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【Prologue:CASE-Kyoko】
[恭子はただ、そこにぼうっと立っていた。
意識がないわけではない。ただ、次に何をしようとしていたかが判らない。
家に帰るつもりだったのか、それとも家から何処かへ行こうとしていたのか。
記憶喪失というわけでもない。自分の名前も判るし、家に帰れば亭主と息子が待っているのも知っている。]
1人目、忍神町の住人 葛城 恭子(42) がやってきました。
忍神町の住人 葛城 恭子(42)は、村人 を希望しました。
[目の前には噴水。確か駅前だった気がする。
なんとなく、いつもより人が少ないような。
ああ、どうも電車が止まっているみたいだ。]
”信号機故障の為、上下線とも本日運休”
[と電光掲示板に文字が流れている。
でも、駅前にいるスーツ姿のサラリーマンも、学生服の少年少女も、特にあわてている様子もなく。
自分と同じように、ただぼうっと立っていた。
その光景はまるで、永い眠りから目覚めた街であるかのようだった。]
2人目、謎のサーヴァント 片翼の青年 がやってきました。
謎のサーヴァント 片翼の青年は、人狼 を希望しました。
[彼は目を開いた。
幾度目の景色だろう。視界には半径数キロにわたりモノクロの風景が映る。
クレーターのように抉れ、生物の痕跡すら残していない地。
そのクレーターの中央に、彼は立っていた。
遠くには別の町が、蜃気楼のようにうっすらと見えていた。
彼は少し幼さを残した少年だったが、現代の人間とは違っていた。
中世ローマの住人のような絹のローブを纏い、背中には黒く染まった片翼が生えていた。
静かに空を見上げる。
そこには、雲の裂け目から大地に向かってそびえ立つ、塔がまさに生えていた]
[空は今にも雨が降りそうな暗雲が立ち込め、塔は静かに開戦を待っている]
また、最初からやり直しだね。
仕方のない事なんだけれど。
[彼は、感情の乗らない瞳で塔を見つめていた。
《天空貫く階梯(バベルの塔)》
その塔は、まさに旧約聖書の創世記 第11章に記されたそれであった。
かつてニムロド王が天に届かんと建設したそれは、人が持つ魔術による神秘も内包していた。
結果、その塔は神の手によって破壊され、人は文明の袂を分かつ事になる。]
神が与えた規律の元、人は人の領分を超える事を許されなかった訳さ。
その癖、地上の覇権は人に譲る。
まるで箱庭に放たれた愛玩動物だよ。ここには自由などありはしない。
[人は何をもって自由と感じるのか。
その定義すら、神が与えた知恵なのかもしれない。]
さあ、始めよう。
本当の人が作る歴史を。
[彼にとっての理想郷は、彼が愛した人を箱庭から解放し、野に放つ事。
その挙句、人が野良犬のように惨めに死のうと、それこそが愛すべき自由であると信じている。
そして、そんな秩序を崩壊させる為に、彼は彼が神である事が重要だと考えていた。
その為に、幾星霜の時を超えて彼は準備を怠らなかったのだ。]
[元々は”忍神町”と呼ばれていたこの街で、彼は彼の子孫を育てた。
何代も魔術師としての血を濃くし、その上でさらに芸術作品を仕上げるように聖杯となるべきホムンクルスを生成した。
そして、この地に幾重にも結界を張り巡らせ、空域全体を特異点とし、守護者の介在を妨げるよう工作を続けた。
実に、ここまで到達するのに数千年の月日が必要だった。
ここはいわば”無”の域。
星が星を守る力を及ばせないのではなく、ここで異常が起きている事を星に感じさせない領域。
