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遅延メモが残されています。
貴族 サラ に 1人が投票した。
薬師 ジュラム に 1人が投票した。
浮浪者 グレゴリオ に 12人が投票した。
浮浪者 グレゴリオ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、物書き ルクレース が無残な姿で発見された。
照坊主の下駄が、どこからともなく 死病診 エルス の頭に飛んできました。
からんころ〜ん♪…明日は… 霙 かなぁ?
現在の生存者は、死病診 エルス、新聞屋見習い アイリーン、貴族 サラ、手紙配達人 レーヴ、捨て子 リリアーヌ、代弁者 ルーツ、人嫌い ダズリー、蒸気機関技師 テルミット、薬師 ジュラム、箱入り娘 ヘンリエッタ、地主の娘 セレナ、観測者 オブゼビオ の 12 名。
>>全員
「……メモの存在を失念していたわ。誰か、教えてくれれば良かったのに。
ヘンリエッタとルクレースは明日以降。誰を視るかを(遅延)メモで残しておいて。
今日話し合う事は
1:今日の犠牲者は何故犠牲になったと思うか。
2:賢者の結果から考えられる事
3:賢者に視て貰うものと、今日命の時計を砕くもの。
レーヴの事はしっかり考えているから、他のものの中から挙げて。
一旦はこうね。後で追加すると思うけれど。
今日は昨日と同じで
【9時半(21:30)の針までに、賢者への希望を二人
砕きたいものを、レーヴ以外の名から二人。
10時に仮決定。10時半に本決定を行います】」
「ダズリーの魂に近付いてみた。
キラキラした金飾、銀飾がたくさん見える。
見つめていたら万華鏡みたいに形がどんどん変わっていくの。
金のつぼみが開いていくようにきれいな花が見えました。
【ダズリーは眷属ではないわ】」
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…
「……千里も離れた先から貴様の姿は認めていたが、よもやこの地の密林に向け単身で奥に立ち入るとはな。
何者だ。名を名乗れ」
「っはは。出来の悪い第二王子は、家族団欒で狩猟に出かけ、はぐれたと!
確かにこれは出来の悪い。3日の間、前後も左右もないこの樹木の間を彷徨えば引き返すかと思っておったが、そのまま何の策もなく地に伏せてあのザマでは、本国に帰ればさぞ笑い者であろう」
「よって、丁重にお帰りいただこう。我らは争いを好まん。
エリオ、後頭部を一度叩いておけ。これで二度とこの地へは来んだろうよ」
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…
朝。レーヴは仕事用の腕時計のリューズを巻いていた。
カチカチジジジとゼンマイの巻かれる音が聞こえてくる。時を刻む音を確認する。
兄の作ってくれたその時計をレーヴは今日も腕に巻いて、目元には消えることの無い濃いクマを携えて、家を出た。
屋根の上へ出れば、ひとつ深呼吸をする。朝の空気を吸い込んで、勢いよく吐き出す。
朝日の昇る街並みは、酷く静かだ。そんな不気味な程に静寂な世界の中を、レーヴは屋根を蹴って駆けていった。
広場近くの屋根から飛び降りれば、突き出た煙突や窓を経由して着地する。ローラースニーカーを転がして、蓄音機の前へと辿り着いた。
「…おはようさん。レーヴ・アトラップだ。
昨晩、砕かれた時計の一部を持ち帰り分解したところ、【グレゴリオが魔女の仲間である証拠を視た】。
俺目線、二人の眷属が見つかったわけだな。
連続で見つかったこと自体、俺が未だに信じられてねぇが……まぁ、視たことは事実だから仕方ねぇ。
俺の処遇はお嬢さんに任せる。何かあればまた声をかけてくれ。以上だ。」
「……」
*/
時の魔女には、人間らしい時間感覚などほとんど残ってはいない。
だから彼女にとっては、昨日のことのようにも感じられれば、例えば人間が生まれるよりも星が生まれるよりももっと過去のことにも感じられたかもしれない。
本人にも上手く掴めない、いつかの記憶。
/*
──昨晩のこと。
グレゴリオの砕かれた時計の一部を持ち帰る。
黒いシンプルなその命の時計は、砕かれた後でも分かるほど傷だらけだった。
ピンセットを使い、ひしゃげた針や砕かれた歯車を取り除く。一つ一つ、丁寧に、丁寧に。
