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次の日の朝、班帝 貞久(ぱんてい さだひさ) は斬首台の藻屑と消え去りました。
さあ、困った! 白うさぎは犯人に連れ去られてしまったのです!
参加者たちは、1日1人ずつ疑わしい者を処刑することにしました。
現在の生存者は、訓練教官 シオリ、メルヒオル、ルシア、寝不足 雨、ビスケッタ ・カーマイン、中毒 テオドール、皇子 柳、臨時教師 ノルベルト、狼っ子♡ アントワネット、(仮称) リリアーヌ、イレーナの11名です。
――その校舎の屋上で 天使は歌った。
――まるで見たものを、聞いたものを虜にするような声色で。寧ろ自分がトリコに食べられる食材になりそうな勢いで。
みんなァ〜トキメキわたしリアルしてるかしら?
今日は【海日和】よ!
ついでに課題を課すわよ。
【全員の鎖骨あたりにシールを貼ってあるわ。】
これは寝てる間にわたしが貼ったの。
寝込み?やだ…襲ってないわよ…(ノルベルト先生の腰は良い腰だったわ)
【誰か一人のシールを剥ぎ取ってきて頂戴】
そうね、キッスだとより剥がれやすくなるとだけ伝えておくわ。
それじゃあ後の進行は生徒会長さんにでもして貰おうかしら…でも特に発表がなければ出なくても良いわ…
あ、【投票はわたしに 【委任】 してちょうだい】
あと秋に開かれるプリンスグランプリの一票はわたしによろしく(渾身のウィンク)
>>1:44>>1:45リリアーヌ
[自分で自分を美少女と表す彼に、青年は小さく吹き出しました。「美少女戦士さね?」と、からかう様な声はしゃくりに紛れて聞こえ難く。――聞こえてたら、また怒られたかもな。と、少し冷静な頭の片隅で考えていたりして]
オレ、こう見えて、洞察力には、自信があるさ。
だからアンタが男だってこともモロバレだったってワケ!
[やがて、彼が青年に疑問の目を向けて来たことを知れば、青年はひとつ咳払いをし、キリリと眉を上げ高らかに声を出しました。ちらり、その際どうだと言わんばかりに彼を見ることも忘れずに。
「しっかし、本当に女子さね」森ガールとでも、お嬢様ファッションとでも云うのでしょうか。レースに包まれた手で、お淑やかな動作で髪を払う彼に、青年は少しだけ尊敬の念を示しました]
↓
↓
…で、オレのこのパーカーそんなに怪しいさ?
これでもブラック、なんだけど。
……でも、そんな”リリアーヌ”も黒より白のが似合いそうさね
[自分の服を少し引っ張り、汚れの無い白を見つめ呟く様に言葉を吐いて。やがてペイっと離せば次は目前の彼に視線を向け――彼女が白のワンピースと小動物に囲まれている姿を勝手に想像すれば、無意識にそんな言葉が零れたのでした]
(3)>>72>>73 メルヒオル
[くるりと綺麗に円を描く金の鋏をちらりと見て。鋭利なその切っ先が自分に向くことはなかっただろうけれど、僅かに眉を寄せる。]
―――…、
[取り出されたカードは、自分のものとは対照的な純白。
嗚呼、なんて似合わない。彼の唇に触れるそれを見ながら、よりにもよってと小さく息を吐いた。
このテの人間は苦手だ、と。僅かな会話で、それくらいは理解していたから。]
(――こっちは最悪だよ)
[笑みと共に零れ落ちた声に、口は動かさずに内心で呟いて。
重ねた左手を握って、丁寧に丸くやすりをかけた爪を、相手の手の甲へと僅かに食い込ませた。]
………、
[ようやく見えた綺麗な笑みも、今となっては胡散臭い以外の何とも思えずに。
目線を外すように睫毛を伏せて、握手を交わした手を取って、つい、と目の前へと持ち上げる。]
――"Liliane"
[そうしてその手のひらに、指先でゆっくりと、擽るように文字を描く。
彼がその綴りを理解したならば、戯れとばかりにその手を緩く握って。]
…どーぞ、よろしく。
[もとより女の声には到底聞こえないテノールを、さらに意識して低めて。一言だけ呟いた。
読み切れない相手がどんな表情をするのか、はたまたこれでも変わりはしないのか。僅かな興味と、対抗心を以て。*]
(2)>>1>>2 ビスケッタ
[ついに噴き出されれば、一度むっとした顔を浮かべる。笑われることを言ったつもりはこれっぽっちもないから、ひどく不本意だと。
合間に呟いた何やらが聞き取れなかったのは、双方不幸中の幸いか。]
……へぇ、ふうん。
[そうして高らかに告げられた、自信溢れる宣告に。
寄せていた眉を思わず上げて、目を丸くする。
まるでご褒美を欲しがる犬のようにこちらを伺われれば、ぶ、と耐え切れずに笑って。]
……ふ、なんだよそれ、悔しいな!
