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《―――…ドーム内に危険生物を確認。
係員の指示に従い速やかに避難して下さい。
落ち着いて行動して下さい。只今ドーム内に…―――》
とある町のドーム型複合施設にてそんな警報が繰り返される中、
なおも避難を完了しなかった――
正確には「避難前に意識を失わされた」者たちが居た。
通信 マルキは、村人 を希望しました。
[複合施設の外へと通じていた道路には全てシャッターが下ろされており、
ビルの出入り口や窓に至るまで、外に通じている場所は全て閉ざされている。
商業施設ビル、オフィスビル、集合住宅ビル。
この三件のビルに支えられる形で頭上にあるドームは
夜間になれば色とりどりに鮮やかにライトアップされる。
そのドームの透明な部分越しに見える空だけが、
閉じ込められた者たちが唯一知ることのできる外の景色。]
通信(村建て人) マルキ が見物しに来ました。
通信(村建て人) マルキは、見物人 を希望しました。
―オフィスビル1F:ドーム管理人室―
[無機質な機械音と微かな息遣いだけが響く室内。
外部に面した窓はシャッターが下ろされており、
外の景色はおろか僅かな光さえ射すことはない。]
……ったく、めんどくせ。
[その中でマルキは思わず、愚痴めいた独り言を洩らした。]
(でもまあ、こんな大がかりな隔離への協力で
あんだけの大金くれるんだったら楽な商売か。
しかし何かの心理実験みたいなもんかね、これも)
[マルキはそんな思考を頭に浮かべながら、
コンピュータのディスプレイの前の回転椅子に座り
ぼんやりと灰色の天井を見上げている。]
[ドーム内に閉じ込められている者たちが持つ端末には
マルキからのメールが一通送られている。
メールの内容は次の通り。]
先程放送した警報の通り、現在このドーム内に
「人狼」と呼ばれる食人生物が潜伏しています。
ドーム内に居た皆様の内に人狼と思しき個体がいるとみられる為、
町当局からの指示で、皆様をドーム内に拘束させて頂きました。
ドーム外部との連絡は、物資の遣り取りも含めて遮断中で
またこの拘束措置の終了時期の見通しが立っていないことから
拘束期間中、施設内の全ての物資を自由に用いて構わないと
町当局から承諾を受けています。
暫くの間、皆様には不自由を強いることになりますが
緊急措置へのご協力を何卒宜しくお願い致します。
※人狼についてですが、おとぎ話等に出てくる人狼をご存知の方は
それと凡そ同じものと考えて下さって差し支えありません。
人狼にも様々な個体がいるとみられていますが、
外見上一般の人間に紛れることが可能であること、そして
食人衝動を抱えていることは共通しています。
マルキ・スミス
axxxx@xxxxxx.xx.xx
[名前の横には、色白の肌に大きな碧眼、短いブロンド姿の
マルキその人の顔写真が表示されている。
また、オフィスビル1Fのドーム管理人室が
送り主であるマルキの居所であることも記されている。]
[果たして何処からどのようにしてか。
このドームの何処にも居ない黒幕たちは
閉ざされたドームの中の人々をモニター越しに傍観している。
再現されつつある「人狼騒動」の経緯を観察するために**]
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
/*
いや、キャラセット切り替えがちゃんと出来ているか確かめるために通常参加側で参加フォームを開いてみたら、名前欄に思いっきり sakanoka って書いてあって戦慄したんですよね……。
前に瓜科国にお邪魔した時は特にそういうことが起こった覚えが無かったのでびっくりしてしまったという。(というかこの見物人マルキでも特に起こらなかったので)
ブラウザは変えてないのだけれど、ど……何か別の設定が絡んでいるのかな……。
というわけで、そんなうっかり者だった村建てですが、
これからどうぞよろしくお願い致します(ふかぶか
臓物商 イルド が参加しました。
臓物商 イルドは、霊能者 を希望しました。
……あ゛?
