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− 食堂の外から −
[ここに来た時は身1つだった。
心だってもう無いと思ったのに。
同じ人狼騒動の生き残りと言う人達と出会い、
見知った牧師やまだ若い少女たちの姿に奮い立つ自分も
確かに何処かにいた。]
美味しそうだねぇ。
他の人が作ったものを食べられるなんて悪くないね。
[窓を叩いた事に気付いてくれたニイナ>>72
差し出されたシチューの皿に、
お腹をぽんぽんと叩いてから親指を立てた。]
今日も美味しそうだ。
すぐ行くよ。
[腹が減っては掃除もする気が起きない。
いつまでこんな何事もない生活が続くのか判らないけれど、
出来ればこのまま、と急ぐ雲を見上げて
屋内へと駆けて戻る。]
ニイナ。
あたしの分、勿論残ってるでしょ?
[バケツを指定の位置へ戻すと足早に食堂へ。
令嬢や修道女のようなお淑やかさとは縁遠い。
年上の自分が元気じゃなきゃ、誰が元気を見せるのだと、
重い髪を後ろへ靡かせながら、早速食事の心配を。]
― 貧民街の医師は語る ―
[あれは今から半年くらい前か。いや、もう少し最近だったか。
とある大きな館の主が死んだ。
その体躯ははらわたが無残に裂かれていた。
私に遺体を見せた自警団は「人狼に襲われ食い荒らされたのだ」等とのたまっていたが、あれは違う。
人の手で、刃物で裂かれたものだ。それも、別の要因……頭部の打撲で死んだ後に。
けれどそんなことを公表すれば私は自警団に殺されるだろう。
私にも養っていかねばならない家族がいる。だから言ったさ。「この傷は間違いなく獣……人狼にやられたものだ」とね。
そのために、シャリーという若い娘が人狼として追われる身となってしまった。
聞けば幼くして親に売られて、あそこで働く事になったそうじゃないか。そのうえ人狼の容疑まで……
家族の為だから後悔はしていないが、可哀想なことをしたとは思っているよ。
まだ捕まっていないそうだが、今も無事だろうか――
――あの、娼館で働いていた娘は**]
/*
うわああああ、ほんとにすみません。
これだと参加がおそらく無理なので…………
楽しみに!していたのですが!
申し訳ない!です!!
/*
レーナの設定もいろいろ練っていたのですが……
設定的に全く善人でないので肩書きに笑ってたところもありました
ではありがとうございました。
善人 レーナ が村を出て行きました。
― 食堂 ―
[小さく返された声>>123に、手を組んだままびくり、とした。
少なくとも何かやらかしたわけではないらしいが……
彼女の沈黙は、恐怖か反感か諦念か不審か絶望か。
あの恨みの籠った少女の目>>90が思い出され、ため息を重ねた。
せめて、彼女たちが信じ、支え合う誰かを見つけられると良い。
自身が望む、自身のありたいと願う姿を忘れないように]
あの、私も人間なんですけど……
[こればっかりは相手に聞こえないようにと、最大の注意を払って口の中でもごもごとつぶやいた。
自分が悪いと分ってはいても、やっぱりちょっと悲しい。
内心忸怩たるものを抱えながら、表情だけは穏やかにパンをシチューに浸しては黙々と口に運んだ]*
/*
クリスタさんの他PCとの設定の絡めかた、とても素敵。
というかホント上手いと思う…!
などど未だランス&ニイナ組と絡めていない奴が申しており
/*
クリスタさんは娼婦だったのか…。
これでもかというくらい重たい過去持ってそうだと思ってましたけど、それで人狼の濡れ衣まで着せられて、本物の人狼騒動に巻き込まれて。
人生ハードモードすぎる。
/*
レーナさああああん!
ちょ、あの、設定めちゃくちゃ気になります!
肩書き『善人』って赤窓フラグじゃねとかアホなこと考えてたんですが、記憶喪失の謎とか、首飾りとかあああ
− 食堂 −
[それ程時間は掛けた覚えは無いが、
今1つ物の置き場や部屋の配置を覚え切れていない。
慣れ親しんだ酒場と宿の配置を身体が覚えているせいだと、
新しい生活に順応途中だが未だ完璧では無い。
スープは冷めていないかも知れないが、
食堂の人は入れ換わっていたかも知れない。]
ニイナの料理はいつも楽しみにしてるよ。
あたしは味付けが濃くて、若い子にはくどいからね。
[黒くは無い水をコップに注ぐと一気に飲み干し
ニイナに笑い掛ける。
彼女達の受けた傷を癒せるなんて
大層な事をいうつもりはない。
自分だって癒せてないのだ。
ただ少しだけ気を反らせる事位は。
そんな思いから女の子達にだけ
特別にケーキを作った事がある。
此処にいるうちに、また食べさせてあげられる機会が
あれば良いのにと思いながら。]
[そうして、いくらか言葉を交わしたろうか。
ニイナが戻ろうと戻るまいと、まずは半端だった整理を優先してフラフラと棚を往復した。
古い記録や人狼退治のノウハウを記した文献に並ぶ、真新しい表紙を撫でる。生き残りたちの記録は生々しくて、まだ読めていない]
フィリーネ。フィリーネ。
ねぇ返事して、……。
[昼夜の別なく、ずっと傍に居てくれる誰かの影を夢見ている。何者かに連れ出された妹を無惨な姿で見つけた時のように、呼び掛ける。
静かに眠る家族ではなく、堕ちる自分を待っている友に違いないと思っているのに、なぜ妹の名を呼ぶのだろう。彼女の名は呼べないんだろう]
──あなたは、……。
[手を伸ばしても触れられないから、幻は掻き消える。
紅く滲む死者の影を抱きしめて、ぎゅっと目を閉じた。
かつて父の介添えを手伝ってくれた大きな手>>92を、皆の笑みを思い出してはいけない。背いたのは自分だ]
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