情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
剣士 アサド・アル=サイフラ に 7人が投票した(らしい)。
劫火の鍛冶師 ギャラン に 1人が投票した(らしい)。
宿屋の女将 グレダ に 2人が投票した(らしい)。
剣士 アサド・アル=サイフラ は村人達によってたかってぶち殺された。
廃墟の鍛冶師 リーマン・ワーカホリック は 剣士 アサド・アル=サイフラ との赤い糸の切断に失敗したようだ。
人狼は食い損ねてお腹が空いているようだ。
しぶとい奴は温泉の鍛冶師 ミルファーク、短剣使い ジミー、巨力の戦士 サイラス、劫火の鍛冶師 ギャラン、宿屋の女将 グレダ、エルフの戦士 エステル、街の野鍛冶 ソレックス、竜王御前試合お手伝い ネジマキ の 8 人だと思っておこう。
[カタカタカタカタ]
竜王御前試合ノ第二試合!!
ジミー・カートライト対サイラス・ノーブライン!!
決闘ノ環境ハ石の廃墟トナリマス!
両名、遅レヌヨウ試合会場マデオ越シクダサイ!
両者ノ会場入リヲモッテ、試合開始ノ合図トサセテイタダキマス!!
−なんやかんやあった−
最後まで諦めない、その姿勢は悪かない。
次はきちっと戦いたいもんだねっ!
[目に見えてアサドの動きは鈍り、魔法が使えないことも相俟ってその剣筋は鈍い。
けれど、決して構えを解かないアサドは、まだ諦めてはいない。負けてはいない。
ならばこそ全力を以って、惑わし、見切り、一撃を加える]
……ふぅ。
なんっつーか、まー…
へんてこな勝負だったね。
[力尽き、改めて滝壺の水面に浮かんだアサドは、ひとまず会場の外にまでは自分の手で抱え上げ、運んでおいた。
そこから先は、迎えに来たものに任せることとしよう]
―昼過ぎ、柴犬亭客室―
「…何が言いたいかは分かってるな?」
…うん、まぁ…
今日試合だったら下手したらジャマダハル無しで戦う羽目になってた、でしょ…?
「分かってるなら今すぐ引き取ってこいよっ!
ただでさえ調整要るんだぞ!?俺を明日も寝不足にする気かっ!!」
[そんな怒鳴り声を聞きながら宿から駆け出て、
ジャマダハルを引き取りに慌てて走って。
走りながら思うのは、自分の弱点ともいえる近距離特化具合だ。]
…一気に駆け寄れるだけの脚力も走り続けられる体力も無いし…
どうしても、飛び道具は要るよなぁ…
[けれど、自分の扱う短剣はどれも投擲には向かない。
ジャマダハルは握り込まなければ威力が期待できないし、
ククリは重い方ならある程度の威力が期待できてもそもそも刃が相手に当たってくれるとは限らない。]
−観客席−
『かーちゃん!みてたよ!』
あいよ。どうだい、かーちゃんかっこよかったろ?
[近くまで行けば駆けてくるカティを抱え上げ、問いかける]
『うん、よくがんばった!えらい!』
あはは、そりゃありがと…っと、どうだったねミルファ?
アンタの竜器、使えるだろ?
[カティがめいっぱい手を伸ばして撫でてくるのに任せながら、問いかける。
途中から妙な調子になりはしたが、観客席の連中に文句は言わせないだけの戦いはしたものと自負している。
だから、ミルファの感想を聞きたかった]
[鎚や細工の音がする中で寝るのは慣れっこだった。
適度な疲れもあり、ぐっすり寝て起きた頃には外から陽が射していて。
ソレックスの様子を見に行けば、書置きと一緒に置かれた二つの武器>>2:151]
ふむ……。
[手に取ってみれば、山刀の握りは手にしっくり馴染む形に磨き上げられ。
無論チェーンクロスだって、頼んだ通りの出来だ。
ただ、もしも今日が試合の日なら、一番得意な弓の完成を待たずして試合に臨まねばならぬ可能性もあった]
ま、仕方ないのう。
[それもまた巡り合わせだ。
突っ伏して寝息を立てるソレックス>>2:152に、自分の着ていた毛布を掛けると、今日その時が来てもいいように軽く準備運動を始めた]
[ジャマダハルを受け取って帰った後に、
その事を相談した結果はとてもシンプルな答えだった。]
「…『短剣』にしなきゃいいんじゃね?