[ ―――酷い頭痛。
僅かに眩暈も。
聞こえていた子供の声も、賑やかな喧騒も、何も聞こえない。
眠い、と思った所迄は記憶している。が、そうは言っても仕事で来ている自分が商売道具を無防備に置いたまま寝る筈が無い。
状況に違和感を覚えつつ、指先でサングラスを持ち上げて、微かに痙攣する眉間をぐにぐにと伸ばす]
いっ…つー………どう言う事だよ…。
[薄く開けた瞼の奥、灰色の瞳が捉えたのは閉じられたゲート
公共の巨大施設であるドームの門が閉じる等、見た事が無い]
な、ンだよ畜生…。どうなってやがんだ。
[サングラスの渕を指先で撫でて端末を起動すれば、通信は無事のようで電波状況は正常。
既に着信していた幾つかのメールを開けつつ、視界の端で傍らに置いた仕事道具の無事を確認する。
長時間持ち歩くには正直シンドい重さの其れに手を掛けて、頭痛と共に立ち上がった。
ここに来たのは、仕事の為のはず…だったのだが。]
ったく…こんな場所を指定するたぁ、何考えてんだ。
[目を覚ますだいぶ前。
指定された”取引場所”に不平を漏らしながら、明らかに場にそぐわない饐えた空気を纏った男は噴水脇のベンチに腰を下ろして、人を待っていた。
明るい陽光が降り注ぐドームの中は、心地よい温度と日常に包まれていて。”仕事”で無ければこのまま寝てしまいたいくらい。
ぱっかりと広げた膝の上に、何処ぞの子供が飛ばしたシャボン玉がふわりとひとつ不時着し、小さな滲みを作った]
あーーあーー 平和だねェ。素晴らしいこって。
[具体的な時間も場所も無く、日付と建物だけを指定してきた”客”のためにただひたすらに時間を潰す。
扱う商材が商材だから、待つ事も、アポに客が現れないのも珍しい事ではなかったが、客側が自分を見つける"合流"は異例のこと]
「お嬢ちゃんは元気か?」……ねェ。
悪趣味もいいトコだぜ。 …一体誰なんだか。
[指定された約束の合言葉をひとりごちて、広場を走り回る幼い子供の背中を目で追う。娘が死んだのは、丁度あの位か。]
[闇ルートでの臓器売買。
その界隈でのコールネームは【少女】
自分の喉と、今は亡き娘の喉。
ふたつの声帯を持つ男は、基本的に全ての取引を音声のみで行う。己から臓器を買った人物の多くは”少女”は女だと思っているだろう。
今回の依頼者は、それが嘘だと知っているのか。
…もしかしたら、娘が死んでいる事も、
少女の”声”は娘の喉である事すら知っているかのような、揶揄が感じられる合言葉。]
薄気味悪ィ…。
[自分よりも余程情報戦に長けた同業者からの依頼か、元義体化医師として、戯れに施術した患者(モルモット)達の誰かが、何も知らずに「臓物商の少女」ではなく「闇医者イルド」を呼び出したのか… その程度の事なら、良いのだが。]
どっちの俺に用があるにしろ、無視する訳にいかねえのが
信用稼業の辛いトコだよなぁー。
[吐き捨てる様に、斜めに開けた口の端から紫煙と不満を零し。
傍らに置いた仕事道具の詰まったジェラルミンケースを
踵でひとつ、ゴツリと蹴った]
[ベンチの背凭れへ首を折って、ぼへぇーっとドームに張り巡らされた支柱の隙間を流れる雲を、赤いサングラス越しに見上げる。
両足はだらりと伸ばしたままで、緩んだ口元からは今にも煙草が落ちそうだ]
あ゛ーーー 眠ィ…
[だらしない格好のまま目を伏せて、緩んだ意識は鱗雲のように目元から散る。
それが誰かに仕組まれて与えられた意識の喪失などとは
…思う事も無いまま*]
准教授 ルシアン が参加しました。
准教授 ルシアンは、人狼 を希望しました。
― オフィスビル12階:多目的ホール ―
―――…ぅ、
[机が階段状に並べられた扇形の室内で小さな呻き声が上がった。
痛苦を堪える声に遅れること数秒。
今まで机に突っ伏していた影が小さく揺れ、
無機質な机に懐いていたアメジスト色を緩慢な所作で引き剥がす。
片手を机に着いて身体を支え、蟀谷を五指で圧迫しながら、
頭蓋を内側から鳴らす鈍痛を押さえ込んで瞬きで眸を洗った。]
……なんだ…? 今のは。
[白昼に抜け落ちた記憶を掻き集めるように独り言を漏らす。
自身はこのオフィスビルが貸し出しているホールで行われる小さな学会に出席していたはずだ。
大学名を記帳して受付を済ませ、ネームカードを胸に差した所までは覚えている。
現に『国立大学遺伝子工学准教授 Lúcien Malark』と己の仰々しい身分を証明するカードが現実を教えてくれていた。]
[視界に流れる未読メールのうちのひとつ、見たこともないメールアドレスからの、一方的な拘束通知>>2]
誰だこりゃ。マルキ?
