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ワシとてそんなことはせぬわ!
……多分、の。
[カレーを一口掬っては、注意深く口に運ぶ動作を繰り返す。
途中で熱さと辛さに襲いくる涙は堪えて、
完食した後の食器を、何かやり遂げたような表情で眺めた]
おう、マスター。その言葉、しかとこの耳に焼き付けたのじゃ。
……いや、忘れることもあろう。すまん、もう一度言ってくれ。
[>>429を聞いた後、荷物から狐耳を取り出して
ボイスレコーダーのスイッチを確認すると頭部に装着した]
ぐおぉぉぁぁ・・・何だこの爆裂的な衝撃と辛さは!?
さ、流石は店主殿ッ・・・これもまた試練なのですなっ!?
ならばこのドンファン、見事に平らげてみせましょうぞォォォ!
[ぷちすぺしゃるカレーを物凄い勢いで食べる喰う―――飲む・・・! その様相は傍から見たならば一種の勇者に見えたかもしれない。 早食い王と言う名の。]
ぐ・・・ぉ・・・か、完食ッ!!!
や、やひゃり店主殿は凄いおひほであった!!
・・・何か飲み物を頼みまひゅる・・・
[>>427そこに古風な落ち着いた格好をした女性のウェイトレスがやって来て飲み物を置いた。 すかさずそれを手に取り・・・]
おぉ、これはかたじけない! (ガッ ゴクゴクゴク・・・)
あ、これすげー旨い!!
[言われた通り、ヨーグルトを入れてカレーに舌鼓。JJが耳を押さえていたならば、慌てて謝罪しただろう。]
俺はユーイチ。あんたは?
[話しかける相手が、よく30秒ニュースで見かける相手だとは気づく由もなく、名前を聞いたり所属を聞いたり。]
へー、たまに浮かんでる魔法陣あんたが作ってんだ。……あのさ、今度の火曜日マラソン大会なんだけど……中止になるように河原に城作ってもらうことってできない?
[こっそり小声でお願いしたりしながら、交友を深める。]
え、挑戦状て……JJあれ食えたの!?
[途中おっちゃんとJJとの会話が耳に入って、素っ頓狂な声を上げた。]
っぶっはぁぁ! ふぅ、落ち着きましたぞ。
[少し怪しい色をした飲料を一息に飲み干した。 >>431直前にグラジオラスから投げかけられた質問には真面目な顔で答える。 ただし視線は彼女(主にその服装)から少し外して]
正悪表裏一体とは俺の信念でもあり、拠り所でもあるのです。
確かにどちらか片方がいなくなれば争いはなくなるかもしれませぬ・・・しかし、必ずしもどちらか一方が正しいわけではない! 正義には正義の、悪には悪の正しさがあると俺は思うのです。
間違った正義、間違った悪を正すのがそれぞれの役目。
『己の信じた道を全力で真っ直ぐに向かって爆進する!』
これは素晴らしい事であると団長殿からも教わりました。
[真摯に熱く語るその姿はどのように映るだろう。 若輩者と笑われるだろうか、それとも良き志を持つ者だと感心されるだろうか。]
己の道を信じて進む! それでよいではありませんかワン! ・・・ん、何か変だワン!?
[若輩者であった。]
[ユーイチに向けられた謝罪の言葉には、気にするなと手を振り]
うむ、食えた。朝飯前じゃ。
……そっちの御仁は?
マスターの知り合いのようじゃが。
[魔王に話しかけて自己紹介程度のことは済ます]
ふむ、この町には魔法を扱える者が多いようじゃが。
何か力を強めるモノでもあるのかのう。
>>432
[JJがなにやらを耳に取り付けたのを見て。]
おぬし、若いのにもう耳が遠くなっとるのか?
むむ、ならばもう一度言おう。
[ほんの少しだけ照れくさそうにしながら、先程>>429の台詞を繰り返す。
その途中、ドンファンの吼え声>>433が聞こえてきて、溜息一つ。]
やれやれ。あやつもわかっとらん。
ぷちスペシャルカレーを食することなど、試練のうちにもはいらんわ。
――というか、なんじゃその食べ方は!
食べ物というものはだな、料理を作った人、ひいては食材を収穫した人、その食材を育てた太陽と大地に感謝しながら、ゆっくり噛んで食べるもんなんじゃ。
わかったか、こりゃ。
[ドンファンの頭にごつりと拳骨を落とすのに真剣で、見慣れないウエイトレスには気付かなかったらしい。]
かたじけない、マスター。言質はとったのじゃ。
[頭の上のボイスレコーダーを外した]
ぬう、ぷちすぺしゃるカレー完食とな?
