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ジンロウ町…ここは正義と悪との決戦の舞台
今日もまた、一つの聖戦が幕を下ろし、そしてまた一つの新たな戦いの火蓋が切って落とされた
日々繰り返される戦いの裏
今はまだ誰も気づかぬ水面下で、そんな日常を覆す大きなうねりが、ゆっくりと鎌首をもたげていた…とかいないとか
1人目、中堅怪人 ポーク班長 がやってきました。
ぶきぃーっ!!
あいつら、正義の味方とか言って調子に乗りやがってッ!!
あと少し…もうほんの少しだけでもポク様に力があればあんなやつらに後れを取ったりは…
村の設定が変更されました。
2人目、道具屋 アニュエラ がやってきました。
[闇を劈くような絶叫]
[然し、このジンロウ町では日常茶飯事。誰も様子を見に来すらしない]
[その、しばし後]
[簀巻き状態の「何か」が、道具屋の裏口から蹴り出され崖の下へ落ちて行った]
……ふう。
困ったわ。また新しいアルバイトを探さないと。
3人目、謎の少女 メイアル がやってきました。
[何者かと対峙する少女。その身には衣服の他に怪しげな血糊のついた包帯。その包帯についた血糊は彼女のものではなく、その証拠に無傷のままに相手を追い詰めていた]
……全く、この程度?
[つまらなそうに笑って見せた。彼女の周囲には黒い剣のような物体が浮かんでいて。相手の必死の抵抗とばかりの射撃をすべてガードしていた]
さあ、堕ちなさい。
[そういって指を鳴らすと、幾筋の光が対峙する相手の体を貫いた]
4人目、??? がやってきました。
女幹部 エルヴァイラ が見物しにやってきました。
[公園のジャングルジムのてっぺんに座り、地上を見下ろす幼女がいた]
ぐしゅしゅしゅしゅ……全ては我が『明家計画』のシナリオ通り事は運んでおる……。
ぐしゅ、ぐしゅしゅ……ヒーロー共め。
今のうちにせいぜい自由を謳歌しておくがいいわ……ぐしゅ、ぐしゅしゅしゅ……。
5人目、駄菓子屋店主 トメ子 がやってきました。
――駄菓子屋「つるや」店内――
[ジンロウ町商店街の片隅に、ひっそりと営まれる駄菓子屋があった。
主な客層は、お小遣いを握り締めた小学生たち。
彼らの――特に低学年男子のお目当ては一つだ]
「ばあちゃーん、『ヒーローチップス』ちょうだーい!」
[息を切らせて店に駆け込んでくる少年たちに、店主はにこにこと笑顔で応じる]
あいよー。30円じゃよ。
[30円と引き換えにヒーローチップス(正確には、『ヒーロー&ヒロインチップス』なのだが)を受け取った少年は、早速袋――ではなく、裏にくっついたカード入りの小袋を開く]
「あ、キラカードだ!」
[小袋から箔押しのカードを取り出した少年は、誇らしげにそれを掲げた]
「うわっ、これって『伝説』カード!? すげー、いいなー」
「でも、まじかる☆るーこって誰? 古過ぎてわかんねーや」
「オレもわかんね。でも、レアっぽいしいいか! ばあちゃんありがとう!」
いえいえ、どういたしまして。
[少年たちの輝く笑顔に、店主の表情も自然と綻ぶのだった]
「じゃーねー、おばあちゃん」
「今日はどこ遊びに行くー?」
「二丁目でバトル警報出てたし、見に行ってみねー?」
「おおー、いいねー」
[盛り上がる少年たちを、あんまり近付いたら危ないよなどと声を掛けつつ見送って]
さあて、そろそろ騒がしくなってきたみたいだねぇ……アタクシも、いっちょ様子見に行ってみようかねぇ。
[よっこいしょと曲がりつつある腰を伸ばすと、ガラガラとシャッターを下ろし店仕舞をする]
[駄菓子屋店主・真鶴トメ子。
彼女もまた、もう一つの顔を持つ――]
駄菓子屋店主 トメ子 は肩書きと名前を 初代魔法少女 トメ子 に変更しました。
騒がしい ポルターガイスト が見物しにやってきました。
6人目、影 メルクリス がやってきました。
[絶叫じみた悲鳴が聞こえた気がした。
風に揺れる髪をゆっくりと抑え、半眼になって下界を見下ろす。
フェンスに寄りかかった処で……よく見えなかった]
これでまた今日も一つの悪が……うんにゃ、正義?どっちでもいいか。ジンロウ町ってのはそんな所だろう、うん。
[他人事のように語る青年――の、影。
だがしかし、決してジンロウ町の騒ぎは彼にとって他人事では無かった。
またまた訪れそうな、戦いの予感。フェンスに寄りかかって、深々と溜息を吐くのはいつものことである]
7人目、プロフェッサー JJ がやってきました。
ほほう。
ここが悪だの正義だのが集うと言われるジンロウ町か。
聞いてきたよりも、随分と平和そうだな。
なあ、御主もそう思うだろ。
……そうでもない?
