124 昼メロ村 大神家の一族〜ネタと縁故の嵐〜A：23時／バートン
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予備役 クロード
いいとは思うんだけど…確かに無粋かもしれないね。
で、昼メロって言うとどうしたら昼メロになるんだろう。
ちょっと考えてみたんだけど…
ある昼下がり、とあるちょっと大きなお屋敷でメイドがカーテンの陰から主人の不倫現場を見てニヤリ。そこを夫人がマシンガン持って乱入してなぜかメイドが蜂の巣になってしまう…
こんなところかい？
予備役 クロード
…包丁か、そうだよね。自分もそう思うよ。マシンガンはナンセンスだ。
おかしいな…戦場とはしばらく離れているつもりなんだけどな。気付くと全ての風景に深紅の血飛沫の迷彩が掛かってしまうみたいだ。
[クロードは白磁のような額を押さえ表情を曇らせた。
そして頭を抱えながら力が抜けたかのようにふらふらと手すりを頼り、そこに己の重心を預けた。]
予備役 クロード
[クロードは白磁のような額からどくどくと血を流しながら、クロガネに腕を延ばした。]
くっ、クロガネ…。す…
―――その声はクロガネに届いただろうか。血まみれたクロードの腕はクロガネの頬に少し触れる事が出来たが、力無く落ちた。
その頃にはクロードは意識が薄れ、クロガネがどういう表情をしていたのか確認できなかった。
クロガネ
クロード殿！クロード殿、大丈夫かえ？
しっかりするのじゃ！
[クロードの落ちた方向へと、手すりをしっかり握りながらゆっくり進む。
床に横たわった細い体に手が触れたなら、そっと触れ。
手を伸ばせば、額の血に触れ鉄の匂いに眉を顰める。]
クロード、殿？
[伸びた腕が頬に触れ、落ちた。
その手を取り、脈をはかる。]
予備役 クロード
[クロガネは脈をとるが、そこに反応はなくクロードの体から急激に熱が逃げていくのを感じた。]
―――クロードっ、クロードっ！
[クロガネはクロードの名を叫びつつ、胸を激しく打ち叩く。
しかし、クロードの耳には最早届かない。2人の気持ちが初めて交差したのは皮肉にも、クロードがこの世から去った瞬間だった…。]
―クロード×クロガネ外伝・完―
予備役 クロード
いやいや、クロガネ殿即興で見事に合わせていただいてありがとう。これならちょっと昼メロっぽいかな？
[クロードは白磁（ｒｙからどくどくと血を流しながら、クロガネに握手を求めた。]
クロガネ
うむ、昼メロっぽいな。
ワシの目が見えておれば、もう少し覗き込んだりも出来るのじゃろうが…
[流れる血にも気にせずにっこり笑い、握手を求められている気がしたので手を差し出した。]
予備役 クロード
さてさて、私は一度席を外す事にします。
昼メロとは何か…を考える旅に出てきます。
クロガネ、また後程遊びましょう。
ごきげんよう。
[クロガネとがっちり握手すると、クロードは近くの診療所に*向かった*]
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