ククリの形状は手に馴染んでるだろうし変えないとして、
刃を潰してその分重くすりゃ単純に鈍器だ。
真っ直ぐ投げれりゃ十分飛び道具だろ。」
…思いっきり消耗品だよね?それ。
そもそもそれもう、ククリの形した鉄板だし。
「…武器でなきゃいけないって誰が決めた?
やろうと思えば石でも武器にゃなるし、竜が力を籠めればそれも竜器になる。
だったら、投げやすくした鉄板でも問題ないだろ。」
ま、鉄球だの鉄柱だのよか投げやすいけどさ。確かに…
[さらりと無茶苦茶を言う相棒に、呆れればいいのか驚けば良いのか。
形整えた鉄板ととはいえ、数を打てば材料費だって嵩むのだ。
無駄に投げる訳にはいかないわけで…]
…とりあえず一本打ってもらえる?
試合まで投げる練習しとくから。
[いざとなれば、ククリ本体を投げる訓練にもなる。
そんな事を思いながら二人で鍛冶場へと足を運んで。
…尚、試作品第一号は投げている内に壊れた為、
試合用の投擲板の素材になったと追記しておく。]
―そして、翌日―
…わー。めっちゃギリギリぃ・・・
「…昨日受け取りに行かなかったら手遅れだったな。コレ。」
ま、土気が強い試合場ってのが不安だけど…
廃墟って事ならなんとかなるでしょ。
[そんな事を話しながら、試合会場への扉を潜る。
…予想以上に土気は強いが、遮蔽になりそうな建物もまた多い。
魔法を使わず、単純に技術勝負に持ち込めれば多少は楽になるだろうか…]
…森での狩りの要領でやらせてもらうかね…
ま、人相手だしそう上手くは行かないだろうけど。
[…名乗りを上げる事も無く、客席に何かを示す事も無く。
キャスケットを深く被りなおし、建物の隙間へを身を隠す。
せっかく舞台が廃墟なのだ。
まずは先手の取り合いと行こうじゃないか。]
─ なんやかんやの後 ─
女将さん……おめでとうございます……!
[カティちゃんの後を追って女将さんの前で立ち止まり、
わたしはお祝いを言う]
[使える……、感想を述べる前に、わたしは少し考える]
今回の対戦相手って、強かったんでしょう?
わたし……あの人を見て……まるで邪竜みたいだ、って思いました。
[「天災」が、無邪気な暴力だとしたら、
邪竜は、もっと複雑で根深い災害だ]
わたしの竜器は……人を助けられるんですね。
誰かを、守れるんですね。
[考え考え、言葉をつないで]
アルに、「鍛冶師の必需品は何か」って聞かれたんです……。
女将さんの戦いを見ながら、わたしはそのことを考えていました。
わたし、「戦士」だと思うんです。
鍛冶師に必要なのは、相棒。
誰かが使ってくれなきゃ、どんな竜器も、文鎮ほどの役にも立ちません。
選ぶのはわたしだ、って女将さん言いましたよね。>>1:80
わたしに必要なのはメリッサじゃなくて女将……いえ、グレダです。
[「わたしを貴女の鍛冶師にしてくれ」じゃなくて]
貴女にわたしの戦士になって貰いたいです。
ううん、
いやって言ってもなってもらいます!
いいって言ってくれるまで、
いつまでも諦めませんから!
諦めなかったら、無理でも通るって、グレダ言いましたよね?!
