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次の日の朝、自警団長 アーヴァイン が無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、LostOne. Charlotte、LittleDancer Carole、HurtfulHeart Tobey、ira、Chlonoise Vincent、Kenneth "thenoise"、gula Cornelius の 7 名。
―target lose―
[上空へ落ちていく途中、何かにぶつかった。
体の半分程を失っていたソレは、本能のまま――Irvineを喰らう]
―― ?
[avaritiaと離れているソレには見えなかった。
すれ違うように、青い髪の女性型AIが自分とは反対、床へと落ちていく様子は]
−2F−
あー…?
[窓の外を、あれこれが忙しく上下する。その様子を眺めていた男が動く。ちょっとそこまで出かけるように、窓の外へと身を投げた]
(ザザッ)
いや。いやいやいやいや。ちょーどいい。ちょうどいいとこにいたもんだ。
(ザザザ)
[雨にあたり、ざらざらとノイズに崩れる体を、自らも落下しながら落下物へと近づけていく]
お前ェはなァ。
(ザザッ)
オレッチ様がブッ潰すって決まってンだ。
んーなクソくだらねェ物理演算ごときに潰されンジャねェぞ。聞いてンのかこら。ああ?
[返事を求めない問い。男にとってみればいつもどおりの口調で言葉を漏らしながら、男は蒼いAIとともに落下していく。そして、地面に落下しようと言う、まさにその瞬間。
辺りをノイズが包み、そして―――]
今の音は――
[何かがぶつかって――壊れる音。>>1:118
先程爆発音がした位置からではなく、少年の足元――外壁と床の継ぎ目に当たる部分に、それはぶつかったようだった]
もしかして……。
[さっと視覚と聴覚で周囲を探る。
全てのリソースを、塔の外壁と床に向ける余裕があるか。
幸い、周囲に人影は見当たらない]
さっきのでちょっとでもヒビが入っていたら……それを起点にして……。
[塔の外壁は非常に"固い"が、浸食不可能ではないと判断した。
sandplay techniqueをごく狭い範囲で起動し、赤黒い腐食のような浸食部を広げていく]
んん……。
[どうにか潜り抜けられそうな大きさまで広げると、体を捻じ込むようにして反対側へ抜けようとする。
塔に自己修復機能があるなら、それに巻き込まれて破壊という事態にもなりかねない。
とにかく、急いで抜けだそうとして――]
[シャーロットに付き従う小男が、雨の降る塔の外の様子を見ようと駆け走るのを見ながら。
私は思い出す。先ほどのECLATANTの言葉を]
この塔には、――何がいるって?
[ともあれ、私もシャーロットの身が心配になり、小男のあとを追って塔の下の様子を見に行った]
― 外 ―
[ 落下――。pierrotが塔から身を乗り出し、seraphが追おうとしているのが見えたような気がした。
虚無を思わせる黒の空間。閉塞感と無限を思わせるような恐怖、圧迫感。
細い指が誰かに触れる。]
だ…れ……?
[ メタリカルブルーの髪が、広がる。
時計盤は、]Uを差す。紫紺の色。夢が終わる時間。
ノイズ、衝撃を緩和するかのように、周囲が分解。雨すら分解(ノイズ)
気付けば見上げるような態勢。男−the noiseが目の前に立っていた。]
― Babylon上空 ―
[雨が逆さまに降っていた。
落ちていくソレに逆らうように、水滴が叩き付けられる]
――危険 damage蓄積
消化 79%
[塔から離れる程攻撃力が増す、という雨の特質は、程度の差こそあれ三次元方向にも採用されているらしい。
塔の影が小さくなる程、ソレを浸食する攻撃性プログラムは激しさをました]
――危険 危険
[『塊』はavaritiaを中央に抱いた紡錘形を為して、雨に当たる面積を、損傷を少しでも減らそうとしていた。空中で喰らったプレイヤーの内包していた膨大なエネルギーと情報を、消化すると同時に体の修復に回す。
そして、Irvineがいなければ既に身動きどころか脱落していたであろう距離まで落ちたところで、avaritiaによるプログラム解析が終了する]
消化 100%
invidia....再起動..........再起動
[ノイズが収まったとき、そこには体のあちこちにノイズを走らせた男と、傷一つないAIが立っていた]
よし。オーケィ。
壊れちゃァいねェな。よしよし。
[そのことに、心底から嬉しそうに頷く。相手の疑問>>5を気に留めたそぶりも見せない]
オレッチ様がぶち壊す以上、できうる限りに完全にカンペキでなくっちゃァなァ。せっかくの楽しみも目減りするッつうもんだ。
そんじゃァ、そういうことで。
改めて、オレッチ様にぶち壊されろ?