あー、もういいや、ウンウンすごいすごい、
[緊張の糸が切れたようにつられてひとしきり笑えば、はあ、と、乱れた呼吸を落ち着かせるように深く息を吐いて。
笑いながら、どこかペットか何かを褒めてやるような心持ちで、ぱちぱちと手を叩いてみせる。]
…だろ?
何のせいでバレたんかはちょっと気になるけど。
[改めて告げられた言葉には満足そうに頷いてから、少し悔しそうに付け足して。
やれやれと揃えた脚を組み直すと、机の上に頬杖をつく。]
怪し…くはねーけど。
ソレ見てると、黒より白のが似合いそうとは思うよ。
――まぁ、あんたと同じクラスになれたんは良かったのかも知れないけどさ。
[自身を見ながら呟いた言葉に首を傾げながら、先までに比べてどこかリラックスした気持ちで言葉を続ける。
彼の想像は知らずに、こちらはこちらで、ここに来た時目にしたあの先輩のような衣服は彼に似合うだろうかと目を細めて。]
――で、あんたは名前なんてーの。
猫ってよりは犬っぽいよなぁ。…シロとか。
[意趣返しのように言葉を掛けながら、置かれた資料をぱらぱらと捲った。]
B>>80>>81 リリアーヌ
…はァ、本当に乱暴だねェ。
人の服引き千切っといて、詫びの一つもないのか。
[聞こえてきた"相変わらず"の舌打ちに、これ見よがしに嘆息し。その不遜態度に霧散させた筈の苛立ちをまた戻してしまったようで、自然と口調も僅かに荒む。
飛んで床へと落ちたボタンを拾おうと身を屈ませれば、上から聞こえた小さな声に眉を寄せて。手のひらのなかでボタンを転がしながら、今度は至極面倒臭そうに溜息を吐いた。]
勝手に触ろうとしたのは悪かったけどさ。
でも君も、そろそろいい加減にしときなよ。
…流石に、そこまで言われる筋合いは無いんだけど、ねェ。
[次から次へと罵倒の零れる相手の忙しない口を軽く睨みながら、珍しくムスッとした顔のままに足を踏み出し。揺れる髪にも、そのリボンにも。寧ろ彼自身の何処にだって触れる気になんてなれずに、彼との距離をさりげなく、少しだけ離す]
↓
↓
[自分と似た年でも無いだろう相手に罵られたからと言って、律儀に腹を立てるなんて馬鹿馬鹿しいとは思ってはいるのだけれど。
しかしこうもあからさまに非難を――此方としては、そう非があるとも思えない事で、そこまでの罵倒を受ける理由は、やはり理解など出来ずに。]
(女装して見目麗しくしたって、そんなに気性が荒かったら、結局直ぐに本性がバレんじゃないのか。)
[そんな事を思いつつ、揺れるスカートの端を目でぼんやりと追い。ボタンの付いていた箇所の解れた糸を指で軽く弄る。]
……君、実はあんまり男なの隠す気無いでしょ。
[司会の端に見えてきた目的地を認め、じとり、と音でも聞こえそうな眼差を彼に送り。先程頼まれた"お願い"の内容とはえらくちぐはぐな彼の行動に、怪訝そうに眉を寄せた。]
A>>1:82 メルヒオル
[此方が近付いても、変わらず鋏を回す彼に小さく肩を竦め。しかし自分とて、そう畏まられたい訳でもないから、そのまま近くの机へと腰を預ける。
歪んだ口には苦笑を向けて、少しだけ近付いた琥珀にはパチリと目を瞬かせて。]
あァ、俺は臨時でここに来た教師だよ。
このクラス担当なんだってさ。
どんな風に、って言われてもなァ。
…正直、俺まで闘うって言うのは聞いて無かったんだけど。
君は、その"鋏"で闘うの?