[桜の木に向かい、話しかけている]
8人目、悪の召喚師 ヒルデルード がやってきました。
[中心街、表通りに面した喫茶店。
その店内、隅の席に陣取ったとある男が、誰にもそれを覚られぬように努めながら呟いた。]
(――…倒してきたか。御苦労)
[その黒衣の男――ヒルデルードは、ちらりと窓に目を向けていた。
傍から見れば、単に外の景色を何気なく眺めているようにしか見えないだろうが、彼がその時視線を向けた先は、たった一点。
とても可愛らしいスズメに姿を変えている彼の使い魔だ。]
[今日も相変わらず喧騒飛び交う町を、のんびりとした歩調で歩いて行く。
その姿は老人そのものだったが、よく見るとその体を支える杖が、ファンシーなステッキとでも呼ぶべき代物である事に気付くかもしれない]
……ん? 今、悲鳴が聞こえたかの。
[視線を向けた先には、アニーという名の少女が運営する道具屋があった]
正義を名乗って、この程度だなんて。
全く持って期待外れね。
[最初は些細な事で相手に突っかけられただけだった。それでも、絡んでくる目の前に伏す相手の望み通りに戦っては見たが結果は圧倒的なもので]
ああ、そう言えば。
[相手の名を聞くこともしなかったと思うが、いまさら聞くことも無いかと思いながら相手の事を見下ろしていて]
うおっ?!
[駆けてきた子供達のタックルを受けて、ぐるぐると2(6)回転]
元気なこった……うん?
悲鳴?
[補聴器の感度を上げて、耳を澄ます]
9人目、○○魔王 グリフィス がやってきました。
――???―――
ふ、フハハハハハハ!!
ついに、ついに開発したぞ。
この一日で世界を滅ぼす魔法を、これで世界だろうが例えプロローグだろうが滅んだも同然だ!
フハハハハハハ!!
[―――――ブツン]
パタパタパタ。
むっ…来たな、我が忠実なる僕ども。
[駆け寄ってくる複数の足音の方へ顔を向けるも、即座に破顔。四人の幼稚園児――の外見をしたナニカが彼女のいるジャングルジムの元に集まり傅いた]
ふむ、よく集まった。順にそれぞれの途中経過を述べるがよい。
[座ったまま軽く顎で催促すると、一番左端の園児から口を開く。「件の製菓会社との取引が無事成立しました」との報告。]
ほぅ、ではあの『ラッ〇ーリターン』に我が組織の怪人フィギュアをオマケとして付け合せる作戦は軌道に乗っていると判断して良いのじゃな。
ぐしゅしゅしゅ……売り上げに悩む企業にとって、何度でも何度でも親に駄々をこねて欲しがる臭いを放つフィギュアのオマケは相当魅力的であろう。なぁに、連中もフィギュアだけ集めて菓子が捨てられる運命も知らずにのぅ……ぐしゅしゅしゅ。
気づいた時にはもう遅い。社会現象として後戻りできないところまで進めてくれるわ。
[ぐしゅしゅしゅと高笑いするエルヴァイラであった]
勤め人 アリア が見物しにやってきました。
[雑多な音や光が遠くで飛び交っているようだ。だが、今はどうでもいい]
「僕をおうちに連れてって!」
[黒い子猫の形をした厄介事は潤んだ目をこちらに向けている]
……おうちってどこかしら?