……んー、ごめんなしゃい。
[ まだまだ深い夢の中、目を覚ますのはきっと第一試合が終わるころ。
未だ気づかぬ幸運をむさぼりながら、毛布>>4に包まるのでした**]
……仕方ないのう。
[町の中はもうすっかり賑やかだ。
幸い第一試合の戦士として呼び出されたのは自分ではない。
もう少しはゆっくりしていてもいいだろう]
ま、今の内に朝飯でも買ってくるかのう。
[幸い、食べ物を売る店には事欠かない。
パンに野菜や燻製肉を挟んだものや、異国のフルーツ盛り合わせなどを手に『ブルースチール』に戻るのは、相棒が目を覚ます頃のこと**]
んん、おめでとう、か。
なんだか変な感じだね。
[勝つことよりも、ミルファの竜器の真価を示すことこそ本当の目的だったので、勝ったことを祝福されると>>8なんともいえず面映いような申し訳ないような複雑な気持ちがわいてくる]
ああ、強かった。
…途中から、その強さを無理やり引っこ抜かれたみたいになっちまってたけどね。
[本当に>>9。強い相手であったからこそ、あの幕引きはどうにも割り切れないものが残った。否、無論手を抜いたつもりもないけれど]
ああ、アタシも同じこと思った。
ありゃあ、戦士とは別物の強さだったんだろうね。
[あの殺意と強さは、形や質こそ違うものの、邪竜と同種のものだったように思う]
いくらか条件があるよ。
まずひとつめ。
アタシにゃ家もあるし家族もいる。
そのことは分かってほしい。
[その言葉は、抱き上げたカティの頭を撫でながら。
完全に現役の戦士とは違って、戦士の役目にだけ専念することはできない。そのことをまず告げる]
それからふたつめ。
いつか、新しい相棒を見つけ出すこと。
……アタシじゃダメだってんじゃない。
けど、アンタは若いしアタシは若くない。
アタシがいよいよ使い物にならなくなったとき、アンタの竜器を文鎮以下になんかしないでおくれ。
いいね。
その条件が飲めるなら。
[ふ、と、その顔が、やわらかくほぐれた]
いいさ。アタシの命、アンタの角灯に預けよう。
[告げて、返答を待つ。それが是であったならば。
跪いて、ミルファの提げた竜の角灯に、こつりと額を合わせる。
戦士が特定の鍛冶師と共にあることを制約する、古式の宣誓、のようなものだった**]
―なんやかんやの後の話―
『試合はグレダ殿の勝利で終わったようですね。
あの青年も健闘された様子…』
うむ。
[どこか覇気が無い男の返事は、決して徹夜明けのせいだけ
ではなかった。こんな事は初めてだ。]
『…万が一の時は』
……。
[普段なら「そんな事はあるものか!」と笑い飛ばせる話も、
ただただ口を噤むばかり。
相棒自らが見つけた人生の道を、堂々と笑顔で歩いて欲しい。
そう願って当たり前のように傍に在り、槌を振るい続けたのは
彼にとっては重荷でしかなかったのだろうか。]
『愛用の大盾は、火風《Logi》と名付けられていましたっけ。
戦鎚は火山鳴動《Surtr》と。
新しい連接棍はなんでしたっけ、溶岩流《Ymir》?
全てに東の国の呼び名と巨人族の名を冠し、私が司る
火山の性質を与えましたね。』
そうだな。
あいつはどちらかしか覚えられないみたいだったが。
『―――…次の試合に呼ばれたようです。
彼がどのような答えを出すか如何かに関わらず、貴方は
それらを持って試合の準備をなさい。
少し休んで、気分も癒して。
何がどうなっても、笑って行けるように。』
……うむ。
[しばらくは黙っていたが、そうするしかないと頷く。
後に試合の組み合せにサイラスの名が挙がっているのを
確認すると、スズメの言う通りにすべく武器の段取りの為に
一人「煙る水かき亭」へと戻って行った。
彼が戻って来たら言うべき言葉をまとめながら。**]
[ギャランが立ち去ってしばらくしたあと、第二試合出場者の連絡を受けとる。]
第一試合……どうだったんだろうなあ……
[まだ思考はまとまらないのだが仕方ない。
あたらしい竜器を見せてもらわねば。
のろのろ立ち上がり、身に付いたほこりもそのままに、宿場へと向かった。]
―『煙る水かき』亭 内庭―
[ばつの悪そうな顔でギャランの元へ行き、宿場の庭で新しく完成した竜器を受けとる。
巻かれた布を剥がせば、連接棍が出てきた。]
お…………
うおおおおおおおおおおお!!かっけえええええええええええええ!
か、かっけえええええええええええええ!!
えっ、うわー、名前何て言うんだ??
へ??……ユミル!!ユミルかああ!!
