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偽者 フェン は 仮面の男 レイヴン に投票した
ならず者 ダン は 仮面の男 レイヴン に投票した
情報通 ディードリット は 伝道師 クルクス に投票した
仮面の男 レイヴン は 酒場のママ ブリジット に投票した
黒騎士 ケヴィン は 仮面の男 レイヴン に投票した
墓守 カーラ は 仮面の男 レイヴン に投票した
騎士 コンラッド は 仮面の男 レイヴン に投票した
遊女 ヴィヴィアン は 仮面の男 レイヴン に投票した
情報調査官 ギルバート は 酒場のママ ブリジット に投票した
酒場のママ ブリジット は 仮面の男 レイヴン に投票した
学生 スグハ は 仮面の男 レイヴン に投票した
伝道師 クルクス は 仮面の男 レイヴン に投票した
仮面の男 レイヴン は村人の手により処刑された……
次の日の朝、騎士 コンラッド が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、偽者 フェン、ならず者 ダン、情報通 ディードリット、黒騎士 ケヴィン、墓守 カーラ、遊女 ヴィヴィアン、情報調査官 ギルバート、酒場のママ ブリジット、学生 スグハ、伝道師 クルクスの10名。
[凛と佇む騎士が不意に 姿を消した。
目の錯覚のようだった。
たった今まで眼前に居た彼が、
刹那に消え失せ]
……コンラッド様?
[彼が居た場所を覗き込んで
目に映るのは、
鎧ごと、幾つもに切り離された――――肉塊]
あ、――ぁ………
[声が喉に張り付く。
あの笑みも、あの鋭い眼光も、
今は 何の光も抱かぬ、唯の生首でしか、無かった。]
騎士様……騎士様がどうして死ぬのですか?
貴方は人々の生を守った、そう、光に生きる者だった。
―――だから殺された?
―――・・・レイヴン。
・・・貴方は一体?
[スグハの言葉を待つように、静かに目を閉じようと・・・
ふと、カーラの声がしたような]
コンラッド・・・?
・・・ひ、ぁッ・・・。
[その姿に、思わず目をそむけるのだろか]
[地下倉庫。すでにその瞳は正常なものではない。守りたかった2人を守れなかった。その原因のひとりと確信した者、レイヴン。その仮面、憎らしい敵を見つめる。]
そう、言い訳もしないのね。
潔くて、それが、許し難いわ。
[手に持っているのは包丁。]
私の力じゃ、…こうするしかないの。
[レイヴンの背後から、首を、頸動脈をかき切った。笛のような音とともに吹き出す鮮血が天井まで赤く染める。]
足りない…。
…もっと、もっと苦しめばいいのに。
[血で塗れた両手とボロ布のようになったレイヴンを忌々しげに見下ろす。見つめる目はすでに狂気に彩られていた。]
[ふと目の前が暗くなり、辺りを見回す。]
コンラッドが、壊されている。壊されている。私が見つめなくてはならない事実。私が認めなくてはならない事実。
何故コンラッドだったのかしら。何故。ああ、何故。
……私の投票からはっきりするように、私の相方の結社員はクルクスよ。
光――……光、か。
[その表情に闇色の嘲笑が宿る。]
――はは、……あははは!!
所詮は人を殺して、コロシテ、ころして
その身体は血に染まっている癖に、
光の中で生きるなんて、それこそが罪。
人々に慕われて?人々を守って?
その影で何人が幾つの涙を流したのですか?
それなのに光に生きるなんて―――……赦せなかった。
[ディードの投票先の紙。そこには一瞬目を疑ったが]
・・・クルクス。貴方だったんだ。
そうか、占いを地雷に使っていたのね。
対抗をするまでもなく、ディードが・・・
そしてクルクスがお互いを認めればそれでいいわね。
……お役に立てず申し訳ない。
偽者を引き出すことも出来ませんでしたね。
[ディードリットに眼を伏せる]
ええ、結社員です。僕は。
[血の匂いがする]
コンラッドさんが殺されている……
そうして―――
レイヴンさん。
[狂気の凶器に刈り取られる命は
白い翼を真紅に染め上げるだろう。]
でも、赦してあげる。
だって貴方は死んだ。
最早―――闇か奈落か。
或いは楽園ですか。
もう何処だっていい。
人は平等に死ぬ。
楽園に逝くか奈落に逝くかなんて、
死んでからしか解らない。
[びゅう、と噴き出す鮮血が、
広間の壁を緋く彩っていた。]
……レイヴン様も、か。
生きているから死んでいく。
貴方は元々死んでいるように生きていた。
闇に生きる鴉か、白き髪の白鴉か。
貴方は何処に向かって、
飛んで逝くのですか……?
