23 ゲルダと愉快な仲間達★
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族長の息子 ポール
［ポールは遠くからゲルダとセロンを眺め］
ふむ。
次代のイーストウッド領はとりあえず安泰だろ。
イル族は隣接領地の紛争を気にせずにすむだろう。
では…オイラはどこへ行くのか。何をめざすのか。
族長の息子 ポール
［ポールの目は遠くを見る色になり］
いまの季節
草原を渡る風の色はごく薄い緑色。
さわやかに渡る風が草葉を翻す時にみせる色。
族長の息子 ポール
やっぱ……風の見える丘を通って帰るか。
どっかに『狼に襲われてる娘さんを助けるイベント』でも転がってないかな。
あははは。
遊び人 テリー
[...は、そろそろお開きになるパーティ会場をぼんやりと見ていた]
ん〜、タダ飯タダ酒もこれで終わりか・・・
さて、明日っからは何をするかねぇ・・・
・・・クリストファーとチャールズでも誘って遊びに行くか？
金は全部チャールズ持ちにしたいけど、アイツそういう所はセコそうだよなぁ・・・
いや、むしろ最初は俺が何とかしてやるべきか？
馴染みの店でツケになるけどな・・・
[...は、そんな事をブツブツと言いながら、いつの間にか*屋敷から消えていた*]
騎士 コンラッド
小さかったゲルダ、さようなら。
そしておめでとう。
ぼくはまた旅立つことにする。
幸せになることを、旅の空から祈っているよ。
貴族の娘 アデライド
>>1401
[そっと握られる手に言葉に、ほわりと頬に紅が乗る。
真っ赤になった顔を隠そうと思うあまり、ミックの視界から外すように耳元に顔を寄せて周りに聞こえないように小さく囁いた]
その前に、ひとつおねが…い、いえ命令ですわ。
その、夜に、い…色々としてくださるのは嬉しいのですけれど…わたくしは…その、ミケーレ自身をもっと…は、はや…く……。
……え、ええい、わたくしは何を口走ろうとしているのかしらっ！？
[途中ではっと正気に戻ると、くるりときびすを返して会場の外へとすたすた歩き出す]
伝道師 クリストファー
[...は、婚約披露会場で幸せそうな二人を遠くで見守っている。
…ゲルダ。
君が自分で幸せを見付けられて本当に良かった…。
――その気持ちに嘘は無い。
嘘は無いんだけど……な。
伝道師 クリストファー
[...は、チリチリ焦げる様な気がする胸を抑えた。]
――秘密の共有。
独りで抱えて居たものを誰かに打ち明ける事…
それはなんて気持ちが楽に成る事だろう…。
――やっと出来た私の肉親。
私の家族。
私の妹。
二人だけの秘密はとても楽しい…。
伝道師 クリストファー
[...は、普段と違う、暗い目をして手元のコップを見詰めた]
――でもゲルダはもう気付いてる。
私に打ち明けられ、それを認めてしまったら…。
ゲルダはずーっと他の愛する肉親に
隠し事をしなければ成らないって事実を…。
可愛いゲルダ。
――皆に愛されて。皆に見詰められている。
愛する人達、
愛してくれる人たちを
欺いて生きるのは、どんなに苦しい事だろう…。
伝道師 クリストファー
[...は、胸の奥に何かを閉じ込める様にぎゅっと胸の前に拳を作って]
……。
大丈夫。私がちゃんと相談に乗るよ…。
[と呟いて薄く笑ってグラスのお酒をゴクリと空けた]
御曹司 チャールズ
お嬢様方はそれぞれ相手が決まったようだね。
僕はまた新しい退屈しのぎを見つけなければいけないようだ。
とりあえず、僕はこれからトムの調査でも始めます。
僕から逃げ切れると思うなんて、トムもまだまだ甘いね。
騎士 コンラッド
[街外れの街道]
今回こそと思っていたけれど、そうじゃなかったな。
僕の運命の女性はどこにいるのだろう。
さて、これからどこへ旅しようかな。
西の町のシャーロットからもパーティーの誘いが来ていたし、
北の村のパメラもそろそろいい年頃のはずだ。
それから……
[コンラッドは幸せに悩みながら白馬で駆けだした。]
ちんぴら ミック
[一陣の強風に、盛りを終えた桜の花びらが舞い上がる。
それは風に乗り会場内にも吹き込んだ。
会場にいた全ての人間の目が、
その幻想的な光景に酔いしれている一瞬の間。]
───アデライド。
[会場の外へ歩き出そうとしていた愛しい女の名を呼んだ。
そして振り返った彼女の手を引き。
深く深く、口付けた。]
貴族の娘 アデライド
つまり、意地悪はするなと言うことですわ！
[何とか命令口調でミックにそう告げると]
……わたくしは…わたくし…。
[きょろきょろと周りを確認すると、ミックの正面で背伸びをしてその唇を軽く啄ばむ]
や、約束ですわよ？
[そうして、穏やかな微笑みで、ミックにしっかりと*抱きついた*]
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