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[やがて店から出てきたヌァヴェルから注文の品を受けとる。指で摘まむとしげしげと眺め、ぽい、と口に放り込んだ。噛まずに、口内で溶けるのを待つ。やがて、]
……ま、これからに期待ってことで。ご馳走様。お客さん一号ってことで、お代はこれで勘弁してくれ。
[去り際にずだ袋から小さな破片を取り出すとヌァヴェルに投げ渡す。館に置いてあった、アラザンの砕け散った煙管の一部。]
そいつが『アラザン』だ。二人で上手くやってくれ……じゃあな。
……君は…。…綿菓子が好きだったかな。
単に見かけだろうか…?
何だかそんな気がして仕方がない。
[店に入りながら、ヨーム>>180の言葉に"菓子屋ヌァヴェル"としての曖昧な返事を返す]
[やがてできた菓子を青年に渡すと]
感想は明確に聞きたいもんだな…。"奴"へ対抗する為にもだ。
……ん、何だ?この欠片…ってこれあの煙管のじゃないか!って砕けてる!
こいつが、アラザン…?ううん…物に宿る九十九神や妖怪の類いみたいなものなのか…?
[それをしげしげと眺めながら、じゃあなという言葉を聞くと>>182]
…ちょっと待て。何処に行くつもりなんだ。
これから実験だ……試食してもらおうと思っていたのに…。
[言葉を濁しつつ、尋ねた]
――数年後――
[ポラリスの元へ一冊の本が届いた。
それは星に関する国発行の月刊誌の一つだった。
中ほどに、折り目のついたページがある。
内容は新星発見の記事をまとめたものだった。
全部で複数個の発見記事と発見者のコメントが書かれている中、一つだけ他とは違うものがあった]
「新星名:ポラリス
これは大切な親友の名前をつけたものです。
かつて私自身の過ちによって消えない傷を彼女につけてしまいました。
お詫びなど到底できません。
ただ、それでも親友は私を思っていてくれているでしょう。
私も彼女の幸せを心から祈っています。
でも会いに行けません。それだけの罪を犯したのですから。
だからせめて私はいつまで傍にいると伝えたいと思いました。
会うことはできなくても、常に心は隣にいると。
発見した白く輝く星には、そんな願いを込めました。
私が愛する親友の心からの幸福を祈って――。
発見者:国立天文研究所主席:マリーベル
同 助手:ベン 」
ヌァヴェルさん……。
[その呟き>>170を聴き、どう声をかけてよいものかと思う。村の人達にとっては、やっぱりこの人はアラザンさんなのだ。
黒い夢の神託が回避されたことで、村は少し浮かれた雰囲気がある気がする。祝祭でもやるのかもしれない。
…きっと、アラザンさんのお菓子はその時に入用だと考える人は多いだろうけれど。その時、この人の姿はあるのだろうかと思った。
そこへ、ベンさんの姿が見えた。]
あ、ベンさん。
良かった、起きたんだね。
[その顔を見るのはベンさんが眠ってしまった以来……つい、と眼を逸らしてしまったのは別にやましいことがあるわけではない。
ポラリス先生がボブに似てるって言ってたっけな、ということを思い出してしまったからである。しかし、ヨームが訊ねたことを聴くと。>>174]
……そっか。
ベンさん、行っちゃうんだ。寂しくなるね。
……タクミ。うん。
俺がやってきた仕事は、これからはお前が継いでくれ。
大丈夫、タクミは手先が器用だからな。俺よりうまくやれるよ。
[スッとかがむと顔を寄せ、]
『………、……………。』
[ヨームの方を見ながら、小声で何か耳打ちする。]
……はは。頼んだぜ。
ベンさん……分かった。
俺もいつまで続けられるかは分からないけど……。
その時は、誰かに教えてみるよ。
[タクミは、実はベンさんがクルイビトではないかと思っていた。その姿を見て、少し安心する。きっとこの人なら大丈夫だ、と。
そして、ベンさんが屈んで何かを耳打ちすると、顔を真っ赤にして。]
……!?