人工的な聖杯でありながら、地から天に向かい崩壊する塔。
それは創世紀のそれと同じように、塔の中に住まう生と死の狭間にある住人の、命を吸って具現化している。
ここまでの工程は理想的であり、その概念を以て確実に天に届く。そう考えていた。
だが、彼は失敗した。]
[心を折る寸前、彼はこの結界に呪いをかけた。
それは、砂時計。結論にたどり着かなければ、砂時計はひっくり返る。
何度も何度もやり直すことが出来る、いわば大禁呪。
ただし何もかもがリセットされる訳ではない。
聖杯の魔力と、この塔を支えている人々の命が尽きるまで。
もうこれだけの準備は未来永劫叶わない。
この時代、この場所でしか叶わない天界への叛逆。
限りある永遠が始まったのだ。
彼は何度やっても上手くはいかなかった。
万全であったのに、なぜ届かない。
まるで、人が彼の意思に反しているかのようだ。]
これで終わりにしよう。
今度こそは・・・・・・
[ばさあっ、と片翼が開く。
羽ばたくのではなく、その片翼周辺に浮力があるかのように、ふわりと宙に浮いてから、彼の体は空高くそびえ立つ塔へと浮遊を開始した]
3人目、??? がやってきました。
???は、村人 を希望しました。
[リン……と、鈴が鳴る。
オフィス街の外れ。企業が潰れ、打ち棄てられ寂れたビルの一つ。
その一室で描かれた魔術陣の前で、少女は静かに鈴を鳴らす。
リン……と。
再度、清涼な音が空気を震わす。
額にあるただ一つだけの魔術刻印が、鈴の音に呼応するように淡く光る]
[この音は好きだった。
陰鬱な胸の内に清らかな風が流れ込むようで、自然と耳を澄ましたくなる音だと思った。
―――だからだろうか]
(……ああ、そうだ)
(……この音を、わたしの仮の名前にしよう)
[そんなふうに、思いついた。
鈴の音が響く。
魔術刻印が呼応する。
魔方陣が、光る。
鈴を持つその右手には、三画の令呪]
4人目、??? ??? がやってきました。
??? ???は、村人 を希望しました。
[打ち捨てられたビルの一室。魔方陣が光り、周囲に光が溢れ、部屋の中を包んでいく。
その光が収まった時、魔方陣の中央には一人男が座り込んでいた。その服は、異国の…いや、日本人が見ても和風の衣装だと位にしか思わないだろう。烏帽子こそはつけていなかったが、それは直垂という衣服だった。ただの人間が見れば、時代めいたその姿が、ビルの中に強烈な時代錯誤の感覚を呼び起こされようか]
……わしを……呼んだのか。
[頭を押さえつつ、うっすらと髭を生やした中年頃の男は目の前の人影にそう尋ねた]
[魔方陣を使い、喚び寄せたのはサーヴァント。
世界に記憶された規格外の魂を、クラスに当てはめることによって現界させた使い魔。
本来なら特が付く大魔術級のそれを、基礎も怪しい自分にすら可能にさせたのは……ひとえに、聖杯の力だ]
アジア系の男……ね。少し意外だわ。
[そのサーヴァントを少し興味深そうに眺めながら、問う]
そうよ。
あなたの名前とクラスを聞いて良いかしら?
……なんだ、わしの名前か。
[男は、胡坐をかいたまま頬杖をつき、大きくため息を一度つく。怪訝そうに目の前の少女を見やり、がりがりと頭を掻いて、しばらくして口を開いた]
どうしてわしなんぞ呼び出したのかわからん。
わからんが……まあ、良いわ。
わしは……一応刀の使い手だ。
名は尊氏。 足利の又太郎、尊氏。
それがわしの名だ。
??? ??? は肩書きと名前を セイバー 足利尊氏 に変更しました。
/*
Q:なぜこの顔なのですか?
A: https://www.google.co.jp/searc...
