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死病診 エルス に 1人が投票した。
貴族 サラ に 3人が投票した。
手紙配達人 レーヴ に 4人が投票した。
観測者 オブゼビオ に 1人が投票した。
手紙配達人 レーヴ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、蒸気機関技師 テルミット が無残な姿で発見された。
照坊主の下駄が、どこからともなく 貴族 サラ の頭に飛んできました。
からんころ〜ん♪…明日は… 霰 かなぁ?
現在の生存者は、死病診 エルス、新聞屋見習い アイリーン、貴族 サラ、捨て子 リリアーヌ、代弁者 ルーツ、箱入り娘 ヘンリエッタ、観測者 オブゼビオ の 7 名。
「どうして、」
時計を見つめます。
「わたしに渡したこと、きっと後悔するわ」
そう言いながら、リリアーヌは腕時計を胸に抱きました。
ずっと味方だからな、なんて。
欲しい言葉を最後にくれて、彼は去っていきます。
風が吹いて、身が縮むような心地がしました。それでも、彼の体温が、リリアーヌを温めました。
「だいすきよ、レーヴさん」
大切なお友達。少しだけ、彼といる時は時を進めることも苦しくありませんでした。────だけど、もう彼はいません。
✑──────────
6日目経った。
18人いた加護を受けた人間も、既に7人。
マザー・クロックが、そうさせているのか。
観測者一家の足掻きだというのか。
未だに生きて、この本にこうして綴っている。
町中を歩き回っても、静けさと寂しさが後ろをついてくる。静かすぎて耳鳴りがしてきそうになるくらいだ。
生物がそのままになっている店があり、そこからの腐臭が強くなる。
この街が拍動していた時には考えられない事だ。
『記されなかった真実は、どうなるのか。
マザー・クロックの加護はなぜあるのか』
1つ目の問いには答えた。
しかし、2つ目の問いには返せなかった。
✑──────────
[金の髪色をした男が眠っている。胸は規則的に上下し、今日もただその時を進め続けている。
カーテンの存在しない窓に光が差し込み目蓋を擽った。耐えかねて薄く目を開くと、それの正体を知る]
……太陽光……。
[分厚かった雲は今や青空を映す程に薄く広がり、隙間からは多量の陽の光が射し込んでいる]
……眩しい、な。
[星と同様に太陽も。今までの人生でしっかりと見ようとしたことが無かった。本で読んだものとは比べ物にならない情報量に息を飲む。
この国がこの国であり続ける限り、二度と見ることの無い光景]
オレは……オレのやるべきことを、やるだけだ。
[誰にともなく呟き、コーヒーを淹れる為動き出した]
[投票数を数える。どうも今日の結果はおかしい]
「皆さんの投票はどうなっているのでしょう。こんなにバラけたのは初めてです。今1度確認した方が良いと思いますが。
【ヘンリエッタさんに近付いた人はいませんでした】」
「レーヴさんは魔女の主犯格でしたか。
時計職人に2人は騙らないという奇策だったのでしょうが。
エルスさんには助けられました。」
>>全員&蓄音機
「ご機嫌よう皆。
【投票に関して。厳重注意をして欲しいわ】
変な話をするようだと。
昨日のレーヴとの事が"そう言う夢を見た"となりかねなかったりした所だった、なんてね
ヘンリエッタの結果を待ちつつ。
今日話すことは
1:何故オブゼビオではなくテルミットが砕かれたのか
2:アイリーン・オブゼビオ・エルス・ルーツの中で、誰が敵か
3:視る対象と砕く対象をそれぞれ二人ずつ
……抜けがあれば教えて?寝不足で頭が回っていないから」
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…
「−−人の身でありながらこの地へ乗り込んできた度胸だけは褒めてやろう。
しかし、学がないというのも考えものだ。蛮勇さは皇帝の誇りやもしれんが、己の力の限界も知らねば敵のあまりにも広く響き渡った逸話さえ知らぬ。故、無謀で無策の愚者にしかならんわけだな。
改めて、この身国王にお目にかかる。
正常なる時を支配しこの世を見守る者−−シルヴェール・シュタルト・フォン・エンデだ。
世を乱す悪王−−身の程を知ることだ」
*/
ぱつ、と今日はそこで記憶が途切れる。
日に日に過去を辿る夢は、この国を荒らすものとして見させられる悪魔なのか、または《マザー・クロック》の思し召しなのか。