[嬉しさを隠そうともしない笑みをそのままに、ノイズに包まれた手を、蒼いAIに差し出した。
…背後の鳥には、かけらほどの注意も払いはせずに]
[ 落下が 止まる ]
――危険 危険
回帰行動 目標地:Babylon
[解析したプログラム。
世界に設定された重力に干渉し、物理法則を曲げるもの――を模倣し、補助AI invidiaが展開に成功した]
――危険
[天へ向けての垂直落下運動が停止し、同時にソレを苛む雨の運動へも働きかけて攻撃性を緩衝する。
ソレは直ちに体勢を立て直すと、塔へ帰還するべく移動(落下)を開始した]
[−target lose−
Irvineの脱落が確認された瞬間、]
―――…!
[ じわりと流れ込んでくるものがあった。
黄金の輝きをした、複雑な暗号のような―――欠片、]
あ……。
[ きゅ、と眉根を寄せる。
それは「ポッド」の鍵の欠片だった。欠片は、全参加者の間へ流れてゆく。]
― 1F/外 ―
[狭い隙間から体を引き抜き、雨にけぶる上方を見上げる。
それは一瞬で地面付近に到達し――そして。
雨越しでも明らかにわかる程に、その姿はノイズに包まれ霞んでいた]
あれって、やっぱり――あいつ、だよね。
[該当するプログラムの使用者は一人しか知らない。
相手はこっちに気付いているのか。
シャーロットの方に意識が向いているなら、その間にそろそろと移動する。
塔の外壁の影にでも隠れて、ひとまずは様子見に回る心算だった]
…ああ?
[ゆっくりと、その瞬間を味わうように、ゆっくりと、少女の姿をなしたAIへと近づけていた手を止める。
不意に記憶領域へ、外部からの書き込みがあったからだ。
生存し、脱出するための方策。
他の参加者にしてみれば重要であろうその情報を、男はただの雑音として処理した]
あー…クソ。こっちャあお楽しみの最中だっつうのに邪魔するなんざどこのクソバカだっつぅンだクソ。
[顔をしかめ、悪態をつきながら耳を小指で穿る。ノイズを形を成した何かを抜き出し、ふっと吹いて飛ばした]
さて。これでよしだ。
改めて改めてブチ壊す。
[吹き飛ばしたことで満足したのか、再度その手に、ノイズを発生させた]
― 4階 外・ドーム上 ―
[ばしゃり。
音を立てて、優美な形を描くドームの一つに着地する。
『塊』はその場でカタチを変え、灰色の男のアバターを模した。
ふわり、傍らに球体の補助AIも浮かび上がる]
……これ なに
[呟く。
不明なデータ。Irvineを呑み込んだ瞬間に流れ込んで来たが、喰らったことで得た情報ではないように感じられた]
code? かぎ?
