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[アザミ>>117の態度を見れば、確かにこの妖魔の女性は
IRPOとは関係ないのだろうと察せられた。
その人のように品定めの視線を送ることができなかったのは
ネコミミの下級妖魔相手では結局大した耐性はできないという証。
アザミに対しては、妖魔とは別の意味で目を惹かれた。
男物の制服を纏いながらも、顔立ちは何処か女性のようで。
まるで歌劇の中に見た美しいスターのよう。
そんなハイカラな歌劇場を訪れる者も、今は居ないのだろう。
捜査官か、或いは――招かれざる客でも無い限りは。]
それにしても、なんか……。
こんな形で、パトロール隊の人、
間近に見れるなんて、思ってなかった、な……。
[緩んでいた意識に、ふわりと込み上げてきたのは
純粋な感激とも言えない、複雑な気持ち。
安堵のような、そうでないような心地の中で――。
ツバキはその場に、へたりと座り込んでいた。**]
/*
しまったこれだとメイアルとアザミ、どちらにも動かしにくい立ち位置な気がする。
もうちょっと、だけ、がんば、る……。
/*
フルメン、ありがとうございます!
もしまだ本参加したい方がいらした場合、更に枠を増やす事は可能です。ラスボスさえ吊ればいつでもエピれるので。
その場合、ハムや恋人など、死にやすい役職を入れる予定です。
開始人数が何人になっても、1週間程度で終わるように調整しますので、この後に予定が控えてる方も、ご安心をー!
本参加したいよー!って人はまず見物人で入って、メモなどで申請して下さいまし。
[ケヴィン>>120が素直に手を離して、ミアはほっとする。
だが、続く言葉には]
……ッ?!
[嘘をつかれていた。騙されていた。そして、利用される所だった。
本当なのだろうか。だとしても、なぜそれを明かすのか。
理解できないままに、ミアは一歩を下がった]
御機嫌よう。
[ただ分かったのは、ここはミアの今までの「当たり前」が通じない場所だということだった。
混乱と、戸惑いの中で、ミアは逃げることを選択した。
くるりとケヴィンに背を向け、小さな子供?>>114が出て行ったのと同じ扉を抜けて走る]
[ここには、従い、愛を捧げるべき主がいない。
誠実で優しい庇護者もいない。
見知らぬ街で、ミアはひとりだった。
仲間はどこにもいない、自分で言った言葉が、今、実感となって降り注いだ]**
[ここには、従い、愛を捧げるべき主がいない。
誠実で優しい守護者もいない。
見知らぬ街で、ミアはひとりだった。
仲間はどこにもいない、自分で言った言葉が、今、実感となって降り注いだ]**
―クーロン・裏路地―
[追っ手をまいた所で、一息吐く]
ふーやれやれ、今回は特にしつこかったなぁ。
たかだか家一軒が買える程度のはした金で、あそこまで追い回すなんて、頭がいかれているとしか思えないね。
心が貧しいのかな?
んー、まあ何にせよしばらくはこの街からは離れたほうがいいのかな?
[軽い調子で悪態を吐きながら、手で額を拭うと、べったりと血がこびり付いた]
ありゃりゃ?
[思ったよりも酷い怪我をしていたようだ。そう自覚してしまうと、なんだか目眩もしてきたような気がする]
[最悪、一稼ぎに出るしかないのだけれど。]
嫌だだよねぇ、荒っぽいのは。
[戦場医師、の心算で出向いた先でいっつも結局カタナを抜く羽目になる事を考えると、正直出掛けるのも気が重かった]
第一、何処に行けばいいのか、解んないでしょが。現状。
[半眼でラジオを睨みつけながら続報、或いは他のニュース番組を待つ。
今度は、ちゃんと全部のニュースがまともに聞き取れるのを願いながら]
んー参ったなぁ。
とりあえず血だけでもちゃんと止めないと、今夜のデートでカッコがつかないぞ。
[薬局でもないか、と視線を巡らせると診療所の看板が見えた]
あそこでいっか。
治療費もこれだけあれば足りるだろう。
[ジョーンズは、追手から逃げている最中に通りすがりの男の懐から掠め取った財布の中身を確かめながら、診療所へと向かった]
…おっちゃん、酒。
[なけなしの残りのクレジットをカウンターに放り投げて、席に戻った。どうせ安酒だろう、と思ったら意外と良い酒だったので余計なお世話だチクショウなんて考えながら。
テレビからはまた別のニュースが流れていて――]**
起きたら、もいちどジャスティスで入って、おねーちゃんとの縁故回収したいなあ。
ウートラさんももう一回くらい顔見せしておいた方がいいのかすら?
[ジョーンズはノックもそこそこに、返事も待たずに診療所にずかずかと上がり込み、そこに居るであろう医者に声をかける]
頭痛が痛いので治してください。
[さらに「金ならあります」とジョーンズはある意味無礼な物言いをする。これには理由があった。
クーロンの裏路地の診療所。と言う時点で、何となく後ろ暗い何かを感じさせる診療所なのだ。そう言う場所では『金』こそがもっとも信頼出来る言葉だ。
無論、全く後ろ暗くない医者が出てくる場合もあるだろうが、それはそれで別にかまわない]
まあよろしくお願いしますよ。
[メカでさえ燃料が切れれば動けなくなるのが道理。
ましては自分は人間で。]
燃料切れて動かなくなっても、また入れれば元通りって訳にはいかないもんね、仕方ないかぁ。
[診察デスクの椅子をくるりと回転させて、立ち上がる。
足音はごとんと重く、一歩歩くたびにずんと重く響く足音。
その足に佩かれたのは下駄。
ただし、呆れる程重い鉄製の下駄である。
ゆっくりと診察室を横切ると。待合室の横手、事務室兼住居部へと歩を進めた]
[しずかしずかなリージョンの]
お家忘れた 子ひばりは
広い畑の 麦の中
母さんたずねて ないたけど
風に穂麦が 鳴るばかり
お家忘れた まよいごの
ひばりはひとり 麦の中
お山の狐は なかぬけど
暮れてさみしい 月あかり
[どこかでだれかの歌声]**
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