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――……投げ渡されたものを視て、微かに眉を顰める。これを強化しろと、そう云うのか。
それは、恐らくは数百年の時を経た古刀だった。
魔術師の屋敷に、こうまで物騒なものがあるなどとは、信じられなかった。
刃を晒しただけで、結界が断ち切られかねない――……生前の自分が張った結界ならば、確実にそうなるだろう。
長い年月の間に馴染んだのか、屋敷の結界には害はないようではあったが――……。
――鞘の中央を握って、水平にと掲げ。もう片の手を翳して、呪を唱える。
]
[そのまま、数十秒。ふっと腕を下ろすと、額に微かに浮かんだ汗を拭う。]
――……終わりました。
ですが……申し訳ありません、三割ほどの軽量化が精一杯でした。
言い訳になりますが……歴史を積み重ねた武器は、魔術に対抗する神秘を孕みます。
担い手の魔力ならばまだしも、他人の魔力は通りにくいので……。
[
言って。
従者が王に対するように。
両の手を添えて、恭しく刀を捧げ持った――……片手で持つには、まだ重過ぎたので。
]
[瞬きをした一瞬で目の前の光景は全く変わっていた。
敵サーヴァントは飛び出しダビデに迫る、六つの異なる腕を振りかざして……]
あれは……、まずいッ!!
[思わず飛び出しそうになった。
必死に理性を働かせて焦る体を押さえ込んだ。
ダビデを信じると決めた、ならば此処は自分が出る幕ではない。
マスターでは敵サーヴァントの障害にすらならない。
逆に相手に姿を確認されるだけなのだから]
まあ、瀬良さんのサーヴァントは確か……
バーサーカーですわよね。猫を。
[目を丸くして目の前の魔術師の手の中の猫を見つめた。]
ひとつ確認致しますね、この猫を使い魔にするという選択肢は考えず、ここで保護して欲しいという意図で預けに来た、と解釈してよろしいです?
―― 帰途 ――
ついてきては…なさそうか。それはなによりだ。…ん?
[ 左之助の言葉に小さく頷く。と、微かな重みを感じてツカサは腰に手を回した。財布を取り出すと、中から一枚の紙を取り出し広げる。この街の地図だ。
覗き込めば、流廻川の部分が淡く光を帯びているのに気がつく。]
………ふむ、誰かが漆路山を使っているか。
[ 漆路山はこの近隣でも有数の霊山である。そこを活用する者が出ることを予測して、ツカサは流廻川を霊道として施していたのだ。]
しかし、どれだけの効果が現れたかは微妙だな。やはり即席の霊道では抑制しきるのは無理か。
[ 地図を折りたたみ、改めて財布にしまい片付けると、ひとつ呟く。]
え? ああ、実はね…。
[ 何のことかと神妙に覗き込んでいた左之助に気付き、その旨を簡単に説明しながら、ツカサは*帰途についた*]
[片手でカップを握ると、お茶を口に含む。]
使い魔、ですか。
……使い魔にするということは、この猫に魔力を通すということです。それ自体では問題ではない。
ですが、いつどこでその命が尽きるか判りません。
命を問題にしないのでしたら、それは猫を別の場所に捨てることと変わらない。
だから、保護を頼みに参りました。
ただ懐いたというだけで、この猫の命を奪うことはできない。
それで、保護してくださるんでしょうか。
[腕の中の猫は、話に興味なさそうに、大きくあくびをして、丸くなった。]
[闇色のサーヴァントが放つ先鋒は長剣。
到来までには既に一息の間すら無かった。
後続は更に刹那の間隙。厚刃、そして細槍。
少年の姿勢が前傾する]
――ここだッ!
[左腕は捨てた。脳裏を駆け抜けたイメージ。
直感の導きに従い、充溢した全魔力で右方へと瞬発する]
[閃光――否、暗黒。
苦痛と共に呻きが洩れる。だが勢いは止まらない。
細槍に削らせた肩から感覚を切り離す。
左で空を切る手斧は既に意識の外。
大鉈を掻い潜り、巨人の制圧域を抜け出る]
[――シィッ。
空気を切り裂く音すら立てず、最終に控えた小刀が舞い踊る]
――つッ!
[更に深く、地面へと身を倒せたのは天恵のもたらした幸運か。
左胸を切り裂いていった刃は致傷には至らず。
だが代償にジャケットを深々と断裂させた。
聖から手渡された携帯電話が、路上に転げ落ちる]
瀬良さんが、いずれこの猫を使うつもりはない。
それさえ確認できれば問題はありませんわ。
わかりました。この子は教会で保護しましょう。
[小さく頷くと、そっと両手を猫へと差し出した。]
[少々の悪乗りをした後、目的の場所で茜を降ろす。
睨んでいるが、その様子は怒りというより拗ねていると形容したほうが近いあたりが、また笑いを誘う。
そして、アカネは山の魔力を吸収し始めるが……。]
……っ!
[再び頭痛が襲う。]
[腕が肉を裂いたのを感じた。
鼻孔が血液を嗅ぎ取った。
ゴクゴクと、ゴクゴクと、刃からしたたり落ちる液体を頭共が飲み、その味に狂喜した]
…………ゲラ…………
[笑いが漏れる。そうだ。そうだ。ソウダ。
これが、自分の在り方だ。いや、これが自分の存在意義だ。これこそが、己を己とする唯一の……]
ゲラ、ゲラ、ゲラ、ゲラ。
[笑いながら、再度キラーは六本の腕を振りかぶる。
幾多の視線は、もはや獲物と成り果てた少年から離れない]
ありがとうございます。
バーサーカーも猫好きのようでしたから、その猫がいることで何か躊躇ってもまずいですし。
[両手で猫を抱き上げて、平のほうへと近づける。]
行きなさい。ここの方が、安全だから。
[猫へ向けて微笑む。こちらをじっと見ていた猫は、平のほうへと飛び移り、その手に頬擦りをしようとごろごろと喉を鳴らす。]
[一秒を割る速度で交わされる攻防に、みなみは己の無力さを感じていた。サーヴァントを前にすれば、魔術師として何もする事は出来ない。数や敏捷の点、あらゆる点で圧倒するキラーの攻撃に、アーチャーが倒れるのを見る。複雑な思いがこみ上げるのを、みなみは目を反らして押さえつけた]
(……。考えるべきことは、その先のことでも、自分以外のことでもなくて。聖杯を手にすることだけを、考えれば良いんだから。だから、わたしは喜ぶべきなんだ)
[ふと反らした視線の先に、きらりと光る物がある。戦闘中に目を完全に離す程愚かではない。警戒だけは怠らないように、そっとその場に歩み寄った]
……携帯?
[状況から考えて、アーチャーのものだろう。踏み潰す事も、投げつける事も出来た。だが、みなみはそれを拾い上げて、そっと、自分のポケットに忍ばせた]
―午前 中央ブロック―
[転々と地面に身を投げ出し、止まったのはプラスチック製の緑色をしたゴミ箱の横。左肩に受けた裂傷は大きい。傷口からじくじくと蝕まれるような怖気が少年の身体を侵しはじめる]
……くっ、痛ぅ……ッ、、、っ。
[どうにか身を起こし、三者の距離を測る。と、同時に。
少年を現界させる魔力の源――マスターである魔術使いがごく近くに居る事を感じ取った]
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