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そう、私もこの村は嫌いじゃないです。
だけど、出て行きたくもありました。
[そう語る眼差しは、未来には向けられず――さりとて未来を拒むでなく]
ああ、やっぱり寒いですね。
[その当たり前の事がうれしく感じて笑みがこぼれる―いつもと違う場所にいることをかみしめるように]
ふふ、変な兄様。
[ぼーっとしていた様子の彼に小首を傾げると、しばしば散策を*楽しむ*]
[からからと、車の回る音がする。
凍った世界に、音が刻まれる。世界が動く。
顔を上げて、振り返った]
――……イヴァン?
どうしたの?
[肩の上を髪が滑る。
首を傾げ、ちいさく微笑んだ]
あぁ、いや。
[相手が振り返ったことで我に返ると、冗談めかした笑顔を浮かべた]
綺麗だなって。見惚れてた。……後ろ向いてたからかな。
[照れ隠しの軽口を挟み、台車の取っ手を軽く持ち上げて見せる]
薪を届けに来たんだよ。
人が集まる予定なんだろう?
[それから、彼女が先ほど見つめていた景色を視界に収めるように顔を上げた]
オリガは此処で、何か考え事でもしてたのかい。
お世辞言っても、何も出ないわよ。
でも、ありがと。……綺麗って言われて、悪い気なんてしないわ。
[軽口に軽口を返す。
だが、先程よりも微笑みは大きなものになっただろう]
そうみたい。
たくさんお客様が集められてて……わざわざもってきてくれたの?ありがとう。
[台車を見やりながら。
考え事をしていたのか、と問われれば、少し目を伏せた]
少し、休憩していただけ。
考え事をする……というより、落ち着きに来たのかな。そんな感じ。
そりゃ良かった。
なら、今度は注文の時に綺麗だって言ってみよう。
[何処まで本気で言っているのか。
ただ、深くなった彼女の笑みを見て、嬉しそうに肩を揺らした]
……どういたしまして。薪を届けるのが、僕の役目だしね。
僕も呼ばれてるんだけど、何の要件なのか良く分からないんだ。
[何か知っているかい、と続けながら首を傾げた]
休憩?
[目を伏せるオリガは、何処か元気が無いようにも感じられて]
あ、そうだ。良い気分転換なら、今、一つ思いついた。
[悪戯好きの子供のような表情を浮かべながら、台車を目で示す]
うしろ、乗ってみない?
子供の頃は君を乗せて走ろうとして、転んじゃったけど。
今なら大丈夫な気がする。
[視線は自然と、冷たい風の流れる先、髪を靡かせる少女へと移される**]
―村はずれへ―
[あちらとこちらは、風が違う。]
[村の外れ。特に湖のまわりは。]
[動かぬ湖面が視界に入る。]
[そこに人影はあっただろうか。]
[あったとしても。こちらから気づくことはないだろう。]
/*
未だにキャラが固まっていない…
そう言えばサーシャもフィグネリアもイライダも選択候補だったのですが、若い男キャラに縁が乏しかったので選んでみました。ミハイルだと恐らく(私が演じたら)おっさん入ってしまうので。
*/
/*
この村終わったら同じキャラのゆるきゃらでパロディ村で再現するとか遊びがあると面白いかもです……
まだ、(この村)はじまってもいねえよ!
*/
(――確かに、この宿には あれ がある。
……だけど……)
[噂と事実と、そしてロランの言葉が頭を過ぎる。
――やがて女は、何かを振り払うかの様に頭を振り。]
……夕食の準備、しなくちゃ。
[厨房に用意された食材は、牛肉と玉葱、そしてサワークリーム。
もしもオリガが手伝いを申し出てきたなら、「大丈夫よ」と返すだろう。]
村の設定が変更されました。
ウートラ が参加しました。
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