1976 人知の村
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きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が1名、占い師が1名、霊能者が2名、狩人が1名、共鳴者が2名、蝙蝠人間が1名、呪狼が1名、智狼が1名、憑狼が1名、求婚者が1名、闇狩人が2名、魚人が1名いるようだ。
傲慢 アイリス
「皆の者！ ゼウス様より、無事役目を授かったな！ その役目、大いに果たしてみせよ！」
「これより儀式を開始する！ ただし、本日は仲間同士の作戦会議のみを許可する！ 表立って自分の役目を発表したり、議論をするのは明日からである！ 心しておくように！」
「なお、儀式の様子は広場にある水鏡で振り返ることができる！ 地下にも同様のものを置いておいてやるので、存分に活用せよ！」
抗う者 アポロン
「……？」
朝が来た。自室で目を覚ます。しかし。
おかしい。昨日の神官の説明通りであれば。私にもゼウスから役目が与えられる筈なのに。
どうしてか。何も自分には変化がないように思う。
部屋を出て、広場へ向かう。
周りの様子を確認するのもそこそこに、ゼウスの姿を探した。
>>ゼウス
「ゼウス様。はじめまして、我が名はアポロンと申します。
……この度、儀式の参加者として選ばれた筈の身でございますが。どうしてか、私には役目が与えられていないように思うのです。これは、どういうことでしょうか？」
伝令 『ㅤㅤㅤ』
「……？ 何の騒ぎ」
儀式が始まったこととはまた別の騒ぎが起きているように思えて、ひょっこりと広場に顔を出す。
見れば、ゼウスとアポロンが対峙していて。聞こえてきた会話に、眉根を寄せた。
す、と。昨日よりは幾らか動くのに慣れたように感じる足を動かして、その場に移動する。
>>ゼウス
「……アンタさぁ。何してくれてんの？ 儀式の役職一つ減らすって、それ、儀式成り立たなくなっちゃうんじゃない？」
唯一神 ゼウス
騒々しい男を興味無さそうな顔で見ていたが、ヘルメスが来れば美しい顔立ちのまま微笑んだ。
>>ヘルメス
「何って、そちらが先にけしかけてきた事でしょう？いじらしくもまあ……儀式の参加者にお願いごとをするなんて、ねえ？」
「貴方達は美徳側の人間の癖して、コソコソと卑怯な真似を行った。人間ってやっぱり”そう”なのね。口先でどんなに綺麗な事を言っても、自らの保身の為なら何だってするんだもの。」
さも裏切られたかのように、よよよ……とか弱い仕草を取ってみせた。
「いいのよ、私が許すわ。だって人間はそういう生き物でしょう？
……でも駄目ね、卑怯な真似の仕方が下手くそなんだもの。
だから、私が教えてあげる。」
「その男の権能は既に書き換えた。けれど、また喚かれたらうるさいのよ。
【今後一切の発言も禁止とする。】」
唯一神 ゼウス
「頭数が足りてればいい、貴方はそこで何も出来ずに見守ってなさいな。
悪く思わないでね？だって、貴方達が悪いのだから。」
「……ああ、ちなみに儀式は成り立つわよ。私の力で神の代理としての権能を上書きして封じただけだから。平たく言えば、居るけど居ない扱いになるわね。
ふふっ、力技だけれど……ゼウスに出来ない事はないのよ？」
伝令 『ㅤㅤㅤ』
「……ちっ」
バレていたか、と舌打ちをする。いや、バレない方がおかしいのかもしれないけど。……あの子の力があれば、もしかしたら、と思っている自分もいたのだ。
「俺は前回の儀式の選別でも最下位だった奴だよ？ これくらいするさ。綺麗事なんて、言ったつもりもない」
「アンタの許しなんていらない。でも、このアポロンの権利を剥奪するなよ…！」
この人は。今回の参加者の中でも、稀有な美徳の心を持つ人物だった。それは明白だった。だから、彼にも託したのに。想いを、託したのに。
でも、この女が一度言い出したことを曲げないのなんて今に始まったことじゃない。きっともう、これは変わらない定め。