["まったく、適当な事言いやがって"、と紹介してきた知り合いへと、胸の内だけで毒づきながら。そうしてくるりと回る鋏を指差し、肩を竦めた。]
【>>1:60>>1:61ノルベルト】
[ 職員室の前へと来る前に剥がされた手に 頭を叩かれたことに少しだけ眉を寄せながら 睨まれたことに関しては 全く気にも止めず、ただ前を見据え 。]
( …もっと可愛い、女の子…ね )
[ 脳裏を掠める存在は居るけれど――女の子ではなかったけれど。彼にしてもどうせあんたと同じ反応が返ってくるだろ と 根拠も無く自然と思ったことに 随分冷めているものだと内心で己を軽蔑する
――婚約者、
其れさえ見つけることが出来たなら 後はさっさとキングの称号を得て卒業し 統治を取りながら自分は国へ帰るだけなのに――]
…食堂、ある…屋上に。
[ ――そして届いた ” 外部 ” からの声に 頭に思い浮かべた未来図は一気に消えた。
一拍。遅れながらも色塗れた指を上へと指し示し ” 奢ってもらうの、偲びない…が、先生だから良いか ” なんて息を吐きながら無遠慮な言葉を紡ぐ。チラリ、肩を竦めたその姿を視界に捉えて 早く、と言わんばかりに彼の服の裾を引っ張って ]
↓
↓
先生” 、ウォッカとか飲んだら。
[ まるで先生には見えない彼に、少しだけ嫌味を。まるで考えの見えないだろう自分は、頭の片隅に埋めていた悪巧みを掘り起こし深い笑みを 。そして白にも、黒にも似合う彼の姿から 目を逸らした ]
さ〜て今日のわたしの晩ご飯は〜〜〜
ドコドコドコドコドゴ(腹踊り)
<<訓練教官 シオリ>>-<<(仮称) リリアーヌ>>
ジャンッ!
⑵>>3>>4 リリアーヌ
[鋏と、カードと、言葉。
その三つの手札に対して相手が思っていたことは分からない。
そもそも分かる気もなければ、必要性も感じないと思っていた、なんて。
こういうことは、尋ねずとも何れ分かってくるだろう。そんな風に考えていたから。
──甲に立てられた形の良い爪のように。]
り、り…あーぬ?
[微かに走る、チクリとした痺れ。
それが相手から与えられたものだと思うと、背筋を走るのは確かな快感。
伏せられた睫毛をじぃ…と眺める。透き通った瞳を縁取るそれは質量があり、やはり人形めいた華やかさを感じてしまう。
だからこそ手を取られ、名を綴られたのなら。緩く握られた、そのお返しに彼女の甲に指を伸ばして]
[そ─…っと。 猫でもあやすような柔らかさで指を這わせようと。
耳に届いた声色には、微かに目を見開かせたか。
ああ、成る程。 彼女は彼女で無かったようで。]
(…だから、イチイチ面白ェ)
[口元には緩やかな曲線。
それは彼の期待に沿えた反応であったかは、定かではないけれど。]
…王か 女王 か それともその他か。
まァ 何でもイイ。
……リリーちゃん、よろしく。
[唇から漏らすのは猫撫で声。
彼の許可なく勝手に愛称で呼んでみては、重なった手を軽く引いてみて。口付けの真似事でも、したかもしれない。
引く力はそんなに強くないから逃げようと思えば逃げられただろうけど。
何にせよ、男はにんまり *チェシャの顔*]
>>17メルヒオル>>リリアーヌ
――…おい。何してる
[ ぱしん、と。ホワイトクラスだろう彼に手を引かれる” 彼女 ”の――先日 窓からその姿を見掛けた彼女の額を抑えて 彼の方へと雪崩れるのを抑えれば 声色低く ” 気取った ” 桃色を視界に捉える ]
不純異性交遊、禁止。
[ その言葉は 何れ自分にも跳ね返ってくることになるだろうか――そんなことは 今は知らずとも 淡々と言葉を紡げば” 彼女 ” の手を引き自分の後ろへと隠し ]
……誰彼構わず発情してんじゃねェよ、化け猫が
[ まるで御伽噺に出て来るチェシャ猫のような笑みを湛えた彼にしか聞こえぬ音量で 片言など投げ捨て言葉を吐いた。彼の発情の因が何なのかは知らないが ” お気に入り ”に手を出すなと 出すなら貴様の ” お気に入り ” も貢献して貰うと 権力と己の強さを盾に威光をはべらし 、眼光鋭く彼を ” 見下す ” ]
⑷>>12ノルベルト
[相手から逃げる気配は感じられず、寧ろ“机”に腰をかける姿には、歪な曲線がよりぐにゃりと。]
…へぇ? “臨時”教師が俺たちの担任、ねェ……?