……ええと。…うん。分かった。
頼まれたよ。
…そういえば、俺もボブって呼んで良い?
[その仕返し、とばかりに笑った。]
――ん?うわ、本当か。"アラザン"とやらはとんでもないものを遺していったな…。
…まあ、それでこそ。と言っておこうか。"アラザン"を越えるには、奴の味をよく知ってる者が必要だろうから。
[にぃと笑うタクミに、返事を返す]
/*
さてさて。忘れないうちにご挨拶。
瓜科は初参戦となりました。皆さんに初めまして。
皆さんのRPと考察に圧倒されつつ、なんとか最後まで走ってました。
絡んでくださった方にも、残念なことに絡みに行けなかった方にも最大限の謝意を!
また参加したいと思いますのでどうかよしなにお願いします。
[全て終わった。まがいものは封じられ、俺はこの騒動から解放されたのだ。
それから幾日かが経っただろうか。また流れようと宿を後にする。
…その道中]
…お前か。
[声をかけてきたのは、自らが疑い、激しく口論した女性]
あぁ。俺は流れ者…この村にとっての、いわば異物。留まることはない。
…ポラリス。あの時は疑ってすまなかったな。
[一度謝り、彼女にとっては終わった話かもしれないが、とにかく言っておかねば気が済まなかった
案の定、返ってきた答えは前と変わらない。予想していたとはいえ、フッと薄く笑みが浮かぶ
後に続くポラリスの言葉を黙って聞き]
辛い思い…か…
俺はそれから逃げてるだけだ。
[ポツリと小さく漏らす]
俺はお前が…お前達がわからん。
……信じることをやめた、忘れた俺には、きっとこれからもわかることはないだろうな。
[少しだけ、自嘲の笑みをその瞳に浮かべ言葉を切る]
また会おう…か。あぁ、機会があればな。
気が向いたら、また戻ってくるかもしれん。
[彼にしては、珍しい言葉]
……忘れることはない。また会おう。
[くるりと背を向け、軽く手を上げてその場を去る。次に来る時は、正面から向き合えるようになっていることを願って]
ね、ヌァヴェルさん。
[と言って、銀貨を見せた。]
…それは、さっきの試作の代金。
ううん。お釣りもいらない。
[それに、そのお金はアラザンさんのものだから……。とは、言わずにおく。]
美味しかった、よ。
でもアラザンさんにはまだまだかな。
だから、その。
…頑張って。
俺、また買いに来るからさ。
――ん?…ああ、銀貨…か。
じゃあ釣りを…え?いらないのか…。
…それじゃあ、これは『資金』にさせてもらうとするか。
[先程の大量の"発注"の事を思い出す。おそらく高くつくだろうと思いながらその銀貨を懐にしまう]
…おう。毎日だって買いに来い。
[つい先程まで"アラザン"の事を憎いと思っていたが、タクミの様子を眺めていて悪い奴では無かったのだろうか。そんな思考が出てくる。
だが、勝手に身体を使っていた事は事実だ。矛盾に混乱し、思わず首を振る]
全てを知るには…まだ時間と覚悟が要るだろうが。
……まあ…何はともあれ。全ては、これからか。
[頭の手拭を下げながら、蜂蜜色から林檎飴色に染まりゆく空を眺め、呟いた。]
――雑誌掲載前の前日談――
ね、ベン、ちょっといいかしら?
「何?」
今度新星発見で雑誌に掲載されるじゃない。
「あ〜ポラリスね。……みんな、どんな顔するかなぁ……」
あれに載せる名前、ボブでいい?
