂うのに、
 身体を突き刺す様な冷たい風に身を竦めて。

 ゆっくりゆっくり、転ばないように歩みを進める]

( 24 ) 2010/08/14(土) 13:44:57

フィグネリア

[暫し歩みを進めれば、その先に見えるのは凍れる水車。
 氷に閉ざされた湖にて、死したように動かない水車は、
 見るたびに不吉な予感を女の胸の裡に届ける]

 ――――…気のせいだと、判っていても。
 あまりぞっとしないのよねえ、あれ。

[紅い眸で一瞥した後、
 冷たい風に金の髪を嬲らせながら。

 こんこん、と。宿屋の戸をノックした]

( 25 ) 2010/08/14(土) 13:50:16

フィグネリア


 はぁい、アナスタシア。
 相変わらず、辛気臭い顔してるのね。

[いつもの軽口を謂いながら中へ。
 子供の頃からの知り合いである彼女とは、
 こうして軽口を言い合うのが常となっていた。

 何度も訪れ、勝ってしったる様でスツールに腰を下ろし]

 ウォッカ…って謂いたいけれど……、
 ミルクを頂戴。昼間からアルコホルは、この子に悪いものね。

[今まで友人に見せた事のない母親の顔で微笑み、
 下腹をそっと撫ぜた]

( 26 ) 2010/08/14(土) 14:10:34

フィグネリア

[しばらくして、カウンターにことりと音を立てて、
 置かれる湯気の上がるマグ。
 それを手に取り、ふぅ…っと息を吹きかけながら]

 はちみつの香りがする。
 ふふ、あたいの好み覚えていてくれてたのね。

 ……スパシーバ。

[マグへ口を付ければ、
 ミルクとはちみつの甘さが、女の凍えた身体を優しく温める]

 ……ん、甘い。

[マグの縁を親指の腹で一度拭った後]

 で、そんな辛気臭い顔をしてどうしたの?

[と、女主人の顔を曇らせる理由について、
 尋ねる様に紅い眸を向け*微笑んだ*]

( 27 ) 2010/08/14(土) 14:20:43

フィグネリア、メモを貼った。 メモ

( A2 ) 2010/08/14(土) 14:50:58

イライダ

[本に挟まれていた写真には、亡くなった父、自分。そして先生が写っている]

 先生、何処に行ってしまったのかしら。

  『研究で森に入ってしまったのだろう』
  『森の奥深くまで入っては出て来れない』
  『見つからないのだから、きっと森に行ってしまったのだろう』

[二週間も姿が見えなくなって、村の人々は口々にそう言う。
そうなのかもしれない。
違うのかもしれない]

( 28 ) 2010/08/14(土) 14:54:03

イライダ

[しん、と静まった研究室。
写真の端を、指でそっと撫ぜる]

 ……。

[先生は居なくなった。
だから、もう居ないけれど、死んでいるとは限らない。


今日も、ここにある物を片付けてはいけない気がして。
ぱたんと本を閉じると、積み上げてあった場所へ戻す]

( 29 ) 2010/08/14(土) 14:56:17

イライダ

 ん。

[軽く息を吐いた所で、玄関のある方から呼ばれた気がして。
研究室の扉を鍵閉めて、階段をあがっていく]

 『イライダ、これを』

 私への、手紙?
 ごくろうさま、ありがとう。

[村にいる配達係が手渡してくれた手紙。
それは「アナスタシアの宿へ」との趣旨が書かれた、役場からの手紙だった**]

( 30 ) 2010/08/14(土) 14:58:49

ロラン

― 村長邸 ―

[家に戻ると、暖炉のある居間では火の側でミリーツィヤ(警察)の人間と老父がなにやら深刻そうな表情で話をしていた。父は専ら聞き手に徹し、喋り続ける役人に対して時折頷くだけだった]

『小さくなったものだ』

[厳格な父。上の兄達は勉学の為、多大な援助を受け続けていたが、末の子である自分はただこうして眺めるだけの存在でしかない]

それでも――

『この村が嫌いなわけではない』

[あの日、共に村を出ないかと言ったアイツにも答えた言葉。一緒に村を出ていればどうなっていたのだろうか]

( 31 ) 2010/08/14(土) 15:55:17

ロラン

[...は村に届けられ、恐らくは父に披露されたまま置き捨てられた手紙を拾い上げると、目を通しながら書斎へと引きこもる。似たような趣旨の手紙(>>30)が別口で村にある研究所に届いていたとしても今は知る由はない]

かの村で目撃されたアレは若い男女の身なりをしているらしい、か。

[所詮は噂だ。だが、その噂に踊らされるのが人間だ。
この凍りついた村にだって、森には妖魔が住んでいるという御伽噺のような噂がある。
親に従わない悪い子は森の妖魔が浚って取替え子をしてしまうだの、或いは村人に紛れて住み着いているだのと昔からの言い伝えが残っている]

( 32 ) 2010/08/14(土) 15:56:27


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