[先ほどの落ち込みはどこへやら。
目をきらきらさせてあたらしい竜器をなで回すのであった。]
[はた、と我を取り戻し、連接棍とギャラン、そしてスズメの顔をじゅんぐりに見て]
すまなかった!!!!
なんか、なんか、えっと、おお、とにかく!!俺はバカだった!!
[もちろん今も、どうして彼がこんなに良くしてくれるのかわからない。
わからないが、もうそれでいい。
竜器を見ればわかる。自分の疑念は些末なことだったと。]
よっしゃああああああ!気合い入れていくぜえええええええええええ!!
―試合会場 石の廃墟―
[すでに、相手は入場していたか。
だが姿は見えず、何処かに隠れていることがうかがい知れる。
3つの竜器をがしゃっと放り投げ、ぐるりと会場を見渡す。]
ジミーさんよお、よろしく頼むぜ!
うおおおおおおあああ!行くぜ相棒!!
[相棒作の竜器を手に取り、気合いを入れる。
ギャランは、男が彼の武器を扱えるから構ってくれているのではないか。
自分よりも強く、彼の武器を使いこなす者が表れたら、男はお払い箱になるのではないか。
そんな疑念は、もう]
考えるだけめんどくせえっ!!
先のことなんか知るか!
俺はっ!!
ギャランの竜器をっ!!
自慢したいんだよおおおおおおおおお!!
[幼い頃から成長しない傲慢さが、口をついてでる。]
騒ぐぜ、ユミル!!
うおりゃああああああああああ!!
[連接棍を頭上でぶんぶんと振り回してから柄を両手で握り直し、鎖の先の打撃部で、周囲の石柱をなぎ倒すように破壊していく!]
…また単純に厄介な…
あの力ってだけでも受け流すのはきついのに、連接棍と来たか。
[…場所を隠す気の無い大声>>24に身を隠しながら見に来てみれば、石柱すらなぎ倒す一撃>>25が振り回されている。
連接棍の利点は確か、先端が加速する事による高威力とその独特の軌道による防御のしにくさ。
…下手に先端を防げば柄で殴打され、柄を防げば先端が曲がって叩きつけられる。
石柱を破壊する程の力でそんな物が振り回されているのだ。
迂闊に近寄れば自分も石柱と同じ運命になりかねない。
その事に思わずため息が漏れて…]
正面からじゃどうしようも無いし、まずは牽制と行きますかね。
[言いながら投擲板を「斜め上に」投げて移動する。
丁度彼の頭上に落下するように…]
…上から物が落ちてくりゃ、注意はそっちに向くだろうし。
一先ずは、一撃離脱狙いかな…
[竜器では無い軽いグルカを二本手に持ち、
先ほどとは別の建物の影から隙を窺った。]
[打撃部の重さは、子ども一人分ほど。そこに遠心力が加わるのだから威力は推して知るべし。
がんがん周囲の障害物をぶっ壊し続けるが、相手は現れず。
様子を見られているのか?
警戒して大盾を構えれると同時に、フ、と影が頭上にかかる。
大盾をかざせば、カン、と音がして何かが落ちる。
瓦礫か、相手が持ち込んだ何かか。]
[…投げた板は相手がかざした盾に防がれた。
だが、盾を頭上に翳せばどうしても視野は狭くなる。
奇襲するなら、今が絶好の機会だろう。]
(…ま、そもそも抜けるかどうかわからないけど…
其処まで深手は負わないと思うんで勘弁でっ!)
[声は出さない。位置を知らせるから。
上も取らない。影で相手に気付かれるから。
可能な限り察知されないように、狙うは右腕の関節で、
片腕を負傷させれば武器を振る速度が鈍ると判断して奇襲をかける。
撒き散らされていた瓦礫が、踏まれて小さく音を立てた。]
[隙が出来るのを相手は待っている。男と同じく近距離戦闘が得手なのか。
瓦礫の崩れる音が、耳に入った。]
唸るぜ、ロギぃ!!
[大盾の上辺を両手でつかむと、遠心力を味方につけてその場で己の身ごと回転する。
大盾で風をあおれば、熱風が男の周囲に生まれる。
その回転へ下手に刃を差し出せば、それは使い物にならなくなるだろうか]
ちっ・・・しくったっ!