大河ドラマ「太平記」の真田広之がこんな感じだった
あまりアジアの伝説には詳しくないのよね。知らない名前だわ。
けれどその名前……この国の英霊ね。
[召喚の際、特に媒介を使ったわけではなかった。ならば事前に調べた情報に依れば、サーヴァントは召喚者に似た英霊が選ばれるはずだ。
けれど目の前の男……どっかりとあぐらを掻いたひげの男が自分に似ているとは、少し思い難くはあった。
が、それはそれとして、男がもたらした情報は朗報ではあった]
刀使い―――セイバーか。
まさか最優のクラスを引けるなんてツイてるじゃない。
これからよろしくね、タカウジ。
……だろうな。呼び出すにしてもわしなんぞよりもう少し良いのは幾らでもいそうなものだ。戦に勝つなら楠木殿の方が滅法強いし、北畠卿なんぞは実に見目麗しくも勇壮であったし、新田……新田はまあいいか。
[至極面倒そうに男は呟いて、もう一度ため息をつく]
それで、わしにお主の下で戦をしろというのだろう。
[目の前の少女をじっと見つめる。見た目はまだ年若いが、魔術師ではあるのだろう。もっとも、どの程度の力を持つものか、それは自分にはわからない。だが、いずれにしても]
…………………ずいぶんと面倒臭い事になってしまった。
[悪びれる様子もなく、本当に心底面倒臭そうに男はこぼした]
面倒?
[目の前のサーヴァントから出たその言葉は意外で、だからこそ引っかかる]
あなた、この国の英霊なんでしょ?
ここって原始時代から17世紀くらいまでずっと内戦してた、蠱毒壺のような島国じゃないの?
そんなクレイジーな国の英霊が、戦争を……それも万能の願望器を奪いあう聖杯戦争を厭うなんて、冗談だとしてもシュールすぎるわよ?
まあ………確かにここは日本国なのだろう。だったらそうなるな。
[話をするのも面倒だと言いたげな表情で男はまた口を開く。]
いや、昔はどうか知らんが…確かにわしの頃は帝も二人おったしな。
わしも随分あちこち戦った。北条殿を滅ぼしたし、帝に弓を引いたわな。それに……
[少しだけ遠い目をして、またけだるそうな目が少女を見つめる。]
死ぬまで戦い通しよ。三十半ばで隠居してあとは詩でも詠んで暮らそうか、地蔵の絵でも描いて暮らそうかと思うておったらそれだ。
……だいいち、わしには望みなんぞないぞ。まあ、あると言えばない事もない、が……
毎日何もせずにのんびり死ぬまで安楽に暮らしたい、というのが望みといえばそうなるな。うん。
5人目、赤い竜 がやってきました。
赤い竜は、村人 を希望しました。
薄い闇に包まれ始めた森に、赤い竜が舞い降りた。
辺りを見渡した後、幼な子のような小さい体を、左右に揺らしつつ歩き、少し開けた場所に出ると、尻尾を器用に伸ばして魔方陣を描き始めた。
描き終わった後、器用にのどの奥を震わせて、いくつか言葉を紡ぎ始める。
言葉が進むにつれて、竜の腹が波打ち、剥ぎ取られた皮膚の一部のようなものが浮かび上がる。
その皮膚に記されているのは令呪。
マスターの証である。
令呪の、脈打つような赤い輝きと同時に魔方陣も光を増し、大きくはじけた。
……へぇ。
[その、おそらくは歴史を左右する苛烈な経歴には想うこともあったが……それよりもその英霊が口にした望みを聞いて、少女は目を細める。
白々と、冷ややかに]
あなた、それだけやっておいてそんな望みしかないの?
……なんてつまらない。おもしろくないわね。
[声には怒気がはらむ。
自分でも理不尽だと思ったが、止められなかった。
媒介無しに喚び出されるサーヴァントは、召喚者に似る。
ならば、このつまらない男の姿は自分の鏡なのだ。それに腹が立った]
……まあ、いいわ。聖杯には昼寝にちょうどいい陽気でも願いなさい。
あなたにはどうしても戦ってもらう。わたしのためにね。
そうだ。わしの望みなんぞそのぐらいしかない。
………良いだの悪いだのと、皆わしの事をとやかく言うが、わしの心中などわからん。お前も、その一人だ。それだけの事だ。
[目の前の少女が自分に対して気分を害した様子を見せていることは分かる。その心中までは察しえなかったが]
わしはただ静かに暮らしたいだけだ。お前にはないのか?そういう望みが……聖杯なんぞ呼び出そうとするのだろう、ならば…
[男はなおもぶつぶつ呟いていたが、諦めたように肩を落とした]
まあいい。話していてわしも自分がほとほと嫌になった。わしなんぞよりもう少し目に叶う相手でも選べ。
ああ……!京の六波羅を滅ぼし帝を笠置よりお救いしたあの壮麗なる尊氏はいずこへ……!!かくも情けない生き様を晒すくらいなら、今ここで潔く自害してくれようぞ……!!!