ちらりと彼に目を向ける。既に喋れなくなっているのだろう。言葉を発せられずにいる姿に、胸の奥が痛んだ。
「……せめて。このアポロンの想いも、俺の頭に届くようにしてくんない？ 皆と一緒だ。それならできるでしょ？」
話せなくとも、せめて。アポロンの訴え、考えは。受け止めたかった。
唯一神 ゼウス
「あらそう、その割にはやり方がどっちつかずなんだもの。
あら嫌だ、貴方まで騒ぐの？ヘルメス。」
あーあーと唇を尖らせた。
「嫌よ。」
「もう新しい玩具はいるから、貴方の乞いも不要なのよ。ごめんなさいねえ。」
やくざいし デメテル
あてがわれた部屋で目を覚ます。
怒涛の出来事にあまり寝付けなかった。それだけではなく、清潔で上等なベッドを体がどこか拒否していたようにも思う。
起き抜けに頭の中に響いた声、植え付けられたらしい力。ふざけたゲームはどうやら本当に始まったようだ。
「そういえばまだ話していない者が何人もいたな。
……僕は往診はしない主義だが。」
背の高い中年に、血の気の多い子ども、ああそうだ。中には本当に子どももいたな、と薄ぼんやりと顔を思い出す。
身支度を整えたらまた部屋の外へ出る。
そうだ、また庭へ出よう。朝に散歩をしてみたくなるなんて初めてのことだった。
伝令 『ㅤㅤㅤ』
やり方がどっちつかず、だなんて。今の俺たちに出来ることの最大限がこれだったことくらい、こいつはわかってるはずだ。
そのうえで、こう言う。本当にいい性格してる。
「俺が騒がしいのなんて、今更でしょ？ “あの時”だってそうだった」
何を言っても聞く耳を持たない様子に苛立ちを覚える。もうこれは、どうにもできない。
「……精々今のうちに新しい玩具で遊んでろ、クズ」
それだけ言い捨てて、アポロンの手を取る。
あの子の力でどうにかできないかという望みをわずかながら胸に抱き、連れていくことにした。
【赤】 クルチザンヌ ヘスティア
「あ゛〜〜、もう朝ぁ？あの神官声デカすぎ、もうちょい寝かせてくんない……？」
「…………誰か知らないけどその話も、起きてからゆっくり聞くわ」
掠れた声でそれだけ言うと俺はまた枕に顔を埋めた。
傲慢 アイリス
多少困惑しながらも、我が女神とアポロンという参加者、そして伝令の会話を聞く。
そしてある程度の状況を把握すれば、参加者へとまた語り掛ける。
>>all
「あーあー！ 儀式に関して変更点を伝える！！」
「役目の中に、狂人というものはなくなった！ 狼陣営は、狼のみである！ 加えて、アポロンは儀式の参加者ではなくなった！ それを前提として、それぞれ動くように！
ディナーショー ヒュプノス
わんわん！
ウー、なんか可哀想な人がいるネッ！
愉快愉快ッ よくわかんないけど人の恨み辛み美味しいッ！
ルールもシンプルになったし
ヒュプノスはいつでも権力者のミカタァ！
正直何もしないでいいとかうらやま
ヒュプノスがその立ち位置でも良かったけどネッ
‘‘慈善家‘‘ ハデス
（昨日の話）
>>1:401ペルセポネ
彼女に近づいた時、花の香りがしたのは気のせいだろう
あんまりそう言う香水とかをつけるタイプには思えなかったから
けれども気になって、彼女の首元の方をくんくんと嗅いでみた
「んー、なんか香水とかつけてる？
あーそうそうみてたぁ？
楽しかったよ。ペルセポネともまた今度したいな
思ったんだけどペルセポネの人間判断基準強いか弱いかしかないの？きょっくたーん。野生動物じゃん。
可愛いか可愛くないかとかもみてみたら？」
ほらぁボクってば可愛いでしょ。なんてけらっと笑ってペルセポネの両頬を指でつんつんと挟んだ
‘‘慈善家‘‘ ハデス
男の（>>1:403アポロン）の方を見れば
「はいはいお疲れさま。余計な観戦あーりがと
弱いらしい人？」
当たり前の様に労う言葉に、どこか違和感を覚えながらも
まぁいいかと手を振る
彼の言葉を受けて、ペルセポネがどうにも素直？に言葉を吐いたのにはふぅんと思ったけど
「どうもどうもっと
