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転音ソヨさん・・・ですよね? 僕、雪音ヨルです。
あの、あのっ・・・ソヨさんが良ければ、一緒に発声練習でも、しませんか?
・・・僕達はライバルですけど・・・一緒にデビューする可能性だって、いっぱいあると思うんです。
デビューしたら・・・ソヨさんや、みんな、先輩達と一緒に歌うことも、あるかも知れません。
僕・・・誰かと一緒にいるのを、こわいとか思います、でも・・・一緒に歌えたら、とても嬉しいって、思うんです。
[ストの“一緒に頑張ろう”という言葉に後押しされてか、ヨルは珍しく精一杯言葉を尽くしてソヨをレッスンに誘った]
[強引だったかも知れない、と少し申し訳なく思いながらも・・・短い時間でも、誰かと一緒に声を出すのは楽しかった。それがボーカロイドでも、人間でも・・・音楽は自分だけでは生まれなくて、作り手と聞き手がいて、音楽が生まれるのだと、思うから]
[練習を共にした後、落ち着かない様子でソヨが第3スタジオを後にするのを見送った]
あ、ソヨさん・・・また、良かったら一緒に・・・!
・・・行っちゃった・・・。
[また第3スタジオに独り。しかし先程までの迷いは一時的であろうと晴れていて、今なら精一杯の声で歌えそうな気がした]
楽譜・・・楽譜・・・。
[鞄の中を探り楽譜を探りあてたなら、ヘッドフォンを再び着け直しマイクの前に立つ]
[耳から流れこんでくる音楽と楽譜に合わせて、高く大きく声を上げる。歌は流れるように速く美しいメロディの、スピードメタル]
[音の奔流が第3スタジオの中を、ヨルの中を満たし駆け巡る]
[歌い終えると、ヨルは小さく息を吐く]
・・・僕のスペックだったら、やっぱり英語のデータがあると、助かるな・・・。
でも、無いものを欲しがっても、だめ。今の僕にできる精一杯で・・・歌おう。
僕の歌を聞いてくれる誰かにとって、それが最後の“雪音ヨルの歌”になるかも知れない・・・それなら、僕は力いっぱい歌う、これが雪音ヨルの歌です、そう・・・胸を張って言えるように。
[機材のスイッチを操作し自分の歌をリピートしてチェックしたなら、テイク2に入るだろう**]
[一旦自分達が使っているマシーンを止め、未だ歩き続けているシャトにも休憩を提案した]
はー、後で間接の調節しておかなきゃ。
というかね、リヒトさんはそうやって謙遜してるけど。
低音が出せるボーカロイドって今の所そんなに居ないじゃない、その音を自在に出せてしかも…かっこいいと来るし。
[かっこいい、の部分は限りなく小さな声で呟いた]
とにかく、かな〜り注目されてるって話。
スヤばーちゃんも、その歌が和むとかいう話だよ。みんな凄すぎるっての。
[ひとつ、ふたつ、とそれぞれの特徴を挙げてはマシーンにもたれながら肩を落とし。
それでもリヒトからキャンディをもらうとコロリと表情を変えて笑顔になった]
えへへ、ありがとー!
自家発電ごっこ?変わった遊びがあるのじゃのう。
ほう、ならば選考会が終わった後にでも一緒に遊ぶかのう。
妾としては、同じ競争をするなら、歌で競う方が好みじゃが。
[ショウからのカラカラへの誘い>>76に「変わった趣味の持ち主じゃ」と思いつつ受けた。
その後ショウと一緒にウォーキングをしているとリヒトがやってきて飴型燃料を差し出す>>78のを見れば、目をぱちくりさせた]
何の事じゃ?妾は別に何も気にしてないぞ。
そこまで子供ではござらん。本当に気にしてないぞ。
しかし飴をくれるというのなら、有り難く受け取ろう。
[大事なことなので二度言いながら、リヒトから飴を受け取った]
―キッチン→レッスンスタジオ―
[その辺にあったテーブルの上に、ブレイクタイムセット>>91を並べる。
テーブルクロスを敷くのも忘れない。紳士の嗜み。]
はあい、次世代ロボ子から差し入れだよん。
食べれる子は自由に食べてねー。
[スタジオ内に誰かの姿を見つけたなら、声を掛ける。
後から来た子たちのために、
『ごじゆうにどうぞ XI』
と書き置きするのも忘れない。
空になったワゴンを回されると、左右のマジョーラを交互にチカチカさせて、首をこてり。]
[二人を案内してスタジオの扉を開けると沢山の甘い匂い>>106が漂ってくる。眉を顰めるというよりどうしていいのか戸惑っていると、一人ワゴンを廻していたスヤが急速に起動が落ちてきた>>96のを見て、慌ててスタジオ隅のプラグがあるところまで案内する]
ふぅ…一体、どうなってるのかしら…
[額の汗を拭う仕草。自分のことでない事を一度に慌ててやったせいか酷く落ち着かず]
誰かと一緒…か…
[人の世話をみたとまではおこがましいが、奔走していた自分に先ほどまでいた第3スタジオで一緒していたヨルの言葉>>99を思い起こす]
一緒に歌えたら、とても嬉しい…でもそれは…
[歌える身分になれば、の話である。今の自分にはその資格も余裕もなかった]
[キャンディを口に放り込んでほっこりと笑顔を見せてしばらく何気ない会話に花を咲かせていたが、ベルの姿を認めるとまた微妙そうな表情をした]
ひゃー…こりゃもうちょっと真剣にならなきゃいけないね。
僕ってどっちかってとソロよかハモらせていくのが得意だし。
みんなはソロメインっぽいよねぇ。
どうせなら全員デビューとか太っ腹な事やってくれたら良いのにねー、みんな特徴が全然違うんだしさ?
[スタジオの隅へと歩いて行くスヤをちょっと心配そうに見つめながら話す]
あ、スヤばーちゃんおやすみ…?
風通し良いとこは寒いから窓閉めてから充電してねー?
[通気は大丈夫かときょろきょろと見渡して]
妾は完全に独唱を主としておる。
妾の歌い方は……完全に他の人の唄声を消し去ってしまうからな。異国語の唄などとても発音できる訳もないし。
[自分に搭載されている「幼女ロイド」エンジンを思い出して、忌々しげに吐き捨てた]
[サイのワゴンに気がつくと、側に駆け寄りつま先立ちで覗き込んだ。プチケーキや紅茶、色々なトッピングが目に入る]
なんだ、此れは?
甘い匂いもするが――葱臭いぞ……。
[警戒しながらもプチケーキを一つ取ってみた。
とそこにベルの姿を見つけ、挨拶をした]
お早うじゃ。ケーキあるが食べるかの?
[反射的に持っていたケーキをベルに差し出した]
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