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―――すみません、もう少し、いただけます…か…?
[恐る恐る聞いてみた…が…考えてみればそこまでお願いするわけにも行かない気がする。結局、最終的にはスタッフにお願いすることになった]
[もふもふ。
コマイヌロボが屋台村に発注し、運んできてくれた都合64個目のやきそばパンを口に含みながら、スタッフから話を聞いた。…スタッフは呆れた顔をしていたけれど、気にしない。
サンダーエースやクヴォルフィリアのパイロットは、それぞれ大小の傷こそあったものの命に別状はないこと。マリア=カリラの容態については、MiddanEden側が引き取ったことにより判然としないこと(これはある程度予想できていたから、なおさらあとで会いに行こうっていう気持ちが強まった)]
―――騎士殿の操者はご無事でしょうか……。
[その問いには、あるいはやきそばパンをくれた優しい人が答えてくれたかもしれない]
――大会本部(>>110の少し前)――
というワケで、BigFireで一戦交えることになりました。
[少女は電話で焼きそば屋の店主に連絡を入れていた]
大丈夫ですよ。スタッフの人優秀そうですし、壊れてもすぐ直りますって。
大丈夫です。ちゃんと町に送り届けるところまでしますから!
[電話の向こうの声に何を聞かれたのか、少女は急に神妙な顔つきになって]
ええ……ありがとうございます。
私がここに来るきっかけを与えてくれて。
よっぽど、お腹が空いてたのかな?
頭使うと炭水化物欲しくなるしね…
[あまりの食べっぷりにちょっと引きながら苦笑い。
先程画面の中でみた神々しいほどに勇ましい戦乙女とはイメージが繋がらないというか…ある意味あんだけ飛びまわればそりゃ腹も減るだろうというか…。]
うん、取り敢えず死人は出てないらしいし、怪我人も医療設備充実してるしね。
大丈夫、だよ。
[竜と騎士については事情を知らないから、新しく作り直されたなんて思いもよらなかったけれど。]
元気が出たら、いかなきゃならないんじゃないかな?
みんな待ってるよ。
優勝者の凱旋を。
――そして現在/室内・実戦室――
好きな景色……
[グレンから渡された装置は室内の景色を好きに変えられるというものだった。
どうやら球体を動かすと空の様子が変わるらしい。
少女は迷わず夕暮れの空を映すよう球体を動かした。]
ならダイヤルは地上の様子ですかね……
[ひたすらダイヤルをいじりながら]
これじゃあ地上が殺風景すぎますね……
並木……いや違う……
[やがてぐるんぐるんしていた地上の景色はある一点で止まる]
ありましたっ!
そうですか…
[だいじょうぶ。と、やきそばパンを(略)人が教えてくれた。
まだ、よく知らない人だったけど、その言葉には、安心できる何かがあった…ような気がする。
頷き、そのことを確かめるように、少し、うつむいて。
見下ろす腕の中には、フヅキがいた。
古ぼけた金属筐体。意識を失っている間も、ずっと抱えて離さなかったらしい。
偉いぞ自分。よくやったぞ自分。
フヅキが誰かの手に渡るなんて、考えたくもない。
そんな風に、すこし、考え事に、気を取られていたら]
…はぇ?ゆうしょうしゃ?
[…なにか、ものすごいことを言われた気がする。とっさにその事実が飲み込めず、首をかしげた]
― 格納庫 ―
[どこかで見た光景――]
[Firebirdの翼に乗り、雑多な食べ物をいただいている老人の姿。]
ふー、やっと焼きそばにありつけるぜ。
ちとムキになったかもしれんが、これでこの大会で思い残すことはないな。
[ダグラスはほくほく顔でソバをすする。
ソースと青ノリの香りが堪らない。]
[しかしコアの停止はどうでも良いのだろうか。]
いや……
久し振りに疼いちまった、な。
[そう言いながら、最後の機体……リトルアースが回収されるのを見守っていた。]
私はあのタワーに行った日に――
初めて桜並木を上から見たんです。
[そう。
少女の誕生日は桜の季節だった。
これまでは桜の樹の下でささやかなお祝いを繰り広げていたのだが、6歳になったあの日は、父の出世祝いも兼ねて、タワーで食事会をすることになったのだった。
そこで宇宙海賊に遭遇するなどとは夢にも思わずに]
―― 室内・実戦室 ――
[ダイアナがリモコンを持っている間に、グレンは黒隗と話をする。
グレンの機体《BigFire》は見当たらない。]
「ね、そういえばさ。
フヅキと話した時に、ボクの事も話したんだ。
ボクが、宇宙連邦に造られたユニバーサル・マシンだってこと―――。」
そうか。
仲良くはなれそうか?