ペルセポネがやるって言った時には応援してあげるねぇ
出来るだけ嬲ってふみつけてるの期待しちゃう」>>1:406
と返した
【赤】 ‘‘慈善家‘‘ ハデス
悪ばかりのこの世が嫌いで仕方が無かった
当たり前の様に悪を成し、特に感慨もなく、芽を出そうとする善意を踏みにじる人間達が愚かしいと思えてどうしようもない。
そんなもので景色が埋まらない、尊いものをこそ見たい願いが根の底にずっとある
自分が悪逆を行い虐げる事で、自分を憎む事で人が団結し、隣人を愛し。子を守り。尊く生きてくれれば良いのに。どれだけの悪逆を働いても、賞賛か賛美、信仰されるだけで義憤を持ってたちむかってくるのはほんの一握り。それも団結なんて事はしもしなかった
【赤】 ‘‘慈善家‘‘ ハデス
必要悪のつもりは無いけれど。悪逆が自分以外の手で行われる事がどうしても許せない。
それが、あり得たかもしれない無垢が摘まれたからか。自分が得るべき愉悦が奪われた為の怒りなのかは分からない。
少なくとも、自分もまた殺され、破壊されるに足る非道と残酷を行っている事は分かっているけれど。
向けられる感情が賞賛にせよ憎悪にせよ、自分が非道を行う事でその非道と残酷の全てが自分に向けばいいのにと
その中には。結局どれほどの非道がいようと団結もせずに、自分勝手に身勝手に悪を成す人間しかいないのなら、軒並みいなくなってしまえばいいと言う思いがあるんだろうか
そうでないと。きっと自分が望む美しいものは見る事も出来はしないのだから
【赤】 ‘‘慈善家‘‘ ハデス
頭の中に響いた声は、だから都合が良すぎて笑ってしまっただろうか。
誰かのねぼけなまこの声も一緒に
「独り言漏れてますよーっと
この声は昨日のお兄さんかな？
おきてーーーーー！！
かんかんかーーん！！！！立派なあさですよーーー！」
頭の中で会話ができると言うのが愉快で、声を打ち鳴らしてみた
事務職 ヘルメス
目を覚ますと見知らぬ布団に包まれていた
（ここは…？）
だんだんと記憶が蘇ってくる
『ヘルメス』と書かれた部屋に白くて大きなベットがあったのだ。せっかくだからと潜り込んでからの記憶が無い
こんなにも寝続けたのは初めてのことだった
「…っ」
起き上がると左眼が痛む。正確には左眼を入れっぱなしにしたまま寝たことで、周りを傷付けてしまった
こればっかりはどうにもならないので眼を押さえながら部屋を出る
そういえば今日からゲームが始まるのだったか。寝ていた間に何があったかも調べておかなくては
【赤】 事務職 ヘルメス
頭の中で響く大きな声にはっとする
そういえばさっきも誰かの声が聞こえたような…
「念じるだけで会話ができる？俺の声も聞こえているのか？」
綺麗好き ポセイドン
「んーっ、よく寝た！」
ぴょんと跳ね起きながら、欠伸をひとつ。
傷痕だらけの身体を綺麗に隠すように着飾れば、パタパタと広間の方へと走っていく。
「へー、儀式の人数減ったんだ」
‘‘慈善家‘‘ ハデス
（昨日の話）
>>1:408ヘスティア
虚無の鼻をつまんだような顔に吹き出してしまう
その後に作られた綺麗過ぎる笑顔はつくりものめいていて、形の良過ぎる微笑みは心が無いとしかおもえないんだよー？って思ってしまう
だって人形の笑みが綺麗なのは心が無いからなんだから
「逃げられない事なんて君が行っていた通り分かってる事じゃーーん。楽しそうだし逃げないけどね
んーこれ、味方どうしでも全然おびやかされちゃうゲームだと思うけどなぁ
……というか。ボクから脅かされるかもとかは考えないんだぁ。ふふ
ボクに守って欲しいって言っておけば、ボクからの恐い事はないかもしれないのにね。
ん。良いよ？お兄さんが怖い目にあったら守ってあげる」
その代わり言う事一つ聴いて貰うけどね
なんて小さい声で付け足して、ばいばーーいと去っていっただろうか
麻薬中毒 ディオニュソス
ああ……本当に夢のようだった。
あの豊穣の園に広がる光景と言ったら、30年間生きてきてあんなに豊かな花畑は見たことがない。
