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─ 資料室 ─
あんまり高い所は、ダメよ。
届かないと不便でしょう。
[虚空を見上げて、たしなめる。
妹は手伝えないと拗ねるから。……もういないけれど。あぁ、でも小柄なニイナがいたか。
左肩がズキリと痛んで、今と昔が頭の中でチカチカ瞬く。
まだ収められていない資料を、時系列や内容別に揃えているところに、ノック>>75の音が響いた]
……。はぃ……、
[またニイナかな、とおずおず戸口へと。
騒動中いろいろあったろうに、少しずつ明るさを取り戻して気配る少女を見ていると現実に帰らなきゃ、という心地がして、笑顔ではなく素の表情になりがちだ]
あの。
ごめんね、ニイナ……ありがと。
[予想通り、トレイに朝食を持ってきてくれたニイナに頭を下げる。
これで今日は食事にいかなくていいな、なんてホッとしてしまう自分が情けない]
ぁ。……お、おはよう?
[下がり眉で遅れた挨拶は、少々間が抜けていた]
9人目、善人 レーナ がやってきました。
[彼女はいつも柔らかな表情を浮かべていた。
“人狼騒動の生き残り”、そういって集められた人の中にあっても、彼女は──レーナは、明るく優しく、皆に接していた。
彼女の村は、彼女だけを残し、全滅したという。
それなのにどうして笑っていられるのか。
柔らかながらもやや陰のあるようにも見えるその表情に
彼女の優しい気質から、心配をかけさせまいと無理に笑っているのだろう、と思う人もあっただろうか
『私は皆さんが心配なんです』
『私は皆さんにもう一度笑ってほしいのです』
『だから何かあったら、なんでも言ってくださいね』
[ここにやってきた頃、皆の前でだったか、レーナはそんなことを言ったことがあった。
心配そうに眉をハの字にしつつも、安心させるように笑いながら。
自分のことよりも人のことを優先する、レーナはそんな人間であるらしかった。]
──朝・結社内大部屋──
パンッ
[タオルを広げると小気味よい音が鳴った。
それを窓の近くに張ったロープへと掛ける。
ぽんぽん、と手で叩いた。
レーナは洗濯をしていた。
朝ご飯はニイナが作ってくれるおかげで、朝は時間がある。
かと言ってゆっくり寝ているのも性に合わないようで、何か仕事を見つけては朝の時間を使っていた。]
……うーん、嫌な天気だねー……。
[空を支配しつつある黒雲を見上げて眉を寄せる。
これじゃあ洗濯物が乾かないじゃないか、なんて思いながら、室内に洗濯物を干していく。
黒雲のように迫り来る気配は未だ知らず。*]
─ 回想 ─
[母は妹と引き換えに命を落とし、父は長患い。
蓄えを切り崩しながら生活は支えあえても、心の拠り所は乏しかった。
看病や家事の合間なにかと気にかけてくれた友と、静かに道を説く牧師の声>>78が、娘の小さな世界の中心だった。
身を慎み、祈り、日々を生きる。
そうしていれば、善良に幸せにいられると信じていた。
村の牧師は信頼篤く、神もまたあられるのだと、単純に信じた]
牧師さまったら、今度は病人でも酔っ払いでも犬猫でもなくて牧師さんを拾っていらしたのです?
……えぇと、初めまして。マイダと申します。
こっちの子は、フィリーネです。
[3年ほど前に男が教会に住み着くようになった時、"若い牧師さん"はあっさりと受け入れられた。
娘も牧師の進退を気にしたくらいで、牧師に対するようにキリクを尊敬の目で見上げ、変わらず母の安寧と大切な人々の幸せを祈っていた]
[狼の遠吠えが響くまでは]
皆いなくなったのに……何を、祈ればいいの。
夜が明けたら、私たちは、死んだ皆は、救われるのですか。
[家族も牧師も次々に命を落とし。疑心暗鬼と死が村を満たす。それでもキリクは、変わらず祈り続けていた。
初めは、感謝した。続いて、すがった。
そして最後に、ボロボロで血に塗れた娘は、恨んでしまった。
無惨な現実を救ってくれない神を、無力な祈りを、揺らがないように見えたキリクを。
結社員に諭されるまで治療すら拒んでいた娘は、キリクから目を背けたまま今日に至っている*]
― 貧民街自警団の手記より ―
[×館(掠れていて読むことができない)の主が死亡した。
館の階段から落(この辺りはぐしゃぐしゃと消されたような跡がある)獣に襲われはらわたを食い破られたことが直接の死因である。
屋内での事件であることから、人狼によるものである事は間違いない。
目撃情報から、従業者である××××を人狼と断定。
長い銀髪に青の眸が特徴の娘だ。
××××は現在逃亡中につき追跡を進めているが、山へ逃げ込んだため足跡を追いきれず捜査は難航している。
だが我々自警団は諦めない。
必ずや捕獲し、住民の見ている前でその首を落としてみせよう**]
― 回想 ―
え、私って酔っ払いや犬猫の感覚で拾われたんですか!?
