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次の日の朝、まかいの ぺんぎん が無残な姿で発見された。
魔界ペンギンがみんないなくなったよ。
どこにいったのかな?
現在の生存者は、魔王 ガイミエルザング、人狼の魔神 タンガリザ、ダークエルフの魔神 メラニィ、下級暗黒戦士 ソド、下っ端怪人 ケイオス、吸血鬼の魔神 ザントス、下っ端サキュバス サキ、下っ端ドラゴン フレイ、下っ端アンデッド ハーディス の 9 名。
[先刻、ザントスの部下ハーディスが海に飲まれた辺りで、ミサイルがぼーんとして、岩陰からなにか人っぽいものが飛んでいったことくらいだ。
先に戻る様子のソドに遠慮するなと手を振った]
……お?
[イワシが40匹ほど連れた後、>>175重たい手応えで何か釣れたようだ]
ふぅ……
[玉座の間を後にして魔王城の眺めのいいテラスに立っている。]
疲れたな
[マントをはためかせ、魔界を見下ろす姿はどこか哀愁が漂っている。]
投票を委任します。
人狼の魔神 タンガリザは、魔王 ガイミエルザング に投票を委任しました。
[>>0に釣られたポーズのまま、ぶらぶらしながら]
これは これは 先ほどの
魔神様!
ワタシ ザントス様の一の配下
ハーディス デス!
[ぶらぶらしながら、敬礼をした。ハーディスはいろんな経験によってレベルが上がった。エモーションが出来るようになったらしい。]
だろ?
[>>1:*24わかっておるよ風に頷く気配に、そうだろうそうだろう風に頷き返しておく。
釣り竿を振って何度目か。
しなった釣り竿の先]
おい、ザントス。釣れたぞ!
[なにがとは言わないで、一応の無事を伝えておいた]
釣れた!?
[>>2釣ろうと思っていた物が釣れたくせに驚きつつ、それを掴もうとして釣り竿を揺らすから獲物も宙ぶらりんで右左だ]
俺はタンガリザだ。一度で覚えろよ?
……一応聞くが、無事か?
[ハーディス デス! と元気のよい名乗りに必要ないきがしないでもない。敬礼するハーディスをようやく海岸に下ろした]
釣れたか……すまんな、タンガリザ。
ガイミエルザング様の機嫌はそう悪くないようだ。
念のため海界の海産物をとって帰ってきてくれると助かる。何かしら美味いものがあれば気分を良くしてくれるいだろう。
ハッ!無事 デス!
タンガリザ様
助けて頂き ありがとうデス
[一応アンデッドだけあって、ボロボロになっても復活は早いらしい。]
何かお礼をと 思いました
何かありますカ?
[デス の響きに、名前とかかっているんだろうかとか、妙に小気味良く思いつつ]
気にすんな。
ザントスに借りもあるしな。
[無事、と聞けば、気安く笑う]
礼か。
なら、この辺の美味いもの見繕って土産にしていきたいんだがなんかあるか?
[のんびりとした様子で告げた]
よかった。
……あ、今ハーディスに見繕うように言ったから。
もうすこししたら戻るな。
[敬愛する魔王さまがあまりお怒りでないと聞けば、それはやっぱりほっとする。ほっとしつつ、のんきな口調でなんかそんな事を言っておいた*]
美味いもの デスカ
ハテ
[少し考えてみるが、美味いもので思いつくものがなかった。アンデッドの源は基本は魔力である。先ほどのネコのように、生前の好物を食べるものもいるが。]
ソウイエバ
魔力の漲る何かのケハイが……
あちらカラ
[ハーディスが指し示したのは、魔界リゾートの方だった。海界とつながったことで、何かが影響したらしい。]
サテ ハテ アレはナニか
キット 良いお土産になるデショウ
んー?
[思案げなアンデッドが、食にあまり興味がないとは知らなかった。
ちなみに人狼の部下は、皆肉が好きだ。あと骨っこ。
あちらカラ、と示される魔界リゾートの方へ視線を向ける。
同じ魔神でも人狼は肉体派。魔力は感じてもメラニィのように詳しくはいかない]
良い土産か。
よし行ってみるか。
[興味が湧いた顔で早速歩き出す。
ハーディスがついてくるのかこないのかも、確認し忘れた**]
ふ、フフフフ…!