とすると、あ奴が我の当面のライバルというわけじゃな。
[マスターに拳骨を落とされるドンファンへと近づいていく]
……ごちそーさまでした。
[食べ終わって両手を合わせ、ぺこりとお辞儀をする。]
お、まろん亭名物おっさんの拳骨だ。
[喫茶まろんと中立亭がごっちゃになった名前を呟きつつ、JJにくっついて大騒ぎの元凶の元へ行ってみる。さっきから気になっていたのだ。何せ店の端から端どころか、道路はさんで向かい側にいても聞こえてきそうな音量だったので。]
[ドンファンの力強い言葉は確かに響くものがある。
頷きながらも、何故か自分から視線を逸らしているのに怪訝な表情を見せた]
そうね。双方共にそれぞれなりの正義があるわ。
それに諸手を挙げて賛成、とは言えないけれど…間違った正義、間違った悪を正すのがそれぞれの役目だというのには同意するわ。
ええ、これで心置きなく。
[小さく呟き、うっすらと黒い笑みに顔を歪めたのには皆に気付かれただろうか?]
ところで…どうしたの、まるで犬よ?
私達の天敵の、犬みたい。壊したくなるほどにそっくりよ?その話し方。
[突然ドンファンの言葉尻に鳴き声が加わったのに>>435いつもあれやこれやと難儀な思いをさせられている犬を思い出し、胸元のペンダントに手をかけた]
面白そうな話をしておるのじゃな。
[空になったカレー皿から、視線をドンファンに移して]
まさしく正義と悪は表裏一体。薄いガラスの裏と表のようなものじゃ。
ふむ、御主、よい瞳をしておるの。
あいや、不躾にすまぬ。して……改造犬人間かや?
おお。すげー。
[悪の女幹部とよくすれ違う都合上、露出度の高いぼんきゅっぼんなねーちゃんを見る機会は他の男子高校生より多いと思うのだが。それでもグラジオラスの格好には思わず声が出た。]
あれ? 駄菓子屋のトメばあちゃんと、宅配便のにーちゃんと……
[奇妙な取り合わせに首をかしげる。弁当を忘れたとき、カンナギにはたまに世話になっているのだ。]
それにあいつどっかで見かけたような……。
[カルロのほうをみて首をひねる。つい先日クラス替えをしたばかりなので、クラスメートでも後輩でも気づかないかもしれない。]
なんかすごい取り合わせだな。そっちの熱血応援団長、知り合い?
[ドンファンのことを、てきとーな言い方で指して、誰にともなく聞いてみた。]
おぉっごっふぅ!?
て、店主殿なにをなさるワン!?
っだぁぁ、一体何なのだこれはぁぁワン!?
[店主からは拳骨を見舞われ、グラジオラスからは色んな意味で引かれ野次馬まで出来る始末であった。
>>441 そこで変わった装備を付けた男に話しかけられると]
おぉ、ガラスの表と裏とは良い例えですワン!
お互い背を合わせ己を磨き上げるのが正と悪でしょうなワン!
・・・改造はされておらんのだが、よく分からん状態だワン。
[もし耳と尻尾があったならば、へなぁ〜っとなっているだろう]
新しいな。その語尾だと、何を言ってもホノボノとしそうな。
今度の新型に、オプションでつけてみるか。
[ひとりごつと、ドンファンが完食した皿についたカレーを指でなぞり、口へ運ぶ。
地面を向いた顔は、天井へ。思わず雄叫びを上げかけて、飲み込んだ]
『己の信じた道を全力で真っ直ぐに向かって爆進する!』か。
お為ごかしのない言葉じゃが、して
……御主の言う「正しさ」「間違い」とは、何じゃな?
―回想とか―
はいお疲れー。
[ドンファンとマスターの殴って飛んで戻ってきてのすったもんだは『元気だなー』の一言で一笑に付し、通されたボックス席で、ドンファンがでかい声>>421を張り上げればのん気に応じる]
あ、おっちゃん。
こっちアジフライで。
[注文しつつ、十人前くらいの代金を先に渡しておく]
その値段でオーダーストップだかんね。
余ったらその分また今度おごってくんない?
[と、半分頼みごと。あとは、学生のカルロにあれこれ勧めたり、ばーちゃんとのん気に町内の世間話に興じたり]
あー、いやそんな大層なもんじゃないよ。
大将ンとこと違ってウチ、個人経営だし。
…勇気あるね、君。
[なにやら感銘を受けた様子のドンファン>>430には軽くぷらぷらと手を振っておく。カレーを注文したのには、少し驚いた。熱いたべものがとことん苦手な身としては、その姿はまさに勇者の器に見える]
どちらか片方いなくなれば、かぁ…
わっかいなぁ…
[ドンファンに真剣そうに見える表情で訪ねたグラジオラスの言葉には、つい苦笑が漏れてしまった]
そう簡単にいなくなりゃしない…っていうよりあとからあとから沸いてくるもんなー。
できることって言ったらそのつどジャスティス。
[半ば独り言のように呟く言葉は、ドンファンの大きな声の横で、果たして誰かの耳に届いたか]
魔王もまた沸くんだろーなー。
しばらく休業してくれたら助かるんだけどなー。
[そんな望みとは裏腹に、既に魔王ニュースが流れ、しかも当の本人がすぐそばで水飲んでたなんて知らない]
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