うーん、ちょっとそれは…なんというか……
まあ、でも、しばらくお世話になります。
まだまだこの村にとっては新入りですが、よろしくお願いしますね、マイダさん、フィリーネさん。
[幼い姉妹に初めて声をかけられた>>89のは、まだ見知らぬ村になじめるか不安も大きかったころだ。
だから、結構嬉しかったのを覚えている。
病気の父親を抱えて家を守るその姉妹の、かつて姉と同じ年齢で家族を亡くし、妹と近い年齢で弟は死んだ。
だからどこか人ごとに思えなくて、ちょくちょく気にかけ、もしかしたら父親の介添えを手伝ったこともあるかもしれない。
もっとも、姉の良き友人が既に大きな支えになっているようだ。
そうやって助け合って生きる人々を、心底好ましいと思った。
老牧師の人徳もあってか、覚悟していたよりずいぶんあっさりと村に受け入れられた。
一度踏み外した人の倫を少しずつたどりながら、このままここで暮らしていければ、なんて思い始めていた。
狼の遠吠えが響くまでは]
[血の匂いの淀む村で、亡骸に祈りを捧げ土をかける。
同様に血の匂いをまとった娘>>90に、望む答えを差し出すことは出来なかった。
ただ、自分自身が望む自分の姿を忘れ、荒んだ生き方を送ることの無いように、と口に出すのが精いっぱいだった。
一度は縋ってきた彼女の思いを裏切ってしまったという痛みに、泥だらけの手で胸を抑えた。
目を背けられ、己が信心の限界を思い知らされた。
けれどきっと、彼女の苦しみは遥かに大きかっただろう。
失ったものの重みが違う。
人狼であったとはいえ友を手に掛けた―……
師ならなんと答えただろう。
無慈悲な現実を肯定するか?あくまで理想を説くべきか?
彼女の拒絶を無視して手を差し伸べることは、逆に彼女を苦しめはしないか?
例え嘘とばれていなくとも、人の信仰心を騙したことをあれほど悔やんだことはなかった。
今も側に居ながら、ろくに目を合わせることも出来ないままだ。
折に触れて脳裏をよぎる包帯の白は、ちりちりとひっかくような痛みを残していった]*
―食堂―
[ふと気が付くと見知らぬ――否、見知った食堂の扉の前に立っていた。
お似合いですよ、とヤーニカ>>62に社交辞令以外の何物でもない言葉を返して、それからすぐに食堂へ向かった筈だが、男はまたぼうっとしていたらしい。]
おはようございます。
[食堂にすでに居た人間に目を向ける事無く挨拶を口にして、すぐに奥の台所へと向かう。
まだ温かいシチューを皿へとよそい、そこにあった椅子に腰かける。
行儀が悪いと誰かに言われたかもしれないが、食堂には行かずに台所で食べるのがここに来てからの男の習慣。
シチューに手を付けぬまま、男は暫くかまどの中の残り火を見詰めていた。**]
― 朝・食堂 ―
[けっこう遅れて朝食を取りに行ったとき、ニイナは既に資料室に向かった後だっただろうか?>>75
その場に誰かいれば挨拶を交わしつつ、台所を覗き込んだ]
おはようございます、シスター・クリスタ。
ああ、あの、自分でやります、遅れてすみません。
[そう言ってシチューとパンを椀によそう。
ここへ来て修道女の姿を初めて見たときには、こちらの信仰心がかけていることに気づかれはしまいかと不安だった。
けれど、様子をうかがう限り、あまり厳格な信者と言うわけでもなさそうだ。
人狼騒動ののちに修道院にはいったばかりなのだろうか、と思い始めていた。ただ、なんだか避けられてる気がしなくもない]
そういえば、今朝やっと礼拝室が大体整いました。
これでお祈りや告白を望む人がいれば、いつでも使えます。
そうだ、こんど裏手の木を伐って祭壇用の十字架を作ろうと思っているのですが、手伝っては頂けませんか?
