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―スタジオ―
[一人の男性型VOCALOIDが、ゆっくりとスタジオに現れた。
入ってあたりを見回せば、他の人たちも目にはいるだろうか]
もうみんな集まってるのか…
[それだけを呟くと、懐からプロフィールを取り出して、ボードに貼り付ける]
[そのまま、貼られた他の人のプロフィールを眺めている]
名前から察するに、殆どがVOCALOID2型だな…よく知らない名前もあるが…
…俺みたいな旧型がデビューできるんだろうか…
[小さく呟いて、そのままプロフィールを*眺めていた*]
雪音 ヨルは、じんろー になれるよういのりなおしたよ。
あ。そうだ思い出したよ。
君は確かGAIって言うんだよね?そうだそうだ。
みんなとちょっと違った感じの歌を歌ってたからなんとなくは覚えてるー。
[ようやくその人物の名前を思い出すのに至ったのはカバンの中身を全て床に広げた後だった]
なんかさー、最新型のお姉さんとか居るんだよ。不公平だよねー?僕色々不安になっちゃうよ。
……君はどう?
[広げた荷物をひとつひとつ整えながらGAIに問う。荷物は全て声楽の基礎練習教則本。コールユーブンゲンにソルフェージュその他諸々]
/*
コールユーブンゲンにも色々ある事を把握。
自分のを引っ張り出して来たけれど、これで基礎練のシーンはなんとかなるかな…。
ソルフェージュは遥か大昔にどっかにやったのでパス。
コンコーネとかってイタリア語?フランス語?のあれこれが関わってくるのでそれもパス。
音をはっきり出せるという事を表現出来たら問題ないと思いまs
やじうまがやってきたよ!(本社社員 アキラ)
本社社員 アキラは、やじうま になれるよういのったよ。
[暫くボードを眺めていれば、何処からか声が聞こえる。そちらを振り向けば、中性的な少年?の姿>>228が目に入った。データベースを検索し、名前を探り当てる]
ショウ…だったかな。暫くの間よろしく。
[話かけられてはみたものの、顔の位置が50cm以上もあって話しにくい。
軽く腰を落とし、顔の位置を下げて、彼の話を聞く>>230]
不安…か。俺みたいな旧型には、そんなものはいつものことだ。慣れっこさ。
お前さんは俺より新型だろう…それだけでもうらやましいよ。
[楽譜などの荷物をしまっているショウをじっと見つめながら話しかければ、突然大音響が響いた>>229]
……だいぶ集まってきたようだな。
[パソコンの画面は四分割されていて、一定の速さで別の映像に切り替わっている]
ふーん……旧型もいるわけか。
[しばらく見ていたが、何かを思い出し部屋を出た**]
[軽く耳を押さえつつ、バクの名前に聞き覚えがあることを思い出した。自分もそれなりの声量は出せるつもりだが、それ以上に大音声を得意とするVOCALOID。自分の得意分野のさらに上を行く新型…]
俺はGAIだ、よろしく。
[内心の動揺を表に出さないように、挨拶を返す]
でかい声だな…それはそれで分かりやすい特徴だな。お前さんの名前は覚えたよ、忘れられなさそうだ。
うぁ、でっかい声だなぁ・・・
[>>229 バクの発する爆音でケーキによって撃沈されていた意識が戻り、辺りを見回すと背の高い男性ボーカロイドがいた]
(データにアクセス―――GAIさん、か。)
はじめまして、僕も先程ここに来たのでお仲間ですね。
にしても・・・背は高いし格好いいなぁ。
男なら憧れちゃうというか、少し嫉妬しちゃいますよ。
[その場にいるショウとバクを見やる、おそらくは同じ心境だろう]
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