「――うん。」
[くしゅんとクシャミが出た後のような顔をして、
元気の良い声で黒隗は応えた。]
「ありましたっ!」
[ダイアナの声に、グレンと黒隗は顔そちらを向いた。]
―――これは。 「わぁ。」
[ダイアナが選んだ景色に、目を見開く。
黄昏時の――どこか、懐かしい景色――。
その景色に、ダイアナの声が重なる。]
『あらまーん。お目覚めねー。
お具合はいかがかしらー?』
[気がついたら、医療室のベッドの上だった。
声のするほうに首だけごそ。と向ければ無駄にいきいきとした医療スタッフさん。]
『バリア着地時の衝撃で全身余す所なく打撲。それだけで済んでラッキーよあなたー、他のパイロットさんなんて酷い酷い。
それでも今の今まで寝てたのは精神疲労が原因、でも自分で起きれたから大丈夫でしょー、簡単な検査するから体起こしてね。』
[アレだけ過剰起動させたのに保護機能はちゃんと働いたらしい、流石私のサンダーエース。
うぐぐ…、と鈍痛に顔を顰めながらベッドの上に身体を起こす。起こすが早いかスタッフさんは片手サイズなスキャナを体の前で何度か行き来、空中に浮かんだウインドウを見て少々。
――結果、異常なし。
もう動いても大丈夫だそうだ。]
―格納庫へ向かう途中の空の下―
空を飛ぶ人は、皆勇気がある……。
私もいつかあの人達のように空を行く事が出来るでしょうか…。
[ロジャーの言葉>>93を復唱し、目を細める。
視線の先では残った2機の決着が付けられようとしていた]
ううん、その為にもっと勉強して訓練して頑張らなくちゃ。これからが大変なんですから…。
空の向こう側へ行けるようになるまで長そうです。
[空に向かったまま誰に言う訳でも無く小さく呟いて、ロジャーに同意>>94するかのように頷いた。
「誰に」とは言っていないが、なんとなくこの大会で出会った人々全てなのだろうかと思い込んでいた]
――…私も、また逢いたいです。
[空へと一礼し、その後は会話らしい会話も無く。
2人は最後の瞬間までその戦いを見守り続けた**]
―― 実戦室 ――
用意は出来たか?
[切っ先の鋭い黒いナイフ。そんな感触を思わせる声。]
メテログラフトだ。
今はこんなナリだがな。
[元のメテログラフトの機体の外郭部分はなく、内側も歯車で満ちてはいない。
真鍮色のコア。そのものが見える状態だ。
本来の外郭部分があった所には、兎人のメテログラフト《故郷》たる母星の陸地部分の形の装甲が浮かんでおり、
それ以外は、透明度のある水色の光の膜で包まれている。
クロノがコアに座っている姿がよく見えた。]
簡易的措置だ。
兵装は、ラガリアの刺塵。
他の外部兵装はない。
…あれ、もしかして覚えてない…?
[狐に摘まれた子猫のような様子に思わず微笑ましげに目を細めたり。]
ニーナ、だっけ。
君の優勝だよ?
[表彰式だの、賞金だのの話はとりあえずスタッフさんに任せることにしつつ、焼きそばパンをはむっと一口。]
そして《HYMN TO THE INFINITE SKY》に助けてもらった後――《HYMN TO THE INFINITE SKY》に乗って桜並木の上空すれすれを飛んだんです。
時間はちょうどこの景色のような夕暮れ時。空の色が、昼の色の部分と夜の色の部分を境に、裂かれたような色合いを持つ時間、です。
私が、この空を忘れないようにとの思いをこめて、もう一つの名前は設定されたものだと思っています。
そう、数年後に星域間戦争が始まり、私達は桜並木のある街から基地近くに引っ越すことになり、
見られなくなってしまったのですから。
桜の花の舞い降りる様も、茜咲く平和な空も。
[BigFireが飛び交う空はばらばらに裂かれたように少女には見えた。
そして結局、二度と一つにつながることはないまま、滅びたのか。
物思いにふけっているところに、クロノの声(>>127)がかかった]
― 格納庫 ―
余は満足じゃ。ごっそさん。
[なむなむと手を合わせ、その日の糧(主に焼きそば)に感謝。]
――ん?