[シチューの椀とパンを手に台所を出ながら、そう尋ねた]*
よ。
[よく知る笑顔>>74が目に入れば、口元を緩めて返す。
彼女を守る、とまでは言えなくても安心させるか、せめて不安はかけないように。彼女の兄の言葉こそが自分の意思、なのだろうと。
確かに初対面の人より気は楽だ、]
おはよう、クリスタさん。それとありがとう。
その、様付けなんかしなくていいんだが…無理にとは言わねえけど。
[薄い青の綺麗な彼女>>83とか、様付けに大きな隔たりを感じてつい訂正を試みてしまうし。柔らかな視線に悪い印象はないのだが。
そうやって受け取ったシチューを食べ、礼を言うとまた返ってきた笑顔>>74には]
ん、あんま無理すんなよ。倒れちゃ世話ねえから。
[気遣う言葉を返して、食事へ戻った。
シチューもパンも、美味い。]
― 人狼騒動にて ―
[村の半数近くは、娘が手にかけた。
「呪われろ」「よくもあの人を」「許さない」
浴びせられる怨嗟は、人数の減少と共に少なくなっていった。]
誰かがやらなければいけないことを、しただけでしょう。
こうやって処刑しても生き残れるとは限らないでしょうが、しなければ死ぬのですから。
――穢れることなど……今更、私が恐れたって仕方がありませんもの。
[また一人怨嗟を零しながら崩れた村人を、感情のない目で見下ろしながら娘は呟いた*]
[使い終わった皿を出されれば、それを台所へ持ち運び洗う。
自身の食事はその後で、昼食の準備の前に台所で摂ればいい。
修道女としても女としてもかなり行儀が悪いが、娘はごく当たり前のようにそうしていた。]
[そしてここにも、台所を食卓にしている男が一人>>94]
おはようございます、マコト様。
[下げられた皿を洗う手を止めることなく、墓守の顔を見ることもなく口にする。
娘の対応は、塩のような態度を気にするような相手ではないと思っているからか。]
[目を合わされずとも全く意に介していない様子で、手が空いた時に水を入れたコップを男の近くに置いた。
ふと、彼が見つめる先の、揺れる赤と黄色と橙に気つき、娘も少しの間だけそれを見つめる。
その視線は、怪訝そうなものだったけれど。]
……おはようございます、キリク様。
[やがて現れた牧師の男>>95に、若干目が泳ぐ。
シチューとパンは彼が自身でよそっていたので、娘は水の入ったコップのみ用意して、台所を出る彼についていく。]
はあ……ええと、ありがとうございます?
十字架は……手伝う、だけでしたら。
[自分でもびっくりするほど薄い反応である。
神に仕える者である彼なら、きっととっくに気づいているのだろう。
今は気づいていなくとも、いずれは気づく。
自分が修道女などではないことに。]
[他者を様付けにしている理由も、そこにある。
とりあえず様を付けておけば役職者への呼称をいちいち気にしなくてもいいだろう、と*]
― 牧師との初対面 ―
……牧師……様?
[同居人となった彼の肩書きを聞いたとき、ぴくりと震えた娘の肩を、彼は見ていただろうか。
そして、]
ええと……
神父様ということでよろしいのですか……?
[頓珍漢な問いが口から出た。
不審がられたなら、「まだ新米で、宗派などに詳しくなくて」と誤魔化そうとしたけれど、随分お粗末な対応だ。
以来、娘はなんとなく彼を避けるようになっていた。
正式な結社員となって身分が確立されるまでは、自身の素性を暴露されたくはないから**]
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