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ずいぶん人がいるんだな。
〔怖い怪物や獣ではなさそうと分かれば、立ち上がり外の人々を小屋へ招き入れた〕
いったいみなさん、どうしてここにいるのですか?
あ、忘れてた。俺トレイスっていいます。宜しく。
〔自己紹介をして、再び先ほどと同じ場所に*腰を下ろした。*〕
本当、人が増えましたね。
[...はトレイスに同意しつつも]
サユラです。宜しく。
[挨拶をすると、一人少し離れた場所に*移動した。*]
[むくり、とゆっくり起き上がり。一回欠伸をして小屋の中を見回しただろう。]
……ここは、森の休憩所かなんかかい?
[もしそうだったのなら、書置きも書かなくてよかったのか、とめんどくさそうに一人ごちた。
恐らく、寝起きのせいであまり機嫌が良くないのもあるのだろう。トレイスの言葉が聞こえれば、溜息をついた。]
どうしてここに居るって、休めそうな場所だからだ。
もし、この森に来た経緯を言ってるのであれば、オレが知りたいくらい。いつの間にかここにいた。
[そして、この小屋で眠った事実は、今居る自分は"夢"の中でもなさそうだ、という事。
長い夢の可能性もまだあるのかもしれないが、そんなものは見たことがない。
ベッドを椅子代わりに腰掛けるようにして座りなおす。]
……ジーマ、だ。姓は名乗らなくていいだろう?
[もう一度、小屋に居る面子の顔を一人一人見ていく。
見た感じ知り合いは居なさそうだった。ある意味当たり前かもしれないが。勿論、自分が忘れている可能性があるのだが、その時は相手から何か言ってくるだろう、と。]
……。
[頭をガシガシと掻くと、まだ半分ぼんやりとした表情で、皆の話を静かに聞いていただろう**。]
不思議なもんだ。
夢みたいにぱってアイスが出てきたかと思えば
こうやって……
[ほっぺたをつねり]
……あててっ!
目が覚めなかったりするしね?
知ってるヒトも出てこないし。夢にしては。
偶然にしちゃ出来すぎてるってくらい………かな?
[直接に話しをしたメンバー以外は、名前も風体も良く判別できないままで]
なんで此処に居るかは解らないけど…
こんなとこにいるのはおかしいんだよなあーっ…
それだけは解る!
[サユラやトレイス、ヒグラシのパーティーに話すようにぼやくと]
んまあ、朝がくれば、道もわかるかもだし。
…………どれくらいたった?
[ポシェットを探る。………時計はなかった]
ない。残念でした。
[時計はみつからず、どれくらいたったのか、どれほどもたっていないのか解らない。そもそも時間は流れているのだろうか]
ん…うんー……ん?
[ジッとしているとそわそわと心の奥が疼いてくるようで、困惑とも苦痛ともつかぬ表情を浮かべる]
…………こ、怖いね。
ちょっとだけですよちょっとだけ。は は は
[取り繕って]
そういえば、遠い道を歩く時は、
歌を歌えば近いってママが言ってたっけ?
[独り言をわざとらしく口にして、
ハミングをはじめる。]
ふふーふんふーふ、ふーふー
ふんふんふんふー、ふんふーふふーふ
ふんふんふんふー、
ふんふーんふふーん、ふんふーんふふー…
幻術使い ティータ はきゅうようをおもいだしたみたい。(またきてね!)
[青髪の少女の言葉を聞き取れる範囲で聞いていた。
どうも、他の奴らも同じような境遇らしい。自分だけではないようだ。
……少女は、いきなりそわそわとしだして、自分から隠れるように人の影に隠れた。...にとってはそう感じたのだろう。]
……煙草吸ってくる。
[ぶっきらぼうに言って、立ち上がると。小屋の外へと出て行った。]
[自分が場違いなような気がしたのは、確かだが。
どうも、身体を動かさないと不安感に襲われる。小屋の中は安全ではない、のだろうか。
しかし、自分が小屋の中に入った時は、眠気があったからとはいえ不安感は無かった。]
得体の知れない何か。それが怖いってか。
[ぽつり。呟くと、胸ポケットから煙草を一本取り出して。
ジッポーの火で火をつける。チリ、と煙草の先端から橙色から灰色へ、少しずつ変わる。]
……なーんか、おちつかねぇ、な?
[紫煙を吐き出した。微かだが、幼い女の子の鼻歌が聞こえるような気がする。
……まだ他にも居るのだろうか。しかし、探しに行くのも微妙に躊躇われた。それは自分の性格とはあわない行為だから。]
……あぁ、もう。くそったれ。
[煙草を地に放る様に落とせば、靴底でもみ消した。
真っ暗な闇の中から聞こえる幼い声の鼻歌は、特に近くなる事も遠くなる事もないように思えた。
落ち着かない。その感情だけがこの男を動かした。そもそも、こんな暗闇の中で鼻歌歌える余裕があるってことは何か知っているヤツなのかもしれない。]
……こっち、か?
[確認するように呟くと、ジッポーで火を灯し、それを頼りに闇の中へと進むだろう。]
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