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あたしはセルマ。セルマさんでいいよ。
うち、そこだから。
茶ぁしばくくらい、いいだろ?
[一度振り返ったが、答えを受け取る前に少女の手を引っ張った。]
……はっ、ぜえ、はぁ。 老いたな。
[少し走れば、たちどころに息が切れる。
かつて戦禍で肺を痛めた為でもあるのだが、
この淀んだ空気と灰も悪さをしているに違いあるまい。
それでも駆け続けていると、前方に人の姿。
外出しているのを見るのは久方ぶりな気もする]
エラリー君、か?
[ややふらつきながら、彼の背に声をかけた]
[奥で手招きしている彼女>>34のほうへ行きつつ、
もしかしたら声が出ないのか、とか考えて…
全て吹っ飛んだ。
・・・皿の破片などが飛び散っているという事は、
最悪見えていないだけでどこかから出血していることも有り得る。
いや、そもそもこの人は『まだ生きている』のか?
思考の渦に飲み込まれかけ首を振る。]
…とりあえず、まず静止から確認すんぞ。
場合によっちゃ、破片とかが無い場所へ移さないと…
[…息をしていないなら人工呼吸が居るし、
脈が止まって居れば下手すりゃもう手遅れだ。
屈んで右手で脈を取り、鼻と口の前に左手を…
持っていこうとして、左袖が揺れる。
そうだ。左の腕は既に無い。
両腕があるかのような己の行動に溜息を吐き、
右手で呼吸と体温を確かめようとした。]
12人目、手紙狂い パース がやってきました。
手紙狂い パースは、おまかせ を希望しました。
[ふらりと、辺りを見回す。人気が少なく、随分と小さな声、遠くの音まで拾えてしまう気がする。
空気がふるえる音、灰が降る音、灰が、積もる音。
それすらも聞こえてしまうような気がして――何をばかな、と男は苦く笑った。
不意に、自分の行動を振り返る]
――何かを確かめようと歩くことは、離魂症患者に似ている。
[雑多な紙切れに乱雑な文字を穿つ。先の女の姿は、何かこの光景を確かめようとしていたのかも知れなかった――
>>40 不意にかけられた誰何の声。自分の名前でなかったら気づけたか、どうか。息を切らす壮年の男を振り返り]
やあ お久しぶりです
[長らく声もまともに出していなかったせいか、想像以上に掠れた己の声に、司祭が切れた息をどこにやったのかと問うのも忘れて、呆然としてしまった]
/*
阪神ファンとか関西弁入るとか
おばさん呼ばわりすると麺棒で殴られるとか
そういう設定も考えたけどシリアスだろうから灰に埋める。
なんだい?
ほら、早く屋根のあるとこに入らないと灰が降るだろ。
[まともにかち合った視線は感情がいくらか覗けるようで、どこか安心しながらも少女を引っ張ることは忘れなかった。]
セルマ、セルマサン。
オセワ、お世話になります。
ワタシ あたし 私 ハ
私の名前は・・・・・・
[胸を張っていた女性は、
この滅びゆく世界の中で逞しく見える部類だろうか。
名前を暫定でセルマが付けようとするのか、それとも自ら名乗るかは、この後のセルマ次第だった。]
[ぱりぱりと、皿の破片を踏むと、靴底の下で割れた音がします。
彼がマスターの傍らに屈むのを、程近い場所で見ていました。
揺れた彼の左の袖は、この距離から見ても空っぽだということがわかります。
右の腕はちゃんと袖に通しているということは、やはり、"無い"のでしょうか。]
………
[思えば、随分とマスターも痩せてしまいました。
既に結構なお年でしたから、ご老体にこの死の灰はさぞかし堪えたでしょう。
それなのに、わたしが店に来ればいつも、優しく声をかけてくれました。
そんなマスターも、いなくなってしまうのでしょうか。
わたしはそっと、彼の横顔を伺い見ます。]
/*
せっかく世界滅びる系ならNPCころしまくりでもいいかなとおもったけど
どうせみんな死ぬならこくりまくって死のうかなと思って
実らない多角桃をめざす!!!!
えっと パースは2(6)(偶:にんげん 奇:にんげんとちゃうねん
/*
ハーイねくらでええええええええっすすうううううう
今回なかみテンションはぐぐっと押さえて参りましょう
ねんれい・・・2(25)
しんちょう・・・132(180)
…………?
[ようやく話し出した少女に向き直る。
尋ねることをいくつか思い出したが、灰を厭う女は長く立ち止まることを選ばない。]
あんた、記憶がないとかそんなんかい?
いや、名前はひとまず置いとくとして――
うちにアップルティがあるからさ。
それ飲んだら、少しは気も紛れるだろ。
[名前を言おうとした少女が言いよどんだことが気がかりだったが、好んで灰にうたれることもないだろう。
見知らぬ少女との会話も面白そうではある。]
さ、こっち。
[木製のドアを開いて、少女を促した。
軋む音も、どこか楽しげに聞こえた。]
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