「うんとね、地面の下」
[地面の下……三丁目の秘密結社か、あるいは悪の地下帝国裏山支部か、それとも――]
挙げたらキリがないわ……とりあえず私の家に来る?
「うん、お姉ちゃんのおうちいく!お腹すいたの」
[小さい黒猫を抱き上げて、苦笑しながら歩き始めた]
―ジンロウ町ニューススタジオ―
「……本日の30秒魔王ニュースでした、では次のニュースです」
[某、どこかから湧いてきた城にてそんな声が響き渡るある意味いつも光景はプロローグでいきなり最終日だろうが、メタ情報を高らかにいおうが、諸悪の根源が集まった結果無駄に順応されたジンロウ町の人たちにとっては30秒ニュース程度でしかないらしい。
世界滅亡寸前を撮影して流そうが、それに深く傾倒するでもなく、単なるCMの如く流し次へ次へとニュースは流れて*いくのであった*]
○○魔王 グリフィス は肩書きと名前を ○○魔王 に変更しました。
さってと。
どこの誰がやられたのかな……せめて正義か、悪か。
[集中して気配の元を探ろうとする。
が、やっぱちょっと面倒だったのでビルから降りる事にした]
この町も飽きないよねー。
三丁目の秘密結社さんは元気かなー。潰れちゃったかなあ?
[帽子の唾をつまんだり、離したり。ぼやぼや呟きながら喧騒絶えない通りを歩く]
次の者、報告をせい。
[ジャングルジムの主からそう指示されると傅く二番目の園児が口を開く。「例の市会議員とのお話し合いが成功裏に終わりました」との報告。]
ほぅ、ではあの市会議員の孫娘を幼稚園で苛め抜いて登校拒否にさせるという恫喝は功を奏したと申して良いのじゃな。
ぐしゅしゅしゅ……一度公園デビューを失敗させてその母を追い詰めた甲斐があったと言うものよ。
あの女、我らの仕掛けとも知らず自分を酷く責めておってのぅ……たかだかヒーローごっこで娘に悪役ばかり押し付けただけじゃと言うのに。
今じゃ立派なモンスターペアレントよ……ぐしゅしゅしゅ。
きっと市会議員ともども我らがいい手駒として働いてくれよう。互いに我らの手に落ちているとも知らずにのぅ……ぐしゅしゅしゅ。
[ぐしゅしゅしゅと高笑いするエルヴァイラであった]
10人目、花の子 グラジオラス がやってきました。
[ジンロウ町のどこかのどこか。
独り駆ける少女の足元へ闘いの流れ弾が飛んでくる]
きゃっ…!
あ、危ないわね…ここは今日はバトル警報は出ていなかったはずなのに…。
どこから飛んできたのかしら…?
[唇をキュ、と噛み締めて空を見上げ]
……この町は、どうなってしまうのかしら。
正義の味方の手によって護られる?
悪の組織によって支配される?
