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やはり琵琶法師の類いか?だが、それならば…!
[見立てのとおりならばこの距離で剣戟を捌ききれるはずがない。その憶測で振り下ろした太刀には、肉の斬れる手応えはなかった。代わりに籠手を痺れさせるような固いものに太刀がぶつかる音と衝撃。
そこには獅子を引き連れた異国の騎士の姿があった]
…は、は、さすがに英霊。一筋ではいかんな。
[そう言いつつも、視線はちらりとリリンの方を見る。一撃で仕留められない、引き出しの見えない相手。あまり深く拘るのも得ではない。こちらの技量自体はセイバーとしては並みも並みなのだ]
一人ならばやりようはある…がな!
[剣を太刀先で捌き、振りきるようにしてもう一度、返す刃で騎士を呼んだ男の方に上段から振りかぶった]
― 教会外>>416 ―
裏表のないような方でしたね。
裏表を持てない、というのが正しかったかもしれませんが。
[それは管理者についての感想だったのだろうか。素の言葉が出ている]
…っと。然様でありますな。
多少は、何があって何が補充できるのかは、見ておいた方がよいじゃろう。
後は……2階、じゃろうかな。
[見たいというより、見ておいた方がいい、というのが正しいかもしれないが]
やっぱりね…!
[眼前へと迫る標的。流石はギリシアの英雄か、実力で相手を捻じ伏せようとする自信や見事、だが。]
言ったろ、アーチャーだって!
[弓は、既にある。>>376
両手に持った鉄ノミを交差し強引に穂先を受ける。彫像はとうに矢を放ち、それは来るであろうと予測していたランサーの位置、ずばりピンポイントに頭目掛けて飛来する!]
でも、ここに生きている人達は決してNPCじゃない……。
[ふと上を睨むように見た。
上階へ行く方法を頭で理解してはいなかったが、行ける気はした]
でも、足は必要だな。いちいち公共交通機関を使うのも面倒だし。
自転車かバイクか、……さくらを連れて行くならと車か。
[運転に自信はないが、一応免許は所持している。
運転する機会に恵まれていない為に、未だペーパーであるのだが]
いこうか。
―2F廃墟ビル街屋上―
……さあ、行っておいで、私の騎士。
そうして、彼の物語を魅せてくれ。
[弾む、弾む、その有様はまさに彼の記憶に当てはまるものなら琵琶法師。些かならず華美ではあるが―――]
……ne por chier tans ne t'esmaier
《……欠乏に落胆してはならない》
[詠唱というには詩的に過ぎる旋律に、
弦を押さえる指がおどる。眸の奥の翳りを瞼の奥に隠し。
さして素早い方ではない吟遊詩人の、若葉色の衣の端が散る。>>461
直撃するより前に、騎士が連れた獅子が吼えたけり胴目掛けて飛び掛る。
軌道を逸らさんとする試みだ。
その一方、騎士は反対側から踏み込んだ。
騎士本来の力総てを発揮するわけではない故に、遅くは見えよう、故の絡め手だ]
裏表が、なかったかな。
ない気はするけど、突然化け物に変わってもおかしくない感じ。
管理者ってのは、そういうものかもしれないけど。
中立地帯を保持しているわけだから。
[2階、その言葉に、上を見る。上からなら、この町の姿ももっと良く見えるだろうか、と。
教会を離れて中央ブロックの方へと向けて歩き始めた]
ああ、若さが総てと思えるは若さの証明だな。
構わんよ、年齢や見た目等、気にする事はない。
それだけ根源に近づいたと事なのだからな。
貴様が私の年齢までいきれるといいな。
この戦争に生き残れるとは思えないけどな。
ぬしさまがくるまを出してくれるとか、さくらは幸せ者じゃ。
[買いますか? と問うかわりにいつの間にか小判を弄んでいる>>464]
お供いたしましょう。
だとすれば、そういう時がくれば変わってしまう法則の者なのじゃろうな。
[彼女は、あるじの見立てを決して否定しない>>466。しずしずと、ついていく]
[神に賜いし創造の右腕――The GOD hand――
ミケランジェロの腕が創り上げる芸術品はまるで本物であるかのように命を得る。
それこそは宝具と呼ぶべきシロモノなのだろう。
