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[そんな帝国時代の厳しい訓練を課してきた老将が、今はちんまい少女に成り代わっているなど夢にも思わないのだが、それはさておき。]
あー、それとですねー、艦長さんー?
[代わって艦長のヘレスの方に向かって。]
この艦には「当該宙域で待機」の指示が来てるんです、がー。
私の大隊には命令が来てないんです、よー。
[自分たちはあくまで白兵戦の担当。
座乗艦の運用に関しては基本的にノータッチである。]
なので我が隊は座乗艦をそっちに移そうと思い、ますー。
敵の強襲に対応するために、ですー。
[先に帝国側が行った戦艦への強襲攻撃。
そのような事態に即座に対応すべく、良いポイントに位置し輸送艇も備えているフライハイトに移動したいのだが、どうだろうか。]
[衣装を着替えながら、戦況を確認する。
>>43 先ほど声援を送った相手であるノチェロは絶好調のように見える。
>>63 その勢いのまま、敵機を吹き飛ばしてくれているらしい。]
彼くらい反応が良いと、やりがいがあるのよね☆
[そして今度は、解放軍の映像に切り替える。
当然こちらのハッキングは警戒されており、中枢部の映像はなかなか確認することが難しい。
それもそうだ、あちらには『ファルコン』がいるのだから。肝心な情報がおいそれと手に入るわけがない。
(情報入手任務は他のものがあたっているはずだ、今のレディに課せられた任務ではない)
しかし雑音にまぎれてかすかに、聞き覚えのある声がする。]
やはりいるのね、あなた……。
[>>25 ヘレス——たぐいまれなる幸運と、そして人望の持ち主。
かつて潜入したおりに、彼の仲間たちとの会話を立ち聞いて、レディはぞっとしたものだ。
この男と長く話すと、心変わりしかねない、と。
できれば殺しておきたかった、しかし、それは当時のレディの任務ではなかった。
軍人たるもの勝手な振る舞いをするべきではないと、今でもそう思う。
だがしかし、こうも思うのだ——もしもあの時へレスを殺していたのなら、帝国軍はいまごろ勝利していたのではないだろうか?]
ふんふふーん♪(ぼりぼり)
どーーんばこーんぴしゅんっ(がりぼり)
[ノチェロは暇を持て余していた。
最前線と言えども双方の主力ともなる人がいないとなれば手に余ってしまうのも事実であった。
母艦を飛び出す時にくすねた誰かのお菓子片手に残りの敵機を撃墜してゆく。]
このお菓子んまっ!誰のかしらねェけどなんか高そうだし偉いヤツのかねェアヒャヒャ(ぼりぼり)
あーーーなんか強ェのこねェかなァー
[レディの派手できらびやかなアピールとは真逆の、地味でしかし人の心をそっと揺り動かすヘレスの口上。]
きっとあなたみたいなヒトには、わたしは道化にしか見えないんでしょうけど。
[レディは唇に紅をのせ直し、にこ、とほほえんだ。
良い、滑稽とあざ笑われても構わない、と。
帝国の人形として滑稽に振る舞い続けることで、帝国軍が勝利を手に入れられるなら、やすい。*]
>>121
任せられよう。ディタ、踊るといい。
[姫騎士の周り、深紅のダンスを邪魔する気は毛頭ない
その皇の漆黒に金羽の戦闘艇>>91はもちろん覚えがあるが、それを直ちに殲滅することが任務ではないし、己の目的ではないこと、把握している。]
>>93
俺如きがお前らの災いの奇なる縁か。
フン、褒め言葉にとろう。
[ギラリ、黒色から這い出て、存在とともに、機動兵は、金羽の一片に向かい、光射を発動した。]
ンー皆サマは何してんだァ?
[広域レーダーを見るとレディ隊は後退。それに合わせて1つの大艦隊が援護に回っているし。
もう一つの塊は多分さっきのオヒメサマに誰かが向かって交戦してるっぽい。]
アーン?この隊列アレじゃねェ?ライフ!
