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双子 リック は 吟遊詩人 コーネリアス に投票した。
修道女 ステラ は 書生 ハーヴェイ に投票した。
吟遊詩人 コーネリアス は 書生 ハーヴェイ に投票した。
学生 ラッセル は 書生 ハーヴェイ に投票した。
書生 ハーヴェイ は 双子 リック に投票した。
牧童 トビー は 書生 ハーヴェイ に投票した。
見習い看護婦 ニーナ は 書生 ハーヴェイ に投票した。
医師 ヴィンセント は 書生 ハーヴェイ に投票した。
書生 ハーヴェイ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、見習い看護婦 ニーナ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、双子 リック、修道女 ステラ、吟遊詩人 コーネリアス、学生 ラッセル、牧童 トビー、医師 ヴィンセント の 6 名。
[かつて主のもとへ戻ることあたわずと云ったのは、
あるじの側へ戻るときはこの身の怨を晴らすときと
そう決めたから。
未来永劫己のものにはならぬと知り、憎しと思い
ただその怒りのためだけに刀を抜く。
嗚呼、私は憤らぬだけで、やはり怒っているのだ。
酷く身勝手で、あさましい。]
−廃屋−
[何かを求めるように揺れた指先は、微かにふわり、暗闇に軌跡を描く。
ずっと耳元に聞こえ続けた怖い言葉は、今は感じることはなかったがその代わりになんだか体が重く、胸の上がひどく重い]
……、ぁ……。
[ひくりと小さく、喉が揺れて、霧が晴れるように目が覚める]
[どれだけ主の編んだ理をはずれようとも、
主のもとへ往くことなど容易いのだ。
跳び、
五重塔のうえ
そこで主が何をしようとしていたかを知るのも容易いのだ。
静かな従者のように主のそばへ現れて、
刀を抜き、
焼かれようとも、遮られようとも
ただ何かに憑かれたように
ただ呪に突き動かされ
ただ狂おしく刃を振るった。]
─東寺・五重塔上─
[言霊のちからか、思いのちからか
果たして恨みをはたせども
屋根をしとどに濡らす主の骸が
このまま置いては何れ黄泉還りでもせぬものかと
肉を暴き、
骨を暴き、
筋を暴き、
血を暴き、
何れは彼の若君と愛し合ったのだろう
身体のすべてを暴いては散らす。
雨の如く降る。
それから、はるか泰山へ向けて
どうかこれを現に戻すことのないように、
戻ることあらば幾度でも滅ぼそうと唱えた。]
[このことを知れば若君はかなしむだろうか、
もし主の魂が何処ぞにあってはそれを知って
少しでも悔しがるだろうか、
怨み辛みに身を焦がしでもするかと、そればかりを思っていた。]
[そうしてすこし息をついた。]
………。
[掠れを帯びた声が名を紡ごうとして。
上手く紡げず。
いつも包まれていたあたたかい気配がないこと、ひしと感じて喉が小さく震えた]
[狐は突然、ぴくりと身を強張らせ、頭を上げました。]
…ぁ。
[見開いた目に映る光景は、この座敷の中のものではありませんでした。
胸に、腹に、背に、肩に。
鋭く熱い恨みの刃。
幾度も幾度も、
幾度も幾度も。]
[自分が身を横たえていた辺り、ふと見回してみれば少年は後ずさることも逃げることも出来なかった]
…これ、は…?!
[黒髪がうねる床の上、崩れかけた屋根、蜘蛛の巣、埃。
少年が暮らした邸とはあまりにも違いすぎる、場所]
[己がこころは、己のものでありながら、他の方のもののようでした。
ただただ、そこにあったのは、胸焦がす想いのみでした。]
…何処に。
[幾度も切られ、刺され、貫かれようとも。
その身が幾千もの欠片となろうとも。
ただただその思いは、失せし想い人を求め虚空へ手を伸ばすのです。]
[ふらふらと、大路を歩く童子の姿。知らぬものが見れば、飢えで死にそうな子どもにも見えて。けれど、その腰には短刀が一つ]
(あいつの邸に、人はいなかった。式がいたけど、それだけ。若君様は、あいつは、どこにいったんだろう)
[下る大路。遥か遠くに、羅生門が見える]
──廃屋(生母の屋敷)──
[おのが身体を戒める ははの黒髪]
母上は あの時も わたしに
この硯を貸してはくださらなかった。
そして、わたしは────
あなたの声を《聴き》つづけるだけ
…・・今も
[おとこは、あきらめたように首を横に振り、硯からゆびを離した。]
髪を切った後は、
あなたとは、二度とお会いするつもりはなかったのですけどもねえ。
[また暗い目を伏せ──そして まばたき。]
…・目の前で抱き合う恋人たちを見てしまったがゆえ。
めおとも 睦みあう恋人も 許さぬと云う──
あなたの処に還って来てしまった。
[歩く。歩く。歩く。ただ歩いて。辿り着くのは幾度も見た門で、午前のうちに既知のものが死んだ、場所]
……白藤さんの体が、無いや。
その代わりに、灰?
[白藤の倒れた場所まで来ると、そこに散る灰を見つめて]
誰かが、灰を集めた、のかな。汐さん、?