[降る雨は、ソレの周囲で軌道を変えてドームを叩く。
周囲の重力に干渉して攻撃性プログラムを防御しながら、ソレは首を傾げ、思案の素振りをした]
[ 笑いながら手を差し出す男。
ノイズだらけの手、ジラジラと一時も収まらない手に、手をかけようとした。
大きな手に収まる、白い手。だが、>>11挙動を見て、]
……嫌。
[ 僅かに強い調子で告げる。]
あなたは、壊す相手に、
まるでパパのように手を差し出すのね。
[ 背後のAI−bluebirdが、こちらへ向けて重力操作を行なう。AIの予想では、二人とも重力が逆転する筈だった。]
おい、無事か……?
[届くわけもないのに、眼下の女性に向けて声をかける。
その時。眼前でフレームが展開した。
フレーム内には黄金の輝きを模したアイコンが一つ。そして上部中央には――何も書かれていない。名無しのフレーム]
何だこれは? プログラム? 名前は、あるのか?
[黄金――Golden。
だが連想はECLATANTの声で打ち切られた]
『ねえねえ、〈New Catsle Legions〉とかどうよ?』
[黄色い傘はこの場では目立つ。
決して心地よいものではないが、ここでなら雨を浴びても深刻なダメージにはならないだろうと判断する。
そうして、どうにか物陰まで移動した時。
何かのデータが、内部に流れ込んで来た]
……? 何だろう。
[sandplay techniqueを掌の上に発動させ、流れ込んだデータのイメージを投影する。
それは黄金色をしていて、何処かに嵌め込む事で発動する暗号――鍵、のようだった。
ただし、明らかにその形は不完全で、幾つかある欠片の内の一つであろうと推察された]
これを集めたら……何かが起こるってこと?
gameにそんなルール、あったっけ。
[首を傾げるも、すぐにその表情は楽しげなものに変わる]
宝探しってことだね! おもしろそう!
[かつて存在していた区画では、そのような催しが定期的に開かれていたのだ。
ちょっとしたスリルと興奮が味わえる、しかし安全な"遊び"。
男の子はそういったものよりも、本物の冒険を選ぶものだ。
わくわくした表情を浮かべながら、鍵の欠片をハート――データ内部に仕舞った]
― 4F ―
[ pierrotは「塔」から下を見下ろし、傍らのLittle Dancerの声を聞きつけ、ひょいと覗く。]
『何ていう無茶を。
ん、何だいそりゃあ。お嬢ちゃん、解析出来るかい。』
【ペナルティ解除。これよりOneの保護へ向かう。】
〔 seraphへのペナルティ解除が行なわれる。
拘束用Programが解除され、黒い帯がほろほろと解けてゆく。ボロボロになったそれは、床に落ちると消え去った。
まるで、Charlotteのback up消失が必要だったとばかりにペナルティ解除が行なわれた。〕
『チッ。悪いが俺達は先に行くぜ。お嬢ちゃん、後でな。』
[ pierrotが、seraphの肩に乗る。]
【ECLATANT、先刻は感謝する。貴方が居なければ彼女は死んでいた。】
[ seraphは背を向けたまま告げ、「塔」から身を躍らせた。]
あァーあ、そうだ。
ブチ壊されるヤツはみんなそう言う。
(ザッザザッ)
嫌だとか、壊されたくないとか、死にたくないとか、まァいろいろな。(ザザッ)
[強い調子で告げられた言葉を、ニヤニヤとあざ笑う]
(ザザザザ)
パパか。パパね。(ザザッ)そんなもん考えたこともねェ。
ンで?そんならどうした?
パパの手に甘えたくなっちまったか?
オレッチ様ならいくらでもかまわんぜ?
[嘲った笑みを浮かべたまま、誘うように、ことさら演技めかせた調子で腕を伸ばす。接触すれば、即破壊するノイズを持った手が、少女の姿をしたAIへと迫り…そして、それは叶わなかった]
(ヂッ!!!)
