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―聖ゲルト教会―
ちわーっす。 あなたの町のジャスティス急便ですー。
お荷物のお届けにあがりましたー。
[ごんごんごん]
[教会の扉を遠慮なしにノックする。やがて見知った顔が出てくれば、ぽんと荷物の包みを渡してサインを受け取る]
まいど!
んでさ、神父さん。
ちょっとジャスティスしてくんのに屋根、借りていい?
[言って、くいっと親指で示す。ちょっと前までなかったはずの、城]
いやー、なんかまたやっばいことんなってるらしくてさ。
ごめん。ありがと。恩に着るよ。
それじゃ。
[神父が呆気に取られている間にも、てくてくと後ずさりして十分な助走距離を確保し。止める間もあればこそ、秒間63km/s ²の加速度で突っ込み、教会の屋根を巨大なジャンプ台代わりに、城へと大きく跳んでいった]
っくぅー…今までのタイヤじゃこうは行かなかったもんなぁ…ありがと、あにゅー!
―城の前―
やったー!ありがとうございます。
[声は途切れてしまった。
届くかなあと城の中に声を送ってから、城の上に広がる魔法陣を見上げる]
どうやってエネルギー吸い取ってんだろ。
ううん、俺ももう少し魔法使いやってれば良かったかなあ。世界を滅ぼす魔法は結局研究しなかったし。いやあ凄いわ。
――中心街手前――
[菓子袋に伸ばした手は、すんでの所でかわされた]
む……
(常人に見切れる速さではなかったのだが……この娘、なかなかやるのう)
[一瞬険しい表情を浮かべるも、やはりそれも日常茶飯事なので深くは考えない]
この前には、何故だか色んな悪の組織が集まってるからのう。
用心するに越した事はないよ。
[手を止める様子に笑顔で頷いて]
お嬢さんは花の子なのかい。どうりで可愛い訳じゃ。
お嬢さんみたいな子にも会えるのが、この町の良い所じゃのう。
─回想・中立亭こと、喫茶まろんにて─
[砂糖が浮いたクリームを掬うと、そのまま口へ運び、その甘みに顔を綻ばせる
甘み堪能していると、どうやら新しいお客も顔を出した様だった]
ほへはひはふほ。(それは違うよ)
[声を出してから、スプーンを咥えたままだった事に気付いて。
口からそれを外して、再び声に出す]
それは違うよ、自称じゃなくて他称。
ボクはただ、色んな事の合間合間に正義の味方やってるんだからさ。
…いわゆる、片手間ヒーローなんだよ、おっけー?
[其処だけは譲れないらしい。
訂正する様に、しっかり、はっきりと口にした
そんな事を言った所で、相手は聞く耳を持っていただろうか]
[軽い足音を響かせて入って来た少女には、笑みを向けて。
メニューを持って、慌しく去って行く様子を見送っていた]
─引き続き、中立亭こと喫茶まろんにて─
[どうやら、件の彼は無事であったらしい
吹っ飛ばされて戻って来たと思えば、大声(>>127)で自己紹介をしてくる
その後…再び吹き飛ばされるのを半目で見つめながら]
はじめまして…で良いか、ボクはカルロ。
一応だけど、片手間でヒーローやってるよ。
さっきは相手が被っちゃったみたいだけどねー
ま、ドンファンさんが暴れてくれたお陰でラク出来たから良いんだけど、さ。
[メイアルに倣って、ドンファンに声をかけただろう
序、とでも言うかのように、先程見ていた事も一緒に。
吹っ飛ばされてはいたが…聞こえているよな、と、たかを括って]
─回想・了─
[礼の言葉が届いたのかどうか、無反応で、簡単な配置などを終える]
これぐらいでよかろう。
あまりやりすぎるものではないのでな。
[どちらかといえば城の中身を動かしたくないという程度の態度で、また玉座へと戻り]
ほぅ…もうそろそろこの島国ぐらいは消せるようになったな
…と思ったら、屋根はジャンプ台だったんですか。
[額に手をかざしてカムナギを見送る。]
むう…あの力量。
聖騎士候補として本部に推薦すべきか。
もうしばらく様子を見ましょう。
[その男がくしゃみに襲われたのは、例の店で自身の噂>>110をされてからやや後になってからだった。]
……ああ、忌々しい。
[あの女が何か妙な噂でも吹き込んではいまいか、と思った。
もっとも、その噂はヒルデルードの真の目的を暴くものではないだろうと推測することはできる。
しかし――]
「そのー、大将がただの大きなお友達だって勘違いされるだけなら、別にウチらにもボスにも損は無いんじゃないんすか?
偽情報ならむしろ得っすし」
[ふっと実体を見せた使い魔のひとりがそう零した。
召喚師は何の否定もしなかった。その代り、頷きもしなかった。]
「ところで大将、アレは放置してて良かったんですかい?