あいつは……メテロ……グラフト?
[近接する施設に一機のBFが運び込まれる。
外殻は除かれ、コアは剥き出しになっているかのような状態。
参加データの映像とは随分と違った趣になっていたが]
……また、飛ぶ気になったようだな。
[臨戦体勢。]
……いっ、いた、いたたた――……
あ、そう言えば。
リザルト、どうなりました?
[自分が撃墜される所から今の今までの経緯は全くわからない、当然自分の順位も誰が優勝したかも。]
『……えーっとねー、優勝は『遊星の落とし子』、登録機体は『リトルアース』ってなってるわねー。
ちょうどあそこで寝てるわよん。』
[ぴ、と指差された先には人だかり。
殆どがスタッフさんだけれども、一部他のパイロットさんらしき人と――やきそばパンを凄い勢いでかっ食らっている本人が、見えた。
鈍痛が酷い体をベッドから降ろして、ニーナの居るベッドに向かう。
――何はともあれとりあえずは、祝福だね。]
[続いてもう一機、戦闘機型のBF。]
[青い鳥がペイントされた機体は、どこまでも速度を追及した形状。
コアの特性故、機動性をどこまで維持しているものか形状だけでは判断がつかないが]
……まあ見事に対照的な機体だな。
あの二機がやりあうのか。
用意はできました。
心の準備もできました。
浮かんだ言葉が解除コードと違っていて兵装機能しなくても泣きはしませんよ。
[そういって清々しい笑みをクロノに見せる]
ぇ ぁ ぇ え。 え?
[さらりと告げ、やきそばパンをほおばる男の人。
今度は、ちゃんと聞いた。
…聞いたけど。そのためにがんばってきた、そのはずだけど。
いざ、目の前にそれがあると、どうしたらいいのか分からなくなってしまう。
途方に暮れて、ぎゅっとフヅキを抱きしめる腕に力を込めて。そしたら]
『まぁそういうこった。オラ行くぞ現チャンピオン。
…スマンなマシマ。これ、借りてくぜ』
[そんな言葉とともに、襟首をがっしり掴む感触があった。なんだか懐かしくなるような感覚]
ご、ゴードン殿!?
ちょっ…行くって…
あのっ、まだ心の整理や準備やそのほかもろもろが…
ああっあああああああぁぁぁぁ……
[マシマに一言そう告げて、じたばたと逃れようとあがく体を、片手でずりんずりんと引きずりながら。片手を医療ギブスで固めた前チャンピオンは、抵抗の声を一笑に付して、連行していった]
[腰に両手をあてて周囲を見ながら、ダイアナの話を聞き――]
…きみはもしかして、記憶が…
…話は終わりみたいだな。
[クロノとダイアナの会話を思い出し、
問いかけようとしたが中断する。
クロノのメテログラフトへ視線を向けた。]
[ダグラスは、観客席で勝負の余韻に浸っている研究員を呼び出した。]
<<あ、局長!勝ったのは――勝ったのはリトルアースです!>>
ああ、最後の瞬間はこの目で見たよ。
ところでイノウエ君、充分堪能しただろう。
パスは返してもらうぞ。
<<え?まだセレモニーが……>>
大人しく一般席で眺めてるんだな。
[通信機の向こうから盛大な溜め息が聞こえた。]
あ…あっ、シャノンさんっ!
よかった、ご無事で…
…ってせめて再会を喜ぶ時間くらいっ…!
『うっせぃ、あとにしろぃ』
[ずるずるずるずるずる……]
―― 実戦室 ――
いい覚悟だ。
その期待ごと撃ち抜いてやる。
[クロノは、ダイアナとグレンが機体に乗るのを待った。待…]
貴様。
機体はどうした?
[グレンに訝しげに問いかける。]
それとも止めるか。腰抜け。
止めないさ。
機体はここにある。
私の元々のBigFireは、既に壊れ、今はない。
[クロノの問いかけにグレンは陽気に応えた。]
「だけど、本物と同一のそれ。
ボクが全てを知っている。ボクが全てをおぼえている。」
[黒隗が続きを紡ぐ。]
―― 実戦室 ――
(……。)
[何かがある。ならば…]
そうか。あるならば――構わんな!!!
貴様ラ、諸共に―――砕け散れ―――!!!!