岩に彫り出されたギリシアの英雄像は弓にまた新たな矢を番え、ランサーへと狙いをつけ弦を引き絞った。]
……小判は、使えないかな。換金場所がないわけではないと思うけど。
とりあえずは心配しなくて良いから。
[中央ブロックの方へ向かい、レンタカー屋を探す。
さすがに新しい車を買うには手続きが面倒だった]
でも、そんなにうれしがられてもちょっと困るかな。
車の運転はそんなに得意じゃないから。
[レンタカー屋を探すのはそれほど時間はかからなかった。教会を離れて少し歩いた所に、西支店がみつかったからだ。
小さい軽自動車を借りることにして、支払いはカードで済ます]
[こちらが踏み込んで男を叩き斬るよりも早く、獅子と騎士が両側から踏み込んで襲いかかる。
宝具を使うかという考えが過ったが、まだ奥の手を持つかもしれぬ相手に秘蔵の刀剣の一つを詳らかにするというのは分の良いこととは思えなかった。気分はいつもより躁状態になってはいたが]
……退き時か。
[思い切り太刀を獅子の側に向け横に力一杯薙ぎ、その反動で鎧も解き、横とびにビルの屋上を転がる。騎士の刃はどの程度交わせたか、ともかく]
[傍らで死闘を繰り広げる英霊達を尻目に、口喧嘩(?)に興じるマスター達 ]
うん。だって若いもん(キッパリ
勿論!見た目だけが全てじゃないって知ってはいるけど、
見た目だって結構大事だと思うんだけどな。
花だって綺麗な姿と良い香りで虫を引きつけなくっちゃタネや花粉運べないでしょ?
[根源という言葉に首を傾げ・・・]
それってばあちゃんもよく言っていたけどさ。
根源探して何したいのか良くワカンナイ。
姿が実際に変わるかどうか、わからないけどね。
変わらないかもしれないし、変わらない可能性の方が高いと思うけど。
変わったら、そのときはそのときで。
[レンタカー屋で調達した車に乗り込み、エンジンをかける。
出発に一瞬手間取ったが、順調に車は滑り出した]
あ、シートベルトはしておいて。かけ方わかる?
[自分もしていなかったなと路肩に停めてシートベルトをはめると、両手でハンドルを握った]
何をしている、逃げるぞ!
[リリンに向けて叫ぶやいなや起き上がり、その体を小脇に抱えて屋上の縁に駆け寄る。そうと決めて走る姿は迷いなく、一目散に]
さぞ名のある武士を呼んだのだろう?
……美しいものだ。また見えたときに見せてもらおう。
[そうとだけ言って、下に見える別のビルに向けて脇目もくれず飛び降りた**]
餓鬼だな、本当に貴様。
引き付けてしまって障害になる事とてあるのだ。
そして、貴様もやはりその手の人間か。
舞台が舞台だけあって、この戦争は歪だな。
貴様も楽しく生きたいだけだというならこの戦争から引け。
命は大事だろう?
根源がわからないならば尚更だ。
ここは貴様の居場所ではない!!
[最後は苛立ちで声を強く上げた。]
[――予感だった。アーチャーの名を冠する以上、攻め手がノミだけということはあり得まい。一瞬睨んだものはアーチャーの瞳。]
―――――――――……ッ
[映っていたものは、予想外の場所から襲い来る一矢。二矢。]
おおおおお!!
[咆哮と共に、受け止められていた穂先を力づくで巻き上げ、そのままの軌道で一矢を弾く。勢いのまま振り回す柄で、続く二矢を叩き落そうとして――間に合わず、僅かに肩を掠めた。
追撃が来ぬ内に、距離を取るべく大きく飛び退く。]
終わったのか?なら、退きどきかね。
[余裕の出来た魔術師やサーヴァントの矛先が、こちらに向かないとも限らない。
パピーはそう判断する。]
・・・・・・戻る時も、同じ方法で良いんだよな?
[入ったけど出られないとか、笑えない話だ。
そう思いつつ、帰りの跳躍を*イメージした。*]
―2F廃墟ビル街屋上―
[>>472 亜麻色の髪の騎士は剣を構え牽制を、
その後ろに、吟遊詩人は
具に武人の動きを見つめて在り。]
――!
[獅子は太刀筋を完全には捌ききれず
鬣を空に舞わせ、胴に一筋赤を走らせた。]
セイバー!
[薙いだ騎士の剣は、セイバーの薄皮一枚傷つけられればよいところ。痛み分け――というにはやや浅い。]
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