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[少女の願いを映すお花畑。
少女の願うままに在るお花畑。
金色に咲いているタンポポもあれば、真っ白な綿毛になったタンポポもある]
たんぽぽー。
[丘の上からの視線には全く気づくことなく、少女はころんと寝転がると、タンポポの綿毛をふうっと吹いて、空へ飛ばした]
飛んでけー。
[舞いあがる綿毛を目で追いかけて、空を見上げ。
きらきらしたお日様に眩しげに目を細める]
― 山のログハウス:玄関前 ―
[包んだ肉を腰から下げたポーチに収め、ログハウスを出る。
玄関先には花水木の樹。
シロツメクサの花冠をところどころ彩る花と同じ、
季節外れの赤い花が咲き誇る]
ん…… んーぅ。
天高く、馬肥ゆる秋。 ……か。
[一つ伸びをして天を見上げる。
目に入るまばゆい太陽の光に、青葉の円い目を細めた。]
−海岸線の家−
[木匙の入った器を手に、優雅に空へ舞い上がる少女見上げ
手を振ると、テーブルの上にひらり残った白いひとひら拾い上げ]
…天草、あとどれくらいあったかなあ…。
[平面は海岸からテラスへ、テラスから室内へと続く。
渡り鳥の残していった白い羽は、棚の壜の中。
使った器の片づけを終えると、テーブルの籠の元へ戻る。
片手には水が入った器、もう片手には"どうぐばこ"。
籠の中に手を入れて、取り出すのは大きな巻貝]
こいつは手強そうそうだなあ…
["どうぐばこ"とラベリングされた箱から
取り出したのは撓む気配もなさそうな、見た目にも固い紙。
適当な大きさに破りとると水に浸し、
浸した紙を巻貝にあて、徐に擦りだした。
辺りには波の打ち寄せる音と、巻貝を磨く紙鑢の乾いた音ばかり]
― やま ―
ここなっつ、ここなっつ。
[秋色の山へ向かってふわり、ふわりと漂いながら]
ベリーはどこにかくれてる?
[きょろきょろ、上からじゃ探せないと岬守の少女は言っていた]
ここなっつ、どこなっつ、ここなっつ。
[少し高度を下げると落ち葉と土の香り]
――……?
[名前を呼ばれて。
きらり、山の中で太陽が光った]
ミズキ。
[少し目をこすって。
光の元を認めるとにこっと目を細めた]
さがしてたの、ミズキ。
うんとね。
ちゃいろのおやまに、かくれんぼのベリー。
ぐれいへんはベリーがみつからないの。
それから、えっとね。
シンがちょうだいって、いってた。
なっつ、なっつ……ここ、こなっつに にあうもの?
シンがおりょうりするんだって
こなっつ、どこそこなっつ、ここなっつ…… ああ!
それはきっと――― ココナッツ、だね?
[ぽん!と手をひとつ打った。
合点承知の笑顔ひとつ、ふむりと記憶を辿りつつ]
ココナッツに合うものか。
それならちょうどいい、昨日面白い果物が採れたんだ。
あとで届けに行くこととしよう。
伝言をありがとう、グレイヘン。
おいで。ベリーのある場所に連れて行ってあげよう。
[太陽飾る右手をそっとグレイヘンへと差し出した。]
[ぱたり、ぱたりと羽ばたきに合わせてゆっくりと高度が下がる。
花水木が傍まで駆け寄ってきたら、指折り呟くのをやめて]
ん。しょ。
[朽ち葉の上に着地しようとしてそのままぽてんと尻餅をついた。
ベリーがぱちぱち、吃驚したように瞬く。
ふんわりとしたスカートからやせっぽちの膝小僧が
はみ出してしまっていたけど。
また指を折りながら首を傾げる]
えぇと。
どここの、なっつ? こここのなっつ。
シンのかご、いっぱい。
まぁるい、おっきな、こーんなの。
[両手で自分の顔くらいの大きさを作ってみた]
[ここなっつ、花水木の言葉にこくこくと頷く]
そう、それ、ここなっつ。
おもしろい、くだもの?
おいしい?
[差し出された手、嬉しそうにとろんと微笑む。
大好物のベリーの居場所を教えてくれると分かると、
そわそわと翼が蠢く]
ミズキはかくれんぼの めいじんさん。
ぐれいへんはかくれんぼ へたっぴなの。
おそらからじゃだめだってシンがいってた。
[グレイへンの手の動きに合わせて>>111
自身もまぁるくかたちを作ってみる。
こくこく頷かれ、神妙な顔つきを笑顔に変えた]
コ・コ・ナッツ。
きっとそれはペンギンの雛のように茶色くて、
ごわっとしているんだろう?
[差し出した手が取られたならば、
尻もちをついた少女を起こしてあげよう。]
ふふん…… 見たらびっくりするかもしれないな。
トゲトゲゴワゴワの果物だ。
美味しいけれど、とてもとても酸っぱいんだ。
[南国の果物は夏の山にもなかなか生らない。
たまたま手に入ったそれは、
きっとココナッツにもよく合うに違いない]
こ、こ、こ、なっつ。
ぺんぎんの、あかちゃん?
――ここなっつ、かわいい。
[目をぱちくりさせて考え込んだ後。
あのけむくじゃらが鳥だったらと考えてくすりと笑った。
手を引いてもらって立ち上がる。
そのまま親鳥の後ろをくっついていく雛のように]
とげとげ、ごわごわ。
かみついたり、しない……?
[繋いでいない方の手を口許に当てた。
頭の中にはとげとげつんつんのおばけの果物が口をあけていた。
ふるり、想像して震える]
[鳥はちょこちょこ拙く、一生懸命ついていく。
歩調を合わせてくれるのが分かって、にこりと笑った]
おちびちゃんのベリーなのね。
はずかしがりやの、かくれんぼさん。
[なるほど、見つからないはずだと唸る。
分け入った茂みの中は翼がちょっぴり引っかかって。
翼の隙間に草が挟まる、こそばゆい]
うぅ……ベリー、どこ……?
[ぎゅっと翼を縮めながら周囲を見渡す。
花水木の後ろから樹の根っこを覗き込んだ]
んんー、 今日はここじゃない?
こっちはどうだ。
[なにせ朝が来る度に生える植物が入れ替わる野山だ。
前に来た時と獲物の場所が違うのは日常茶飯事。
背後の渡り鳥の声を聴きながら分け入って行く]
かーくれんぼベリーさん、でーっておーいでー♪
……っと、おっ。
噂をすれば、みーつけたっ。
[草の陰にすっくと立つ、刺を生やした一本の細木。
ぶら下がる黒いつぶつぶの実をひとつ取って、
覗きこむ渡り鳥へと差し出した]
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