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[ポラリス>>222が走り込みを終えるまで自分も片付けをして、一段落ついたところで声をかける]
なぁ、ちょっといいか。
聞きたい事があって。
[見ていたかは気付かなかったが、彼女には男の体力の代わりに冷静さと知識がある]
手合わせの時どこを見る?
難しい戦法とか、知ってた方がいいんかな。
複数と一人が相手でも、いろいろ違うよな……
[答える間もないほど畳み掛けてしまい、ハッと我に返った]
あー……悪い。一つだけ聞きたい。
あんたは、闘う時何が一番大事だと思う?
[『人狼と』と呟いて。ポラリスは何を思って鍛えているのか、参考にしたかった。自分だけで突っ走ってはいけないようだから]
― 食堂の外―
[ミレイユや他にも誰かいれば、それから幾らか言葉を交わしたか]
――……っ。
[ふいに、何処かが痛むのを堪えるかのような、
微かな呻きが唇から零れ。
眉を顰めたイライダは、微かにふらつく足取りで、食堂を後にし、
近くの扉から、裏庭に出る。
周囲を見回すが、
完全に人の気配が無いかまでは、確かめきれないまま。
外壁に背を預けるように寄りかかり、微かに震える指で、
ポイズン・リングの蓋を開け、青い粒薬を口に含む]
――…っ。 はぁ……っ。―-…。
いやっ…お願い、まだだめ……お願い…っ。
[右手で服の上から左胸のあたりを掴み。
痛みを堪えながら、暫く粗い呼吸を繰り返ず]
……っ、アデル、…リナ、ラヴィ…カーク……
[神など、とうに信じてはいない。
代わりに、イライダにとっての神に等しい少年少女たちの名を
途切れ途切れの呼吸で繰り返し呟く。
発作とまではいかず、予兆に近い痛みは薬の効果で徐々に遠のいた。
過ぎ去ったざわめきに、安堵の息を漏らす。
背と体重を壁に預けるようにして、ずるりと頽れる]
― 廊下 ―
[案の定、厨房からは何人か分の話し声が聞こえる。
しかもナッツのケーキとは美味そうなチョイスだ>>237]
…………。
[ふらっと足が向かいそうにもなるが、昼食時が終わってからにしよう。
行ったところで料理の手伝いなどできない。]
[人目を避けるように、自室へと。]
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