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青年勇者 アイン は赤の聖痕者に決定されました。
旅を始めて幾らの月日が流れたのか。
どうやらこの中には、村人が2名、人狼が1名、占い師が1名、霊能者が1名、狂人が1名、狩人が1名、共有者が2名、C国狂人が1名、聖痕者が1名、狂信者が2名、呪狼が1名、智狼が1名いるようだ。
国王 ケセドが「時間を進める」を選択しました。
―幕間―
[そうして。
白い砂漠からやってきた、白い衣の少女と竜は、ゴート村から勇者を探して一度目の旅立ちを。
城下町ゴルガンタで、騎士風の女性から伝え聞いたアインという青年を探し。或いは、青年フリッツと女神、そして魔神との出会いを経て、二度目の旅立ちをした。
足取りははじまりの国へ向かったのか。
それとも風に聞くままに旅をしたのか。
それは誰にも預かり知らぬこと。
ただ――耳聡い者なら、勇者・魔軍を問わずして聞き及ぶこともあったかもしれない。
幾つかの小さな村や町を、魔物の襲撃から護りきった竜の噂話を。
或いは聖堂に忍び込んでは出入り禁止となった、みすぼらしい少女の噂話を。**]
/*
うーん。ダリアはグランドエンド狙いかなと思って振りはしましたが、無理そうな気がしてきましたね。そしてバッドエンドに向かって貰えないなら、襲撃も考慮しないとなりませんね。(魔王は襲撃権持って無い)
熱血は求めてない村です。
/*
…小さな村や町くらいなら有りのようにも思えますが、少女の強さが全然分からないので、魔王接触によることの、能力引きずり出しの意味もあったのですよね。魔神誘いは。というお話の開示。
/*
(熱血が駄目なのではなくポジ系熱血は、という話。)
眠いのもあって恐らくネガ方面に考えている可能性もあるので少し寝てきましょう。
そして皆さん楽しんでいって下さいね(遅くなりました)
― 夜明け/宿の屋根 ―
[旅に出てからというもの彼の気配を身近に感じる事が増えていた。
太陽が山の稜線に沈み、死と生が曖昧な時に彼はやってくる。
死の淵に誘いこむ訳でもない、激励する訳でも無い。
目に見える訳でも無いのに不思議と生前と変わらない彼の優しいまなざしを感じる]
私が死んだら真っ先に迎えに来てくれるか?
[問いに対する返答は無く、やがて暁風に乗り彼は去ってゆく。
この戦いが人類陣営の勝利で終われば、トルニータの加護を声高に叫ぶ者同士が殺しあう悍ましい世が到来するのが目に見えている。
死に属する者とはいえ、自分だけに向けられる優しいまなざしは創造神のそれと比べれば遥かに好ましいものだった*]
― 城下町ゴルガンタ 滞在中 ―
[不思議とB・ドラッグの影響が薄い女とは対照的に城壁内での犯罪が目に見えて増えていく。
肩がぶつかっただけで、刃を振るい合う者達。
日々の憂さ晴らしをするかの如く無力な子供へ向けられる暴力。
路地で繰り広げられる陰湿な性犯罪。
城壁に付く者達から選出され新規編成された警備隊からも暴行致死事件を引き起こす者がでる有様。
ゴルガンタの治安は目に見えて悪化していく。
フリッツが街周辺での探索に専念する最中、目の届く範囲で事件が発生すれば助けに入る事もあったが、警察権の侵害を嫌う警備隊から向けられるのは感謝では無く歪んだ嫉妬心。
街路で目を光らせる警備兵から向けられる犯罪者を見るかのような眼差しに心底呆れるしか無い。]
/*
アロラ様が着実にフラグを立てていらっしゃる…。
幸せになって欲しいPCさんが多いのですが、
バッドエンド村なんですよね。
なんてこった。
ところで私、浮いてないか凄く心配なんですが大丈夫でしょうか。
基本的にふんわりとしたファンタジーの世界で生きているので、やらかしていないかがとても心配です。
─── どことも知れぬ荒野にて ───