これで、余は、手にいれたぞ…!
三食昼寝付きのぺんぎんの生活を…!
フハハハハハ!!
[この日。魔界は大変夜釣りに便利な満ち潮満月だったという…]
[そして次の日]
― 魔王城 玉座の間 ―
なんということだ!!
ワーライオンが……!!!!!
ワーライオンがッ!!!!!!!!!
[その日、悲しみのあまり天候は嵐だった]
三魔神よ。
昨日の海界遠征、見事であった。
おかげで余の城はいつだって新鮮な刺身が食べられるという、ライスアルコール好きにはたまらない環境になったといえよう……。
褒美と休暇を取らせる、といいたいところだったのだが……
タンガリザが新たに用意してくれた、ワーライオンの像が忽然と姿を消したのだ。
盗難にあったのなれば、魔王城の威厳に関わる。
調査に当たれ。
頼んだぞ。
[てくてくてく。タンガリザ様についていくことにした。常に常夏な魔界リゾートでは、何故か空模様が嵐で吹き荒れていてもここでは常夏だった。まさにリゾートである。]
ハテ サテ
美味いもの とは 一体何か?
近く デス
[白い砂浜、透き通るようなエメラルドグリーンの海。穏やかな波の音。まさか外は嵐だとはとても思えない照りつく太陽。ヤシの実からは気持ち良さそうに葉の揺れる音が聞こえてくる。]
―昨夜・海界の海岸→魔界―
[タンガリザに見送られ>>0、メラニィの力で>>1:170魔王城へと帰還――した筈だったが]
あれ?お城じゃねぇぞ?ここどこだ!?
[辺りは一面の花畑である。しかも菊の花である]
まさか三途の川ぁ渡っちまって……いやいやいや。
[しばらくさまよい歩くと、『魔界農園』の看板を発見]
何でこんなとこに出ちまったかなぁ……
まぁいいや、ついでだし刺身のツマとか仕入れてくか。
[菊の花やら大根やら、ついでに魔丸大豆醤油や魔生姜もゲットして、いそいそと城へと向かう。さほど手間取ったつもりは無いのだが、なぜか既に日付は変わっていた]
―魔王城 玉座の間―
おお、暗黒戦士ソドよ、よくぞ参った。
[刺身の皿が魔王の意のまま、宙を飛び献上される。
だが、本来与えたいワーライオンはおらず。
ありがたく、魔王じきじきにお箸で頂戴する。
魔界農園の薬味も実に美味。このまま、魔ビールなど味わえれば実にサイコー!だが、だが…!]
いわしの皮と身の間の脂肪が実に分厚く旨い。目で楽しみ、舌を楽しませ、そして薬味で飽きがこぬ。
褒美を何か考えておかねばな、と思っておったのだが…
[憂鬱な魔王は、第三の目が閉じる]
投票を委任します。
下級暗黒戦士 ソドは、魔王 ガイミエルザング に投票を委任しました。
暗黒戦士ソドよ。
暫く後に、魔神がそなたの力を必要とするだろう。
そなたの力を、これからも余の為、魔界の為に役立ててくれ。
[ぱちん、と指をはじくと何もないところから業物らしき呪布に包まれた刀が現れ、ソドの前へと運ばれた。
これは魔王のコレクションの1刀 "刺身包丁" である。斬ったものが何だって刺身になってしまうというイケている魔刀である。(ちなみに魔王は、製造ナンバーNo.1からの素数とキリ番を全部所持している)]
ははっ!恐悦至極に存じます!
[イワシの刺身をお気に召したらしい魔王様からお褒めの言葉を賜り、平伏する。
やがて目の前に、布で包まれた細長い物体が現れた]
こ……これは……
[呪布を通しても伝わってくる、鋭気。促されるままに布を取り除くと、46の数字が刻まれた刃が、採光口からの光を受けて輝く]
魔王様直々に御刀を賜りますとは、このソド身に余る光栄!
魔王様の御為、今後とも粉骨砕身お仕え致します!
