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農夫 ヤコヴレ・アウィッチ は 2にんからうしろゆびさされたみたい。
王女 サフィラ は 2にんからうしろゆびさされたみたい。
猫仙人 グエン は 1にんからうしろゆびさされたみたい。
詐欺師 ジュリアン は 1にんからうしろゆびさされたみたい。
物書き ヒグラシ は 1にんからうしろゆびさされたみたい。
自称魔女 フラン は 3にんからうしろゆびさされたみたい。
自称魔女 フラン は ぎわくをかけられて、なきながらどこかにいっちゃったみたい。
詐欺師 ジュリアン がどこかにいっちゃったみたい。
曲芸師 テッド がどこかにいっちゃったみたい。
照坊主の下駄が、どこからともなく 猫仙人 グエン の頭に飛んできました。
からんころ〜ん♪…明日は… 塵煙霧 かなぁ?
もんだいかいけつ!やったね!
[ 森の深く。土の下。水の中。
変わらず陽は照り、花が咲き乱れていた。
まっくら森とよく似て、異なる場所。
持ち上げた眼差しの先には城が聳え立っている。
けれど、周りには誰も、いなかった。]
[ 不意に、せかいが震えた。
グエンは、目をさらに上に向ける。
水面の空にある太陽が揺れていた。
滴の代わりに、光の粒が落ちてくる。
音はしない。
ときおり、微かに鳥のさえずりが聞こえてくるばかり。
せかいはひどく、静かだった。]
―湖の中―
[下へ下へと泳ごうとするが
身体はゆっくりふわふわ、沈むばかり。
歩くなんて器用なことは、まったくできなかった。
目をこらして、みどりの帽子を捜そうとするけれど
色とりどりの花たちが見えるだけ。
焦って焦って、下から視線が向けられてたって気づかない]
はやく、見つけないと――
[そもそも、どうして見つけたかったのか、
どうしてだいじなのか。
そんなこともわからない。
わからないことをわかれないまま、落ちていく。
やがて辿り着いたのは、明るいみどりの木の根もと]**
[ ふわふわと水の空から落ちてきたのは、見知ったかお。
正確には、グエンは顔を知らないから、見知った姿。
明るいみどりのそばに下りた子は、慌てた様子。
グエンはそうっと近づいて、
杖の先で、その子をつつく。
隠れていた箇所には、ひとではない耳が生えている。
ぱちくり、数度、グエンはまたたきをした。]
[ 地面に降り立つとすぐ、木の周りを歩き回った。
ぐるぐる回って捜したけれど、全然どこにも見つからない。
ふと気がついて、木の上を見上げてみたけれど
やっぱりどこにも見あたらない]
そんな…………ひぁ!?
[ 途方にくれた、そのとき。
肩に、なにか硬いものがぶつかった。
あわてて振り向くと、そこには見知ったひとの姿]
あっ……
[ グエン、と呼ぶよりも早く、とっさに頭を抑えた。
問われると、慌てて口を開く]
わたし、帽子。
なくして、さがしてて。
帽子が、ないと、
ないと……
[ その先が続けられず、くちごもる。
頭を抑える手が伝える、どうぶつの毛の感触には、気づけない――気づきたくないまま]
[ グエンがおどろきのいろを見せたのはいっときだけ。
今、眼差しは、シェーフヒェンを見つめている。
髪に隠れされたひとみを覗くように。]
帽子。そう。
ないと、だめ?
たいせつな、ものかしら。
……。
帽子がなくても、耳があっても。
あなたは、あなた。
あなたは、わたしの知るシェーフヒェン。
それに、変わりはないけれど。
[目をそらしはしなかったけれど、怯えた視線をグエンに返す。
変わりない、と言われると、目を見開いて、まばたき二回]
でも、わたしは、
わたしは……
[声は、だんだんと小さくなった。
驚きの色は徐々にうすれ、どこか諦めたような表情に変わる。
そしてゆっくりと、頭から手を下ろし]
そう。
ひつじの、あなた。
あなたは、ひつじ。
そうだったのね。
かたちが嘘。
気持ちも嘘なのかしら。
いっしょにいたあなたは、
ぜんぶ、まぼろしだって、言う?
…指、つめたいな。
[まっくら森にも夜があるのか、一段と冷えた闇の中
吐く息の白さに、こどもははしゃいでヒグラシに纏わりついた。
のんびりと散歩でもするように、ゆっくりと歩いて。
目指すのはみずうみを越える長い橋]
[踏みしめた霜柱が足の下でさくさく折れる
そんなことすらも楽しくて、傍らの誰かをいちいち見上げてた。
一緒に歩くだけで、嬉しくて。
そんな嬉しい理由も、楽しい理由も、
どうしてなのか、もうとっくに気付いていたけれど。
どう伝えていいか、わからない。
尻尾があればいいのにな。
言葉は難しいけど、あれはとっても簡単だから。]
ほら、オマエにもあれが見える?
[指差す先に見えるもの、
みずうみから生まれる無数の蛍火をアーチに映し、
ガラスの橋はまっくらやみに、白く青く浮かび上がる]
…なあ、どっちが早く向うに着くか、競争しないか?
かけっこには、自信があるんだろ?
[ふふん、と挑発するように笑った**]
[>>14グエンの言葉に、ぶんぶんと、首を振って]
うそなんかじゃ、ない。絶対、ない。
……グエンは、ゆるしてくれるの?
森が叶えてくれた願いごとを、ずっと隠してたことを。
わたしには、本当の名前もない。
わたしはひつじ。群れのひつじ。個のない、ひつじ。
わたしは「わたし」であることも、嘘かもしれないのに。
[ 首を傾げて、グエンは微かに笑んだ。
いつの間にか、そばには、紫いろと、橙いろがいる。
紅鬱金の猫は、どこかへ行ってしまったようだった。
にゃあ。うなぁ。
ちょっととぼけた鳴き声は、同意を示すよう。 ]
だって、こうやって話している。
これが、嘘だとは、思わない。
あなたが、たくさんのひつじの中の、ひとりでも。
願ったのは、きっと、ほんとう。
なにもないところから、生まれはしないから。
[東屋を出てー。
寒そうに指に息をふきかけるモモをみて、
手を繋ごうとしたが、元気よく動き回ってつかまらない。
霜を踏むのに夢中になったかと思うと、
寒い、といいながら自分にまとわりついてくるのを、]
…まったく、子供は忙しないなぁ。
[そう言いながらも微笑ましく見守りながら、後を行く。]
[ グエンの言葉>>20にぽかんとしたまま、その手を頬に受ける。
続く言葉>>23が届くと、また驚いて目を見開いた。
前髪から、水気を帯びた岩井茶◆色の瞳が覗く。
しばらく、だまりこんだけれど。
やがて、ゆっくりと、彼女の手に右手を重ねようとする]
わたしは、まぼろしじゃない?
うそだったけど、うそじゃない?
ああ、夢…か。
(額の汗をぬぐい、焚き火の光を見つめる。揺らめく炎は誰かの顔にも見え、目をそらす。その視線の先に――)
光る…魚!
(上空からゆっくりと降りてきた魚はすっと洞窟の中に滑り込んで行った。)
「魔女を探せ。」
ああ、解ってるよ。どこまでも…ね?
(焚き火もカンテラもそのままに…は走り出す。洞窟の中へと――。)
[ 重ねられる右手。
水の中でも、あたたかく思えた。
まぼろしではない、いのちの存在。
グエンは目を細める。まるで三日月のよう。]
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