[男の明確な苛立ちをそのまま音にしたような短いノイズ音とともに、辺りの空間がノイズの霞に包まれる。重力を変化させようとする、その干渉自体が、破壊されていた]
手前ェ…クソ鳥。おゥ。お前ェ…せぇぇぇええっかく!オレッチ様がシカトしてやってたっつうのに、手前ェはよゥ。
しょうがねェよなァ。あァーあしょうがねェ。
オレッチ様に全身全霊全力で以ってブチ壊されたってそりゃァお前ェ、どうしようもなくしょーがねェよなァ!!ああ!?
[苛立ちをそのまま、鳥の姿のAIにぶつける]
……行け。
[鳥に振り返り、背を向けたままで、蒼いAIに告げた]
あのクソド畜生、お前ェよりもよっぽど先にぶち壊されてぇらしい。
手前ェはあとでゆっくりぶち壊してやっから、今はさっさとどっか行ってろ。
そンでオレがブチ壊すまで、確実に!間違いなく!絶対に!誰にもぶち壊されんじゃねェぞ?いいな?分かったな?
分かったらさっさと行けッッッッ!!!
[有無を言わせぬ剣幕で叫んだ。その苛立ちの内圧が漏れ出したように、男の体が激しくノイズによって霞んでいた]
……、それも、嫌。
[ 分からないまま、芯の篭った口調で言い返した。]
あなたを残すのは、駄目な気がするもの。
……。
あなた、私に会った事はない?
[ the noiseの前に回りこみ、秘め事を囁くように問いかける。
けれど、その時計盤−Clock-eyeの眼差しは真面目だった。]
それと、私の名前はシャーロット(Charlotte)。
LostOne.とも呼ばれているわ。
[ 背後で、seraphが「塔」から綺麗なフォームで落ちる。
赤と白の熾天使。それは、重力操作を仕掛けていたbluebirdを捉える。ぐちゃりという厭な音が響く。]
[新しい、城、軍団。
いったいどこからそんな発想が出てきたのかといぶかしんでいると、小男――確か、pierrotという名だったか――に声をかけられた]
解析か……
[今は「それ」の解析より、目の前の妖精への質問を優先したいのだが。
ECLATANTはどういうわけか、私の知らない何かを知っている。
その可能性が、高い]
……待て。
なんで、そう気安く私に話しかけるんだ。
お互い、命がかかってるんじゃないのか?
[だが、その問いはおそらくはpierrotにも、シャーロットのもう一人の補佐AIたるseraphにも届くことはなく。
彼らは塔から身を躍らせ、主のもとへ]
― 屋根の上 ―
[見下ろす。虚ろの瞳よりも正確に、avaritiaが地で何が起こっているかを伝えて来る]
ノイズ?
bluebirdとたたかう?
[瞬く。どちらにも、加勢する気も邪魔する気もなかった。
有害な対象とは既に離れた。取り込んだ情報の整理と――出来れば新たな捕食をしたい。
塔の4階から赤と白の体躯のAIが飛び降りて、鳥を潰したところまでを確認して、ソレは屋根を離れた]
――どこへいこう
[細い柱に沿ってふわりと、4階の床に降りる。冷気は既に去り、氷も溶け消えていた]
the noise……シャーロットを、助けた……?
[目の前に展開された出来事をそう解釈したが、the noise本人は、後々シャーロットを壊すと言っている。
そういえば、彼と最初に遭遇した時の言動も――]
……うーん。やっぱり、ニンゲンの考える事はわかんないや。
ただ壊せばいいってだけじゃないってこと?
[その時、落下してきたAI――ゴーレムに似ている奴だ――が、彼らの対峙していた青い鳥を破壊した]
――――!
こっちに来る……かな?
[相手の動きを観察しつつ、遭遇するべきか、さっさと逃げるべきかを思案した]
あなたに擁かれる事は、「死」を意味するのね。
[ 形の良い唇が言葉を紡ぐ。
pierrot、seraphの思考。前者の思考−最終的にロッテが勝利者となれば良い。後者の思考−目的と感謝の表出は同一にはならない。]
後で、ってどういうことだよ……
後で殺し合おうって意味なのか?