最期まで彼の命を刻んでいたパーツを、時計を、これ以上傷付けないよう、慎重に。
そうして分解するうちに、それは見つかった。
香箱の裏、隠れるように刻まれた魔女の呪いの証。紋章のような、赤い線。蠢いて見えるそれは、昨日の貿易商の時計から見つけたものと同じで。
確信する。してしまう。彼もまた、魔女側の人間なのだ、と。**
[この中の誰の時計の針が止まろうと、朝はやってくる。君達に手は届くかな、と言わんばかりに太陽は空に浮かんでいる。まるで試されているみたいに。
ホールへと足を運ぶ。]
「ーそう。今日は貴女が消えたのですね。」
深夜、短針が2つ傾くまで火を見ていた。
トロリと煮詰まっていく鍋を見てふと、調理場にあったハチミツを取ってくる。大さじ2杯ほど混ぜ込んだ鍋の中身は、歪な深い緑をさらに黄金色で包んで更に気味悪いものに見えるだろう。
「砂糖なしの紅茶でも飲める、ぐらいでしょうカ。進歩といえるでしょうか、これハ」
薬を美味しくしようなど、無謀な挑戦だとまだ思っている。美味しい薬があるとするならば、この長い歴史のなかで既に料理として扱われているのではないか。
ちょうどよく煮詰まったそれをそのまま冷ますことにして、火を落とした。
ずっと1人だけの家だったはずなのに、どうにも静寂が耳を刺した。
寝心地は悪かった。
もしかしたら、こうしている間にもルクレースにセレナの内側が覗かれているのかもしれないと思うと、気になって仕方ないというのが本音だ。
少し寝不足気味に起き出し、皆の元へ向かう。
今日はグルマン系のとびっきり甘いのを選ぶ。
バニラにキャラメルやココナッツなどが甘く香る、まるでスイーツそのもののような香水。
甘い香りは好きだが、つける量には気を付けなければいけない。甘ったるいと思われれば不快感へと変わる。
女性らしさは控えめが原則なのだ。
░▓▒▓█▓░░▓▒
「さあ、どんどん壊して回れ。
自ら望んだ意志を持って、私にこの道が正しかったと示すのだ。
でなければ、私もろとも貴様らも命はないだろう。
あの新聞屋の小娘にこっぴどく書かれたくなければ、記録者に簡潔に平易にただの史実として残されるに過ぎたくなければ、決死で抗うことだ」
「……ルクレース。」
状況はすぐに理解できた。
ルクレースの時計が砕かれたのだと。彼女の時は止まったのだと。
「……気を付けて、って言ったじゃない。
馬鹿じゃないの。まんまと寝首をかかれたってわけ。
……ゆっくり休んでいて。きっと、何とかするから。」
[目が覚めればいつものルーティンをこなす。今日もこれまでと何も変わらずシンクに流されていく二杯分のコーヒーを眺め、ほぅ、と溜息をついた]
[城に向かいサラのいる部屋にノックをして、返事が返ってこれば中に入っただろう]
>>サラ
ご機嫌よう、サラ嬢。身体の様子はどうだ。
包帯を取り替えに来たが、起きているならば止めるべきか? もうだいぶ良くなって来てはいるようだから、サラ嬢が望むなら同性の友人に頼んでも構わないだろう。
[腕や足の様子を見てそう判断する。鞄から包帯と湿布を取り出してテーブルに置いた]
眠りが深かったのか夢を見ることは無かった。
肌寒さに目を覚まし換気のために窓を開けてみると、ちょうど日が昇る所だった。
冬の早朝は美しいと古人は詠った。その審美眼はあまりに正確に普遍の美しさを切り抜いている。
今日も私の命は回っている。ということは誰かのそれが止まっている、可能性が高い。
昔少し考えたことがある、時計の針が完全に止まった時に輪廻の針が回り始めるのではないか、と。
根拠なんてないけれど、こんな状況だと藁よりかは縋れる。そうしたら、次は、ううん。次も私は私になりたい。
だって、重ねてきた道も、ここで得た仲間も、私には贅沢すぎるのだから。
誰かの安寧の祈るために宿屋を出る。
彼女たちじゃなかったらいい、なんてエゴは見て見ぬふりをする。
「……身体が鈍って仕方ないわね
少しでも、動かしにいかないと」
話すべき者達と話した後に。
サラは、『ヴェルウォーカー』に乗って、広場へと向かっただろう。
そこで、ふらつきながらも軽い鍛練をしているのを見掛けるかもしれない
調理場にたどり着くまでに壊れた時計を見ることは無かった。
自分が見つけるのが怖かったのか、他人にそれを押し付けた。
これが完成したらとりあえず、ヘンリエッタに食べさせてあげよう。
あとこのオレンジもらったからダズリーにも。
あ、リンちゃんに誕生日プレゼントあげてない!
