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[デンパ交信をあっさりあきらめ、ため息一つ。と、そこへ、より信頼の置ける電波が届いた。具体的に言うと、(アニー印の高感度高耐久)携帯電話への着信だ]
はいはいもしもしあなたの町のジャスティス急便…って,
あにゅー?
なに?仕事?
…マジで!?
行く行くすぐ行く103(120)秒くらい待ってて。
うん。うん。
あいよそんじゃねー。
[ぷつん]
[当人に何度か指摘されても改めない、勝手につけたあだ名で電話口の相手>>112を呼んで。思いがけない朗報に目を輝かせると、電話を切るが早いか即座に自転車を走らせた。
アニーの道具屋に到着したのは、その21(120)秒後のこと。
その道すがらで]
邪魔ァ!!
[横合いから飛び出してきた、二本足のバイク>>129を思い切り撥ね飛ばしたりしながら。
当のバイクがどうなったかは+裏+表:多少へろへろになりながらその場を歩き去った。 裏:あえなく大破した]
[近頃このフィギュア付き菓子の売れ行きが良い事は、駄菓子屋店主である老女も勿論知っていた。
しかし、ここまで捨てられた菓子を見る事になろうとは]
ヒーローチップスでもたまにやる子がいるのだけど……見掛けた時は、きちんと叱っていたつもりだったんだけどねぇ。
[無論、その場で原因がわかるはずもなく、老人は首を振り振りその場を後にする。
と、視線の先に花の妖精のような少女>>136を見付けて首を傾げた]
―公園→中心街―
[靴の裏に付着したままになっていた、溶けたプラスチック(紳士の人形の成れの果て)をこそぎ落としながら道を行く]
なんだか落し物が目立つわね?しかも新しい。
何かしら、人の文化ってイマイチ理解できないのよ…おやつがオマケだ!とか言っちゃったりする子だって居るし。
[道端に落ちているラッ○ーリターンを拾い上げる。
それはまだ開封すらされないままだった]
いやだわ…口すら開いていないじゃない、オマケだけ取られてる。いらないならもらっちゃってもいいわよね…口が開いていたらいらないけど、新しいみたいだし。
[その場で封を開けておもむろにお菓子を食べ始めた。
その少し後ろの方で老婆がこちらを見ている>>142事には全く気付いていない]
―城内―
クックック、どうやら成功のようだな。
[玉座の上にて順調に膨れ上がるエネルギーに満足げに笑みを浮かべる]
いかなものとてこれほどの速さで破滅を訪れさせるとは思うまい。
―道端―
『美童子♪ 美童子♪ ぐしゅしゅしゅ……』
[内心は別として無邪気そうな笑顔を振りまきながら道端を歩いていると、頭上の街路樹の枝が微かに揺れ、童女は足を止めた]
なに、井戸端戦隊シュフレンジャーが議員の孫の親(>>21)と接触し、教育委員会が介在したじゃと!
くっ、我が企みを防ごうとは… 次はなんじゃ! 四号が攻撃を完全に避けきれず全身火傷で重態?(>>135) 見舞いの花でも送ってやれ…今度はなんじゃ!
はぁ? 山中にあった原子力発電所が近くの魔王城にエネルギーを持っていかれたじゃと!?(>>137) なんじゃあそれはぁ!!
次はなになに、メタボ仮面ウチベンケイがフィギュア販売戦略(>>16)をついったーで批判中じゃと? ぐしゅしゅしゅ……それぐらいならばまだまだじゃな。
しかし憎むべきはシュフレンジャーとかの魔王城の主か。魔王ニュースではいつも他人事に思うておったが…覚えておれよ!
[地団駄を踏む童女はまだトメ子の気がかり(>>142)を知る由もない]
分隊隊員 シャルロット は肩書きと名前を 諜報員 シャルロット に変更しました。
[この町では人間と似て非なる生命体も珍しくはないが、その少女>>144の可憐さにはやはり目を惹き付けられた。
何とはなしに見ていると、彼女も捨てられたラッ○ーリターンに気が付いた様子で、その内の一つを拾い上げ――おもむろに中身を食べ始めた]
こらこら! 拾った物を食べちゃあいかんよ!
[慌てたように少女へと駆け寄った]
―町外れの城前―
[のんびりだらだら歩いてると城の前についた。
坂をえっちらおっちら登ると、立派な魔法陣が見えた]
おおすごい。
これは世界滅ぼせるクラスの魔法かもしれない。
[エネルギーの収束具合にしばらく純粋にうっとりしていた]
エネルギーの出所はどこだろう。あ、そか。発電所あったっけ。
うーん、それにしても凄いなあ。30秒だけで終わらせるにはもったいないでしょー。ニュースも時間配分分かってないなあ。
[くうーっと感動して歩を進めると、やがて城の前にたどり着くだろうか。
無遠慮に扉があるのならばノックして、玄関先で声を上げる]
いらっしゃいますー?それともお出かけ中ですかー?
いやー、すごいですねー!立派な魔法陣が見えたのでつい立ち寄ってしまいましたーあ!
