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―中立亭・前―
[カンナギからの提案>>342を受け、半ば強引にその場にいた者全員を連れて戻ってきた。 ちなみに道中で魔砲をぶっ放した本人であろうカルロも合流している]
確かにこの店ならば我々にはうってつけですな!
正も悪も皆一緒に肩を並べて公平に騒げるとは素晴らしき店だ!
店主殿ォォ、このドンファン 使命を果たし試練を乗り越えて無事帰って参りましたぞォォォォォ!
[大声で帰還を告げながら店内へと入ると、『うちは騒ぐ場所じゃねぇぇ!!』との店主の声と共に・・・以下略である。 ちなみに、本日最高の吹っ飛び飛距離であったという]
うぬぅらごっはぁぁ!? (ズドカーン!)
なるほど……世の中の仕組みというわけじゃな。
ほう、意外じゃな。ユーイチが先生候補とは。
あ、いやいや、失礼。別に他意はないのじゃぞ……本当に。うむ。良い御仁に巡り合えたのじゃな、お主は。
[うむうむ、と頷いて]
ワシか?いや。
正義にも悪にも、取り立てて所属する義理もないのでな。
正義あっての悪、悪あっての正義。どちらが欠けても成り立たぬ、車の両輪のようなものじゃ。
……とワシは考えておるの。
あー、うん。多分そう。
[世の中の仕組み、という言葉は良くわからなかったが、頷いてみる。先生を目指すことに驚くような言葉には少し笑って。]
まー、先生も高校の時はそんな教えるのとか得意じゃなかったみたいだし? どーにかなるって。
[特に気にせず笑って見せた。]
正義あっての悪……?
[JJの言葉には首をかしげ。]
悪あっての正義はなんとなくわかるんだけどな。怪人居なきゃ正義の味方もやることない、ってことだろ?
でもその逆は……?
[そこまで言ったところで、店の扉が開いて一騒動が起きる。]
うわ、あいつよく飛ぶなぁ……。
[そう呟いて、カバンから取り出したペットボトルのオレンジジュースを一口飲んだ。]
うむ、勉強を教えるのが大得意な高校生というのも、将来が心配じゃの。
よく遊び、よく学び、よく遊ぶ。要は、大事なのはバランス、ということじゃ。
正義と戦って、勝利を勝ち取るのが悪の真髄。健全な悪とはそういうものじゃよ。
苦労なくして得た報酬に、価値などなかろう。
……ほう。本当に、よく飛ぶ。
反重力体質なのかもしれんのう。
へへっ、遊びならまかせとけ!!
ボーリングでも肝試しでも酒盛りでも……
とと、なんでもない。
[うっかり失言を苦笑で誤魔化して。胸を張れるほど遊んでいることを主張してみた。]
正義をぶったおすのが悪のしんずい……? あれ? 正義は悪をぶったおすことだよな。 んでもって悪が正義をぶったおすことで……?
[哲学的(?)なループに入り込みそうだったが、ドンファンのあまりのぶっとびっぷりにそれはかき消された。]
反重力……そういや重力制御体質なら後輩にいたんだけどなー。学園祭のアーチ設置たのんだら、怪人のプライドがどうのこうので喧嘩になっちまって。
[あれは惜しいことをしたなー、と振り返る。怪人やヒーローの能力を、なんか便利な力としか捉えられない自分の責任を、ほんのちょっとだけ感じながら。]
ほっほ、遊んどるようじゃの。善哉。
……考えるな、感じるのじゃ。
ほほう、それは興味深い怪人じゃな。ワシに紹介してくれんか?ぜひ検体に……。
[サングラスの奥の瞳が輝いた]
だいたい、悪人が悪を名乗っても、世の中が悪ばかりでは目立たぬし、つまらぬじゃろう。
[そうこうしているうち、注文したカレーがどういう形で出てきたのかは、あまり想像したくない出来事として心に刻まれた*ことだろう*]
[そより。]
[吹き抜ける風が、少女のポニーテールを揺らす。
雨は少女の訪れと共に止み、いまでは元の日差しが降り注いでいる。]
……どこへ行ったのでしょうか……
世界を破滅へと導く、諸悪の根源――
[気配を追うにも、その気配すら感じられず。
ただただ、静寂が漂うのみ。]
――急がなければ。
[とん、と地面を蹴り。
青薔薇の豪奢なドレスと違い、少女の身に纏う黒と青の簡素(シンプル)なローブが、風にはためく。
ふわりと宙を舞い、向かう先は―――― 町の中心の広場。]