…ハァ… 拘束措置? いやおい、冗談だろ…
[目の前に広がるシャッターで閉鎖された扉は、それが冗談ではなさそうな事実をむざむざと匂わせている。
…”人狼” か。
いつぞや、眉唾もののような”それ”のパーツ入荷は無いのかと物好きな客から聞かれた事があったが、生憎自分が売っているのは夢やファンタジーではなく、ほんまモンのナマモノだと断った事がある位の認識しか無い。
カツカツと硬質的な音を響かせながら、重いケースをぶら下げて、ドームの中央からぐるりと周囲を見て回る。
来いと言わんばかりに添付されている位置情報と、いけ好かない優男風の写真に眉を顰めつつ、何処か蹴破れば出られるような窓とかあるだろ、と安直に捉えていた。
出来る事なら、誰にも気付かれずに外へと出たいのだが…]
―――…学会は…、いや、始まっていない。
私が寝過ごしたか? まさか。
[短い髪を無造作に掻きあげ、周囲を見渡すが、
学会参加者はおろか、案内役のホストも居ない。
鈍い痛みが尾を引く頭部を押さえたまま、訝しげに双眸を眇めた。
本来なら在る筈の人の気配がチラとも感じられない。]
…………、
[状況を把握すべく、眉間に深い皺を刻みながらも、
この時代の生命線である電子端末を鞄の中から探りあげた。
メールの受信は1通。
見覚えのない送り主からの電子郵便に眉間に皺が増えた。
開封した文字を認識し、更に皺を増やしたのは言うまでもない。]
先週そんな映画をシアターで見たな。
……ターゲットユーザーを間違えている。
[まるでキネマ・プロローグだ。と茶化すくらいには現実感がない。
ともあれ、子供向けのアトラクションに抜擢されてしまったらしい大人が取る行動など一つしかない。
早々にギブアップし、未来の明るい少年少女らに、
この不思議で不気味なイベントのクリアを譲るだけだ。
添付された顔写真を流し見て、目的地をビルの一階に定めた。
黒革のレトロな鞄を引き寄せ、踏鞴を踏まずに立ち上がる。
関係者以外が立ち入れるとも思わぬが、管理人室に向かう他ない。
するりとホールを抜け出し、通電の行われているEVに、
やはり子供のイベントかと拍子抜けしつつ、
ボタン一つでクリアガラス製の箱を呼びつける。]
[下がってくるパネルランプをなんともなしに見上げ、
非日常的な状況に、億劫の二文字を隠さず呼気を吐いた。
これから更に、己の日常が歪んでゆくとも、*知らぬまま。*]
/*
こんばんは。先ずは村建てお疲れ様でした。
メトロポリスセットでの人狼騒動に心惹かれ、
そして丁寧な企画に感服し、参加を決めたmomotenと申します。
動きもロルも拙いばかりの若輩者ですが、楽しみにしておりました。
出来るだけ一生懸命、心行くまで遊ばせていただきますね。
月末までの短い間ですが、何卒宜しくお願い致します。
夢見るお留守番 ベル が参加しました。
夢見るお留守番 ベルは、人狼 を希望しました。
─ 商業施設2階、ブックカェ『ファルズフ』 ─
[紙の本に綴られた物語っていうのは、快楽だ。
彼女、ベル・フュザリスは、親を亡くしてから、そう言われて育ったんだ。
彼女の父親の従兄弟であるサファイア・フュザリスっていう、胡散臭い中年のおっさんにね]
ん、サフィー……
[胡散臭いけれど、彼女にとっては今じゃ誰よりも頼れる人。
誰よりも大好きな人。
彼女がそんな男の夢を見ているのは、古書の買い付けに行ったサファイアの代わりに留守を任されているブックカェ『ファルブス』のレジカウンターの上。