「ああ、いいy……って良い訳あるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
面白くないわね。
「歴史にボブとか残したくないわ!」
――fin――
[すべてが終わり、村に平和がやってきた。あれから幾日経っただろう。
家に帰るのもはばかられて、ずっと村の中で野宿したりしていたのだが、ついにキュウリも尽きて途方に暮れていた。まったく、栄養だのが要らない体でありがたい。
夢の社が開放されて、村から出ていく人もいた。
僕は、ただ今度はどうしていいか迷っていたのだ。
ベンさんみたいに腕一本で生きてくのも憧れるけど、ベンさん自身はやめたほうがいいって言ってたっけ。
ヒューゴ先生やポラリスさんみたいに先生になるのも悪くない。
そうだ、マリーベルさんが天文台で働かないかって言ってたっけ。
うん、それがいい、そうしよう。そこで先生になる勉強をしよう。
マリーベルさんは天文台に帰っただろうか。
とりあえず覗いてみるのも悪くない。
っと、その前に市場に行かなくては。]
[思わず>>50に疑問の視線を向けてしまう。
そのままアルカの行動を見守っていたが]
そうか。
期待を持たせるような言い方はできなくってな。
悪い。
[と言いつつふてぶてしい笑みを浮かべている]
幸せか…そんなものにあたしは無縁だ。
アルカ…じゃあな。
[その背中をただ見送り、そのあとヒューゴの方を向いて]
これであとは目覚めるだけだろうが、おまえ、いつまであたしの部屋にいるよ。
さっさと出て行け。
[それだけ言って追い出すと、一人自室に残る
全てが終る。そしてその後どうなるか……を]
[市場でキュウリを買うと、財布はずいぶんと痩せた。
いくら僕が低栄養体質でも、これだけは仕方ない。
よいしょ、と紙袋にいっぱいに入ったキュウリを持ち直す]
―天文台―
マリーベルさーん、いますかー。
[大きい声ではないものの、やけに響く。帰っていないのだろうか。
しかし、マリーベルさんが天文台以外にいるとなると、どこに行っているのか皆目見当がつかない。
持っている荷物(と言っても先ほどの紙袋程度のものしかないのだが)を置く。天文台だけあって、中央には目立つ望遠鏡がある。
何の気なしにぐるりと望遠鏡を見回すと、気になるものが視界の端に現れた。]
ん、手紙……?
あっははは。
[ベンさんの叫びを聴いて満足しつつ。
この辺はとても、ポラリス先生譲りだと思う。]
…この村は、とても良い所だよ。
眠りの姫の茨村。…ようこそ、茨の村へ。
これからも、よろしくね。
ヌァヴェルさん。
[夕闇の風が心地よく。
そうして、黒い夢の事件は終わりを告げた。]
[ベンの、言葉>>184は、なんだかとてもさみしげで。それがなんだか、切ないような気がして。]
……確かに お別れの時、あるかもしれない。
…今回 アラザンやアルカやリーリが…いなくなったみたいに。
でも…わたし。わすれないから。
……あの”ひと”たちがいたこと、わすれないから。…だから。
…そんな、哀しい顔、しないで。ベン。
[そういって。かれがきっと、くるいびとだったのだろうと。…そうさせる、想いがあったのだろうと。思いながら。声をかける。ほんの少しでも彼の中に救いが残せれば良いと、願って。
そして、そのあとタクミと交わされたやり取りを見て、少し、 笑った。]
―――……!
[自らの身体に近付いた瞬間、白い閃光に意識が飲み込まれる]
…
…
[そうしてチヱコは、目を醒ました]
……戻って、こられたのですね…。
[ありがとうございます、アルカ様。そう胸で彼に感謝をし、数日ぶりの活動で軋む身体を動かし、館の外へ出た]
〈いつかどこかで〉
「あら、ひさしぶりねボブ。」
……んぁ!?マリーベル!?
「ちょうどいいわ。今手が足りないの、あなたちょっと来なさい。」
や、ちょっと待て!んなきゅうに言われても……!