[と、ありがたく刺身包丁を押し頂いてから気がついた]
僭越ながら申し上げまするが、此度のイワシ狩り、何よりも魔神タンガリザ様のお力あっての成果。
何卒、あの方のお働きに報いて下さいますよう、伏してお願い申し上げます。
[言葉通りにもう一度平伏する。やがて魔王の許しがあれば、御前を辞した**]
うむ。これからも精進に励むがよい
[ここまでは普段通りのやり取りではあったが]
そうか、タンガリザか。
うむ、そうだな……。
[魔王の真紅の眸に、思案の色が宿った。
そして、下がってよいぞ、と、ソドを下がらせた]
[魔王は思案する。
感情のままに魔神にあたるのはやはりまずい。
彼らは与えられた命に対しては12分の結果を出している。
ただ、ペンギンがいなくなった悲しみを八つ当たりするのはよくないと。
ソドは知らないうちに、魔王に自省を促したのであった。
やったね!]
― 魔界温泉 ―
(わぁ……メラさまにお礼言われちゃった!)
[たゆんと揺れる胸を思い浮かべながら立ち去ったサキュバスが、真っ先に向かったのは魔界温泉]
生き返るーー。
一仕事終えた後は、魔界火山を眺めながら露天風呂に限るよね!
[大袈裟な動きで脚を組み替えたりしつつ。
湯から上がった後は、安宿を一室借りてだらだらと過ごしていたのだが]
― 翌日 ―
きゃーーーー。
なーにーこーれー……。
[嵐の強風に煽られ、真っ直ぐには進めない。
そして辿り着いた先は――]
― 交流都市 ―
なんだろう……きらきらしてる。
もしかして、ここがカジノの街……?
[サキュバスの先輩に聞いた事がある。
魔界の玄関口には交流都市があり、カジノを始め堕落に誘う楽しい場所がたくさんあるのだと。
そして優秀なサキュバスたちはみな、その街に就職して、堕落した街づくりに一役買っているのだ]
ここでは全てが手に入る。
富も、そして栄光さえも……。
つまり魔王さまが喜ぶものだってあるよね!
[そして幼いサキュバスは大人の世界に足を踏み入れた]
―魔王城・戦士控え室―
[下っ端なので城に個室などは無い。あくまでその他大勢が共同で使っている用具室兼更衣室兼仮眠室である。たまたま今は他に誰もいない]
うっはぁ、すげぇ、すげぇぞ……魔王様お手ずから刀頂いちまったぞ……
[頬を紅潮させて呟きながら、呪布の包みを抱く。厳密には宙を飛んできたので「手ずから」では無いような気もするが、他人の手を経由していないのだからまあよかろう]
…………。
[そっと、包みを解いてみると、「46」の刻印が見えた。おそらく、同じ番号は無いのだろう]
こりゃぁ、とんでもねぇ業物だなぁ……
見てるとこう、*06胡麻斑海豹*を刺身にしてやりたくなってくるぜ……
[刀身に映る戦士の双眸が、妖しげに光った]
[交流都市と言うだけあり、異世界からの輸入品や異界のお客様向けブランド品店も多い。
そんな中をサキュバスは、魔界テレビの人気番組『はじめてのクエスト』状態で歩き回っている]
あ、おじさん。
えっとねー、あたしねー、魔王さまが喜ぶものを探しているの。
……え、おこづかいくれるの? やったー!
[大喜びで*05縞馬*系の魔人についていった]
アザラシか……脂はのってそうだが、美味いかっつーとどうもな。
魔王様や魔神様方のお役に立てるようにって下さったもんだし、あんま変なもん斬りたくはねぇなあ。
[我に返って、魔刀をもう一度丁寧に呪布で包み直す]
と、なれば、オレが今するべきことは……
鍛錬、だな!
[すっくと立ち上がった。向かうは訓練場……ではなく、交流都市の地下闘技場。
そこで外界から来た腕自慢を叩きのめすのが、この戦士の鍛錬である]
ワーライオン……。
[一方その頃。
悲しいことに、魔王城の裏の魔界ペンギンの棲家からも、ペンギンが忽然と姿を消したことを、水晶玉から知った]
いや、まかいぺんぎん……
いったい、どうして、余の目の届くところからいなくなってしまったのだ…!!!