―ジンロウ町中心部・広場(上空)―
[藍(インディゴ)に映るは、中央の噴水。
そして……]
[す、と白い手をかざす。]
永久氷壁の護り《ペル・マ・フロスティ》
[噴水の水面が、一瞬、白い光を帯びて動きを止め。
再び何事もなかったかのように、動き出した。]
[ほどなく魔法陣も城も消えた。
30秒ニュースになるかならないかの日常茶飯事。]
カンナギさん始め、駆けつけた者たちごと消えてなければよいのですが――
まあ、せいぜい異空間に飛ばされるくらいでしょう。
[それで単位を落とした学生幹部もいたらしいが、現状、あまり心配していなかった。]
[ちらりと時計を見やる。]
感電機の取り付けは後にして、そろそろご町内の巡回に行きましょうか。
[声かけは布教に大切。
時には聖ヒーロー候補や異端ヒーロー容疑者も発見できる。]
[神父は、留守中に来客が来たらわかるように礼拝堂の扉の前に小石を置いて出かけた。
すれ違う人に挨拶したり、信徒の家を訪問したりする。]
何かお困りの際は教会へ。
我々がお手伝いします。
懺悔にもいらしてくださいね。心が軽くなりますよ。
聖ゲルトは努力する者にはきっと救いの手を差し伸べてくださいます。
[戦闘員にも声をかけ、夜回り先生みたいなことをしつつ。]
─回想・魔王城中空、魔法陣前─
[煙が晴れると、其処には喫茶まろんで見た事のある顔が浮かんでおりました。
全く想定外の自体にただ、呆然とその場に佇む青年を尻目に…周りでは色々と大変な事になっているのだけれど]
[そんな事もお構い無しに、目を擦り]
[再び、魔法陣を凝視し]
[…再び、目を擦り]
[三度、魔法陣を凝視、大事な事なのでばっちり3回の確認を経て]
あれ、力加減間違えたかな。
何で魔法陣がさっきの…メイアルさんだっけ、の顔に…。
[首を捻って唸りはじめた...。
暫くすれば、城と一緒にその顔(?)も消えただろう。
─大量に残る魔物達の姿を残して]
[顔の事で悩んでる暇では無いのは、魔物の数を見れば一目瞭然だった]
増援入るよっ、片っ端から動けなくすれば良い?
[急ぎ、老婆やドンファン達の所に赴いて、浄化作業へのサポートに回る。
尋ねた言葉への同意が得られれば、すぐさま《言葉》を紡ぐだろう]
《殲滅の弩:TypeSpo/バジリスクの毒》
[魔物を捕縛する植物(>>327)、魔物を追い込むカンナギ(>>325)をサポートする様に。
漏れなく、残りの魔物に的確に命中させて行く《ソレ》は、魔物の自由と意識を奪って行く。
魔物とは言えど、流石に神経毒に抗う術は無い様だ。
…途中、見知った熱血ヒーローが植物に捕縛されていたりもしたが…]
[粗方捕縛が終わり、後は浄化だけになったその場に《雨》が振り出したのは、その時の事
降り注ぐ雨は、片端から魔物を浄化…を超えて、消し去って行く]
何だよ、これ。
《魔法使いの両腕/聖女の泪》
…って、最高位クラスの魔法じゃないか。
[誰が…と辺りを見渡せば、自然と視線の集まっていた老婆。
大きな声の熱血漢からは賞賛の声まで上がっているし…どうやら、自分の予想は間違いでは無い様だ]
此処まで見事な遣い手がいるだなんて。
…でも、何処かで見た事がある…様、な?
[はて…と、自分の記憶から、老婆の顔を探し出す。
カンナギの誘い(>>342)には生返事で頷いて、後ろを遅れずに着いて行っただろう**]
─回想・了─
>>332
[白衣を着た人物が青年を抱えて入ってくる。
それを見て、くいと片眉を上げた。]
いらっしゃい。
ここでの人体実験はお断りだよ。
――行き倒れ?やれやれ、面倒じゃな。
[ぶつくさ言いながらも、青年を奥のソファー席に寝かせておく。]
ハムカツサンド一丁な。
>>339
カレーを、辛口で、だと?
[ぎろり。目の奥が怪しく光ってJJを睨みつける。
ついで、便乗した高校生もぎろりと観察して。>>347]
おまえたち、ヒーローか?怪人か?
…いや、違うな。鍛え方がなっとらん。
一般人なら、まあ普通のカレーで良いじゃろ。
[そういって奥へと入る。
やがて、店の厨房から、赤い光と溶鉱炉が煮えたぎるような音が漏れてきた。]
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