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ー回想・自教室ー
知ってるかな、6,7月になれば卒業式のファンファーレなんて比にならないくらい練習量が必要な応援歌ってのをやるんだ。
君がギターに浮気してる間にも私はこつこつ練習してたんだよね、流石にこれはご存知だと思うけど、吹奏楽って個人競技じゃないから、私がどれだけ練習しても誰かがぐずぐずだとその努力が無駄になるって言えるよね。
それで、ユーリくんはどこ行くのかな?
[もちろん瞳に笑みはない]
まあ、そんなところですねー。
[税理士や会計士に相談はしているが、基本的には自身で兄の仕事の収支を管理することにしている。生活費ももちろん。しかし、海外生活で、急な入り用もあるだろうということで、兄も口座からお金を下ろせるようにしているのだが。]
…でも私が管理してても、経費だからって言ってお金を勝手に使っちゃう人がいて…はぁ。
[浪費癖のある兄のことを考え、ちょっと暗い表情に。イズミのツンデレ風な提案(?)には]
え、いいんですか!?助かりますー!
[余っちゃうっていうのならば、大丈夫だろう、もったいない精神が働いて、素直に喜ぶ]
そ、それ、タッパーで持ち帰って、おうちで食べるとかでも…いいですか?
[よっぽど嬉しかったのか話がちょっと飛躍している]
そうなの…。
あ、うちは母がそうよ。お互い困るわね。
[こちらの使い込み犯人は母親で、…あまりコメディに適切でない事情があるため割愛。お互いどんよりとした後]
……それは構わないけど、美味しいか保証できない、けど。
[あまり年頃の子が喜ぶ内容の料理はできそうにない。]
……ま、多めに作りましょう。
今日は節句だから、ちらし寿司が楽か……
出来上がったら不純異性交遊の温床、生徒会室ね。3階のカドで、たぶんバカップルがいるからすぐわかるわ。
[何故かふいと視線を逸らしながら、そうやって場所を指定した]
ー回想は続くー
遠足!へえ遠足かあ、さぞ楽しいんだろうなあ、それはもう自主練も出来ないほどに。
ねえねえユーリくん、どうする?
合わせられなくて部長に頭下げるのと、オカルトの人達に頭下げるのどっちが楽かな?
…うん、物分かりが良くてよろしい。
大丈夫、私もオカ研に話付けといてあげるから。
[部長は怖い人だ]
/*怖い人をどうやってまとめているのか。
…あれかな、中身知らないから睨めば一発みたいな…?
そんなばかな!!!*/
ー廊下ー
[とか言ってたらさっそくユーリくんが後ろから部長に首根っこを掴まれて引き摺られていった。
そして今に至る]
ああは言ったけどよく知らない集団に入ってくのは結構勇気いるんだよね…
[いざ生徒会室へ]
そうなんですか…大変なんですねー。
[あまり深い事情には突っ込まず]
ほ、保証できないんですか………
[自分もあまり得意な方ではなく、失敗したこともたくさんあるので、そんなことないですよ!とは軽々しくは言えなく]
で、でもでも、人が作ってくれたものは絶対残すなって教えられてますから、大丈夫です!
生徒会室…ですか?わかりました!
[部外者が勝手に入っても大丈夫か、とも思うけれどイズミと一緒に行けばなんとかなるかなーと考えて]
私も、お金が入ったら、こっちに越してくる前のとこの料理をなにか作って持っていきますね。
あの、さようなら、また明日!
[告げて、レジへ向かって行った]
………残したっていいのよ別に…
[きょとんとしながらそうぼやいて、了解するのを見ると]
ええ、それじゃあね。
[…ちらし寿司はちょっと生物だから、別の何かを作っておこう。と思った。
それからかごの中身を見て]
……足りないわね。
……使い込まれる前に使い込んでやるわ。
[腕をまくって、いざ大量購入。*]
― 帰り道 ―
…うーん、持っていくんだったらお好みはだめだなあ。
となると牡蠣めしか、たこめしか―――
とりあえず、あっちから牡蠣とかたこを取り寄せなきゃ!!
[お金が入ったことの後を考えてうきうき。これではあまり兄のことは言えませんよ?]**
すみませーん。
榛葉ユーリの代理で吹奏楽部から来た者ですけど。
[生徒会室に入る]
…ってそもそもなんでオカ研なのに生徒会なんだ?
[とかお決まりに思ってみたり]
[自己紹介を受ければ]
や、それは知ってるよ、流石に…
生徒会長の顔と名前くらいは一致してるよ…
[と軽く毒づけば]
あ、そう、ユーリの件ですが、大変ご迷惑をお掛けしますが、彼は遊んでいる暇がなくなってしまったので、申し訳ないですが、辞退と言うことで…
[と慇懃無礼な感じで]
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