『アタシはそんなに怖がることはないと思うよ! 彼らから敵意はあんまし感じなかったからねっ!』
それは……そっちの方がこっちを安心させられるからだ!
そんなことも分からないのか!
[叫んで、走る。今度こそこのフロアから出ようと。
ワープゾーンが使えなくとも階段はある。今度こそ、誰もいない場所を捜そう。そしてECLATANTから話をじっくり聞こう。
視界の端に、4Fに降り立った人影が映ったが、構うことなく階段を目指して進んだ――**]
―???―
[ああ、失敗しただろうか。
雨の音一つ聞こえない、黒に塗られた空間を漂いながら男は思った。
バイナリを書き換えられたワープゾーンはあちこちでエラーを返し、自らを0に塗り替えてゆく。
BackSkipperでの"過去"への離脱もやむなし、と発動準備を開始した、その時。
目の前を漂うバイナリデータに座標情報らしき数値が格納されているのを見つけた。一部が欠けて読めなくなり、正確な位置情報の体を成していないそれにアトランダムな数値を追加して、無理矢理座標データを構成する。
飛びゆくのは、何処やら。]
――ッ!
[ざざざ、とけたたましい音を立てて男が落下する。
ノイズとノイズの間を漂い、ワープゾーンが選んだ出現座標は3Fの上部空中。重力が身体を濃い緑の世界に落とした。
3Fで交戦していた参加者が、男の出現に驚きと疑惑の視線を向ける。]
おや、まあ。お邪魔しました。
[葉や果実にまみれたアバターを表面のみ再描画し身奇麗にすると、向いた目線に頭を下げた。]
[『お前……どうやって。』階段でもワープゾーンでもなく、中空にいきなり現れた男に交戦していた参加者の一人が、訝しげに声をかけてきた。]
ワープゾーンを利用しただけですよ。別段怪しい行為はしていません。
[しれっと返答する。虚偽発言ではないが、事情を知らぬ者からすれば信じるには値しない発言だったのだろう。不信、もしくは危険人物と判断したのか、自分の相手のことも放ってこちらへアタックプログラムを向けてくる。
が、それはさらに別方面からの介入により中断された。]
[思考領域に直接流れこんできたのは、バイナリコード。ところどころゼロフィルされたそれは、おそらく一部なのだろうと推測された。
見れば、他の参加者も同じ情報を貰っているようだった。
同時にホログラムに脱落者名が点る――Irvine。]
ピース……?
[何の為に、もしくは何の意味があって。どうせ皆が皆自分以外を殺そうと躍起になっているというのに、今さらこの殺し-game-に目的を追加する意図が読めなかった。]
まあ、Puzzleは嫌いではありません。
[ピースを集めるのに一人でも多い参加者の脱落が近道と悟ったのか、3Fで一番異彩を放つ登場をしたばかりの男に殺気が向く。
数は一つ二つ、三つ。3Fにいた参加者3人全員が、隙を窺って男を見据えている。
男は眼鏡の奥の目を細めると、応戦せんとばかりにMARIAを傍に従えた。**]
[何の為に、何の意味があって。実際は、男の抱いた疑問はそれだけではなかった。]
[ [ 何故。 ] ]
[本来起きるはずのないEventの発生。悠然と行動する男の思考に、僅かな動揺が揺らいだ。]
― 4階 ―
[大きな声>>25。早足で階段へ向かう女性アバターと、追うように飛翔する小さな影を見遣る]
……蟲?
なにかな。おいしそう?