[メテログラフトの周囲に漂っていたラガリアの刺塵が結実。
メテログラフトの両側に、対の砲門。
二つの砲門から放たれるのは、二条の太いビーム。
青白い光を放ち、ダイアナの機体とグレンへ向けて突き進む。]
― 実戦室 ―
ほう、こいつは郷愁を誘うコンバットエリアだ。
[Firebirdで堂々と侵入するオメガ。
BFの実戦施設なだけあって、生半可な移動手段では到底辿り着くことはできない。]
[適当な空きハンガーに駐機させようと――]
<<アラート、弾幕が接近。>>
え?
[早期警戒AIのメッセージ。]
<<WORNING!! 強制イジェクトします>>
い、EJEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEECT!!
シャットダウン
<<オメガ、撃 墜!>>
[そして――《Indigo Bird》に乗り込む]
グレンさんの機体はどこ……まさか生身で戦うわけじゃあるまい。
それに白い兎さんが一緒にいるけど、もしかしてオペレーター……?
まあいいか。
[機体下部から引っ張り出したパネル。
それは自動的にオンになり音声が入力されるのを待つ]
もしかしてずっと待ってた……?
[待ってたのはかつての自分の亡霊か、それともコアそのものか]
……どちらにしろ。
待たせたね、《being torn the sky》
[その時、機体にいつもと違う光がともる。それは主に目の前のパネルと、操縦席の後部――他の人を乗せることが可能なスペースから発せられたものだった。
後ろが気になるがまずはパネルを見る]
『音声認識成功。弾幕兵装三種の操作を許可します』
やった……!
[その時クロノの機体――メテログラフトからビームが放たれるのが見えた]
って、喜ぶ間もないのかよっ……
[すでに動ける状態になっていた《Indigo Bird》はすべるように右に避ける]
とりあえずあの砲門を壊せばだいぶ有利になりそうだが……火力的にいけるのか?
[ちょうど実戦室に古めかしい機体が侵入し、見事に撃墜され、パイロットが強制射出される光景がすぐ近くで繰り広げられていた]
まあ、火力がどうとか言う前に、
当たれば一発で終わる、か……。
[その時、突如光が止み、後部座席から前方に、白い球体と黒い球体が飛び込んできた。
白い球体は少女の右手近く、黒い球体は少女の左手近くでふよふよと浮いている]
『Level 1〈dahaca〉展開完了』
『Level 2〈Infinit Cave〉展開完了』
あ、パネルに新たな文字が出た。確かこの球体に手をかざすと発射できるはずだが……もう一個はどうした?
[その時パネルに映し出される映像が一新した。
文字は消え、代わりに16個の正方形が4×4の形で並べられた]
『Level 3〈Far east nightbird〉準備完了。音声認識により展開します』
―会場・特設ステージ―
[抵抗むなしく連れ去られた先にあったのは、華やかに飾られた演台。賑やかに誰かが何かを言っている。
鳴り響くファンファーレに、あっちこっちから向けられる視線やらカメラやらがどうにも落ち着かせてくれない。頭の中は、先刻までとはまったく違う色で真っ白になっていた]
『――――よって、ここでトロフィーを渡す!新王者ニーナ、前へ!』
ふぇぁっ!?
ひ、ひゃいっ!!
[演台を前に、余所行きの、けれど年季のためか見事に堂に入った様子でなにごとか演説していたゴードンが、不意にこちらへ向き直る。真っ白だった頭が対応しきれず、答えた声が裏返る。
会場に笑いが起こる。それは決して嘲笑なんかじゃなかった(はずだと思いたい)けれど、それでまた頭の中身は真っ白になった。
あああ、どうして自分はここにいるんだろう…]
『ほれ、しゃんとしろ。お前ぇは他のやつらに勝って、蹴落としてここまで来たんだろが。胸張らんでどうする』
ぇ…
[ばしんっ!!]
[小声で囁かれた言葉を聞き返す間もなく、強引に背筋を伸ばすように背中を思いっきり叩かれた。
一瞬恨みがましく睨みつけたけど、それで、その痛みで意識はようやく正常な回転を取り戻した]
『新しいチャンピオンの誕生だ!祝ってやってくれ!』
[そんな言葉とともに、金枝を模ったトロフィーが渡される。ひんやりとした金属の冷たさ。フヅキを片手に抱えなおし、受け取ったそれは、ずっしりと重かった。
そして、わぁっ!!と沸き起こるひときわ大きな歓声。
その響きを、どこか遠くに聞きながら、手にずっしりと乗る、その重さに、意識を奪われていた。
正直なところを言えば、自分はトロフィーや王座自体にはあまり関心がなかったはずだった。けれど、それとは逆に、トロフィーや王座自体に特別な意味を見出す人もいる。
この重さは、きっとそうした人たちの想いの重さなんだろうな、なんて。そんな風に考えてしまうのは、少々感傷的過ぎるだろうか]
『よし、やっとそれらしい面ンなったな?