[終わりの見えぬ戦い。倒しても倒しても、魔物は増える一方。魔物は強く狡猾になっていき、休む暇もない。周りの景色もおどろおどろしい物へと変わりつつあった。
それは確実に魔王城へ近づいている証でもあったが、未だ城郭は見えず。心身は疲弊していく一方。
だが猫は、全く疲れを見せていない。それどころか、進むにつれてどんどん生気を取り戻していくようだった。それが何を意味するのか……]
[猫は勇者一行として戦ってきた。
詳しい方法は頑なに口を閉ざしたが、何かしらの妖術で、行く手を阻む魔物を事前に鉢合わせないように誘導をする事が猫の役目だった。
猫にとって真の目的は、さしたる力を持たない魔物が無駄に命を落とすことがないようにするための配慮だった。
猫は知っていた。この地でニンゲンが最も恐れるべきなのは、魔物ではないことを。この不毛の地、そのものであることを。
一方で、それでも襲ってきた者には容赦しなかった。力も思考も持たぬ者は、どうせ長くはあるまい。そう割り切っていた。]
― 城下町ゴルガンタ ―
[毒を流し始めて幾ばくか経過した。
町中は順調に荒れ始めているようだった。
力の強い者には効果は薄いようであったが、
そんな力の強い者など少数に過ぎない。
世界は多数の力の無い者によって動いているのだ]
順調のようですねぇ
[見張り台の一つにエンフェルケスーカの渡り人は立っていた。
そこを担当している者たちは盗賊ギルドの傘下に収めている]
次は噂を流しましょうか
『魔軍は港町ベイルーンへと侵攻している。
こちらには来ないようだ、とね』
[無防備な町を強襲されれば毒の影響と合わさり、
堅牢な城塞も脆弱なものとなるだろう。
エンフェルケスーカの渡り人はくつりと笑いながら、
城下町ゴルガンダの最期が訪れる時を待っていた]
― 魔王城内部・黒騎士団詰所 ―
[魔王城の中。
騎馬や翼竜を駆る都合である程度のスペースを与えられていた。
約束通りに翼竜を20頭用意し。
自身はその中でも、気に入っている1頭に騎乗すると決めていた。
兵を運ぶ必要があれば、何頭かには籠を持たせるようにして竜に運ばせると決めていた。]
アレも用意しておいた方が良いかしらね。
丁度いい実験台があるのだもの。
[古代遺跡から発掘してきた携行式の小型火器。
飛び道具だろうと目算を付けていたが。
幸か不幸か、試し打ちする相手がいまいち見つからなかったのだ。]
[投石と手槍による遠隔攻撃。
それだけでなく、小型火器の実戦による練習。
アミーにあったのは慢心と言うよりは余裕だった。]
いつか魔王様を倒すような勇者が生まれるかもしれないけれど。
それはそれで楽しみだわ。
[魔剣を一度抜くと軽く振って見せて。
魔術的な祝福なのか、大剣とは思えない重量で操れたのだ。]
[>>9
難民キャンプから上がる火の手。
城壁外のキャンプは攻撃を受けたら一溜りもない。
魔軍侵攻そなえて最低限の旅準備をしていた難民達は侵攻先変更という流言に乗せられた。
籠城用兵糧提供を訴え城門へ向かった代表者が城門で突き殺された事を機に、警備兵から虐げられていた難民の怒りは暴発。暴徒となり城門へ攻め寄せるが攻城兵器どころかまともな武具も無い難民が城内へ入る等夢のまた夢。
城壁から弓の一斉射撃を受け多大な犠牲を出して潰走する難民を追い城門か出撃した重騎兵が難民を追い潰し、重歩兵が難民キャンプに火を放ち掃討してゆく。
老若男女、差別する事無く全ての難民に死が降り注ぐ。
魔軍の侵攻による難民の自然離散が期待できなくなった時に備えていたとしか思えない手際の良さ。
難民という問題は消え去るが、対策に苦慮していた警備隊、資金資材面での供出を強いられている商工ギルドと、難民支援に尽力していた教会勢力という新たな感情的対立構造の下地が作られる**]
/*
凄い、どんどん事態がややこしくなってる…!