[あー、思い出すわ。そういえばあのときも忙しかったなー。どっかの誰かが邪魔しなければ、あんなに時間も取られなかったんだけどなー。]
……。
「……。」
「よろしい。(にこにこ)」
[少しずつ変わりゆく空の色を眺めながら、目を細める。]
……いい、てんき、だねえ。
…わたしも。これから、がんばろ。
ひめさまのような…
ひめさまと繋がる力はもうないけど。
でも …がんばって、この村を、守るよ。
[そういって。そっと、傍にいたタクミの、手を取った。]
――If after――
[年老いた老婦人の膝の上に真っ白な猫がいる。
猫は気持ちよさげに背中を撫でられていた。
良い人生だった……。
天窓を通して降り注ぐ優しい陽光を見上げ、柔らかく微笑んだ。
それでもあの事件を思い出せば胸が痛むが、届いた親友からの手紙が彼女の傷を少しずつ癒してくれた。
それだけで彼女は幸せになれた]
それに貴方もいてくれたからね……。
[ゆるゆるどうするかを考えて、目が覚めるその時までに答えを出すだろう]
―翌日―
[目が覚める。
ああ、やっと終わったんだと自覚を改めてする。
仕事は一日サボってしまったが、ま、それは仕方ない。
気をとりなし、身支度を整えると下に降り、当たり前にあった日常を過ごす
――過ごしているように見えた。
数日後のお昼……休息の時間になると、一旦部屋に戻り、いつでも出ていけるように用意していたものと貯めていたお金を持ち、こっそり裏口から出ていく。
そのあとは、人目を避けるように裏通りを歩き、村外れまで来ると、一度振り向き]
じゃあな
[それだけ言うと、村を後にする。その途中…もし誰かに会えば、とてつもなく嫌な顔をしたかもしれない]
[手元の猫に視線を落とす。
猫はまだ気持ちよさそうにゴロゴロと喉を鳴らしていた]
さ、お行きなさい。
もう私は立つこともままならないけれど。
でも貴方はまだ世界を見て回れるのだから。
[ようやく見上げた猫は、どこか寂しそうで……。
でもどこか諦めているようで……。
そして彼女との別れを惜しむように何度も何度も頬を寄せ、手を舐めてから足音を立てずに何時しか部屋から姿を消した。
それを確かめることもせず、瞳を閉じた彼女は微笑みを浮かべてぽつりとつぶやいた]
本当、幸せだったわ。
[心に村の仲間たちを思い浮かべてたマリーベルをポラリスが照らしていた]
――数日後。
なあ、ヨーム。
[……と、タクミが言う時は大事なことを言う時だった。タクミはその癖に自覚は無かったけれど。]
…後を、継ぐんだよな。
今度の祝祭は、そのことも?
[ヌァヴェルさんのところで買った、シナモンロールを一緒に食べながら。そう訊ねた。
色んな人達が、村を出ていってしまった。
タクミはベンさんが普段やっていた仕事をこなしたりしつつ、マリーさんのことで悲しむポラリス先生を宥めたり、勉強をしたり、ヌァヴェルさんの所に顔を出したり、幽霊屋敷で主さんの墓を作ったりしていた。]
[ポラリスと別れ、村の入口で一度後ろを振り返る]
…いろいろあったが、ひとまず見納め、か。
[感傷に浸る暇はないとその場を離れようとした時、見知った姿を視界の隅に捉える]
フェネか…?
[見れば旅装のようだ]
お前も、離れるのか?
[机の上には封筒らしきものが置いてある。
封がしてある、そしてマリーベルさんの名前。
そこで、初めて気づいた。]
この手紙、宛先じゃなくて差出人がマリーベルさん、だ。
[表を見ると、それはクラットに宛てたものだった。
何があったのだろう、やはり天文台で働くのは無理だったのか。
慌てて震える手に、封はあっけなく開いた。
中には二通の便箋。
読み始めてすぐにクラットは、はっと息を飲むこととなる]
[声をかけられれば>>213、うっとうしそうに髪をかき]
まさか、おまえと同じタイミングになるとはな。
ああ、さすがに仮面をかぶったままの生活なんてとてもじゃ無理だ。
元々、いつかは出て行くつもりだったし、そのタイミングが今になっただけだな。
で……おまえはどこに?