なんて。
そんなことどうでもいい。
私が知りたいのは、
お母さんが楽園に逝ったのか、
ヴィヴィアンは楽園に逝けるのか、
そして、私は何処に逝くのか――?
そう、それだけ。
たったそれだけのこと。
だから誰が死んだって怖くない。
死ぬことなんて何も怖くないんだから!!
ねぇ、ヴィヴィアン……
私も貴女も、いつかは一緒に
楽園に ――― 還れるよね?
ふふ、人は死ぬ為に生きている。
死ぬ為に生きているのに、
争い、侵略は絶えず、
幻想のような生に縋る。
なんて醜い。なんて愚かなこと。
土に埋まってしまえば、
同じ屍体なのに。
[城で見かけたことがある。凛とした正騎士。
絵に描いた様な騎士かと思えば、気さくにパッションで生きる正騎士殿。
立場上、会話する事はなかったけれど、なんとなく、きっと気があったような気がする。]
墓下で・・・・・・思う存分、パッションしてて下さい・・・・・。
レイヴン私刑なのはかすかに聞こえていた。
そしてコンラッド……。
[彼らの死体をみ、声を聴く。]
そう、か。レイヴンも人間か。
分かった。ブリジットが人狼なのだね。
――今日は彼女を送るよ。そちらでは仲良く。
コンラッドさんが殺されたのは是非もない。
まずは守護を恐れたため。
霊能者であるスグハさんは守られている可能性が高い。
では何故ディードリッドさんではなかったか。
サポートに奔走するコンラッドさんが居なくなれば
混乱を導けると思ったのかもしれませんね。
[剣を手にして床をひとつ突く]
確定情報が手に入りましたから
其処を軸に考えるとしましょう。
時間は有限。
命もまた有限です。
[ヴィヴィアンの体温に身を委ねたまま、
空虚な、脱力感をも抱かざるを得ない]
騙されてたなんて……
私は愚かだった。
ブリジットさんの真摯な言葉を、
真に受けた私が間違っていた……
・・・狼がわかった。
それを、有効に。
今日という日をしっかりと利用していかなければ。
処刑先は決まっているんだから
今日は、狼が誰なのか・・・しっかり考えられる日よね。
ブリジットの言葉にはきっとどこかに嘘があり
レイヴンとレリアの言葉には真実が。
―――・・・探ろう。
カーラ・・・一緒に、探そう。
ね。
[記憶の渦へと飛び込むかのように瞳を*閉じた*]
……
[頭を抱える。
ショックから立ち直ることが出来ず]
えっと……クルクス様が結社員……ですね。
五人……五人か……
[ヴィヴィアンとクルクスの言葉をおぼろげに聞いた]
そうですね……ギルバートさんはあの場で強くブリジットさんの私刑を主張した……人狼らしくないと思います。
占いの結果も概ね当てにはならず……
言葉の中から、人狼を二人……
フェンは昨日の理由で余り疑えない……
後は――後は解らない……考えないと……
[連れていかれるレイヴンを見て]
それがお前の運命か。ここに来て橋の下に暮らして、こんなとこで死んでいく。
それがお前の望みだったのか?お前は何の為に・・・
まぁ仮面で顔を隠していたお前にはお似合いの結末なのかもな。どう殺されたんだ?ブリジットはたぶん狼なんだろうしお前は狂人だろうから満足といえば満足かぁ?
くくく、狂人か。人であり奴らの味方。なるほどな。ワタリガラスのお前にぴったりじゃねぇか。
ふははははははは!心配した自分がアホらしいぜ。そうだよな。考えて見りゃあ死んで当然の野郎じゃねぇか。ふははははははは!
[けたたましく笑いながら言葉を続ける]
くくく、見てろ鴉。お前のお仲間は全部俺が殺してやるよ。なぁお前が本物の訳はねぇよな。
本物でも括り殺してやるよ。くくくく・・・・・・ははははは・・・・・あーっははははははは!
[そう叫びながらいつ果てるともなく笑いころげていた]
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