[そう言うと男はやおら腰にさした脇差を抜き放ち、腹へとめがけて突き立てようと振りかぶった]
御免………!!
6人目、鴻 みちる がやってきました。
鴻 みちるは、村人 を希望しました。
ー住宅街、古びた洋館ー
[かち。こち。かち。
ぽーん、ぽーん、ぽーん。
古い屋敷の中で柱時計だけが忙しなく動いている。
柱時計の傍らには古い形の鳥籠。
籠の扉を開くと、中から青い羽の鳥が羽ばたいて古い机の淵に止まった。
マホガニーの机の上には古びた紙のようなものが広げられる。
古びた磨りガラスの向こう側に月があって、
遅い時間に起きているにはあまりふさわしくない子供がひとり
広げた上にこれまた古い金属の塊を置いた]
ちるちる、みちる。
ちるちる、みちる。
まほうの、ぼうけんのー、はじまりー。
[小さな手を塊に伸ばし、精巧に刻まれた金属の針を小さな爪が弾いた。
いつもは何も起こらない少女と籠の中の鳥だけの眠れない夜の夢見る遊び。
それが、まさか"ふしぎなこと"のはじまりになるなんて]
はじまり、だよー。
[きらきらと月明かりの中で忙しなく針は巡り、巡って
マホガニーの上に広げ、描かれた線がまるで星図のように煌めきを伴うのを
驚いた顔の少女と青い鳥が瞬きも忘れて見つめた]
7人目、?? がやってきました。
??は、村人 を希望しました。
―???―
―――、
[遠くから己を呼ぶ声に、 はく、と少年の口唇が戦慄いた。
その空気の震えが韻になるよりも先、
視界は己を浚う風に飲み込まれていく。]
[暴力的なまでの霊力で己の身体を叩くだけだった風に、次第微かに冷気が混じる。
…その空気が孕み始めた緑の香りに気付き、僅か一度瞬いた。
己の。否、己の故郷と似た――馴染みが深く、それでいて異なる、森の気配。]
――選定に従い、馳せ参じた。
[ようやく視界が晴れる頃。
齢十六、十七の風貌をした少年は、聊か不釣り合いな剣を抱えるようにして、魔力の奔流の名残を金色の髪に孕ませながら、その地へ降り立った。]
…俺を呼んだのは、誰。
8人目、??? ??? がやってきました。
??? ???は、村人 を希望しました。
― 南ブロック 住宅街、古びた洋館 ―
[煌めきの中、マホガニーの机の上に広げられた古びた紙。
更にその上に乗った金属の塊の傍らに光が収束する。
徐々に人の形を模りはじめ、
星が散り光の奥に色が見え始める。
素足に薄布一枚の姿の男の姿が
青い羽の鳥とは対角線上の机の端に現れて、]
…、私を呼んだの
〜〜っ
[落ちた衝撃で机が傾き、
鳥が羽ばたいた音が耳に聞こえた。
足と尻に痛みを感じた。
上体だけ起こし、膝を曲げる。
右腕で腰の辺りを摩りながら、]
あぁ、えぇと…
[左半身を確かめる。
五指を動かし拳を握る。
なるほど、と何かを確かめる間。
視線はゆっくりと腕をのぼる。
見覚えのある囚人服だった。
眉間に皺を寄せるのは一瞬。]
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