[羽を細かく震わせて階段へと消えていく青い髪の妖精に、母たる制作者―Belzebuthに連なる情動が発火する。
理由のない懐かしさにつられて、階段へと虚の瞳を据えた]
敵性存在 不明
移動 可
[中央のホログラムを振り返る。等間隔に並べられた参加者一覧は、色を落とした矩形――死者のために、既に疎らになり始めていた]
[不明なデータの解析をavaritiaに回し、ソレは濡れた髪を絞る。
足元に視線を落とし、裸足であったことに気付けば極自然に眉を下げ、困ったような微笑を浮かべた]
…
[invidiaに意識を向ければ、直ちにアバターの修正が行われる。
靴の踵とつま先の具合を確かめて、階段へと緩慢に歩き出した。歩容は既に滑らかで、人のものと区別はつかない**]
― 外 ―
『あなたに擁かれる事は、「死」を意味するのね』
[少女の呟く声が聞こえた]
――シャーロット。
[警戒するようにピンクのハートを抱きながら、シャーロットに話し掛ける]
あの人と戦うの?
[出来るだけ物陰に隠れてはいるが、the noiseには気付かれただろうか。
気付かれたならば全力で逃走に移れるよう、プログラムの起動をシミュレートする]
― 外 ―
そういえば、さっき面白いものを見付けたんだよ。
黄金色の鍵みたいなの。
あの人も持ってるのかな?
[無邪気そうな口調で話し掛けながら、シャーロットの方へ歩み寄る]
[ bluebirdは厭な音を響かせはしたが、まだ脱落までには至らない。seraphは、グリッドに叩きつけたbluebirdを掴み、5指の力を篭める。
そんなseraphの行動は、後ろで行なわれていたので気付かなかったけれど、]
トビー?
[ 振り返れば、ゲーム開始前に出遭った少年の姿。]
……分からない。
けど……、
[ 一瞬浮かべた儚い表情、それは、雨烟る中、直ぐにでも手折られる花を思わせた。]
黄金の鍵……。
……。それは、私にも流れてきたデータのこと?
[ Clock-eyeが、黄金という言葉に反応するように琥珀色に彩られ、時計盤の黒い針とローマ数字が明瞭に浮かび上がる。]
―――っ、
−ira...is Babylon's Character.−
−and ......−
[ tobeyを見つめる視界の中。青白い文字でiraの解析が流れる。
Irvineと同じように、▲を三等分したような形の一つ。
Irvineが一番上なら、iraは、三等分した左側の形だった。
解析、その感覚は―――]
the noiseが持っている?
[ tobeyの言葉を繰り返し、その浮かび上がる感覚、何処かの記憶を刺激するかのような一瞬……]
わからない?
[首を傾げる。
青髪の少女が浮かべるのは儚げな表情]
シャーロットはすぐに壊れちゃいそうだね。
シャーロットも鍵を持っているの?
[the noiseやbluebirdの攻撃が飛んで来ないのを確認しながら、シャーロットにまた一歩、近付く。
彼女の補佐AIの内、戦闘力がありそうな方は、bluebirdと格闘中だった]
……シャーロットにも流れて来た。
それじゃあ、きみは持ち主じゃないんだ。
[瞬いてシャーロットを見詰める。
と、彼女のClock-eyeに、明瞭な時計盤が浮かび上がった]
それは――? それも鍵と関係があるの?
[首を傾げる。ハート型のプログラムが、ゆっくりと鼓動を開始していた]
私、知ってる。この感覚……。
[ 断片。断片的にも断片。「解析」という、覗き見る行為の感覚。
落ちてゆく、誰かを覗き見るような感覚、千の手と天の目を経由するような感触。誰かに赦されて――、青白い光の海に沈み眠り込んだまま、宇宙と電子の夢を見る。そして、もう一つ。]
違う……持っているのは、―――ira?
[ >>35自分で言った問いに自ら答えるような呟き。
青髪の少女。まるで花の咲くような少女の姿が記憶から呼び起こされる。そこに宿る黄金の光は太陽のようで、青髪の少女に似合っているようにも思われた。]
− need more ? −
− Analyze target select −
[ ぼんやりしていたのを気付かせたのは、tobeyの更なる声と、視界に映る青白い文字。]
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