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[至極簡単な話。考えればわかるのに何故。
四つの子供に『お前らの生活を良くするために、この金は使うからな』という言葉を疑える程の頭が無かったからか。
五つの頃には日々に追われ、考える余裕など無かったからか。無意識のうちに見ないようにしてしまっていたか。
それでも、六つになった自分は聞いてしまった、見てしまった。]
『ガキどもに稼がせて俺らは好き放題、最高だなァオイ!』
[そういって高笑いをし、酒を飲み交わす数人の姿を。
駄目だ。と思った。このままじゃ駄目だと。
だから逃げた。着の身着のまま、裸足で逃げ出した。けど、捕まった。殴られた。蹴られた。]
『ちょっと寝てな、アレをやってやらァ。行き場なんざねえように、なァ?』
[挙げ句の果てにはそう告げられたかと思うと、一際大きな衝撃の後、視界は暗転。次に目が覚めた時には、目の下、頬骨に被さるように、粗雑な彫り込みで組織のマークが記されていた。
その時いた近辺でなら一発で其処と関係があるものだとわかる、刻印が。]
『じゃ、精々ガンバレよ?』
[そうして笑って送り出された、といえば聞こえはいい。
つまりは放り出されたのだ。消えない刻印を記されたまま。]
― 七つになる頃:とある村 ―
[刻印の意味を悟られぬ場所を求め、街を一つ、二つ、また一つと越えて、辿り着いた小さな村。
半ばボロ布になった衣服を纏い、顔に妙な模様がある行き倒れの自分を、有難いことに行き着いた村の人々は助けてくれた。
商店を営む老夫婦の元、すくすくと育つ事が叶い、友人も出来た。夢のようだと、思った。
唯一、刺青だけは包帯を巻いて隠していたが。]
― それから ―
[十年ほど経って、老夫婦が亡くなったのを機に、半年ほど村を離れた。
顔に残るソレを誤魔化すために、自分で彫師とまでは行かずとも技術を得るべく。
そうして、気懸りだったソレの上から広く模様を描き、包帯を取って村へ戻った。
商店を継いで、平和な日々を過ごせていた。
と、まあ、此処までが、めでたく終わった平和な話だ。
村で騒動が起こる、あの時までの。]*
― 旅の途中 ―
[娘は立ち寄った村で働いては、幾らかの金を稼いでいた。
今日を生き延びる為、明日を生きる為のもの。
金を得る度に服を買い換えて以前の面影を薄れさせていたため、残る金は多くなかったけれど。]
…………シスター?
[道中、倒れている老いた女性を発見した>>82
着ているものから、修道女のようだった。
獣や賊に襲われた形跡はない。道に迷って力尽きたのだろう。]
[まだ綺麗な修道服へ手を伸ばし、躊躇なく剥いだ。
これならば違和感なく体の大部分を隠せる。
太腿に刻まれている“アレ”だって。]
[修道服に身を包んだ娘は、その場を去って次の村へと向かう。
娘の去った場所に、埋葬の跡を残して*]
― 台所 ―
[キリクから逃げるようにして>>100戻った後のことか。
騒動が終結した直後のように、ぼんやりと消えかけの火を見つめた。]
[先程マコトが話してくれたのは、いつか言っていた風習のこと>>111
“あそこ”では死者が打ち捨てられる事なんて当たり前で。
娘にはいまひとつピンと来なかったけれど。]
私も、炎に灼かれれば穢れを浄化できるのでしょうか。
[その場にまだマコトが居たなら、小さな呟きはきっと聴かれているだろう。]
[直後には何事もなかったかのように、自分の食事を摂り始めた。
マコトが食事をしていた場所からは、少し離れたところで。]
もしそうなら、幸いここにはあなたの恐怖を分かち合ってくれる人がいるでしょう。
もちろん、私で良ければいつでもお話を聞きます。
[水を用意してくれたことにお礼を言い、食事を始めようとしたが、つと逃げるように去っていく背中>>120に]
それとも…あの、覚えてなくて申し訳ないのですが。
もしかして私、あなたに何かしましたか?
