情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
―村の中心部―
[カラカラと台車を引く音が、舗装されていない村道に響く。年季の入ったその台車には、薪が束になって積まれていた]
おばちゃん、元気してたかい?
普段より早いけど、いつもの持ってきたよ。
[白い息を吐きながらも、道端の村人へ笑いかけた。手慣れた手つきで薪を持ち上げ、家の裏へと運んで行く]
宿屋に呼び出されたみたいでさぁ。
いつまで用事がかかるのか分かんないけど、
薪を切らしちゃ大変だろ。
風邪なんか引かず、長生きしてよ。
[軽口交じりの会話を幾らか交わし、再び台車を引く音が始まる。白い雪の道に、くっきりと跡を残しながら**]
― 凍湖 ―
[自分の背にある湖は、夏と言う季節なのに凍っている]
は…ぁ…。
[大きめに息を吐けば、視界が少し白く染まる。
そのまま森の方に視線を移す]
凍れる湖に。
[先生は言い伝えの起源をどうにか知ろうと頑張っていたけれども。
自分は、それをただ手伝うだけで。
自ら、何かを知りたいとは、思ったことが一度も無かった]
言い伝えのある森……。
[ひゅうひゅう、と風が、凍湖から森へ駆け抜ける。
髪を押さえながら、その音を聞き、しばらく森を見つめる]
……ん。
[再度、息を吐いてから。
鞄の中から薄荷煙草を取り出して、咥えれば。
息を吐いた時とは、違う白が、視界を染めた**]
[ミルクを飲み終えたならアナスタシアかオリガに問いかける]
あの、ごちそうさまでした。
今日はこちらでお世話になるということでいいんですよね。
[手紙がきたことを伝えて確認し、理由を知っているかたずねる。
返答がもらえたなら、部屋への案内を頼んだだろう]
できれば角部屋がいいのですけど…。
[夏とはいえ、寒風吹きすさぶ中の外出に少々疲れている様子が見える]
[もしもそのやりとりに気がついて、誰かが話しかけてきたならば返答しただろう。
部屋に案内されたなら、礼を言ってしばし寝台にてまどろむ]
…ああ、水車小屋みてみたかったな。
[実際に見えるわけではないけれど、起きた時間が夕飯までに間があるようなら誰かに案内を頼んでみようかと思いつつ…**]
[村の大半を回り終えた頃、前方によく知った人影を見つけた。
一人っ子のイヴァンが、兄のように慕っていた相手]
……ミハイル兄さん?
[切り花と渋い顔をして睨めっこしているその姿に、きょとんとしてから思い出す。
ああ、そうか、今日は]
兄さん、はい。財布忘れてたよ。
[そう言いながら、自分の財布を飄々と相手に手渡す。中身は多くは無いが、切り花くらいなら買える筈。
それから彼が買おうとしていた花へ視線を落とした]
きれいだね。
[白い息を吐きながら零した声は、何処か寂しげだった**]
(サーシャ…)
[驚いたのは引き篭りの彼女が招かれていた事を知らなかった事。だがすぐに納得のため息に取って代わる]
(確かに。数合わせと考えれば納得の人選だ。誰にとっても)
あ、いやなんでもないよ。
[後で話す機会は幾らでもあるだろう。
美味しくも不味くもなさそうに、...は淡々と食事を*再開した*]
連絡……?
[弟の様な幼馴染の言葉に、女はゆるりと首を傾ぐ]
いいや。
なんだい、それ。
[初耳だと謂わんばかりに返して、ロランからの説明を聞き]
……そう。
ただの噂だろうに、面倒くさい事だね。
[やれやれと、肩を竦める]
あとで返す。
[何処か寂しげな声に。
彼の耳元に、小さく呟くと。]
[灰の眼を僅かに細めた。]
ありがとよ。
……なんだ、お前。 どっか行くんか。
[財布を返しながら。軽く、首を傾げて問う。]
[台車を引くのには、やや早い気がした。]
[こちらの向かう先は、云わずとも。]
[祖父の眠る場所はひとつ。]
[湖。]
**
[夏でも凍れる湖。
付近にある質素なベンチに積もる雪を軽くはらい。
腰掛けて、薄荷煙草の二本目を取り出す]
行かなきゃいけないんだけど…。
[宿には行かなくてはいけない。
役場から名指しで来た手紙に逆らう事は、自分は出来ない性分だ。
けれど、呼ばれる理由がわからなくて。
研究室を出たのはいいけれど、すぐに行く気にはなれないまま]
もう少し、だけ。
[コートの襟をそっと立てると、二本目に火をつけた**]
[ロランの食事が終われば、また後でねと。
軽く手を上げ、宿を辞した。
外へ出ると、途端に冷たい風が身を切る様に吹きつける]
……っ。
[外套の襟を立て、風を避ける様にしていると、
どこからか紫煙が流れてきて]
誰……?
[燻る紫煙を追ったさき。
初めて見る顔の女へ、*声を掛けた*]
あまり変わっていないよ、姉さん。
この村が変わらないように、村の中にいる限りは。
[刺激と変貌を欲すれば、村の外に出るしかない。
ここにあるのは停滞と緩やかな退廃]
(だからこそ…)
[頭を撫でられるのを厭わず、食事を続ける]
(頑なに村は変わる事を拒絶する。研究所の存在だって、中央の意向さえなければどうなっていたものか)
ごちそうさまでした。
[フィグネリアと一旦別れれば、アナスタシアを物陰へと誘う]
地下牢の掃除はここを出る前までに、従業員の方にお任せします。使われる事などないとは思いますが。
薪は後で村から持ち込まれる手筈になっていますので、
今以上の補充は考えなくても問題ありません。
[などと、村長からの意向の伝達やら、今後の準備への打ち合わせなどの話を手早く済ませた**]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新