サラも病み上がりだし、食べて欲しいな。
いや、りんご飴貰ってくれた人にお礼もしていないじゃん!
無理やり楽しいことを考える。
ダズリーが言うように、このマーマレードを口にする人の中に盗賊がいたとしてとこれとそれは話が別。
これで心変わりしてくれたら私は世界の救世主なのにな。
なんて益体の無いことではお腹は膨らまない。
浸けた鍋の水を取り換えて味見をしてみる。
お袋の味というアレか、ほんのりとした苦味。
満足する味を出せたため、冷やしておいた中身をヘタを取り薄皮ごと投入する。ひとくちつまみ食いできるのは料理人の特権だ、新鮮な甘みは朝にぴったり。
最初は弱火でコトコト、果汁が堪らずに溢れたところで強火にシフトする。ここで種を拾う!!
トロトロになってきたところで先程、水を切った皮を流し込み、その後グラニュー糖を2回に分けて目分量で入れる、お母さんはいつだって目分量だった。
仕上げに砂糖の量を調節していくと、一気にドロドロになっていく。
みかんの匂いと甘味を詰め込んだマーマレードはそうして完成し瓶に詰められた。
こんな時に何を、と思ったが城の塔に登る。
うんと小さい頃、国王に謁見が叶った当時のこと。
ヘンリエッタにお土産を、と国王から案内を得て曽祖父はここに連れてきてくれた。
「国王様に感謝しなさい。
ここからの眺めは王様だけのものなのだから。
私たちはこの大きな国という時計の部品のひとつだ。部品のひとつまでも、優雅でありなさい。
それがフレジェであることなのだから。」
その後、程なくして曽祖父の時計は止まった。
「……ひいお祖父さま、勝手に私がここに来たと知ったらなんとおっしゃるかしら?
優雅でないとお叱りになるかしら。」
しゃらん……と髪につけた曽祖父のマスターピースが風に揺れた。
ここから見える所全てが時計の国であったはず。
しかし機械が止まって3日目。どこからか吹く風は少しずつこの国の空を明るくしているように思う。ああ、もしかしたら。
「きっとここでなら……この国で1番星を近くで見た女の子になれるのね。」
国王は星ではなく、ここから民を眺めていただろう。
それは職人が時計を見つめるのと同じなのかもしれない、と思った。
「やっぱり私は時計職人には向いていないわ。」
>>3:280 サラ
「ふふ、その意気だ。サラ嬢の精神力をもってすれば不可能はないだろう。だが、無理はしてくれるなよ?」
緊張感が解けたのか、次第にサラへの口調が柔らかなものになっていくのにテルミットは気付いていないのだろう。
「そうだな、このエスコートは私の記憶の一番重要な場所にしまっておくことにするよ。」
動くと、サラから痛みからだろう吐息が漏れる。
それが吹かかる度、テルミットの心臓は強く脈打つと同時にぎくりと血の気の引くのを感じる。
背反する感情が同時に存在することが、なんとも不思議だった。
「そんなものか…家の事で苦労するのは庶民も貴族も変わらな………」
そこまで言ってサラが今までとは別の息を吐くのを感じた。サラの蕩ける様な表情を間近で見たテルミットは、己の顔が赤くなってはいまいか、自分の心音こそサラに聞こえているのではないかと慌てて前を向き直した。
そして、サラが自分の倍以上も歳を重ねたであろう老人の隣に立つのを想像して、かぶりを振った。
>>3:281 サラ
「流石だよ、サラ嬢。
我が子をこうも自在に操ってくれる人がいようとは夢にも思わなかったよ。私はサラ嬢に見つけてもらえて実に幸運だった。…誰にも見つけられず、死んでいった技師を多く見ているからな。
《ヴェルウォーク》……《ヴェルウォーク》!!
