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細工師 メーフィエ がやってきたよ。
細工師 メーフィエは、おまかせ になれるよういのったよ。
此処に、こんな建物なんかあったっけ…。
[白い息となって零れる戸惑いは、目の前の教会に対して。
けれど傍にある水車小屋には、見覚えがあった。
いつかの時のように歌声こそ聞こえてこないが、
確かに幼い頃に見たのと同じそれ]
リディヤ がやってきたよ。
リディヤは、おまかせ になれるよういのったよ。
リディヤ は 居候 リディヤ に、くらすちぇーんじ!
[歩いている途中で、道に迷ったことは覚えているのだけれど。
そもそも、なぜ歩いていたのだったか。
ただの散歩?
誰かに会うため?
誰かを探すため?
それとも――――――]
…………誰か、いるのかな。
[この中へと進んでいったら、思い出せるだろうか。
傷だらけの両手で、崩れかかった純白の襟巻を直しながら。
歩みを再開すると、何をせずとも門が開く]
うわー…でけぇ。
この飾りって誰か作ってたりすんのかな。
[門を潜って見上げるヨールカ。
こんな大きなものは村にあったっけ?などと思いながら
その飾りひとつひとつに視線を向けていた。]
そうだ、ちょっとだけ付け加えても文句言われないだろ。
確か…入ってたはず……
ああ、あったあった。
[背負った鞄から引っ張り出したのは小さな包み。
その内からガラス細工の一つ…鉛◆色のハートの
飾りを取り出して、ヨールカに吊るした。]
……どこだろう、ここ
[きょとり、常盤の瞳で辺りを見回せば
揺れる、二つの樹の幹色]
私、一体なんで……
……私……
――――私?
/*
親方、空から色々落ちてきてます。
というわけで待ちに待った水車スピンオフ、よろしくお願いします。
みんな会いたかったよー。
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