アロラ様に描写をお任せしていたら、
多分、簡単に人間は滅ぶんじゃないかな…(褒め言葉です)
― 城下町ゴルガンタ ―
[>>5悪化する治安と街の空気の中、主人の様子には変わりがないことに安堵する]
……せめて原因が掴めれば良いのですが。
集団で魅了術にかかっているかのような惨状です。
[町の中に術式でも組まれているのかと探したが、見当たらず。水源地>>0:531などという要所に至っては、部外者の自分は立ち寄ることすら許されず]
アロラ様もどうか御気を付けて。
[敵がどのような手段を講じて来ようとも、自分は彼女の剣となるだけだ。魔王打倒後の世界のことまで、主人が案じていることは知らず。
男にとっての天命は、魔王を討つこと一点だったから*]
― 城下町ゴルガンタ 新月の夜/教会 ―
[月の無い夜だった。
荘厳である教会の内部すら、些か荒れているようだった。
血痕の跡が床に点々としている。
窓の一部は罅が入り、木で立て付けてある。
治安の悪化に伴い人々は教会へ救いを求め、
また不条理へ怒りをぶつけた。
星明かりだけが照らすステンドグラスは、暗く。
薄らと漸く模様を確認できる程度だ。
この街の情報を集める内、それ以外にも幾つかの話が聞けた。
はじまりの国を立った"勇者一行"に、
アルシェスという青年が含まれているらしいこと。
その時点ではレティーシアの名は聞かなかったが、
彼女は今頃どうしているのだろう。
また、村を護った竜の話も耳にした。
ダリアのことが脳裏に浮かんだが、繋がりに確証はないまま]
― 城下町ゴルガンタ教会鐘塔/新月の夜 ―
[警備隊との対立で深刻な警備要因不足になった教会に乞われる形で教会での寝泊まりを初めて初日の事。
街を見下ろす鐘塔に女は居た。
人心の荒廃は街の状況に直結する。
遠くから風に乗り聞こえる悲鳴。
所々で上がる不審火。
人間の心の拠り所となっていたゴルガンタ。
今は見る影もない**]
ん、なに、チャペ?
[少年はあまり深く物事を考えない性質であり、タンガリザのことも仲間のチャペが言うならそうなんだろう、程度に受け止めていたのだが。
そこに掛けられる言葉>>0:672]
いけない……遊び……。
[タンガリザがチャペの胸を鷲掴みにしたワンシーンが脳裏に浮かび、純情少年はぽふんと顔を赤くした。
あれはてっきり一方的に襲われたものだと思っていたけれど、まさかそういうことだったのか?]
わ、わかったよ……言わないよ。
[少年からすれば、チャペだってナイスバディのおねーさんだ。
だからそんな風に囁かれれば、頷かずにはいられなかった*]
― 荒野 ―
[かくて一行は、魔王城を目指し旅立った。
それからどれだけの月日が経ったか。
城下町ゴルガンタの異変は旅人の噂話に聞くものの、そこに辿り着くまでに、幾つもの難所を通り抜けなければならなかった。
少年の頭が、救うべき町ではなく、次の町までの距離ばかり考えるようになるまで、さほど時間はかからなかった]
はあ……チャペは随分と、元気、だね……。
[仲間>>6に向けて声を掛ける、少年の体はあちこちに薬草が貼り付けられていた。
町に着く度買い溜めしていた薬草だったが、前の町で買った分はそろそろ底を突き掛けている。
この頃になれば、少年も気付き始めていた。
他の仲間に比べ、明らかに自分の怪我の量が多いことに]
[率先して前衛に立っていたこともあるだろう。
実戦経験が少なく、発展途上なのも確かだ。
しかし――才能も実力も不足しているという事実を、少年は痛感し始めていた]
へへーん、そのとーり。チャペはすごいのでーす。
これからも任せなさーいってね。
[猫は胸を張って答える。
だが、アルシェスの様子に少し困ったような表情をすると、地図を見ながら何も見えない前方を指さすのだった。]
もう少し頑張りなよ、あと1日もすれば湧き水があるはずだからさ。
[もっとも、この地図も正しいとは限らないのは皆分かっていたが。]