そんじゃあ挨拶してやんな』
[そう言って、演台の前を譲られた。フヅキを抱えなおし、トロフィーをしっかり握って、演台の前に立つ。そうだ。自分はここに立つためにここに来た]
は、はじめまして。第七号コロニー公社所属、登録名…遊星の落とし子、ニーナともうします
[少し、硬すぎただろうか。というより、ここまで来て自己紹介って言うのもおかしかっただろうか。
いや、えい、もう、いいや。このまま行ってしまえ]
このたびは、こうしてここに立てたこと、本当に嬉しく思います。
小官と共闘してくださった人、小官と対峙して、ぶつかり合った人、それに、ぶつかることはなかったけれど、一緒に、同じ空を飛んでいた人。
そういった人たちを押しのけて、小官はここに立っています。
[脳裏を、大会の間に出会った人たちの顔が流れていく]
それぞれにそれぞれの思いを持って、戦っていたことと思います。そのことを受け止めて、大事に背負って、小官は故郷に帰ろうと思います―――。
[静かに、その言葉を反芻するように一度、目を閉じる。
…本当のことを言えば、その言葉自体は嘘になる。帰るべき故郷と呼べるものなんて、自分にはない。
宇宙を漂流するただの情報とエネルギーの集合体だった自分がフヅキと出会った場所は、廃棄されたスペースデブリの吹き溜まり。
放棄されたコロニーのコアシステムだったフヅキに出会い、その情報に触れて。こうして、人ではない自分が人のように人としてこの場にいることができるのは、フヅキが全てを教えてくれて、育ててくれたからだ。
傍らにいるフヅキこそが故郷で、家族で、だから、フヅキのいるところが帰るべき場所だった]
…小官の故郷は遠い宇宙でありますので、小官が今後、またこうして皆さんに会えるかどうか、今はまだ分かりません。
けれど―――
――けれど、こうして金枝杯をいただいた以上、その挑戦にいらっしゃる挑戦者の方には、叶う限りお応えしようと思います。
[そこまで告げて、言葉を区切った。さぁ、最後の仕上げだ]
――なお、当コロニー公社は今回の賞金を受けてコロニーの全面改修工事を行う予定であります!
挑戦者の皆様のご宿泊はもちろん、移住者の皆様の受け入れも行いますので、今後とも!
我が、第七号コロニー公社を よろしくお願いいたしますっ!!
[突然の宣伝文句に、呆気に取られるオーディエンス。
後ろではゴードンが、一瞬ぽかんとこっちを見つめたのかワンテンポ遅れて大声で笑い始めた声が聞こえる。
けれど、ニーナの言い切ったその顔には、照れも後悔も、一切の陰りもなく、ただ、大好きな家族を自慢したような得意げな笑みが浮かんでいた**]
……さて。
まさに過去の自分の亡霊に力を借りている気分だな。何せ「この機体で」弾幕撃ちながら飛ぶのって三年ぶりくらいだし、な。
[言いながら白い球体に右手をかざす。
Level 1〈dahaca〉、弾幕を形作るエネルギーを様々な形にして飛ばす兵装。
まずは左右の放射口から白い弾をばらまく]
空だとノーコンのせいでほぼ明後日の方向にしか飛ばないが、室内なら跳弾させることも可能だろう?
[一通りばらまき終わったら刃物の形を想像する番だ。直刃の小さなナイフ。
やがて想像した形通りの白弾が、真っ直ぐにメテログラフトの砲門めがけて飛んでいく]
―優勝式典が終わって、ふたたび医務室―
[チャンピオンのへんてこなスピーチによって騒然となった会場をするりと抜け、医務室へと走る]
シャノンさんっ
[そこにいた顔を見つけ、駆け寄った。よかった。やっぱり、無事だった。
…時折、痛そうに顔をゆがめている以外は]
…ありがとうございましたっ!
今回勝てたのも、シャノンさんとウィリーさんのおかげであります!
[ぺこり。手を挙げる敬礼ではなく、勢いよく腰を折っての最敬礼]
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