何か大将のこと知ってたくさいっすし、ビミョーに正義なオーラもあった気がするんすけど」
[使い魔はあの時の客の一人>>102のことを指して問うた。
ヒルデルードも彼の存在はあの時認識はしていたのだが、指差され叫ばれさえもしたにも関わらず特に関心を払わなかったのは]
あの場で奴に反応すれば、奴以外の客にも私の正体を晒すことになる。
[既に皆に正体がバレていたらどうするのだ、という突っ込みをしてはならない。
「市民から正体を隠しつつ暗躍する悪」として振る舞うことが肝要なのである。……とのことらしい。]
なに、今すぐに始末せねばならぬ程の脅威でもあるまい。
好機を見計らって始末すれば良いだけよ。
……戯言が済んだならば、行くぞ。
[こうして、今は一見ただのカラスにしか見えない使い魔を連れた男は場所を移ったのだった。]
―組織本部への帰り道―
「殿ー!とーのー!!」
[ぱっと男の視界に入ったのは、行方不明になっていた小さな小さなモモンガの魔獣だった。]
戻ってきたか……さて、今までの経過を話して頂こうかね?
「あ゛ー、えっと、その、本当すいません!!
……じゃなくーてー、殿、ボスからの連絡です、なんか隣のトナリくらいのヨウマタウンにいる例の支部が、ヒーローサイドに寝返ったらしいんで、今すぐ叩かなきゃならんっていう話です」
[なんと、と男ははっと瞬いた。
それから暫くして、このとある組織の悪の幹部たる召喚師はジンロウ町から暫し姿を消すのであった。]
16人目、切り裂きヒーロー ジャック がやってきました。
[何処からともなくゆらりゆらりと薄ら笑いをした男が路地に現れた。
その男の体中、何処を見ても刃物が装備されている]
ヒャハ、ヒャハハハハ!!!
あァ、ここかァ・・・。悪ィ連中がやたら居るってのは・・・。
[耳障りな甲高い声を上げ、舌舐めずりをして危うい雰囲気をまとい]
ククククク・・・。これでまた血が見れるなァ・・・。
ここ暫くは何も切り裂いてねェし。
歯ごたえのある奴が居るといいんだがな・・・。
何より・・・、何よりなァ・・・!
[カっと目を見開き、口を半円状に開ける。その姿はまさに悪魔の如く・・・]
悪い連中倒せねェと、良い子が安心して眠れねェんだよォォォォォ!!!
[色々と台無しである]
―中心街手前―
[トメ子の動きは通常の人間の老婆のものとはとても思えない、少々瞳の色を変えて眉を潜めた]
(この婆さん、只の人間ではないな…)
その分、正義の味方さんも居るのよね?
さっきも流れ弾が飛んで来て驚いたわ……この町に来てまだ長くないから、なかなかこの環境に慣れなくて。
[食べかけの菓子袋の口を押さえて丸め、自分のポーチに押し込めた]
やっぱりあんまり驚かないのね…可愛いって、そんな…照れるからやめてっ。
ところでお婆さんも可愛らしい杖を突いているけど、何かの流行りもの?
もしかしてお婆さんも正義のヒロイン…なんて!
[特におかしい事はないのだが、そのデザインが気になったようだ]
[この町に存在する正義の連中や悪の商売敵を手合わせする機会は暫し無くなるであろう。
そしてあの恨めしい女店主の顔を見ることも、当分の間は無い。
そのことを胸の内で、どこか寂しく思わなかった訳でも、無い**]
さて…これをどうやって設置しましょう。
配線なんかに詳しい技術者に来てもらうべきですかね。
[なんとはなしに思い出すのは、旧知の発明家。]
プロフェッサーJJ…あの方なら、面白いギミックを加えてくれたでしょうに。
悪の召喚師 ヒルデルード が村を出て行きました。
−回想:アニュエラの道具屋−
[爆音。ブレーキ音。挨拶の声]
あ、ナギ君!
[何度訂正しても、変なニックネームをやめない相手に、こちらも変なニックネームで呼びつけてやって]
さすが仕事が速いね。
こっちが届けて欲しい物。お代金は振り込んでもらうから、この振込み用紙を一緒に届けてね。
で、こっちがナギ君の探し物。
壊滅セール品だから、結構安く仕入れられたんだよね。
ナギ君には、いつもお世話になってるし、これだけでいいわ。
[と。指を立てて示す]
[二本]
まいどあり〜!
ナギ君ってば、金払いがいいから好きよ!
>>173
…いらっしゃい。
[入ってきた女性に視線を向けて、ついでに腕の中の猫を見る。]
……別に、店の中を勝手にうろつき回らないなら構わんよ。
なにか飲むかね。
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