そして、次に来る記憶は。
/*
「……」
*/
薄く目を開け、時計台の屋根煉瓦にもたれかかったまま、シルヴィは名を呼ぶ。
/*
朝起きたらルーツはいなかった。
ベッドの隣は冷たく、嫌な予感だけがほとばしる。
飛び起きて周りを見ても誰もいない。
思わず身支度もそこそこに広場へと駆け出していく。
そこでテルミットが襲われたことを知り、レーヴが眷属だと話すエルスの姿を見た。
「……ごきげんよう。
そう……先生がおっしゃるにはレーヴは……眷属だったのね。
【テルミット、オブゼビオ、アイリーン】この中のひとりを占いました。
【そのかたは眷属ではありませんでした】
エルスが本当のことを言っていてレーヴが眷属なら、ヘンリエッタが想像した最悪の未来はないはず。
……きっと、ないはず。
「皆さんのお考えを聞いてから、どなたが眷属でなかったかお話しします。
それで、よろしいかしら?」
[ひとつ、ふたつと目を瞬いて。アベルは優しく微笑むと、歌うように言った]
……。
分かったよ、シルヴィ。
[そして、自分も煉瓦に後ろ手をついて空を仰いだ。時計台の上にはぽつりと二つの影がある。]
一晩歩き回っても彼女は見つからなかった。
あんな時間を手放したのが徒労に終わった。
このまま暗い朝が来なければと思いながら駆け回っていたが他力本願にした罰だろうか、それは叶わない。
ふと、遠くの時計台の上にふたつの影。
魔女と龍。
彼らがいなければ、と思った時もある。
しかし、私はアベルに見せつける不変の真実を見つけたかった。待ってろよ、と小さくつぶやく。
今はみんなと顔を合わせよう。
*/
自分の眷属を隣に侍らせて過ごす眠りは、少しばかりは安らかだっただろう。
彼女をよく知らぬ者には表情の機微はきっと読み取れることはない。
その、少しだけ無防備に、軽く開いた口元なども。
そこから何か、人名のようなものが紡がれたことも。
/*
[本に手をやる。
この重さに、安心感を覚える。
時計台の近くの屋根煉瓦の上を見る。
そこには、時の魔女と無銭飲食の青年。
祭りの前、彼が自分に近付いて来たのはなんだったのか。今となってはわからないが、
『君にはこの出来事をどう記すのか』
そう言われているような気がした。]
*☼*―――――*☼*―――――
父は弱い人でした。
決して悪人ではありません。子供が出来なかったために、よそで子供を作ってきたけれど、それは貴族としての義務。たしかにリリアーヌの母を愛していました。リリアーヌのことも、きっと。
今日の夢には、優しかった頃の父が出てきました。リリアーヌをぎゅうと抱きしめてくれるその感触は、なぜだかつい最近経験したような気がします。
『悪かった』
ただ、一言。父はそう言いました。一人にして悪かった。寂しい思いをさせて悪かった。
リリアーヌの両目から涙が毀れます。それで満足でした。
*☼*―――――*☼*―――――
「惜しかったのね」
指差しの結果をみながら、呟きます。
「もうひとりいたら、サラ様が……」
「………………」
そうなったら、嬉しかったでしょうか。
[城内で倒れているテルミットを見つける。ヘッドギアに内蔵された懐中時計は内側から弾ける様にして砕けていた。
テルミットの服から見覚えのある紙切れが出ていることに気が付き近付く。
そこにはいつかに書いたメモ用紙があった]
……失くしたと思っていたが、拾われていたか。
[彼のことだ、きっと破茶滅茶な機能をプラスしつつ完璧に要求に応えたものを作ってくれたことだろう。
彼の時が止まりさえしていなければ]
お前に代わる技師を探すのは……さぞ骨が折れるのだろうな。
[甘い薬の花束は、いつ実現するのだろうか]
「1つ、提案をするのであれば、昨日の投票先を開示するのはどうでしょう。
あまりにも票のずれが激しすぎます。
委任していると言っていたテルミットさん、レーヴさん、サラさんの票と自分の票。
レーヴさんが魔女側だった場合は、委任ではなく投票しているとは思いますが。」
[本の頁を破り、少しずつだが、サラへの返答を綴る。]
✑──────────
T.何故犠牲が自分ではなかったか
テルミットさんが犠牲になってしまったのは、想定外でした。
が、テルミットさんが襲撃された事により、私達騎士と名乗った2人を恐れていた事がわかります。
そしてテルミットさんなのは、私をどうにか時計を砕く処理をしたいから。
今日ヘンリエッタさんが視た人は眷属では無いようですし、明日結果を残させる為にもヘンリエッタさんの護衛は外せないと思っています。