[カラフルな化粧をした青年に躊躇なく視線を寄せて、頭のてっぺんからつま先まで一瞥。
そのあと、鼻で軽く笑えば肩を竦める先生へとご挨拶。]
ふぅん。よろしく、センセ。
臨時教師にあてられるなんて…
よっぽどセンセーは腕によりが立つんだろうなァ……。
[最初はガッカリと。けれど言葉尻に掠れた聲は愉しげに愉悦を孕んだ、囁き。
武器を問われたのなら頷く代わりにシャキンと、鳴らして。]
………遊んでくれよ、センセ。
[ここが教室であることなど御構い無しに、ギョロリと目玉を向けた。]
>>1:51柳
クイーン、候補…
[告られた言葉を思い返す様にして繰り返す。確か、最強の駒だったっけかと、つい最近入れ込んだ知識を脳裏に浮かべ、青年は少し厭な笑みを貼り付けました。まるで月が雲に隠されるように、輝かしくも健気な青年の姿は失せ、代わりに闇に暗躍するその姿が―――隠密の顔が現れました]
へえ、じゃあさ…あんたを倒して、且つオレがクイーン候補になったら…それってかなり凄いことなんじゃねェのさ?
[ポリ、とせめてものあどけなさを示す様に頬を掻き、それでも瞳は爛々と彼を見据えてはいたけれど、やがて上唇を舐めれば背を屈め、腰から鎖鎌を取り出し始めました]
なァ、…あんた、自分に自信あるさ?
そのツラ壊すのがいーちばん、楽しいんだよねェ
[くるくると鎖を手に巻き鎌を回し、笑う姿は何と見られたのでしょうか。―――それは、とてもどうでも良いことだけど、青年は心を踊らせ、やがてその無機質な瞳を揺らがす為にと一歩、足を踏み出しました]
>>1:74ルシア
[けらけらと笑い続けていれば、やがて頭を小突かれて、「やったなー!」と仕返しとばかりに、青年は立ち上がり、その黒髪をくしゃくしゃに混ぜました]
あっ…そーいや、お前今日海、行くさ?
[そして思い出した事に、混ぜる手を止め彼の顔を覗き込んで―――その首飾りが目に付けば、指を引っ掛け引っ張り、ぱしんと離してみるのでした]
………首、跳ねられちまいそ。
[こちらを見下ろす彼など素知らぬ顔で。その奥にいる“女王様”へと欲に塗れた声で呟き。
ようやっと騎士のようにこちらを見下ろす彼に視線を向ければ、厭らしく目尻を下げてみては。]
…どうでも良い。
[真似てみた。
リリアーヌをからかうのは好きだ。だが、今の状況は些か面倒。
結局、興が削がれたとばかりに二人から離れようと、足をクイックターンさせたのだっけ。*]
…メルヒオル。 よろしく、イレーナ。
[早速とばかりに鋏を手にしようとした、のだが。
きゅぅ…と間抜けた腹の音。
浮かべた笑みは さっぱり綺麗にアタックされて。]
………………………。ナニカクイモノモッテマセンカ。
[仄かに赤らんだ頬で“お願い”してみた。]
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