有り難く手折って持ち帰ってきたが……儀式を終えたら少しくらい持ち帰れないものかな。
それにしても一体、何のつもりだったのだろうな。
願いを聞くわけでも施しのつもりもないと言っていたが。
だとしたら私をあそこに連れていくことになんの……ああ、そういうことか。
執着するなら私の育てた神の園の花にして、か。
ハハ、お前、嫉妬深いな。
‘‘慈善家‘‘ ハデス
>>12デメテル
朝起きれば、髪をくくって誰かいないかなぁと散歩をする
昨日アレスにやられた顎にはほんの少し痣でもできているだろうか
庭に立ち寄れば、海の様に深い青色の髪がいるのを見つける
後ろから近づいて行けば今度こそしっかりと花の香りがして、なんだろうとくんくん
そのままにんまりとした笑顔をうかべて
「わっ！！」
と、拳が届かない程度の距離で
両手を口に当てて大声を上げてみた
やくざいし デメテル
散策もそこそこに、ひとまず雑草のように生えているチドメグサを引き抜く。
アラクネの許可は取っていないが昨日案内を得てあらかたのことはわかっている。そして未知の薬草があることも。
ゼウスに薬研と乳鉢、天秤に薬匙でも先に頼んでおけばよかったかと歯噛みしながらそこらの石で薬草をすり潰した。
>>18 ヘルメス
「おい、そこの眼鏡。お前から血の匂いがする。
……これを試させろ。なに、ごく普通の薬草だ。鎮痛止血殺菌は約束しよう。
お前が医師の指示を無視するバ患者でないことを期待する。」
早口で一気に言った後、すり潰した薬草を指に取り、目玉に押し込む勢いで目の前に突きつける。
ありふれた薬草ではある。
ついでにそこらの、"クスリ"になりえる草に似たものも混ぜたが。
やくざいし デメテル
〜ヘルメスの怪我をキャッチする前〜
>>22 ハデス
突然驚かされ、ヒュッと息を呑んで背後の人物を投げてやろうかと振り向く。
帽子で隠れたうなじのおくれ毛がぞわぞわと逆立つのを感じた。
「…………朝は、おはよう。だ。」
努めて冷静を装い、心よ早く凪いでくれと願いながら声の主に向き合う。
「お前は、ハデスとかいったか。」
確か昨日は手ひどく殴られていたはず。
手元のチドメグサをイライラといじる。
やくざいし デメテル
「一晩経てばこれで十分。」
チドメグサを指先で軽く潰して汁の滲んだものをハデスの顎に貼り付けてやる。
「濡らすなよ？治りが遅くなる。」
葉が乾いて落ちる頃には薬はもう不要になるはずだ。
クルチザンヌ ヘスティア
「…………ハァ」
むくりと起き上がった。
顔を洗ってから顔、首、全身をくまなくマッサージして浮腫みが取れたらようやく服を着られる。
ゼウスに頼んだものが既に部屋にあればそれらを使って身支度をしただろう。
頭に響くデカい声で無理やり目覚めさせられたため寝起きは最悪だった。流石ゼウスの神官、人を不快にさせる腕は一流らしい。
「おはようございまァ〜す、っと」
広間に向かうと既に他の奴らもちらほらと起き出していることが分かる。
ゲームって言ったって、この世界を壊したいだなんて危険思想を抱えた奴らが誰なのか見当なんてつきっこない。
とりあえず適当な場所に陣取ってみんなの顔つきでも眺めることにしよう。
【赤】 クルチザンヌ ヘスティア
「げ」
>>*3 ハデス
うっかり、明らかに嫌そうな声で返事をしてしまう。
「お前かよ……なんでそんな朝から元気なんだよ」
【赤】 クルチザンヌ ヘスティア
もう一つ聞こえてきた声はまだ耳馴染みの無いものだったか。
>>*4 ヘルメス
「んー？誰だっけアンタ。こっちはヘスティアでーす。
ばっちり聞こえてるよ、どうぞ」
奇術師 アフロディーテ
「目の前でこうも非日常が行われるとびっくりしちゃうね。」
カミサマが目の前にいるんだもん。
ベッドから起き上がって皆の所に来ていたアフロディーテは水鏡へと近付く。
「どれどれ……うわっ！」
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