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次の日の朝、反忍 京四郎 が無残な姿で発見された。
―――2Day
現在の生存者は、戸田 万寿夫、城 譲、西野 義則、双海 杏、鶯谷 阿太郎、矢口 恵子、葛城 都、御手洗 業、二越 鈴、更科 青、碓氷 愛美、風峯 駿、結城 丈二、宇留間 悠介、姫藤院 知奈、山田 太郎、ガルシア河村 カルロス の 17 名。
―自室へ帰還→時間早朝へ―
[双海には冷たい水を、濡れタオルをと
万全の状態を期しておきつつ
自分も部屋に戻った。
流石に今日は色々あって疲れたなと思う。
風峯は眠っていたろうか。
じ、と見た後、ふと手を伸ばして
撫でるように髪に触れ
それから、自分の手を見た。]
――、…
[ベッドに腰掛けて、それから身体を横に倒す。
眠りに落ちたのがいつだったのかはいまひとつ憶えていなかった。*]
−取り敢えず翌朝−
[相変わらず何時に寝ようと目覚めは日の出。
暫くすればまたキッチンで朝ご飯を作り始めていた。
粉の甘みが活きたふかふかのホットケーキに、
挽きたての黒コショウがきいたジャーマンポテト。
茹で卵を細かくしてサラダに散らせばミモザサラダ。
たっぷりの野菜を使ったミネストローネにパインジュース。
水抜きしておいたヨーグルトはホットケーキに乗せてもいいし、
好みのジャムや蜂蜜をかけて食べればちょっとしたデザートにもなった。
宇留間には何も言わなくてもホットミルクのオプションが追加。
そうして、今日も全員の食事が終わるまでは
文庫本を読みながらキッチンで朝食の提供を続ける*]
―林―
うーん。
[精一杯の伸びをする。
思わずあくびが出ると、涙が目の端に溜まった。]
今は……。分からないな。
[林が空を覆っているせいだろう。
ほんのり暗い、ということは分かるが、夜なのか朝早くなのか、阿太郎には見当がつかない。
尤も、どちらであっても二度ねは三文の損――との持論がある阿太郎はもう一度眠ることはしない。新聞配達の癖がついてしまっているとも言う。]
あ。
……やっぱり木の上ってじっとりしてるのかな。
うえー。きもちわるい。
[髪と服が水気を吸ってじっとりとしている。
こんな時は――。]
水浴びしよう。
[お風呂という発想は貧乏性の阿太郎にはない。]
[服を脱ぐ衣擦れの音。薄い布だからすぐ脱げるのだ。
私服が川縁に落ち、阿太郎はそれを踏み越えて川へ。
何? カメラもっと上に上げろって?
……誰に需要あるんだそんなもん。]
よいしょ。
[川へ入ると、手ですくって水を肌へ擦りつけたり、流れに身を浸したりして、慣れた様子で体を洗う。]
汚してごめんよ、川。
[慰めるように川底をなでた。
……まあ、まだ髪を洗いたいわけですが。]
―キッチン・夜明け前―
[だから隠さなければよかったのに。
…あれ、テキストにバグが。そうじゃない。]
ん、、、いたい、、、。
[夜明け前、丈二はなんとか意識を取り戻した。夜明け前なのは日の出と共にキッチンに遺体はなかった扱いになっていたからだ。痛む身体を軋ませ身を起こす。
身体にかけられていた毛布がずるりと落ちる。これが掛かっていたということは自分は好んでここで寝ていたということだろうか。それともうたた寝していた自分に誰かがかけてくれたのだろうか。]
、、、あれー。
[思い出せない。昨夜の自分になにがあったのだろう。そういえばこの島に連れてこられてからこっち、やたらと記憶が飛んでいることがある。これも日恋の仕業なのだろうか。だとすれば自分たちはやはりすごく危険な状況にいることになる。クラスメイト達は気付いているのだろうか。]