[時折発作的に怒る癇癪で、風が荒れました。
今日の魔界は嵐模様。
馬七がもげたり、涼にならなかったり、ビーチでバカンスになんなかったり、いろいろあるでしょう。
まぁ、そんなこと関係なく、天使やら妖精やらを堕落させる繁華街もあるが]
―交流都市―
[きらびやかな都市の表通りを歩く。ブランド物や宝飾品の類に全く興味がない戦士にとっては、単なる通り道だ。
この界隈をうろついている惰弱な連中にも用はない、のだが]
あれ……?あいつ、何やってんだ?
[何気なく視線をやった先に知った顔をみつけて、足を止めた>>22]
……?
[馬面の、というか縞馬っぽい魔人にくっついていくサキュバスを、じーっと見ている。サキュバスの仕事が何であるかは知っているし、ならばここで男を誑かしているのは何の不思議もないのだが]
どっちかっつーと誑かされてる感が……いやいや、オレにその辺りの機微はわかんねぇな。
ワーライオン像…ですか?
[ふむ、と思い返してみて]
……
[一つ思い当ったのがもぞもぞしていたわーらいおん?袋。]
わかりました、私も探索に当たりましょう。
ワーライオン…ワーライオン……
[何か手がかりになるものはないか、捜査の取っ掛かりになるものはないかと考えながらあるく。
心なしか風が強い、いや、どう見ても外が嵐だ。]
すさまじいな……──っ!!?
[そして嵐に巻き込まれて魔王城に飛んできたのは──]
馬七だっ!!!!!!!!
[風でもぎ取られた馬七が魔王城に足を付けた途端、本物の馬のように生き生きと動き始め魔王城を暴走し始めた。]
ええい、馬七め!!
[何頭かの馬七は冷凍馬七にかえたが、数頭が逃げ出し魔界のあちこちへちらばっていった。]
これはいかん。
すこしでも魔王様の気を晴らすために……冷凍馬七を持って行ってみるか。
[チョコレートソースも持っていこう。]
― 交流都市 ―
[頭が縞馬、体が人型の魔人に声を掛けられていた]
『おじょうちゃん、好きな食べ物はあるかい?』
あ、あたし、ケーキが好き!
『そっかー、じゃあおじさんと一緒にケーキ食べようか。
それから……ぐふふふふ』
?
[怪しい笑いには首を傾げるのみで、ちょこちょこと魔人について喫茶店のある方向へ。
格好こそ堕落の極みのような露出度だが、瞳は純真そのものである]
― 魔界温泉 ―
[ぽちゃりぽちゃり。尾を揺らしながら真紅の湯の中で寛いでいる]
これはこれで気持ち良いけど、ちょっと温いでやんすよねぇ。
[ぼわっと炎を吹き出した事で、常より50度程湯温があがった]
うんうん。やっぱりこのくらいはないと。いい気持ちでやんすー
[あらゆる事は忘却の彼方*]
投票を委任します。
下っ端アンデッド ハーディスは、魔王 ガイミエルザング に投票を委任しました。
うむ、頼んだぞ、ザントス。
余の千里眼にも目の届かぬところに、いってしまったようなのだ……。ワーライオン像、そして、まかいぺんぎんたちが。
これは、異界に調査隊の派遣を考えねばならぬな。
[名乗り出るものがいれば、調査隊の指揮を一任するであろう]
―魔王城 玉座の間―
く……、視力が。
[ワーライオン探索に千里眼を使いすぎて、視界がぼやけてきた]
何か、糖分を補給せねばな……。
あの像は、溶岩で甘味は補完せぬし。
[ケイオス造形の像をちら見した]
─魔王城 玉座の間─
[玉座の間の扉の前に数匹蝙蝠がパタパタしている。]
『きぃーきぃっ!!(おとどけものー)』
[蝙蝠たちが運んでいるのは冷凍馬七極上チョコレートソースがけ。
それに手紙を添えてある。]
【ワーライオン探索の為、直接行けずもうしわけありません。
先ほど嵐によって収穫された馬七の活きがよかったので、ぜひともご賞味ください】
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