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パイロットデバイス。
b6/fに搭乗、操作。
ダンの役目。
[少女は、目を開いた。
困惑もなく、寝起き独特の間延びもなく。
姿勢は寝転んだまま、瞳だけが傍の男――
――の向こうにある冷蔵庫を捕らえた。]
―蒼真宅―
確認作業か。把握した。
[イステは、開いては閉じる蒼真の手のひらを辿り、顔へと視線を移動させた。]
私はイステ。
ヴォルバドスの魂。
ひとかどうかで答えるなら、否。
[注視するように
僅かに眼を細める。]
[不意に声が聞こえて、人形の方を顧ると、少女の人形だと思っていたものの目が開いていた。]
うわっ!すごい!
この人形、パソコンで操作できるんだ!
ええと、変形はどのボタンだろう?
[色々なキーを弄っている。]
そうか……そうだよ、な。
[人ではない。
改めて告げられる言葉に、どう返して良いか解らなかった。
向けられる視線に、何故だか急に居た堪れなくなれば
ベッドの上に転がっている毛布を掴み、ソファーへと移動する。]
ベッドは自由に使っていい。
……とりあえず、寝かせてくれ。
[何かから逃げる様にソファーに倒れこめば
それだけ告げて瞳を閉じる。
疲れていたのだろうか、暫くすれば静かな寝息が聞こえただろう。]
否定する。
人形ではない。
私は、……んっ。
[言葉は続かなかった。
段田弾がキーを弄ると同時、うろたえたように身を起こした。]
さ、触るな。
それはまだ私。
体の一部。
[衣服を少し上げて、へそから端子を抜こうとした。
――それより一瞬早く、段田弾がとあるキーを押す。]
―蒼真宅―
―…問題があるか?
[問いかけに答えはない。
ソファーへと移動する蒼真を頚を巡らせ視界に収めた。]
待て、ソウマ。
ここはお前の拠点。
寝具を使うべきはソウマ。お前だ。
―――…
[寝かせてくれと聞こえれば、イステはそれ以上は謂わなかった。
じ、と蒼真を見下ろしたまま]
[ぽろりと片腕が外れた。
メンテナンス用のキーだったようだ。]
……
[おなかから音が鳴った。
エネルギー充電の必要性を報せるキーのようだ。]
……
[更にモウ一つキーが押された。
謎の呪文を口走った。]
拙者、働きたくないでござる。
[最後のキーは、]
この早漏。
[罵倒スイッチだったようだ。]
[まるで人格を持ったような人形の言葉に目を丸める。]
す、すごい!人工知能?
[その時、人形の片腕が外れた。]
あ、とれた。
[その時、人形のお腹が鳴った。]
あ、鳴った。
[その時、人形が喋った。]
あ、ダメな台詞だ。
[その時、人形に罵倒された。]
あ、ばれた。
―蒼真宅―
ソウマ。
[小さく名前を呼ぶが
かえるのは既に寝息。
イステは緩やかに自分の手を見、蒼真がそうしていたように緩く握ってから、開いた。]
……。
[ややあってからベッドの側に腰を下ろし、静かに眼を閉じた。]
[契約者の操作とは言え
口走ってはならない事を口走った気がする。
そして彼は肯定した気がする。]
こら。
やめなさい。
はしゃがない。
[止める為に適切な言語を検索中....
一件該当しました。]
塗りこむぞ。
性転換する薬を。
[※崩壊した演算機能がルーチンを狂わせています。]
― 翌朝/自宅 ―
[寝息が不意に止まり、微睡の声が小さく漏れる。
いつもと違う寝心地に眉をひそめれば、
寝惚けたまままだ開かない瞳をなんとかしようと、
頭をガリと掻いた。]
ん……朝、か。
……
ない。
[段田弾の瞳がきらきらしているようにも見える。
少女の形は俯きかけた。]
違う。
嘘というわけでは。
ええと…
[検索中...システムに障害が発見されました。]
……
演算用デバイスが破損。
修復不可能。
サブシステムを構築する…。
[一度目を閉じて、再び開いた。
目の前にいる男――ダンを確かめるように観る。
そうして、変わらない面持ちで口を開いた。]
腕。
修復したい。
端子。
はずしたい。
良い?
[問いかけた。]
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