見た目の割りにどどんと成長した胸を押し付ける苦しさなんて無視して、突っ伏す体勢ですやすやと仕組まれた眠りを貪っていた]
[快楽を司る天使の名前を冠した店内は日当たりのいい場所に間借りし、蜜色の店内照明も合わさり穏やかで静かな空間を演出している。
レジカウンターには、書籍専用のダウンロード端末機器が置いてあるんだ。
今じゃ書店を名乗る店には、こういった端末機が何台も並んで、出版社のホストコンピューターにアクセスして、本を売る時代だからね。
本屋の役目は、細分化されたデータをお客様のニーズに合わせてご案内すること。
紙で綴じられた本が売られていた時代と比べたら、味気ないかもしれないけどね]
んー、やだ……起きたくないってばぁ……
[むにゃぁなんて口の中で彼女が呟いたのは、キュロットスカートのポケットに入れていた電子端末のメール受信音を耳にしていたからだろうね]
って、メール!? サフィーかな!
[起きたくないって夢現に呟いてた幼ない顔立ちの女が、ぱっとオフェリア色の瞳を開いた。
目覚めは絶好調という勢いだけれど、彼女は受信したメールを開く前に自分の異常に気がついたんだ]
夢見るお留守番 ベル は肩書きと名前を ブックカフェ店員 ベル に変更しました。
なんでボク、寝てたの?
お店まだ営業中なのに、それもまるで倒れるみたいにカウンターに突っ伏してさ。
お客さん、見送った後だったけど。
──あ、ヨダレ垂らしてた。
[眉を寄せて、改めて自分の状況に首を傾げる。タイル貼りの床に膝をつき、レジカウンターに突っ伏して眠っていた。
なんだか頭の奥が重い気がして、やはりおかしな状況だと彼女は眉を寄せる。
薄茶色のエプロンの裾で、発見したヨダレを拭き拭きしながらね。
ちなみにもう片方の手は、痛い膝を撫で撫でしているよ]
おまけに、静かすぎるし……。
[商業ビルの隅とはいえ、いつもならコーヒーを飲むついでに、この時代物珍しい書架に収められた紙の本……いわゆる古書を眺めに来る冷やかしもそこそこいる時間帯の筈なんだ。
目覚めた時には目を輝かせていたあどけない顔には、立て続けに感じる異常に真剣さと慎重さを混ぜた表情が浮かぶ]
取り合えず、メールを確認しよう。
[窓際に沿って置かれたテーブルセットは、ここがただの本屋ではない事を示すアイテム。
選んだ本をその場で楽しみ、そうして美味しいコーヒーとパニーニ等といった軽食を楽しめるカフェでもある。
今窓際のテーブルセットには、誰も腰掛ける者はいないし、店のドアベルを鳴らすお客さんの気配すらない。
だから彼女は、目覚めの引き金を引いた電子端末を取り出して通知内容を確認する事にしたんだ]
じんろー?
人狼?
ひとおおかみ、ウェアウルフ!?
[届いたメール>>2>>3の知らない名前の発信者を見て、待ち人である中年からではない事にがっかりしたのは一瞬。
内容を目で追って、甲高い声をひっくり返して立ち上がってしまう]
古書で何度か目にした事あるけど、あるけど……。
[おぞましい怪奇話が大半だった。
それを一緒に眠るベッドで読み聞かせる意地悪で楽しげな、中年男の口許が憎ったらしかった。本をめくる指先は、とても大好きだけど。
そんな事を思い出しても、この異常事態への背筋が寒くなるのは止まってくれないんだよね]
/*
おまい人狼?
という替え歌を祖国の灰に落としていたガチPLさんがいらしてですね、ふとそれを思い出しました。
外、本当に出られないのかな?
