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『魔通破経典』
第一話
仏教にはさまざまな宗派がある。
その中でも、仏の救済が届きにくい「末端(まったん)」の人々の救済を強く求めるのが、
(経典編)
かつて、羅の域に達した偉大なる僧が修行をしていた際であった。
なんと、魔が誘惑してきたのだ。
人の心に巧みに突け入ろうとする魔の前に、その僧もたじたじ。一度は屈してしまう。
なお、このとき「魔」に染まってしまった、「羅」が。
…ではなく。「魔に通じてしまった自分が恥ずかしい。これからはそれら魔を破るべく修行を重ねよう。」
こうして出来上がったのが、この魔通破経典である。
その話数は全100話、7160(10000)ページもある経典を僧は書き上げた。願わくば、後世に魔に走る(カットデ。)が再び現れないことを祈って、という切なる経典であることを我々は忘れてはならない。
[生徒会室]
…………………。
あっ、リーザ君。悪いがこの書類を手芸部まで届けてくれ。
アルピン君は体育部が来年の水着について揉めているからしずめてきてくれ。ああ、そうだ。君は…………
[忙しく生徒会の仕事をこなしなしている]
………………。
[頭を抱えながら、生徒会室でアホみたいに寝ほうけているルッツを睨むように一瞬見た]
フリッツ「おじさんて…ほんとそういうキャラ…なんだな…」
メルティ「ウダツガアガラナイっていうのよ」
フリッツ「へえ」
メルティ「ふりもよ?」
フリッツ「Σなん…だと…」
(宗教組織編)
末端教は、貧困にあえぐ人々の救済にも力を入れている。
ところで、服は「福」に音が通じるのは確定的に明らかである。従って、我が教団の高僧が街中で行脚を行う場合。
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