くっそー楽しそうなことしてんなァ
[士官学校に入ったのは俺が先なのに俺よりも早く主席で卒業しやがるしイケメンだからって女子人気半端ねェし皇族なのに気取らないし最強かよ。
この特徴的な陣営展開と確実な詰め方はアイツだろうなァ]
アーアーまた昇進すんのかよォすげーなァ。
今度勉強教えてもらおうかなァ……やっぱやめよ。
[ディタの援護もしながら、
機動体をまるで己の身体のように移動させ、
先ほど、ディタの援護のため、あえて交戦を避けた部隊が去った方向をチラ、とみやる。>>127]
――……個体実力では、帝国とはひけをとらん。
だが、数がやはり……。
[報告が入る。最前線で暴れている帝国がいると。
どうやら、シューティングゲームの標的のように解放軍がやられているという報告。]
やはり、ヘレスにも動いてもらわねばな。
そろそろブラッドシーツも、カーペットになっているだろう。
[サンシアにヘレス艦の機動力が備われば、
今は押されている戦況もイーブン、もしくは、やや押し気味になるかmしれない。
だが、この場の援軍に、あの氷の女が呼ばれていることはまだ知らない。]
― 帝国軍・館内 ―
いや。いやいやいや。
いいよ、遠慮無く、言ってよ。
[>>83少女姿がわたわた手を振る様子は、中身を思えば、少し可笑しくて、笑みが深くなる]
すごく、人らしくて、好ましかったっていうか。ああ、人じゃないだろうとかそういう意味じゃなくてさ。人って、そう言う理由で戦ったりするんだろうなって、そういうこと。
[言って、ゆらゆらと頭を揺らす]
……ここで拳銃抜くのだけは勘弁ね。
[戦況は刻々と変化していく。
機動兵の出現にライリーの不安は尽きないようだが、それでも嘆息ひとつで己を律し、姿勢を正すのはさすがだと思う]
ひとつ調べて欲しいことがあったんだけど。目処がついたらお願いするかな。
[緊急通信にて成されていた、輸送艦の壊滅>>18 それが、リアルタイムではなく、完全に事後になされたのは、襲撃の速度のたまものであろう]
少数精鋭の強襲艦を、ステルス技術で……Aメガロフレアでも発見できないとすると新型か。どうやら腕の良い技術者がいるみたいだし。乗組員もA級だね。
[思い描いた補給艦襲撃の様子に、ふは、と笑うも、いつもより苦い色があったのを、ライリーは見たろうか]
陛下は平穏をお望みだそうだよ。
お嬢さんを押さえるのは陛下のお心を安らかにしてさしあげられるけど。
[ライリーの力を存分に発揮できるとすれば、それは機動兵を相手にすることではないだろう。と思いはするのだが、終に止める言葉は口にできず]
うん。気をつけて。
[敬礼を返した*]
ふむ…。君が皇族に連なる何らかの情報を得ようとしているのは知っている。その為に、我が親愛なる血族、ディタに付き纏っているのもね。
率直に言うと、僕はディタの元なら臣下の礼を取ってもいいと思っている。帝国の明星たる彼女の側に君のような影がまとわりつくのは憚りにも程があると言うものだよ。
[姫騎士の心や決意を知らずや>>123、回線オープンにしたまま明け透けに。]
そして、我々血族には、命を代りにしようとも、生憎君達に分け与えるものはなくてね。
[戦死者以外にも、彼に囚われた者は幾人もいるのかもしれない。しかしそれでも彼が、求めるなにかの情報を得ていないのがその証。]
― 艦内 ―
だって。
[>>94ライリーを送りだそう、と思うよりも早く、現地より希望が届く]
『グノさん、「氷の女王」聞こえる?
君に任せたい獲物でてきたよ』
[雪の女王への回線を開く。
同時にライフのいる座標を簡単な暗号化して送る]
今、交戦中?
いいよ、根こそぎやったあとでも。そんなにかからないでしょ?
「雪の女王、とわざと回線に乗せるのは、それを聞くモノに聞かせるため。
座標位置が簡単に解けるような暗号であるのは、罠であると臭わせるため」
[さっきから部隊長の声が通信機から嫌なほど漏れている。]
たいちょーこっち来るんすかァ?
いいよー俺様がほとんど殲滅してっからさァ!!へへへ
手柄はたいちょーにあげるから許して♡
[んなわけあるかー!!なんて声が聞こえてくるけどそんなこと気にせずお菓子ぼりぼり。]
アッそーいえばサファイアのおっさんからのメッセージ聞いた?ちゃんと怒らないであげてね♡って言ってた?
[お前参謀に何言わせてんだこの野郎!!とか言ってる。
いーじゃん。おっさん俺様の無茶ぶり受けるようないい人だし。]
さんぼーってなんか偉そうにしてんの思いつくけどさァ
あのおっさんそんなんねーしよ。俺様のこと怒らないから俺様結構好き。
アッ何だかんだ俺様たいちょーも好きよ。へへへ
[帝国軍恨まれてばっかりだけどおっさんもたいちょーもじーさんもレディ様もライフもイイヤツばっかなのに何でだろうなァ。馬鹿な俺にはわからねェや]
アァ…あの冷たい人は俺様ちょっぴり怖い。でも強ェから好き。
―フライハイト艦橋―
[通信画面の相手が切り替わる。>>124
陸戦隊第一大隊の隊長サンシア・オヴレセール。
モニター越しでは目のくりっとした美少女だが、
血染だの鬼の大隊長だの、ついてくる渾名はかなり物騒だ。]
あぁ、背後を守るために今、そちらの艦は動かせない感じですねー。
結構重い任務の後ですが移動、いけそうですか?
個人的には、貴女達に前線に来て頂けるのは助かります。
宙域ナビとランデブー地点の指定を送りますので
よろしくお願いいたします。
[本来の移乗命令は、休息時間を加味してもう少し後を
想定していたのだが、本人達の申し出があるのはとても有り難い。
すぐに了承し、フライハイトまでの航路を送信した。]
いつの間に、最上級の薄絹よりも、粗麻を好むようになったかな?
まぁいい、「こちら」に戻れば、すぐに自分の立場というものを思い出すだろう。
[黒翼を得て、益々闊達になる彼女に苦笑しながら。
紅嬢と、黒翼を相手どりながら、平静の相を崩さないのは、帝国最高の知将、サファイアの采配を疑っていないから。]
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