[こちらも胡乱に視線を泳がせつつ、聞こえるか聞こえないかの声でつぶやいた。
3年前までは善人の皮をかぶって割と酷い生き方をしてきたから、その時に何かあった、と言う可能性もなくはない。
傷付いた者も多い今、化けの皮がはがれるのは避けたがったが、ばれてしまえばそれはその時だと思っている。
いっそ、何かのはずみにばれてしまえ、という期待さえあった。
ふう、とため息をついて食前の祈りをささげてからシチューとパンを食べ始めた]*
ー 酒場での出会いと別れ −
[匿ってくれと頼んで来た少女は酷い見た目だった。
食うや食わずの生活でも無く、何よりその時は
弱そうに見えた彼女を守ってやりたかった。それだけだった。]
なんだい、その絵は?
子供が描いた方がまだマシだよ。
[お約束通りと言えるガラの悪い連中の登場>>63に、
他の客の酒が不味くなると掌で返したのは、
少女を物置と化した部屋に押し込んだタイミング。]
あんた達ねぇ。
そんだけの図体揃えて、
女の子1人エスコート出来ないんじゃモテないよ。
ダンス覚えてまた来な。
[料理の注文も入って忙しいんだと追い返した男達の
言い分もろくに聞かなかった。
きっと聞いていても同じ対応だっただろうから、構うものか。]
ん? 気にしない、気にしない。
金なんてこの先幾らあっても足りないんだ。
持ってな。
[礼と共に差し出された金>>64は男達を追い返したと
同じように掌を振って断った。
どちらの話も聞かなかったのだから、もう聞かない方が良い。]
そうだね。
あの連中暫くこの街道をうろうろするかも知れないから。
うちの金や物品や村人、客に手を付けないんだったら
働いて貰うのは構わないよ。
その分給金は期待しないでおくれ。
[牧師同様、来る者も去る者も拒まない。
盗み等の問題を起こさないならそれで良い、とあっさり
彼女を匿う事を決めた。]
あたしはヤーニカ。
あんたの事は何て呼べばいいんだい?
[何を抱えているかは知らない。
ただ尋ねたのは呼び名と、服のサイズくらい。
自分の服はなかなか派手で、自分で言うのも何だけれど
ふくよかさには自信があったから。]
女の子が生まれたら
あんたみたいに可愛い子になるといいねぇ。
[姿を変えた彼女の姿に目を細めお腹を撫でた事を
昨日のように覚えている。
お腹は変わらず膨らみはしていないけれど。]
あの子は元気かねぇ。
[どんよりとしたこの雲の下、行く宛てを無くして
立ち尽くしていないか、それだけが心配だった*]
パラリッ──古ぼけた本がまた風も無いのに静かに開いた。
「アリスはwikiに書いてある以外の設定は敢えてしておりません。
皆様と共に生きるキャラですので、設定を逸脱しない限り
自由に命を与えてやってください。
ただし口調の統一などが難しいので台詞は作らないで下さい。」
今度は音も無く本は眠る様に閉じた。
− 食堂の外から −
[ここに来た時は身1つだった。
心だってもう無いと思ったのに。
同じ人狼騒動の生き残りと言う人達と出会い、
見知った牧師やまだ若い少女たちの姿に奮い立つ自分も
確かに何処かにいた。]
美味しそうだねぇ。
他の人が作ったものを食べられるなんて悪くないね。
[窓を叩いた事に気付いてくれたニイナ>>72
差し出されたシチューの皿に、
お腹をぽんぽんと叩いてから親指を立てた。]
今日も美味しそうだ。
すぐ行くよ。
[腹が減っては掃除もする気が起きない。
いつまでこんな何事もない生活が続くのか判らないけれど、
出来ればこのまま、と急ぐ雲を見上げて
屋内へと駆けて戻る。]
ニイナ。
あたしの分、勿論残ってるでしょ?
[バケツを指定の位置へ戻すと足早に食堂へ。
令嬢や修道女のようなお淑やかさとは縁遠い。
年上の自分が元気じゃなきゃ、誰が元気を見せるのだと、
重い髪を後ろへ靡かせながら、早速食事の心配を。]
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