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もしかして、前倒しで作ってくれたの?
ありがとう、スー。恩にきるよ……
……。
ははあ、どうして作ったのか忘れたんだね。
私はあの小瓶が欲しいな。いいかい?
[首を傾げて尋ねて、小瓶を己のポケットにしまうつもりで手に取る。]
[弱り切った酒場の主人を寝台に寝かせて。
…だけど、出来るのはそれだけだった。
か細い呼吸は今にも止まりそうだ。
酒場の主人の手を握り、頬を濡らした布で拭うが、
ほとんど反応はなかった]
(――――――…死の前兆の呼吸をしている)
[救う方法など分からないままに、
余計な知識ばかりが経験で身についてしまった。
男の瞳に映るのは、悲しみと諦めの色]
あなたも、先にいってしまうのか。
[思わず零れた小さな声。
それがあまりに不用意であることに気づき、目を伏せた]
生死確認した後は、ホントに見てただけだけどな。
[…何かしようにも片腕じゃ、辺りの掃除が関の山。]
体温が若干下がってるから、毛布をかけとくと良いと思うぞ。
意識が無い以上、なるべく体力の消耗は抑えたいし。
/*
う、うわぁぁぁぁぁぁ!!! >>128
回すつもりの死亡シーンが汲まれたみたいで嬉しいやらあなたはエスパーかやら
おかげで色々深まったよありがとうありがとう
[スーの頭を撫でてから、サスペンダーで止められたズボンのポケットに手を伸ばして新品の包帯とハンカチを取り出す。]
壊れたものを直せば、使えるようになるよね。
この私のポケットだって、君が穴あけを繕ってくれたんだよ。
忘れてたって良いさ。何度だって言うからね。
だって、君ったら、ついでに変な呪符をつないで、このポケットを私の部屋のちいさな棚とつなげてしまったんだもの。
[ふふ、と笑いながらスーの汚れた包帯をといて、ふわふわとハンカチで汚れた箇所をぬぐってから白い包帯を巻いていく。
古い童謡をハミングしながら、しっぽを揺らした。]
[大きく手を振るドワイトさんの姿に、わたしは大きな動作で頷き返します。
あの仕草で伝わったようです、よかったです。
だからといって、安心はできないのですが。
足の速度は緩めません。
あまり遠くまで来ていないので、数度の曲がり角を曲がればもう、そこは見慣れた景色でした。
わたしの家の扉を少しすぎた頃(酒場までは、もうほんの少しだけを歩きます)、
建物と建物の間で何かが動いた気がしました。
至る所で、枝や屋根に積もった灰が落ちたりしているのですが、どうもそういうわけではないようです。
私は足を止めて、じっと路地裏の向こうを見つめます。
紙屑やがらくたが積まれた路地裏ですが、誰か、いるように思いました。]
[がらくたの中に埋まるようにしているその姿は、大人の姿よりも幾分か小柄に見えます。
このご時世ですので、あまり大きな体格の人も見なくなりましたが。
その誰かに声をかけることはできなかったので、わたしは大きく地面を踏み鳴らしました。
一歩、大きく踏み出します。
また一歩、大きく踏み出します。
わたしはここにいます、今貴方に近づこうとしています。
そんなアピールだったのですが、伝わっているでしょうか。
歩く度に、その姿はびくり、びくりと反応していたので、音が聞こえないわけではなさそうでした。]
見てただけしかしてないんだが、な。
[治療することも、助け起こす事も出来なかった。
ただ、見て生きていることを確認しただけで。
…それだけしかして居ない身には、礼の言葉は痛かった。]
・・・体温の低下を抑えて、
気道を確保すれば最低限の延命にはなる。
最も、それ以上の対処は医者頼みだが。
[諦めたような言葉に対して、静かに己の思考を告げて。
…実行したとしても、結局「延命」でしかないのだが。]
[何歩歩いた頃でしょう。
その姿の側まで来れば、わたしはその誰かさんの体にかかっていた、古い新聞紙を取り払いました。
わたしを見上げるその姿は、子供でした。
ひどく怯えているようにも見えます。
ですが口の端はふるふると震え、笑いを堪えているようにも見えます。]
「ナデージュさん」
[たしかにその子供は言いました。
わたしが歌をうたわなくなってから自発的に向かうのは、酒場か教会くらいのものです。
ということは、恐らく教会の子供でしょう。
教会で少しばかり手伝いをした時に、見かけた覚えがあります。]
[彼は小さな声で途切れ途切れに話します。
もうすぐ届くのだと。
