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[トタトタと廊下を走り回り階段をかけ降りる。上履きだからか、足音は小さい]
出口どこ〜?
[窓から侵入した弊害がこんなところに。魔術師の休息を邪魔するように走り回っている。
いや、邪魔するようにではなかった。
魔術師の姿を見かけた少女はおもむろに近寄り]
ちょっとおじさんおじさん。
火事ですよ〜。
ここで寝てたらソテーされちゃいますよ〜?
ほら、起きましょ逃げましょ足掻きましょ〜!
[事情を知るよしもない少女は完全に休息を邪魔を始めた。]
─ シェルター(ヴァルター到着前>>179) ─
また交戦中だと・・・。
[いいようのない不安を再び感じる。
どういう事なのだろうか?]
→─ そしてヴァルター到着後・シェルター ─
ようこそ我が砦へ。
私はナビといいますですよ〜。
・・・コホン、失礼・・・。
アンドロイドだ、人間ではない。
別の世界から来たらしいよろしく。
偶に変な口調になるが、まあ気にしないでくれ。
[新たな客人に改めて挨拶をする。
ここぞというところで言葉遣いが変になる。
どうしたものか?]
あっ、ごごごめんなさい……
分かった、じゃあメアリにする。
そう……それぞれにできる事を、ね。
私も頑張らなくちゃね。
[そういって、女も微笑みを返した。]
お腹? そうね……ちょっとだけ。
でも、無理に備蓄は切り崩さなくていいから。
[そう言って、手をひらひら振って遠慮する。
促されれば、持っていたタオルを渡すだろう。**]
[新たな客人達が挨拶をする>>183>>188]
アロールと・・・シルビアというのか。
先ほどの声の主か・・・なるほど・・・。
礼には及ばない。
[アロールの機械化された容姿を見て納得する。
それでも『さっきはありがとう』と言われて、なぜかうれしいと感じていた。]
─ シェルター ─
ナビが帰って来る前に見たわ。
ナビとは入れ違いに出ていった。
誰だったかは分からないけど、
貴方が居ないのを知って止める間もなく外に行ったわ。
[ヴァルターの問いに淡々と告げた。]
私が見たのは一人だけ。
他の人達は見ていないわ。
いや、火事ですよ〜
建物は燃えますし、私達はソテーになりますよ〜
なんか炎が急になんかアレしてヤバいんですって〜!
[淡々と告げられればおじさんが現状を認識できていないと判断し、せわしなくキョロキョロしながらせっつく。]
休息なら安全な所でしましょう!!
[目の前のおじさんの手によりここがその安全な所になっているとは思いもしない]
[戻ったのは一人だけ、と聞いて。
それを喜ぶべきか嘆くべきか、判らなかった。
ただ一人でも生きていたことを喜べばいいのか、たった一人しか戻らなかったことを嘆けばいいのか。
それでも、きっと喜ぶべきなのだろう。メアリのいう、その行動に合致するのは、やはり]
……私の副官だ、それは。
[降ろしていた腰を、また上げる]
次に誰か戻ってきたときは、ここで待つように伝えてくれ。
だからその安全な場所が安全じゃなくなりつつあるんですってば〜
[少女も少女で若干イライラし始め、同時通訳のような勢いで被せるように言葉を放つ。
続いた男の言葉に]
はあ!?炎がそんな融通の利く話が分かる奴だったら消防士は皆路頭に迷っちゃいますよ〜?
[再び目を閉じてしまった男に]
そりゃ確かにあの世に逃避すればあいつらに襲われる事はないでしょうけど〜ダメですよ〜そんなのは〜。
生きる事を諦めたら人間終わりですって〜!
そもそも死んでも私みたいになって逃避失敗するかもですよ〜?
[一人で行け。という言葉だけは都合よく聞き流した]
(兵士か・・・、私もそうやってつくられたものかもしれないな。)
[アロールが兵士と言われ、人間とは違う機械の腕を眺めながらそう考えた。
私の遠い昔の事は何もわからないが、
戦う事しか許されなかったアンドロイドだったのかもしれない。]
[ヴァルターからウィルスは変異するといわれ>>182、
一つの懸念が生まれる。]
もし仮にそのウィルスが機械の体を蝕むものに変異したとき、もしくはコンピューターウィルスの類のようなものに変異したとき、どうすれば良いのか?
[あくまでも可能性の一つ。]
[ 一見してみれば機械化歩兵と見られても仕方はない装備だった。幾らかの肉体的改造は主に有機的な物だったが、彼の身を包むのは戦闘スーツなのだから、其れらと一体的と見えても仕方ない。
そんな判断をナビがしているとは思わぬまま、横になって声を送る。]
《なあ、ナビ。
どうして言葉遣いが変だったの?》
[ 聞こえるならと早速茶化す様に電子の声を届けた。]
――ああ、そうだな。そうだとも。
私の副官が、血の小便を出すまでしごいた連中だからな。
皆、生きておるに決まっている。あんな鈍い死体どもになど、やられるものか。
[まったく男性的な笑みを、メアリに返す。
しかしそれは、自らの不安を笑い飛ばすための笑みでもあったのだ]
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