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…いいよ。
ばくはつするのと、むらにもどれるのと、あと……。
[小瓶を欲しい、というパースに頷く。>>129
お手製呪符の効果を並べ始めるもやがて言い淀み、包帯の上から頭を抱えていたが]
たしか、ふつうのかみに、かいてあるはず。
なにがはいってるか。
[パースの手の中におさまった小瓶を――正確にはその中の“ふつうのかみ”を指差して告げる。
壊れ始めていてもその辺りはまだ抜かりなかった]
[鐘の音を聞けば、ナデージュが到着したのかと思い、
すぐに酒場の表の方へと顔を出した。
其処には予想通り彼女の姿と、そして]
ギュル…!
[歪な笑顔を浮かべる少年の姿は酷く小さく見えた。
安堵と悲しさに胸を詰まらせつつ、
我を忘れたようにギュルの元へかけた]
見つけてきて、くれたのかい。
ありがとう。…嗚呼、ありがとう。
[それから、一度息をついてナデージュを見つめ直し]
マスターは今、奥の部屋に。
[努めて優しく告げるその声は、僅かに震えていた]
───……。
[暫くして身を起こすと、目元には、涙が滲んでいた。
袖口で涙を拭いながら、少し慌てたように周囲を見回し、そこにドワイドの姿がないことを確認すると、小さく、安堵の息を漏らす。
けれど次に沸き上がってくるのは、不安。]
まだ、帰っていないのか。
[窓の外を見れば、灰は今日も、静かに降り募っている。
こんな中、彼はまた、誰かの世話を焼いて、村を駆け回っているのだろうか。]
――わ。
[新品の包帯を見て、表情が緩む。>>131
真っ白なそれはどこか雪を思い出させて、好きなのだ]
ふうん……ね、じゃあ。
ポケットの中から、たなにはいってるもの。でてくるの?
[パース曰く、ポケットをなおした話はこれで何度目からしいけれど、
忘れているスーにとっては、訊くのも、こうして問うのも、初めて。
かつては“変な呪符”も作れたことすら忘れたまま、
いつしか、ハミングに合わせて揺れているように見える馬の尻尾に、視線を奪われていた]
[店の奥の方からでてきたドワイトさんに、小さく頭を下げます。
そういえば、ケープは彼に貸していたのでした。
頭につもった灰がはらはらと落ちます。
ギュルと名前を呼ばれた彼は、どうやら教会から逃げ出して来たようでした。
きっと彼自身、魔物へと変化する予兆を感じているのでしょう。
だから教会から離れたのだとしたら、もしかしたらドワイトさんと会わせるのはあまり良くなかったのかもしれません。
わたしは少しだけ、彼の表情を伺い見ました。
奥の部屋にという言葉に、わたしはまた頭を下げます。
教会を出たわたしが歌を仕事にし始めてから、何度も通ったお店です。
建物の構造くらい、わかっています。
ギュルくんの事も心配ですけれど、彼の事はドワイトさんに任せることにしました。
テーブルとテーブルの間を抜け、カウンターの奥へ。
その先の扉を、そっと、ノックします。]
……はぁ。
やっぱり出がらしじゃない茶は美味しいもんだねぇ。
[飲み干したカップをかたんと置いた。]
いるかい、おかわり?
あ、持ってくるから座ってな。
[女はつとテーブルから離れると、いくらか渋くなったであろう茶の入った急須を持ってきた。
もう片方の手に、貴重品となった牛の乳。]
……ほら。牛乳。
良かったら入れなよ。
もう、滅多なことじゃ飲めないだろうしさ。
― →元マジックアイテム屋 ―
[歩き、咥えたままだった煙草に漸く紅が灯る。
持ち歩く小さな札は、残り数が心許なく。
それを売っている店の持ち主が、恐らく今日も開けている筈の扉に手をかけた。]
スー、いるか?
[色々なものが乱雑に整頓されて、積み上げられた店内。
何か強い思いを込めてか、休もうとしない顔馴染みの名を呼んだ。]
おっと、先客か。
[巻き直されたばかりの包帯姿と共にあるキャスケット。
彼の用事が終わるまで、店内でも物色してみようか。]
…………。
[こくり。
カップを両手で持ったままセルマに頷いた。]
………………。
[差し出された牛乳を見る眼差しは揺れて。
また、こくり。
新たに注がれた琥珀色の液体に乳色が注がれ、斑な模様を描いた。]
森にでも入れば、牛乳みたいな果汁もあるんだけどさ。
あんまり自分のために危険な目に遭うってのもね。
ふん、まあただの愚痴さ。
[二杯目の茶を注ぐと、少女をしっかりと見つめる。]
聞かせとくれよ。
差し支えなきゃ、アンタのことをさ。
[酒場には開店情報を示す札もかかっていない。最後にここを訪れたのはいつだったろうか。原稿を上げた際に連れられたような記憶もある。彼方の昔、あの時は背景に歌が流れていたような。あの時は慣れぬ場所がとても広く感じた。
暗めの照明、カウベルの音。変わりはないはずなのに、世相を反映してか、酒場の中が窮屈に見える]
――、
[無機質な目で、隻腕の男と臥した店主を見つめる。司祭の言葉に従い、奥へ運ぶ手助けをした。
二人の体格差から、抱えるバランスを崩しそうになる。
司祭が店主を介護するのも、鐘の音に呼ばれ表に出て行くのも、茫洋とした目に鈍い光を湛えて眺め続けた。
時折思い出したかのように、ただ手前のメモ、文字に向き合う]
…俺は、トロイ。
まぁ、何してたかは…ご存じみたいですね。
[己の事を知られていたことに苦笑して、
自分の無関心さにちょっと呆れる。
…外をふらふら歩きはしても、
人の事を気にするなんて滅多に無かったのだから。]
…俺でよければ、いくらでも。
ただし、御望みの知識があるとは限りませんが。
[返事を返したその声は、表へと行く背中へと。]
セルマサン、………。
[ほぅっとした貌で言の葉を零す。]
ワタシノナマエは………エステル。
でも、他にも名前が思い浮かぶの。
灰色の羽根と一緒に、───「マイダ」って。
[少しの間、沈黙が落ちた。]
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