もうすぐ自分はそれに飲まれるのだと。
飲まれる事は怖くない、寧ろ楽しみですらあると。
けれど、そのせいで誰かを傷つけたくないと。
だいたい、そんなような事を口にしていたでしょうか。
わたしはといえば、何と返していいかわからずに、そっとケープを脱いで、その体にかけてあげる事しかできませんでした。
そっとその傍に跪きます。
片方の手のひらをそっと、うずくまり、震える姿に差し伸べます。
わたしの手を取ってくれたその右手は、既にニンゲンの肌ではありませんでした。]
[わたしはその手を引き立ち上がります。
きっとこの子ももう先は長くないのでしょう。
わたしたちを襲う魔物と化して、ニンゲンの姿とは遠ざかって。
それがとても、悲しかったです。
繋いだ掌は震えていました。
だからわたしはそっと握り返しました。
ひとまずは酒場まで行こうと、わたしと彼とで路地裏を出ます。
マスターの事も、心配です。]
???は、おまかせ に希望を変更しました。
一番寂しいのは誰にも顧みられないことさ。
…少なくとも私は、そう思っている。
[相手の呟きにかけた言葉は、慰めではなく本心だった。
そして、諦めを口にしてしまった己に対する彼の声に、
はっとして顔をあげる]
そう。 …そうだね。
フロアにある毛布を持って来よう。
彼女が到着するまでは、せめて。
[ナデージュのことを娘のようだと語っていた、
マスターの笑顔を思い返す。
気道を確保するために軽く顎を持ち上げ固定し、
身体を温める為の作業をこなす。
その最中、隻腕の青年へ、ぽつりぽつりと語りかけた]
[暫く歩けば酒場に着きます。
ドアに取り付けられた古いベルが、来客を告げるようにからんからん、と、錆びた音を響かせました。
わたしよりも先に着いているだろう二人は、そして先にマスターを見ていてくれたあの人はどこにいたでしょうか。
わたしは客席に彼を座らせると、掌を彼に向けてここにいるように、と、合図しました。]
君と話をするのは、…はじめて、だったかな。
灰の研究をしていたと、聞いている。
小さな村だ。外に出かければ、色んな話が耳に届くのさ。
私はこの村の司祭のドワイト。
マスターの傍にいてくれて、ありがとう。
―――…昔、とても世話になった人なんだ。
……………。
[視線はしばし青年へ注がれ、やがて病人の方へ戻る]
…君に、あとで聞いてみたいことがある。
もしも覚えていたらで、構わないのだけど。
[最後の言葉と同時に、からんと酒場の鐘が響いた]
[教会の長椅子に横たわっての、浅い眠りの中、今は亡き、仲間達の夢を見た。
灰色翼人──グレイフェザーは、寿命こそ人間の2倍程あるが、病や怪我にはとても弱く、天寿を全うできるものはそう多くはなかった。
そこにきての、この、死の灰。
多くの同胞が、羽を蝕まれ、倒れ、死んだ。
ランスがここまで生き長らえていられたのは、もとより、多くの時間を、この村で過ごしていたからかもしれない。]
このまえ、ここで、ねてた。
だいじょうぶ、おぼえてる。
……パースが、おこしてくれたんだよね。
[不鮮明な灰色の記憶の中では、
顔よりも身につけているものや、普通の人間にはない身体的特徴の方が、
はっきりと浮かんでいることが多い。
今も、倒れる自分を見下ろすキャスケットと目の前のそれを一致させて、
思い出す。断片を。>>128
しかし結局小瓶の中の呪符のことは思い出せず、]
…いいよ。
ばくはつするのと、むらにもどれるのと、あと……。
[小瓶を欲しい、というパースに頷く。>>129
お手製呪符の効果を並べ始めるもやがて言い淀み、包帯の上から頭を抱えていたが]
たしか、ふつうのかみに、かいてあるはず。
なにがはいってるか。
[パースの手の中におさまった小瓶を――正確にはその中の“ふつうのかみ”を指差して告げる。
壊れ始めていてもその辺りはまだ抜かりなかった]
[鐘の音を聞けば、ナデージュが到着したのかと思い、
すぐに酒場の表の方へと顔を出した。
其処には予想通り彼女の姿と、そして]
ギュル…!
[歪な笑顔を浮かべる少年の姿は酷く小さく見えた。
安堵と悲しさに胸を詰まらせつつ、
我を忘れたようにギュルの元へかけた]
見つけてきて、くれたのかい。
ありがとう。…嗚呼、ありがとう。
[それから、一度息をついてナデージュを見つめ直し]
マスターは今、奥の部屋に。
[努めて優しく告げるその声は、僅かに震えていた]
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