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[声を失っていたとしても、
よく気の付くナデージュは教会で子供たちに慕われていた。
そんな彼女だからこそ、
ギュルを連れてくることができたのだろうか]
――――――…ありがとう。
[再度礼を告げる司祭は何処か寂しげな笑顔を浮かべ、
半魔となった少年は困ったような嬉しそうな顔をしていた。
彼女が通り過ぎていけば、ふわりと灰が舞う。
それを案ずる台詞すら今は相応しいとは思えず、ただ]
祈っています。
[何に、とも、何を、とも言えず。
彼らに少しでも幸せをと、心中で付け足した]
[話が途切れたならば、その合間に。
女はしゃあしゃあと口を挟む。
気後れした方がしゃべりにくいだろう、と考えて。]
エステルと、羽がマイダ?
よくわかんないけど、どっちも名前でいいんじゃないのかね。
好きな方を選べばいいさ。
[軽く肩をすくめて、また紅茶を一口。]
ああ、美味しい。
どうでもいいようなこの一杯のために残る人生謳歌してもいいくらいさ。
[少女のカップが空になるのを待って、急須を傾けようと思った。
沈黙は苦ではない。
だが、少女にとってはどうだろう。
話しにくいなら、自分が間を持たせよう。
何となくそんな風に考えていた。]
………したぎいれ。
[それは忘れた方がいいものである気がした。直感的に。>>156
優しく頭をはたかれる感触に我に返り、
ついで懐かしい香りを含む外気に触れて扉の方を見た>>149]
いるよ。
………“いつもの”? カイン。
[彼が買い求める火種の呪符のことを、そう呼んでいたのを思い出して、
ゆるり、と首を傾げてみせた]
そう…そうね…、きっと羽根がマイダ……なのかしら。
[さっぱりした物言いに安堵する様に眸を伏せ。]
今はその名前だけ………。
どうしてここに居るのか、
曖昧なの………憶えているようで、憶えていない。
朧げに浮かぶのは、
魔法陣……人……少女……灰色の羽根……。
蒼穹……と、降り積もる灰……。
[はらはら墜ちる言の葉を飲むように、カップに口接ける。]
??? は肩書きと名前を 人造妖精 エステル に変更しました。
[臥した店主の息はか細く、いかにもこの先は長くなさそうだった。生気が、命が刻々と失われていく。
このまま衰弱してしまうのか、それとも魔物と化して――何れにしても人間としての死は逃れられそうもない。
そしてそれは――この世界ではもう、物珍しいものでもなかった]
――何か言い残すことはありますか。
[聊爾にそんな言葉を吐いた。
微かに、荒い呼吸が静止したような気配を感じる。息を呑んだのか、それとも――]
―――…ともかく教会へ戻ろう。
随分外にいたんだろう。
こんなに、冷えて。
[借りていたケープを脱がせ、
丁寧に灰を払って酒場の椅子に掛けた。
代わりに持ってきていた外套をギュルへ着せて]
すまない、この子を教会へ連れて帰ってくる。
[既に魔と化した少年の手をそっと握った。
ナデージュの邪魔をせぬよう、
エラリーとトロイに静かに告げて、酒場を後にする]
私の事はエステルと呼んで下さい。
[茫洋とした眼差しから幾分か柔らかさを帯びた。
話しかけられれば応じる雰囲気があるだろうか。
少女も沈黙が苦ではない様子だった。
ゆっくりとアップルミルクティーを飲み干し、ことりとカップを置く。]
[ノックに返事はあったでしょうか。
わたしはそっと、扉を開きます。
寝台に横たわったマスターは、静かに眠っている様にも見えました。
その傍に立つ二人の姿が見えれば、私は頭を下げます。
一歩一歩、寝台の近くに歩む度に、床板がきいきいと音を立てました。
マスターの体調はどうなのでしょうか。
わたしはそっと、二人の顔を、そしてマスターの顔を伺い見ます。]
[はらはらと死の灰が舞う中、
司祭と少年は手を繋いだまま歩く。
外套を着せられた少年とは裏腹に、司祭は無防備な格好だ。
少年は困ったように司祭を見上げるが、
司祭はただ笑っているだけだった]
…仕方がない。
スーが直してくれたとっておきの最後の傘は、
今は別の友人の元にあるんだ。
[冗談めかして告げて、握る手に少し力を込める]
ギュル、ギュルスタン。
君がどんな思いで、教会を抜け出したのか。
私にはきっと分かるんだ。
それなのに、探してしまう。
許してくれとは言えない。ただ、…
ああ、エステル。よろしく。
あたしゃ羽がないから分からないけど、名前があることもあるだろうさ。
――そんで、こっちには知り合いとかいないのかい?
その様子からすると、ないんだろうね。
心当たりがないんだったら、その辺、聞いて回りでもする?
あたしも洗濯終わったしね、暇だから。
[あくびをひとつ。
軋んだ身体には、気付かない振りをして。]
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