― 自宅(ジンロウ町2(6)丁目) ―
[慌てて自宅に戻り、通信機を操作する。町でのバトルを撮影した画像データを送信。>>35で拾った石ころの画像も、収穫として送信する。]
定時連絡。定時連絡。こちらシャルロット。
今回の収穫を送信したので、確認をお願いします。
[通信相手は、本部の研究員。名前はまだ無い。]
「あぁ、お疲れ。いつもの事だがこの石ころは何だ?」
木星ストーンです!91万年の時を経てこのジンロウ町に…「わぁーった、わぁーった。
今度ちゃんと調査するから、それまでそちらで保管しておいてくれ。」
は〜い。
「ところで、こちらでつかんだ情報によると、何やらその町に、また正義を名乗る騒がしい奴が増えたそうだが(ドンファン>>75)何か情報は得ているか。」
えーっと…
[ +表+←が表なら帰り道に偶然見かけた。 裏なら気付かなかった。]
さて、ジンロウ町に住むもの達はどのように動くか。
愉しみよの、歓迎してやらねばなるまいて
魔物にトラップ、そして宝箱か。
[妙にコリ性なのか、間違ってる気がしないでもないことを準備し始めた]
[路上でひとり立ち止まってお菓子を貪る姿は果たして通行人にはどのように映っていたのだろう。
ただ1人、それを止める人が居たならば]
え?
[慌てた様子でこちらへと駆け寄って来る老婆の姿>>147が在った]
お婆さん…だってこれ、ここに落ちていたの。
それに封だって開いて居なかったし、大丈夫だと思って食べていたのだけど…ダメだったかしら。
[もったいないのだもの、と付け加えながら未だ食べていた]
―アニーの道具屋・軒先―
おおおおお…手に入ったんだぁ…
うわぁ憧れだったんだよこのパーツ。
[到着した店の軒先で、アニーに見せてもらったパーツにほお擦りせんばかりの勢いで…というより実際に頬ずりしながら、パーツを受け取る。
パーツの来歴はあんまり聞かない。というか、聞いても右から左へ抜けていく。過去のことにあまり関心がわかない性分なのだ。
それぞれのブツを確認すれば、その場でニコニコ現金一括払いで支払いを済ませる。
正義の味方のほかにも一般業務を持っているから、それなりにお金には余裕があるのだ。あくまでそれなりに、だが]
それじゃ早速ー♪
[と、その場でちゃきちゃきパーツを交換していく。パーツをアニーに下取りしてもらうにも、その方が都合がいい…と、そこへ、また聞こえた、声>>138]
おぁー、なんだってのさ一体!?
なに?世界がヤバくて危険が危ない?
了解了解ただいま向かいますのでー。
[脳内に響く声に答えながら自転車を組み上げる手を止めない姿は、はたで見ているアニーにしてみれば多少変てこだったかもしれないが]
んじゃ、そーゆーわけだからさ。あにゅー。
ちょいっと行ってジャスティスしてくる!
荷物はそれでいんだよね?
[と、アニーが持っていた、自転車パーツとは別の包みをひょいっと受け取ると、リニューアルしたばかりの自転車で走り出した。
向かう先は、教会。お届け先でもあることだし、それに見通しもいいから、あの魔王がなんかしでかすならたぶんそこから何がしか見えるはず。あいつ、結構かなりずいぶんと派手好きだし]
見た目に封が空いてなくても、何がされてるかはわからんよ。
もしかしたら、悪の組織が何かの細工をしてるかもしれんでのう……。
[ある意味でその予測は正解だったのだが、今は目の前の少女の方に意識が行っていた]
勿体ない気持ちはわかるんじゃがの……って、コリャ!
他人と話しながら食べちゃあいかん!
[少女から、力尽くで菓子の袋を引っ手繰ろうとする。
+裏+(表なら成功)]
[小鬼型の人形兵を出して、宝箱を運ばせてたとき]
む、まだ準備中というのに
[指示だけしつつ、声だけをメルクリスの元に届かせるように響く]
我はおるぞ。
この魔王城を訪れし御主は何者じゃ。
いました〜!近所でバトル警報が出ていたのでちゃんとチェックして来ましたよ。
黒服で、ドッカーンと大きな爆発を起こしてモヒカンズがあっさりやられちゃってました。
その後、大声で何か叫びながら走り去っちゃいました。
「むぅ。また厄介者が増えたか。
どうやら新米らしくほとんど情報が無い。情報収集しておいてくれ。」
了解でありますっ!
[脳裏に声が届いた。すげえ魔王っぽい!と勝手に感動しつつ]
あ、そのですねー、何者だって聞かれるとちょっと困っちゃうんですけどー。
元魔法使いみたいな感じです。多分悪の。
世界をお滅ぼしになるんですよね?もしそうなら、少し見学させていただきたいなあとか思いまして。
[思い付きだった。
一応城の中に向かって声を飛ばしてみる]
−町立図書館−
[帰り道の途中だったので、真っ直ぐに家には帰らず図書館に寄る事にした。
目的の本は――]
あった、『正悪団体図鑑』。良かった、すぐ読めるとは思わなかったわ。
クロちゃんはあんまり動いたり喋ったりしないようにね。
[コートにすっぽり隠した子猫にそう言い聞かせ、ページをめくる。
暫くして、ため息混じりに本を閉じた]
―中心街手前―
悪の組織ねー…もぐもぐ。どうせやるならこんなセコい事しないと思うんだけど、もぐもぐ。考えたら子供に薬飲ませて思い通りにーって悪も世の中にはあるし…お婆さんの心配も解らない事はないわ。
でーも!私は大丈夫!だって花の子なんですもの。
[引っ手繰ろうとしたその手をすんでの所で避けて、根拠のない自信を見せ付けた]
お婆さん、とっても堅いわ。
でも心配してくれているし、今はやめておこうと思うわ。
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