✑──────────
>>全体&蓄音機
「……レーヴは、委任してくれていたと思う。
意味が無いかもしれないけれど
【投票先を間違えていた人がいるなら教えて】
特段、咎める事はしないわ」
「あったあ!」
静まりきった街の中に、リーンの声が響く。
寝る間も惜しんで一晩中探していた、大切な大切な、今はもういない人からの贈り物。
少し土に汚れた猫の顔を指で拭うと、可愛らしいまるい目が光ったような気がして……誕生日の前の日に渡された時のことを思い出した。
それを、今度は無くさないよう、大切にハンカチに包んでカバンにしまう。
街路樹や植え込みの近くまで探していたものだから、髪も服も葉っぱだらけ。テルミットから借りていた、彼の発明品にも、落ち葉やつちくれが沢山ついていた。
あとで、やわらかい布できれいに拭いてから返さないと。
「よかった、本当によかった!あぁ、でも新聞……まだ書けてないや」
こんなことは初めてだった。それでも、どうしても大切なものだったから。
今日はお礼の意味も込めて、この新しい発明品を紹介しようかな、なんて考えながら、リーンはスカートの裾を叩く。探し物が見つかったことを、心配してくれた人に伝えないと。
よし!と声に出して、広場に向けて駆け出した。
*/
陽の光が真上に昇る頃、差し込む光条に頬を撫でられてシルヴィは目を覚ます。
薄く目を開けて、首を捻らずともアベルがそこにいることも感じる。
ぼや、とまだ眠気の残る頭で−−しっかりと、自分が眠りの中にいたことを自覚した。
黒い煙ももう半ばほどはなりを潜め、この国にはむしろ似つかわしくない青い空が顔を覗かせている。
この国でも、己の住む荒廃の地でも見ることはほとんどない、久方ぶりの、青空だった。
その気に当てられてか知らず、シルヴィはつと突き動かされるかのように、口を開いた。
/*
「……アベル。
寝言だ、真に受けるなよ。
我らの元あった、自然溢れ陽の光に恵まれる広大な土地の暮らしを懐かしむ気持ちが、全くなかったわけではないが。
私の本心は、最早そこにはない。
これだけの力がある宝物だ。《マザー・クロック》が歴史を動かし、一つの国の歴史を築くほどの影響力がある代物である以上、いずれはこの世の覇道を征く者の手に渡る運命が、定まっていたのやもしれん。
で、あるなら。かの母なる時計が、「正しく時を刻むもの」であったとするならば、もしかすればこの時計の国が生まれたのも、正史の一つなのだろう。それほどまでに自然に、恒常的に、この国は存在し続けた。
我らの元に《マザー・クロック》が戻るべきだと針が示すのであれば、あやつらはこのまま私に勝利をもたらしてくれるのだろう。
逆も然り……この地でこの巨国を支え続けるという意志があるのなら、《マザー・クロック》は再びこの手からすり抜けるのだろうな」
「だがな。
私は、あの時計の所在よりも。
"正しく示された時"などよりも」
「私の信じたものが正しかったのか。
それを、そちらの方こそを、知りたいのさ。
この手に《マザー・クロック》が戻るというのであれば、それは……。
過去の私が、誤っていたと、いうことなのだろうな」
*/
アベルの顔も直視せず、ずっと青い空に向かって、彼女は滔々と喋り続けた。
この独白を、永きに渡って付き従ってきた龍がどう感じるかは、彼女本人には、まだ分からない。
/*
「私も、自分でレーヴに投票したわ。
……あまりにサラがひとりで戦おうとするんですもの。
時計を壊すことの意味はちゃんと自分で持っておきたいの。」
>>35 ルーツ
昨日の夜のことを考えていたから、背後から誰かが走ってくる気配には気が付かなかった。突然手を掴まれ、足が止まる。
驚いて反射的に振り向いた。
「ルーちゃ……!」
名前を呼びかけて、静かに目を伏せ、微笑んだ。
「……どうしたの?そんなに急いで。」
「みなさんのお話を待っています。
無駄に隠しているように思われたのなら、言ってくださいな。」
絶対に諦めるものか。
諦めたら額から魔法が消えてしまう。
ヘンリエッタがそれと自覚しているわけではないが、子どもが夢を諦め絶望した時が国の終わりなのだから。
ハッピーでなければエンドではないのだから。
>>リリアーヌ
「よかったらおしゃべりしない?
家からこっそりお菓子を持ってきたの。キャンディだから傷んだりしていないはずよ。」
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