[呟く彼女の胸元に光るは――紅に輝く派手なペンダント。
髪を飾る薄桃色の花は真紅へと染まる]
――――小賢しい。
なんというか……。
さしずめ異文化の坩堝じゃな、ここは。
[補聴器の感度を下げた後、町並を見回しながら散歩。
ジャングルジムの周りに集う子供達を見て、目を細めた]
[アニーの言葉>>20に、おやそうかいと微笑んで]
それじゃあ、アタクシの聞き間違いかのう。
この町はいつでも騒がしいでのう。
[アニーの言い分を素直に信じたらしい。
人を信じる事は、正義の味方に不可欠なのだ]
お邪魔したねぇ。
ますこっと、楽しみにしとるよ。
[ぺこりと頭を下げ、再びパトロールという名の散歩へ出発する。
今日もジンロウ町は、とても賑やかで概ね平和だ**]
11人目、国防神父 ギルバート がやってきました。
―― ジンロウ町7(10)丁目 路上――
暮らしのための政治を。
ひとつひとつの生命を大切にする。他人の幸せを自分の幸せと感じられる社会。それが、私の目指す友愛社会です。
命を大事にすることも、ムダづかいをなくすことも、当たり前のことかもしれません。
しかし、その「当たり前」が、壊れてしまっているのです。
母子家庭で、修学旅行にも高校にも行けない子どもたちがいる。病気になっても、病院に行けないお年寄りがいる。
全国で毎日、自らの命を絶つ方が100人以上もいる。
この現実を放置して、コンクリートの建物には巨額の税金を注ぎ込む。
一体、この国のどこに政治があるのでしょうか。
政治とは、政策や予算の優先順位を決めることです。私は、コンクリートではなく、人間を大事にする政治にしたい。
5つの約束
1 国の総予算207兆円を全面組み替え。
税金のムダづかいと天下りを根絶します。
議員の世襲と企業団体献金は禁止し、衆院定数を80削減します。
2 中学卒業まで、1人当たり年31万2000円の「子ども手当」を支給します。
高校は実質無償化し、大学は奨学金を大幅に拡充します。
3 「年金通帳」で消えない年金。
年金制度を一元化し、月額7万円の最低保障年金を実現します。
後期高齢者医療制度は廃止し、医師の数を1.5倍にします。
4 「地域主権」を確立し、第一歩として、地方の自主財源を大幅に増やします。
農業の戸別所得補償制度を創設。
高速道路の無料化、郵政事業の抜本見直しで地域を元気にします。
5 中小企業の法人税率を11%に引き下げます。
月額10万円の手当つき職業訓練制度により、求職者を支援します。
地球温暖化対策を強力に推進し、新産業を育てます。
その次の者、報告じゃ。
[愉悦の表情を浮かべている幼女は三番目の園児に発言を促し、園児が口を開いた。「町郊外の原子力発電所の電子制御システムのハッキングに成功いたしました」との報告。]
ほぅ、ではいつでも我らの思うがままに原子炉を用いることが出来るのじゃな。気づかれてはおらぬだろうな?
ぐしゅしゅしゅ……これで核エネルギーで新たなる怪人を作ることができるというものじゃ。
ゴジ〇じゃ、我らの手でゴ〇ラを作って放つのじゃ。きっとヒーローどもがバタバタとやられるに違いないのじゃ。ぐしゅ、ぐしゅしゅしゅしゅ……
[遠くから散歩する人物に気づけるだろうか(>>23)。+半+で半なら気づき、丁なら気づかず話し続ける]
[無邪気に遊んでいる様子の子供達を時々眺めつつ
公園の水道で水を飲み、顔を洗う。
>>27こちらに気付いた様子の少女に微笑みかけて]
そこな嬢ちゃん。
この辺の案内地図、どこかにあらぬかの?
変わるのは、あなたの生活です。
――ふむ。
この国では、こんなノリで町民の支持を集めればいいのか?
[ギルバートは街角でもらった紙資料を懐に入れた。
防御力が 1(3)UPした。**]
ああ、でも、いいねえ!この騒乱の空気!俺はこういうの大好きだよー。
俺自身はなんかもー満足しちゃったから、満足してない人居ないかな?居ないかな?
[愉快そうな笑い声を上げたり、鼻歌を歌ったりしながら、陽気な影は通りを歩く**]
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