[…足元に気を配っておくべきだった。
音を立てた瞬間後悔するも、伸ばした腕はもう戻せない。
無理に引いて腕を痛めるよりは、浅くても切り付けて退こうとし…
巻き込まれた刃が、折れた。
熱風を感じるより先に盾の回転に巻き込まれ、
薄いとはいえ脆くはないはずのククリナイフが簡単に圧し折られた。
咄嗟に手を離し、全力で下がったのは思考の結果では無く直感。
現に、回転から離れても巻き起こされた熱風が…]
…よりにもよって、火気込められた竜器かよ…
どんだけツキが無いんだ。この試合。
[…自身の竜器に宿るのは、川の竜が込めた水気のみ。
本来ならば水剋火が成り立ち多少なりとも楽にはなったはずだ。
だが、この試合場がそれを逆転させる。
火の気は試合場の土の気を高め、土の気は水の気を剋する。
間接的に火気に水気が剋されるという逆転が起きている。
最も、相手はおそらく意識してやってはいないのだろうけれど…]
とりあえず、あの回転止めないと手出しできんかっ!
[…八本用意した武器は二本が砕かれ、
竜器も環境によりだいぶ出力が削られている。
それでも少なくとも、あの回転を止める程度はできると残ったククリを握りしめる。
竜器一本のみを握りしめ、左手を当て地面へと向けて…]
…水よ、来いっ!!
[水を出すだけならば、対して魔力は消費しない。
相手の足元に向けて流す事も、竜器の向きを変えるだけで良い。
…本命は、これからだ。]
…水気、霜走りっ!
[出した水に竜器を当て、水気の性質である「寒」を呼ぶ。
相手の足元が凍って滑るか、熱気が水を蒸発させるか。
果たしてどちらが速いやら。]
─ 第一試合後 ─
[強さを引っこ抜かれた>>14という言葉に、わたしは曖昧に返事をする。
相手が竜器を交換していたことだろうか。
あの後も、滅茶苦茶試合していたように見えたが、
戦闘に関しては素人同然のわたしにははっきりとは分かっていなくて]
……はい。>>15
わたしの竜器で戦ってくれて、ありがとうございました。
条件……。
そうですよね……ありますよね。
[家族がいる、と真っ先に言われて、そこでわたしはハッとした。
……そしてハッとした自分に驚いた]
[そうなのだ。戦士というのは危険な仕事なのだ。
なんでそんなことに気付かなかったんだろう……。
女将さんは鍛冶師のものだけではないのだ]
グレダ……。
―第二試合の最中―
フ。ならば俺はお前のその姿を自慢しよう!!
[いつの間に復活したのか。いつもの大声、うざったくも
爽やかな笑顔の男が観覧席で仁王立ちになっていた。
言葉の向かう先は、当然ながら相棒だ。>>25]
『ところで、どの位重量を足したのですか?』
うむ、5kg程追加しておいた。
これ以上足すと、全体のバランスが悪くなる。微調整では
済まされないのでここで頭打ちだな。
『大会が終わったら、また手を入れ直すのでしょう?』
当然だ。
[さて、試合は相棒の大暴れから始まった。
対戦相手であるジミーの姿は…今の時点ではまだ見えない。]
[そしてふたつめ。
いつか、新しい相棒。
このタッグは永遠じゃない。
危険度から言っても、年齢から言っても、先に脱落するのは女将さんだ]
……。
[さっきは、この人しかいないと思った。
でも、その確信は今、揺らいでいた]
わたし……。
[迷う目で女将さんを見て]
『それにしても、本当に貴方達は単純で幸せですね。』
ん?
あぁ、それが取り柄だからな。
あいつはあいつなりの何かの結論に至った、だからこそ
自分で浮上することが出来たのだろう!