―203号室・早朝―
[浴衣がボロボロだった。これはこのログハウスの備品らしいからいいとしても、すでにジャージのズボンがひとつ再起不能になっている。困ったものだ。
替えのズボンは昨日はいていたが、別段汚れるようなこともせずすぐにお風呂に浴衣に着替えた。そのままこれをはけばいいだろう。
浴衣を脱いでズボンをはき、上には黒地に青白くB☆R☆Sとプリントされたタンクトップを着た。Tシャツよりはタンクトップの方がいい。肩が自由で。]
、、、ふぅ。
[朝食にはきっとまだ早いだろう。i-podのスイッチをonにして、丈二は鞄から文庫を一冊とりだした**]
−204号室−
む、水……。
[いつの間にか眠っていたのだろうか。
風峯は目を覚ました。
酒を飲んでいたせいか、とにかくのどが渇いて仕方がない。
ふらふらとした足取りで冷蔵庫のほうへと歩いて行く。
さて、今風峯は――
1.きちんと目が覚めている
2.寝ぼけている
[>1(2)]
ふぅ……。
[覚めた目で、チラリと片方のベッドへ目線をやる。
当然の如く、更科が寝ていた。]
……そりゃ目も覚めるっちゅう話だよ。
[頭を掻いて、溜息を一つ。
シャワーでも浴びようと思ったがまだ外は暗い。
もう一度寝ようとして――。
1.無事にベッドに着く
2.こける
3.神の意思で更科のベッドへ
[>3(3)]
[―――まだ寝ぼけていたのか。
寝ようとした足は更科のべっドへ。
予断だが、いま神という物が目の前に居たら首を締めているかもしれない。]
………。
[更科を布団の上から抱き枕のように抱えて、再び眠りについた。]
―204号室―
[――眠りは然程深いわけではないが
泳ぐ、走る、卓球及び精神的に疲れたなどなど
多くの要因により今はそれなりに安らかな眠りだった。
それに、随分とあたたかい。]
……ん、
[小さく身じろぐ。
朝、太陽の光。寝ぼけ眼を開く――]
[なぜどうしてこうなった、
わたしは自分のベッドで寝ていたはずだ、
まさか寝ぼけて隣に?いや、そんな
夢遊病の気は自分にはないはずだ
――混乱する頭でとった行動は4(4)
1.精一杯で突き飛ばす
2.手近な枕を投げつける
3.「起きろ莫迦!」
4.まだ固まったまま動けない]
[うっすらと目を開ける。
目の前には更科の顔。]
…………寒い。
[ねぼけていて、何がなんだか理解できなかったようだ。
布団の中に潜り込み、今度は直接抱きしめると、更科の頭を撫でてから再び寝息。]
〜〜 …ッ!
か、かざみね、お前 ねぼけて―――
[混乱に混乱が重なって腕の中、
頭を撫でられても落ち着けるはずもない。
眼が泳ぐ。]
わ、わたしは抱き枕ではないぞ、
かざみね…!
[声が少し震えた。
どうしよう、とばかり抱き込まれて胸のあたりにあった手で風峯の服を握り締め呼びかけた。]
―2F廊下・日の出少し前―
[うっすらと明るくなってきた廊下を、足音を立てないようにそっと歩く。]
……。
[204号室はどうなっただろう。上手く行っているといいのだが。
閉じた扉に向かって、祈るように手を組んだ。]
む……?
[浴衣の衿元がはだける。
誰かから呼ばれているようだ。
風峯は―――
1.起きた
2.起きた
3.しかし寝ぼけている
4.起きた
[>1(4)]
[目を覚ました。
腕の中には若干震えている更科。
目の前には赤くなった顔。
頭が一気に覚醒する。]
え、ちょ………なんで?
[しかし、即座に大混乱。
何をしていいかわからず、体が動かない。]
あれ、む……おは、よう?
[とりあえず挨拶。]
……っ、
[なんではこっちの科白だ。
眸が狼狽えて揺れた。]
お、おはようじゃ ない、だろ…!