モールトベニッシモだサラ嬢!
おい、幸せ者め。しっかりとサラ嬢の手足となれよ、《ヴェルウォーク》。」
そう言ってテルミットは、ポーチから鏨と鎚を取りだしその名を機体に刻み込み、勢いよく駆け出すサラを見送った。
テルミットは昨夜も広場の仮設工房で夜を明かした。
寝ている間にも時計の針が回り続けることを考えると、それがとても恐ろしいことに感じ、夜通しあれこれ作業を行っていた。
「…やれやれ、生き汚いとはこの事だな。こんな状況にでも置かれなければ、今でも惰眠を貪っていたに違いない。」
テルミットは嘆息しつつ、機巧を動かし、黒い液体を抽出する。
「少なくとも私は今日も生きている。やれるだけのことはしよう。」
ぐいとカップの中身を呷ると、強い苦味が口内を満たし、胃に落ちて行った。
頬を両手で軽くはたきながら階段を降りる。
螺旋階段を下れば、頭の中を深く下りていくような気分になってくる。
「ルクレースが……これは、どういう意味なのかしら?
結局のところ狼はルクレースを何だと思って狙ったのかしら。
昨日もしトッティを狼たちが襲っていたならルクレースの力がわかっているかもしれないし、いないかもしれない。
そうか、もしかしたら……」
何もわからなかったなら、時計を壊せば何者かわかるかたがルクレースを襲い、ブレイクの力が何であったのか狼にもわかっただろう。
正しく賢者でも、そうでなくても、ルクレースには襲撃する価値があったのだと。
ルクレースが正しく賢者であったとトッティを襲ったことで狼が理解したのなら、辻占だと主張したヘンリエッタはルクレースをむざむざと危険に晒したことになる。
「……小悪魔がもういないなら、それはそれで間違いなく前には進んでいるのだから。」
直視できない自分のずるさに出会ってしまった。それでもまだ生きていたい。
そうだ、マーマレードはもうできただろうか?
塔の階段を下りて、ホールに戻ってくる頃にはなるべくいつもの調子でいよう。
セレナの独り言。
「……ルクレースは十中八九、襲撃されたと見ていい。眷属たちからしても襲うメリットがあるし、彼女がもし憑依能力を持っていたとしても今使うメリットは小さいと思うわ。
少なくとも眷属たちからは、ルクレースは本物の賢者だと思うに十分な働きを見せていた。
そうなると、怪しく見えるのは今日ルクレースに観られるはずだった私とオブゼビオ、か。
ここには騎士の力を持つ者もいると考えるなら、ルクレースを襲撃するには勇気がいるはず。
それを推したということは……どうしても観られたくなかったから。
……そうなると、レーヴの主張が本当なら……」
窓から差し込む光に、重い瞼を押し上げる。
手探りで眼鏡を見つければ、きらりと光るそれを掛けて、誰に隠すこともなく大きな欠伸を一つ。
ここ数日、短針が3つの数字を刻むほどしか眠れていなかったリーンの体は、自分で思ったよりも負担が大きかったようで。
昨日は束の間の幸せを胸に少し緊張の糸が切れたのか、いつもよりも幾らか早く寝てしまったようだった。
ふにゃふにゃの目を擦りながら手に持つのは昨日、テルミットから贈られた万年筆。
シンプルなボディをくるりと回せば<アイリーン・クロッカー>と自分の名前が刻まれていた。きっと、きっと。生涯の相棒になるであろう。
今日の新聞には昨日までの状況に、疲れを取る方法や……歴代の王を載せた。
マザークロックがこの国に齎されてから、時計の針は何千周、何億周したのだろうか。きっと一生かかっても数えきれないんだろう。
そんなことを考えながら、リーンは印刷機に掛けた新聞を持ち、今日も城下町を駆けていく。
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