[まずは現状を確認しよう。
モニター画面に映し出される文字だけでは、にわかにこの事態は信じられないからね。
そう一人頷いて、彼女は保護者である人が置いていってくれた護身用の小型スタンガンをエプロンのポケットに入れて、店の外へと出たんだ]
人ー、いなぁーい、ほんとに、いなぁーい……。
[さて、それから暫く歩き回り、彼女は商業施設のあるビルから出ていた。
ここまでは誰にもあっていないけれど、あまりの静けさに人がいないと勝手に彼女が判断しただけで、もしかしたら商業ビルにも誰か人がいたのかもしれない。
それでも彼女は見ていないし、今もまだ、誰にも会えていない]
ていうか、お空しか見えない! 外見えない、なにこれ!
って、メールが事実だってコトだよねぇ。
[ぐるりと外を見回し、見慣れたドームの景色との違和に眉尻を下げる。
甲高い声で見たまま、感じたままに騒いでも、いつもなら人ごみが掻き消してくれるのに、人気のない閉ざされた場所ではやけに彼女の声は響く]
これなら、人狼の声もよく響いたりするのかな。なんて、さすがに本当にいる訳ないとは思うけど。
ボク、きっとまだ夢見てるんだよ……。
[そういう事にしたい、切実に。
少し外を歩き、見慣れた景色とは違う光景に肩が落ちてしまう。
ただただ、好きな人の帰りを待つだけだったのにね。待つどころか、ドームの外と中でシャットアウトされてしまっているんだ。
これが現実だなんて、彼女としては認めたくないところなんだよね]
……このマルキって人に、取り合えず会いに行けばいいのかなぁ。
[空以外塞がれているドームの中。
彼女自身の身の振り方も、塞がれている。だから導き出される答えは、結局そういったものだ]
あれ、人がいる……。
[そうして肩落としたままふらりと歩き、中央広場を抜けようとした時、彼女は重そうなジェラルミンケースを持ったサングラスの中年男性を見かける事になる。
いつもなら絶対避けて通りたくなる風貌の人だが、事態は異常だからね。
少し気弱な少女といった感じで、サングラスの男との距離を詰めてみるんだ]
おじさ……。コホン。
お兄さんも、マルキって人からメール受け取って閉じ込められたの?
[人2人分くらいの距離かな。それくらいまで詰めて、重い足音を響かせるサングラスの男に声をかけてみたんだ。**]
/*
イルドおじさんとはなんかこう、設定の相性が良さそうなので近づいた方がいいと思いまして。
そしてなんでこんな時間なんだ……。
あとしゃべりすぎごめんですよ……。張り切りすぎるとこうなるよね、ダメだ。
/*
キャラ選択のイルドにももてんさん臭を感じたけれども、ルシアンさんがそう見えてならないですの。まさかな、うん。
寝よう。
研究者 シルビア が参加しました。
研究者 シルビアは、占い師 を希望しました。
_ オフィスビル20階:研究室 _
[8:00。白い肌を叩く、無機質な…肉球。]
…ん……っ。
[まるで、彼女の気質を表すかのように寸分の狂いもなく描いている二重瞼が、深い青を覗かせた。
ぼうっと、顔を置く床を写すがそれからはなにも理解できないようで。
ゆっくりと猫のような仕草で金色のまつげを擦りつつ、起き上がる。]
なに…?朝…?
[また研究室で寝落ちちゃったか…。先に帰るなんて、室長のバカぁ。
床に落ちているメガネをカチャカチャとかけ、何者かの手により、深い深い休みについていた頭をかろうじて動かす。酷く重たく響いている頭痛にも、いつものこと、とそれでも日常と混濁しつつ。]
おはよ、ティン。
[よいしょーと、21にしては老いを感じるセリフを合図に、立ち上がり。自分の愛する犬型情報通信機ロボット、通称ティンに声をかけるも、音声装置のないティンが尻尾をふり、お役目達成のご褒美を待っているようにこちらを見つめる。そのディスプレイの瞳には、ご主人様の細く長い手脚、そしてそれに相反して大きく膨らんでいる胸部が写る。]
はーいはーい!ほら、今朝のご褒美!
[ニコーっと顔全体で笑いながらエネルギー源にもなっている餌をティンに投げると、ティンも慣れているようでしっかとキャッチして。
ふ、と気づくものが。]
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