だから、この試合では敢えて呼びかけは行わない。
そもそも…形は違えども常にあいつの傍に在るのだから、
それを感じ取ってくれれば。
『どうでしょう、鈍感だし。』
色々考えが鈍ることを言うなというに。
[話す内、対戦相手からの動きがあったらしい。>>26
遮蔽を生かしての移動と攻撃、相手は出方を窺っているのか
それでも的確に狙いを付けているようだ。]
[でも、グレダを見て気付いたんだ]
[……この人はそんなことはとっくに知ってた。
知ってて、それでも、条件付きでOKしてくれたんだ]
わたし、
飲みます、
その条件。
[うなづいた]
[角灯を求められれば差し出す。
消えないピンクの焔が宿る、真鍮の角灯だ]
[グレダが跪いて角灯に額を当てる>>17
これ、昔話のお芝居で見た事ある。
わたしは耳をピンと立てて、どきどきする]
この角灯の焔消えぬ限り、
貴方に戦う力、守る力、叶える力を。
[確か、こういう返事だったはず]
『対戦相手が姿を現しましたね。』
ふむ…あの動作の入り方、なかなか出来るものではないぞ!
奇襲や陽動が得意なタイプは厄介だな。
それなりの力があると致命傷になりかねん。
さて、ジミー殿の力量はどこまでサイラスを追い詰めるか!
[大盾を振り回す相棒が見える。>>29
大雑把な攻撃だが、自身を守る事も含めれば手っ取り早い。]
『彼の魔力はほぼ無に近い。それぞれの力も範囲は狭く、
長続きしない上に力が発動される時間も僅かです。
でも、だからこそ彼にしか扱えない武器になりえるのです。
…火山の、それも噴火の力は大き過ぎますから。』
[大盾も戦鎚も連接棍、全て噴火時に発生するものが
付与されている。
ジミーが呼び出した水の気配は、>>31どのような効果を
齎すのだろうか、男は仁王立ちを崩さないままに
発動された魔法の行方を見つめていた。]
しかし、あれだけの落ち込みからよくぞここまで。
余程の意思、余程の喜びだったのだろうな。
[不意に思い出す、試合前の会話。
まだ互いが何処か萎んでいた時間のことだ。]
―第二試合が始まる前の話だ>>22―
[『煙る水かき』亭の内庭に竜器を運び出し、少し時間が
あるからと転寝をしていた時の事。
スズメに耳の中を突かれて飛び起きたら、目の前に相棒が
立っていたので二度驚いた。
何と言えば良いのかわからなさそうな、それでも何らかの
意思があって訪れたと言い足そうな顔で立っていたものだから]
……お前の、新しい竜器だ。
名前は、溶岩流《Ymir》…ユミルだ。
[彼の手に渡ったそれは、一体この後どうなるのだろう。
何かを決めたのならしかと聞き届けようと、
男とスズメは次に紡がれるだろう言葉を俯いて待った。]
[ところがだ。
一気にテンションが上がったらしい。
新しい武器だからか、彼にしか扱えないものだからか、
その突然の歓喜の根源は探り様がないが…
少なくとも、続けられた謝罪や気合の入った雄叫びを聞くと、
そもそも棄権する考え自体無かったのだとは確信出来た。]
色々話はしたいが、後回しだ。
どうしても伝えておきたい事は…ひとつ。
落とすと大惨事になるから、財布は預かっておこう。
[肝心要な話は、試合が終わってから切り出そう。
長い長い恩返しの、鍛冶師の道の話を。*]
うお!?
[足裏から冷気が伝わり、回転を止めた。
男のブーツの底部分は鉄の比重が大きい。足元を狙われれば、特別早く凍りつき始める。]
はっはあ!
ジミーさんよお、ようやく出てきたなあ!!
[にかりと満面の笑みで彼を見据え、大盾を構えた。
その間にも、確実に両足は凍傷を負っていく。だがそんなことなど気づいてないかと言わんばかりだ。
男は魔力が少なく、竜器に込められた術を解き放つことのできる回数に制限がある。
回転を加えながら練り上げた熱を大盾に纏わせ、大盾の下辺をざぐりと地に差した]
[大盾に込められた魔力は火系。
ちょっとやそっとの炎ではない。大地が振り絞ったエネルギー、火山由来の炎だ。]
噴火の爆風!!消せるもんなら消してみやがれ!!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!
『 ロ ギ の 嚔 』!!!
[男の握る大盾を中心にして、熱風が爆発的に起こり、周囲の瓦礫が吹き飛んでいく。
まるでそれは、巨人族の盛大なくしゃみのよう。]
[1]
[2]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新