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―一歩―
[サンドリヨンたちの集う場所。その拠点の一室、その前に私はいた。ジェルトルーデさんから聞いた、AC乗りの一人である女性の自室である。…経験になる、その言葉から、ここを訪れたのだが…]
(…どう言葉をかけるべきでしょうか、教団ではそのようなことは教わってないですし…)
[と、ノックだけをして困り果てていた。おそらく、ヘヤの中には、なにやら『平穏…』だのなんだのを呟いて扉の前から動かない私の声が聞こえているだろう]
―― 塔南側 ――
[今日もまた、物資を運ぶお仕事だ。
今日は混んでいるのはHELLKITEシリーズと呼ばれる兵器。浮遊可能な飛行兵器で、ヘリのローターに腕が付いたような形状をしている。
腕の部分にはパルスガンや機銃などの比較的反動の低い武器が装備されており、防御力は低いが、数が揃うと厄介な相手となる。
それを南側の端から南側の端へ輸送していた、そろそろ大きな戦いが始まる。下準備、というわけだ]
(今回はトレーラー五台の護衛。距離が短いから、襲われる事はあんまり考えてないけれど…)
[そう思い、僚機のRシリーズ…防御型兵器に目をやった。
盾を装備しているタイプで、盾を含めれば軽量のAC程度のAPがあるものだった。これとオリガがトレーラーの護衛だ]
(…あてにはできないわね。)
(陣を構え稼働中の兵器よりも、無防備に輸送中の兵器の方が破壊しやすい)
(万が一は考えておくべきかしら)
[そんな事を思いながら、ビルとビルの間をふわふわと浮いて護衛中]
/*
お疲れ様です。村建てです。
明日は特に村建てから発言はしないので、村が始まれば各々ロールを開始して構いません。
という伝達だけです。それでは。
>>180
[輸送されるトレーラーに、高速で接近する影]
…英雄が盗賊の振るまいか。本当に英雄と呼んでいいのやら。
いや、まあ。
英雄とは、すぐれた人殺しのことだったか?
[そう一人つぶやきながら近付く影は、"メルカバ"。
突貫から一撃離脱で輸送中の敵物資…恐らく兵器を破壊。
いるであろう護衛都は長時間戦闘は避ける。そんな雑なプラン]
任されるのはうれしいが、しかし放任にもほどがあるな。
少しは…私の事を、考えてほしいものだなっ!!!
[スキャンモードのグラインドブーストから、射程内に入り次第戦闘モードに移行。肩のHEATロケットでトレーラーを狙う。
ACにこの距離で当てるのは冗談じみた話だが、しかしトレーラーに対しては話は別だ]
…防衛兵器1。AC1か。長居はできんな
[情報を基に、そうつぶやく。ACのスキャンは完了していない]
>>181
[遠距離からの攻撃。それによって、眼下のトレーラーが一台燃えた。燃えた、ならば狙撃ではなくロケットだろう]
『―――っ!!』
『やるじゃない…!』
[ビルの壁でブーストドライブを行い、その勢いでターン。
攻撃が飛んできた方向を正面に捉えた。見えた相手は軽量機だ。装備はショットガンとパルスガンだろうか?
ショットガンは装甲で弾けるだろうが、パルスガンの攻撃は装甲では弾けない。しかしショットガンとて、衝撃でこちらのKE防御を削ってしまえば貫通するだろう。ピンチだ]
(幸いなのは、よっぽど防御が偏ってなければこちらのスナイパーライフルは向こうの装甲を貫通しそうな事かしら)
[それだけ思い、トレーラーに全力で退避するよう命じた。同時に、盾つきに身を挺してでもトレーラーを守るよう厳命する。…あの兵器は足が遅いから、狙撃からトレーラーを守るのは難しいだろうが]
『狙撃させずに、追い払うのが私の役目かしら…ね』
[呟いて、ビルとビルの間を縫うように進む。中距離程度まで距離を詰めながら、ビルの隙間を狙うように敵の機体をスナイパーライフルで撃っただろう。
牽制だが、甘い一撃。回避しようと思えばできるはずだ。]
“フリチラリア” レイス・メルノ が見物しにやってきました。
>>182
―――やはり来たか。
[動き出す敵ACを視界の端にやりながら、呟く。
ロケットで断続的に敵の防衛兵器ごとトレーラーを狙いながら、同時に移動を微調整しつつ敵ACの動きを見る。]
軽量逆関節か。ふむ。
…捕まえてしまえばいいのだな。
[とはいえ、ここは敵ACの撃破が目的ではない。冷静にならねばとため息をついて、同じく建物を影にしながら敵との位置関係を図る。
いくつかのロケット弾が防衛兵器に命中する。頑丈なようだが、衝撃力の高いSU05 Jackalを数発受ければかなりのダメージになる]
さあて。手並み拝見と行こうか。
[とすれば、ここの問題はあの防衛兵器ではない]
["体"を捻って、相対する]
[スナイパーライフルの銃弾を、軽く"左足"を蹴って回避]
[――感覚が、戦場の興奮と共に鋭敏になる]
―――さあて。一撃だけ、お相手願おう!
[撃ってきた相手に、ブーストをかけて接近しながら、HEATミサイルを同じく牽制で放つ]
村の設定が変更されました。
/*
>>レノス様
たった今枠を開放しましたので表への移動をどうぞ。人数の関係上レノス様にはC狂(ヴェニデ側)を希望していただけますようお願い申し上げます。
“フリチラリア” レイス・メルノ は、9人目として参加することにしました。
>>184>>185
[敵は移動しながらロケットで攻撃できるだけの練度があった。防衛兵器の盾はKEに強い。つまり、HEATロケットに対しては無力であった。数発で盾のAPがふっとび、壊れた。残りは裸の本体だけだ]
『まぁ、助けるつもりなんて無いけどね』
[悲しきかな、雇った兵器は弾除けなのだ。死んでもらおう。守るべきはトレーラーであり、報酬金だ。
相手はライフルの攻撃を軽々避けたようだ。想定内、と同時に、こちらに来る様子に少しだけ頬を釣り上げた。攻撃を無視してトレーラーに突っ込まれないなら、やりようがある]
『一撃と言わず、長々とダンスを願おうかしら?』
[外部スピーカーでそれだけ告げて、もう一度壁を蹴った。回避兼移動だ。相手から距離を離しつつ、トレーラーからも距離をとるように下がる。
ビルの壁を蹴り、時にハイブーストで軌道修正を行い、また壁を蹴りというオーソドックスな移動。
同時にスナイパーライフルを放つ。ようするに引き打ちだ。
この攻撃、最初の狙いは甘いが、二撃目以降の狙いは鋭いだろう。二次ロックだ。長くロックする事で、相手の移動先を予測して弾が飛んでゆくという特性だった]
(…さて、どう出てくるかしらね)
(どちらも軽量機だけど、軽量二脚の方が直線的な動きは速い)
(こちらの攻撃を無視して突っ込んでこられたら、少し分が悪いわ。いずれ追いつかれて、両手の武器に焼かれる事になる)
(ただ、ライフルの回避運動をされたなら…さすがに、こちらが逃げる方が早いかしら)
[そんな計算をした。もっとも、どちらの想定も“こちらを追ってくる”のなら、という事が前提だが]
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