[辛そうな様子を何を言うでもなく、猫は見つめる。
…………とても良い気分だ。辺り一面に広がる暗がりが力をくれる。
影は、影の中でしか生きられない。
こここそが猫の生きる場所だ。
ニンゲンとは、住む場所が違いすぎる。]
そう、違いすぎる……
[誰にも届かない声で、猫は呟いた。]
[チャペの内心はわからない。
ただ、それはチャペが強いからだと思った。
チャペだけれはない、勇者も、射手も。
自分よりはずっと強い]
――僕にも、力が、
[羨望と渇望を抱きながら、歩みを進める]
[そうして月のない夜に、一行はゴルガンタへ辿り着く*]
[難民が問題となるのは、故郷を忘れない事も一つの理由だろう。受け入れる余地のある場所では、難民達本来の土地…故郷を捨て、その街や国の民になる事で受け入れられる場所も、中にはあったろう。
尤も、難民が膨れ上がったり、その街や国の方針に撚る所は大きいかもしれないが…彼らの為の開拓、或いは与える土地の問題もあるかもしれない。]
[難民の問題の一つに、故郷を忘れない者の事もあげられよう。
尤も、故郷を忘れず、戦う意志がある者は、魔軍との戦いに赴ける様な地に向かったり、兵への登用を望んだかもしれない。
難民を受け入れる余裕のある街や国では、難民達本来の故郷を捨て、その街や国の民になる事で受け入れられる場所も、中にはあったろう。
難民の問題は、人数や、その街や国の方針に撚る所は大きいかもしれないが…彼らの為の開拓、或いは与える土地の問題、或いは権勢など。]
── 城下町ゴルガンタ・教会 ──
[教会の近くでも悪質な犯罪>>4が行われ始めようとしていた。教会へと難を逃れようとする者達>>14の中ですら、高揚と粗暴に浸された者がいるようだ。
信徒は幾ら居ただろう。或いは神の声聞ける者は幾人居たのか…。]
[高揚を行動の根源に、城下町ゴルガンタの者達は、教会の教えと正反対の事に手を染める。
それは性に幼き者へも手が伸ばされた。か弱き者達は暴力と性欲が齎す一時の身体の慰めに溺れ、容易く背徳の道を選ぶ。]
[奇しくも、ダリアが隠れ魔神が語らった路地裏では、抑えているが獣の様な嬌声が響く場所となっていたか。
心身共に堕ちる街の様子に、嘗ての暖かさは見る影を失う。エンフェルケスーカの渡り人は何を思っていたろう。]
[教会のステンドグラスの女神は、声聞けず姿見えない者へは、物言わぬ硝子の肖像とのみ映る。女神の声や姿を見える者、僧侶達、弱き者へ慈愛の手を伸ばそうとしても、彼らの数は多くは無い>>8。**]
― 城下町ゴルガンタ 教会礼拝堂/新月の夜 ―
[長椅子の背に腰掛け、暗がりの中で剣を見つめ続ける。
遠い昔に友から引き継いだ剣。由来は知らない。
彼が握っていた頃は、希望の様に光輝いていたのに]
……………。
[今は鈍く赤黒い揺らめきを湛えているように見える。
友が今の男を見たら、果たして何と思うか。
――いや、彼は死んだのだ。
死喰い人の言葉を思い出して、緩く首を横に振った]
─魔軍兵士のキャンプ─
[ダートとその手勢は攻城に備え、魔軍支配下の土地最前線に移動していた。天幕が並び、兵士がひしめき、騒然としている。
肉を引き裂く喜びを待ちわびる魔犬の群、整然と命令を待つ魔軍兵士。攻城兵器を組み立てるトロールの一団、食糧を満載した荷車を運ぶ小鬼。
魔軍内で供給される食糧は主に蛇や鼠の肉だ。それも、毒にまみれた土地で育ったもので、酷い味がする。たまに提供される魔牛は馳走になるが、それでも人間が食べれば吐き気を催す味なのだろう。
ダートは一番高い位置に天幕を貼り、情報を集めていた。]
……ぐぶっ。
奴に踊らされおったか。
[難民の情報が届いている。エンフェルスケーカの渡り人が何やら動いていたようだ。]
同族同士潰し合うとは、愚かな。
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