[声をかけつつも、歩みは止めず、追いつくか、追い越すかは、アークの動き次第だろう]
……そっか。ヨーム…
[シナモンロールを持って無い方の手で、頭を撫でた。]
……祝祭から、三日後、にさ。
……。
[その先は、口にしなかったけれど。
恐らくそれで、伝わるであろうと。
このままでは、と。
タクミの中にも、焦りはあった。
みんな、前に進んでいたのだ。その中で、タクミだけが日々に追われていただけのように思えて。
そこに、あるキッカケが、あった。]
……………。
[頭を撫でられれば、いつものように目を細めて。
彼の言葉の続きは聞けなかったけれど、何だか、解ったような気がして。]
…いっちゃ やだ。
[そう、ひとこと。多分通らないだろうと思いながら、わがままを口にする。]
[村の出口に近づくと、足を止めて振り返る。]
[自分の大好きな、守り方を間違えた家族たち。]
いってきます。
[頭に笠を被ると、行く先を決めずに歩き出した。]
[>>218を聞けば思わずふっと笑い]
別になれてる事だ。
だが、知られた以上はやりにくいんだよ。
[アークの背を追いかけるように歩く形になるが、肩を竦め]
そうだな。どこに行くかは考え中だ。
どこにでも行けるんだからな。
[海という言葉にそういえば見たことないな。
行くのもいいかと思っている。
きっとどこまでもついていくことはないが、今しばらくはやり取りが続くかもしれない]
─数年後─
[遠い背は、振り返ることがなかった。
声を限りに呼んで……きっと声は響いていただろう。
それでも振り返らない背が悲しくて、切なくて、
───…凛としていて、その場に泣き崩れながら心に誓った。
友は友の道を行くのだろう。
では…自分も、彼女に誇れる自分になろうと。
あの日から数年。穏やかな日々が今日も村に巡る]
『せんせーーぃ』
[教え子の声に振り返った。
観測台と扉を閉める手を止めて、微笑を向ける]
[天に輝くは無数の星々。
地上がいかに離れてあろうと、星は変わらず瞬いている]
いつか……、
[いつか必ず。彼女たちに会いに行こう。
その時にはフランツと、愛しい子を連れて行こう。
そうして再び笑うのだ。かつてのように笑いあうのだ]
……いいでしょう?マリー。
[呟く声を、風が乗せて運んで行った**]
また、戻ってくるよ。
ちゃんと。
……ヨーム、約束する。
トーマさん所に頼んで、定期的に手紙も出すよ。
ヌァヴェルさん所にはさっき言ってきた。
帰ってきた頃にはまた新作を出すからってさ。祝祭のことでも張り切ってたぜ。
…ポラリス先生のことは、フランツさんがどうにかすると思うけど。ヨームも遊びにいってやって欲しいな。笑っていても、やっぱり寂しそうな顔をしてるから。
俺のことについては、ポラリス先生から来た話だからもう知ってるけれど……。
……ヨーム。
その、さ。
待っていてほしいんだ。
俺、立派になりたい。
それに、知りたい。マガイモノの事も……。
きっと、この村だけのことじゃない。
少し離れるだけ、でも。
心はここを離れない。
…俺、この村の事も……。
[一枚目の手紙を読み切ると、自然と涙が出てきた。
僕は、僕はもう一人で頑張れるような、そんな気がした。
―国立学術院への推薦状が同封してあります。
その文が輝いて見えた。国立学術院なら、僕だって知ってる。
マリーベルさん、あんな凄いところにいたんだ。
僕も、そこで勉強していい?
手紙から「落第はしないでね」って聞こえる気がする。
だけど、僕はもう大丈夫だ。
僕は、この一週間で変わることが出来た。
いつか、学術院を卒業したら立派な先生になろう。
ヒューゴ先生やポラリスさんだけでない、村のみんなは僕に大切なことを教えてくれたのだから。
今度は、僕の番だ。]
そうか。
[そう短く返すと、そのまま歩き続ける。背中で彼女が着いて来る気配を感じながら]
…たまにはこういう旅も、いいか。
[と、空を見上げて呟いた]
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