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[あまり女っぽくないシエラがそういった物を持っているのを見かけたのが意外で、思わず気を取られてしまったのが運のつき。
シエラの割り切った姿勢は程よい距離を保てて嫌いじゃなかったが、クロロと仲が良いからと坊主憎けりゃ精神だったのも災いしたのだろう。
気付いた時には、色違いの対に姿を変じてどこぞの部屋の片隅に転がっていた。
アレクをモデルに人間に戻る事・自身の姿を保つ事にやっと慣れてきた頃だったから、動けないわモノに宿った思念に囚われるわで二進も三進もいかないまま五日ほど行方不明になった。
どうしようもないので考えるのをやめ――そうになって精神的に人生終了するところだった。
ショックのせいで前後の記憶が曖昧だが、シエラが大事にしていた物だったから魔法が扱え切れない時の反動が大きかったのかもしれない]
[>>222セシルの恥ずかしがる様な素振りには気付かず、少し頷きかける動作が声に変わるのを少し不思議そうに見つめながら。人の感情には機敏な様で割と鈍感なのだった。]
お、それは期待出来そうだな。
[ちゃんと世話した、と言う言葉を聞いてはふ、と微笑を浮かべて。出来を見るのが楽しみである。マオの後を追いかけていったセシルの後姿に『頼んだ』と声をかけては>>232新しい姿が目に入る]
…ん、クルーク。何か食べに来たのか?
…辛いものが好きならあるけど…、
[横目で赤いスープを引き攣った顔で見つめながら]
そうじゃないなら何か簡単なものなら作ろうか?
[遠くの魔法の気配、あれはもしかしたらグレンだろうか。特別親しい訳ではなかったが、幼い頃一騒動あったのが印象に残っている。
自分がまだ孤児院に来たばかりの頃。当時在籍していた年長の女性から、何かの記念にと小さな手鏡をもらった。薄い桃色のそれは自分の趣味ではなかった。裏にある安っぽい硝子石の装飾なんかは特に。
当時は魔法を扱いきれないことが多かった。炎を暴走させる危険な子供だったと思う。そんな自分の力と嫌でも結びつけてしまう紅髪を気にしていたのもあって、部屋ではよく中の虚像を見つめていた。周りにはそんな姿は絶対に見せなかった。意地のようなものだ。
彼は物に変身する時、対象に宿る思念を感じ取るらしい。もしかしたら、あの頃の自分の心は彼に覗き見られていたのだろうか。]
そうなの…ふふ、偉いわね
私はさっきまで談話室で本読んでたの
お腹空いたから食堂に行こうと思って
[微笑を浮かべる。]
その本、みせてくれないかしら?
あ、今無理なら今度かしてくれないかしら?
そう?今日はねぇ、ベーコンを使ったスープだよ。
アレク君と急いで作るから楽しみに待ってて……
[包丁と玉ねぎを持って調理場へと戻りかけて、小さな腹の音が聞こえて小さく吹き出した。]
待ちきれなさそう。
[クルークも手伝うと聞けば、あなたが料理を苦手と知ってはいるけれど、隅っこによって2人分の場を開けた。]
もしかして、談話室にグレンいた?
[魔力の気配を感じながら予想を口にする。彼女の言葉を聞けば、確かに自分もそろそろお腹が空いてきたかもしれない。ふむ、と考える。普段の自分なら知識欲は食欲に勝る。でも、今日は川まで出たのもあってか既にかなり空腹だ。いつもなら飯抜きなんて日常茶飯事だが、その気になった時は逆らうべきではないだろう。]
この本は僕もまだ途中なんだ。今度覚えてたら貸すよ。
僕もそろそろお腹が空いてきたみたい。ついてっていい?
[彼女が拒否しないのなら同行するだろう。拒否されたなら飯抜きを決行しそうだ。]
[こちらに向かってきたのは、エリィの他にもう一人。コトブキはまだ分け隔てなく話せる相手ではない(とクロロが勝手に思っているだけで相手は違うかもしれないが)が、同じ孤児院の仲間だ。変な所はあるが、いい人であることは知っていた。]
エリィ。コトブキも来たんだね。
ほら見てなよ、この時間に外に出て花を眺めるのは格別なんだ。
[と言って、クロロは花びらを撫でようと手を伸ばし、慌てて引っ込める。代わりに、胸ポケットに刺してある、以前エリィから貰った小さな造花を愛おしげに指先で撫でた。]
[昔のことを思い出したせいか、夕食前にそぞろ歩き。
うろうろするうちに礼拝堂の近くを通り過ぎる]
調和の女神、ハルモニアさまってか。
――不思議なもんだよなぁ。
[そう信心深くはないが、平和の礎としての役目やイリアたち頼れる大人がいる場所としては大事に思っている。
なんだかんだ言って、他のどんなものが期待外れになっても女神と協定、孤児院の子供たちの安定が崩れる事はないと、この時は信じていたのだった]
[料理をしながら幼い時のことを思い出す。
いつも思い出の色彩は暗い色をしている。
手に持った玉ねぎは誰かが持っているのを眺める物だったし。自分が触れるのは段ボールで運ぶ時だけだ。味だって碌に知らない。
兄は偶に両親の眼を盗んでくれたけれど、見つかったら私が怒られる。しょうがない食べた私が悪いんだから。
魔法が使えない役立たずの私が悪いんだから、最低限役に立たないと。
人は魔法が使えるか使えないかにまず別れて、使える人はそれだけで使えない人よりも上位なのだ。
だって魔法は努力したってどうやったって身につかない。
大多数と同じ凡人の私は、同じ凡人の中でも魔法という+αがない分劣る。
だから当然なのだと思った。思って、いる。
兄の魔法が妬ましく思う事もあったけれど、
それ以上にオルガンの調べや私を心配して撫でてくれる兄の優しい手が傷ついたら嫌だった。
だから兄がいつからか魔法を使うのを止めたのが心苦しかった。]
[私の状態に気づいて両親が流石に周囲から非難を受けて、
子供置いて逃げたのが幼いころ。
孤児院に来てからこれが楽しいということかと知った。
楽しそうな良い子が、孤児院の大人にとって役に立つ子であることも。
もっと大人になれば魔法がなくても誰か必要としてくれるだろうか。
役に立てるんだろうか。]
[汚れた色の玉ねぎの皮をベロンと流しに捨てた。]
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