[真っ赤なままだった。]
い、いいから起きろ…!
……。
[ふと、一つ手前の部屋が目に入る。
…ちゃんと、部屋に戻れたのだろうか。]
丈…
[口にして、ドアを開きかけて、止まる。
時間も時間だ。寝ていたら起こしてしまうのも悪い。
ドアにこつんと額を当ててから、来た時と同じように音を立てないように階段を降りた。]
―娯楽室・日の出前―
くぁ…
[大欠伸を一つ。
結局、ここ以外に寝床を見つけられなかったので、再度ソファにばたりと寝転ぶ。]
…最近、まともに寝てないな…
[もう一度大きく欠伸をすると、朝食の時間まで一眠りする事にして目を閉じた。]
す、すまん……!
[全速力で、更科から離れて自分のベッドへ転がり込む。
部屋の中の様子を見れば、確かに此方が自分のベッドだと再認識。
つまりは、自分が更科のベッドへ潜り込んだということになる。]
た、確かに俺自分のベッドで寝て……た、よな?
つーかすまん!更科!
[全身全霊を篭めた土下座。]
―204号室―
[風峯が起き上がり離れるとこちらも体を起こし
両手を前についてシーツを握りしめた]
…っ、
[一寸浴衣(※旅館とかにあるタイプの)は
寝乱れていただがそれどころではない。枕を放る。]
ばか、
…莫迦、驚いただろう…!!
本当に、何事かと、思っ――
[感情が高ぶりすぎたか
一寸眼が潤んだ――ので落ち着くために
一度深く息を吸って、吐いた。
土下座しているのが見えて、困ったような表情も覗かせた。]
いや、俺でもなんであんな事をしてたのか……。
[神の意思です。]
いや、寝ぼけながら。
なんかこの抱き枕あったかくてやーらかいなーとか!
なんかいい匂いするなーとか思ってたっちゅう話だけども!
[そもそも、抱き枕自体なかったはずで。
変わらず頭は床に。]
―204号室―
寝相が悪すぎだろう!
[寝相とは違いそうだが的確な表現がない。
そして神の意思を知る由も無い。]
へ、変な感想を述べなくていいから!
ばか!!
[もう一個投げようとしたが既に枕はなかった。
うう、と土下座の風峯を睨む。]
っ、…、
と、 …とにかくだ !
… ……もう、お前寝るとき布団に縛られるなりしておくがいいよ…!
[なかなか困難そうだった。]
[隣でちちくりあっている二人はさておき一方その頃。203号室。]
・・・・・・ふぅ。
[読み終えた文庫を閉じ、結城丈二は小さくため息をついた。『ボクハ・キミガ・スキ』と表題の打たれた表紙をじっと見つめる。
――スキという気持ちはただのワガママ。だからそう、誰にも知られないようにトモダチとトモダチと呪文のように繰り返す。誰にも言えない。君にも言えない。君は気付かない。ずっと気付かない。ボクハ・キミガ・スキ――
それは切なくも悲しい傷だらけの夜想曲。うわぁ、書いていてすげぇ恥ずかしい。
窓の外は明るく。そろそろ他のクラスメイトたちも起き出しているのではないだろうか。
文庫を鞄に戻すと、丈二は顔を洗うべくタオルを手に取り寝室を後にした。]
いやもう、簀巻きにするも海や砂漠に放り投げるも更科の好きに………っ!?
[土下座から頭をあげて更科を見た瞬間、暫く固まってから慌てて頭を下げる。]
さ、更科……。
その、なんだ……前、前!
[見えてるから!と必死にそちらを見ないように。]
[204号室の騒ぎなど知る由もなく、目を覚ました。もし知っていれば部屋を変えるよう進言するところだが、知らないのだから仕方ない。
眠気を取るべく、起き上がるとシャワー室へと向かった。]
眠い・・・。昨日あのままだったっけ。
[着替えを手にまずは顔を洗う。
冷たい水でさっぱりしたところで服を着替えて部屋に戻った。]
[山田用に用意しておいたワンピースを手に取ると、部屋を出る。]
昨日渡せなかったし、渡しておいたほうがいいよね。
[202号室から208号室まで歩いていく。
たどり着くとドアをノックした。]
山田くーん?
[返事はない。寝ているのだろうと思うと暫し思案して、ノブを握る。]
あれ、鍵あいてる。
……無用心だなぁ。
[ノブは簡単に回った。
中をそっと開けると、洗濯物に囲まれた山田の姿が見えた。]
山田くーん…?
[起きる気配はないようだ。腕に抱えた畳まれたワンピースを見る。
持ってきたからにはそれなりにお気に入りなワンピースなので、出来れば手渡したい。
かといって無理やり起こしてしまうのもどうかと思い、]
又後でこよっかな。お腹すいちゃったし。
[先に食事をとることに決定。]
―食堂―
[食堂にたどり着くと、美味しそうな匂いと、双海の姿。]
おはよう双海さん。今日も早いんだね。
それに朝からすごく豪勢だし…。
双海さんお嫁さんにほしいくらいよ。
[並ぶ食事に目を輝かせると、椅子に座った。
いただきますをして、パインジュースからまず一口。
ミネストローネとホットケーキ、サラダを置いて食べ始めた。]
―204号室―
何…?
[指摘されて 改めて――]
!!!!
[シーツを慌てて引張り、体に巻きつけた]
み、見るな――ッ!!
[既に眼はそらしてくれている。
大混乱だった。]
見、見てねぇって!
見たけど見てねぇっちゅう話だ!
[こっちもこっちで大混乱。]
と、とりあえず俺シャワールームで閉じこもるから、な!
[その間に何とかしてくれと、着替えを掴んでシャワールームの脱衣所へ。
とりあえず自分も着替えなくてはいけない。
少なくとも、更科が終わったというまでは出てこないだろう。]
見たんじゃないか、ばか!
[投げる枕がない。
取り敢えず手近なものを掴み
飛んでいったものは――4(4)
1.本
2.鞄
3.缶
4.服
ばたん、とシャワールームの扉が閉まる。
シーツをかきあわせて抱いたまま
落ち着くまで暫く掛かるのだった。]
―204号室―
[着替に置いておいた服もろもろは
失速して届かない。
肩でしていた息をおさめりつつ
恥ずかしさは消えるはずも無く
あたたかかったことが忘れられるはずも無く]
ああ、 …もう…!
[頭を横に振って浴衣を肌蹴け
黒いワンショルダーのTシャツに袖を通した。
ややロックテイストの
一寸変わった服が好きなようだった。
――いいぞ
と答えたのはだいぶたってからだったかもしれない。]
―202―
[大きい欠伸を、ひとつ。
寝ぼけ眼をこすって、そういえば。
今日は誰と寝たのだったっけ?]
ええと――、
1.ちょっと狭かったけど、3人一緒で楽しかったな。
2.愛美ちゃんの寝顔、可愛かったな。
3.鈴ちゃんに、色々されちゃった…(ぽっ
4.ひとりで、杏ちゃんの妄想を抱いて溺死したんだった。
[>2(4)]
―林―
[鳥と戯れる作業も終え、木の上から降りてきた。
ダンボールの撤収をしつつ、着替え用のタイツを川で洗う。
手のすぐ傍を魚影が過ぎていったのが分かった。]
(一緒にご飯か。・・・どうしようかな。)
[大事な場面では色々と恵まれなかったけど、昨日は細かいところに目をやれば恵まれた時間だったように思う。
指切りをした葛城の声が、未だに残っている。
エントランスから見えた食堂の明かりが、未だ残っている。]
・・・・。
[タイツを太い木の枝に干し、林を歩く。
向かう先はログハウスの方。]
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