汐さんは、どこに行ったんだろう。白藤さんの灰を持って、どこに。
[あたりを見回して、姿は見当たらず]
――羅生門――
[思いはただただ、赤く煙る雨となりて
いつしか洛中へと、降りしきるのです。]
…あぁ、永劫に…
永劫に、離しは…せぬ……。
[途切れ途切れに呟いて、狐はくたりと倒れ伏します。
その白い肌にはところどころ、彼の従者の髪の色の如く、
朱赤の線が疵のように、刻まれ浮き出たようでした。]
[黒髪は、呪を紡いだ文を送り終えたことに満足したのか、おとこからゆるやかに離れ──ただ、うごめく くろい海となる。]
…若宮さま
目覚められましたか。
[おとこは、ゆっくりと若宮に近づいて行く。]
[その思いは、切られ貫かれながらも、
彼の従者の式のことなど、省みなかったのやもしれません。
けれどもそれは、今となっては誰も判らないのでした。]
……貴方、は…
[誰、と聞かずとも誰かなど知っている。
ゆっくりこちらへと近づいてくる足音、見えていても、聞こえていても、少年は彼から逃げることあたわず]
…ここは、一体……何のために、僕を。
[めおとも、睦みあう恋人も許さぬと思ったのは誰の念か。
裂かれ、嘆き悲しめば良いと思ったのは私の念だ。
刃が脂で鈍れば爪を使い、手指が萎えては歯を用いたから
歯の隙間から、唇を伝って顎から血が滴る。
呪は離れ、そらの上を漂う不吉な雲となる。鳥瞰。]
[ぼう、と暫し灰を見ていたが、道行く人の肩に、背に、血のようなものを見つけて首をかしげ]
[指摘をすると驚いたようにその人は後ろを振り返り]
[振り返った先を見つめて、其方へと歩き出す]
あれはまだ、新しかった。
[肉片があったようにも見えた]
[東寺のほうへと進んで、五重塔を見上げた]
ここは、わたしの母だったおんなの屋敷です。
歳月とは無情なもの。
荒れ果てておりますなあ
[おとこは若宮のすぐ傍まで来ると、身動きがとれぬらし、若宮の足元にひざまずいた。]
─…あなたさまにも、呪が絡みついておりますゆえ。
失礼…。
[そう云って、節くれたゆびで絡んだ黒髪をほどく。
ぬばたまいろの糸の呪縛は── おとこのゆびが触れるたび、煙のごとく空に溶けてゆく。]
・・禍ツ星の 巡るさまが見たいと──
若宮様がおっしゃられましたゆえ
[くろ糸の呪をほどく手は止めずに、おとこは暗い目で若宮を見上げた。]
…────
─花山院邸・奥座敷─
…今の、は……。
[痛み未だ残るまま、ぼんやりと目を開けました。]
何方かが、怨み篭る刃に散りました。
高い高いとこ、都を見渡すところにて。
…奪われた何方かを、捜し求めておいででした。
[かすかな吐息のような、掠れた声で伝えます。]
強き思いに身を焦がせども…あの方は未だ人であったようなのです。
[憎い 悔しい 嫉妬 怒り 嘆き 愛欲 ――殺意]
[水盆に落とされた血は 最初は水に紛れゆく代わりに 波紋を投げかける
次に落とされても同じこと
一度あかく染まりきれば 盆より払うか 多くの水でなければ色消えぬ
喩え色は消えても 薄いか濃いかの違いのみ]
[屋根の端からひたひたと滴り、
下段を流れてまたその下へ、細い糸を引きながら、
近くで見ればそれと知れるだろう──血は流れてゆく。
高いところでは風が吹くから、
纏った血のりが乾いて心地が悪い。]
──東寺・五重塔うえ →地上──
[舞い降りた。
元から髪が赤いから、物の怪にでも見えるかも知れない。血の所為なのか、声を出しにくいと思った。]
……桐弥か。
[五重塔の上にあるはずのない人影を見つけて、目を瞠り]
あれは……。
[体に入り込んだ何か――甘さかも知れず――が、体のどこかで悲鳴を上げ]
――式。
[名を知らないままだった、と呟いた頃、目の前にそれは降りてきた]
[渦巻く思いに押し流され、吹き飛ばされかけた己がこころは、
その手へと重なる滑らかな手に、繋ぎとめられたようでした。
息乱れ、視界霞むとも、
そのひんやりとした指の感触だけは、己が彼方ではなく此方にあるとしっかり思わせてくれたのです。]
──廃屋(生母の屋敷)──
[呪が 成就したことを その髪は知ることが出来るのか]
[東寺の尖塔より 安倍影居なる陰陽師であった 血肉断片 あかい雨となり 都にふりそそいだ ── そのとき]
[その廃屋の四隅より]
[なきながらわらう おんなの声が響きわたり 黒髪の海は はげしくのたうった。]
[かそけき煙と消えるくろ糸の
呪を解き終えたおとこは、
薄やみの部屋にしろい雪花石膏、若宮の御脚からゆっくりとゆびを離す。]
──誰が殺されたか、知りたいですか。
淡いろの若宮さま
[やさしいと云ってもよい、おとこのささやき声]
[肯定の言葉を聞き、俯く]
(若君様は、なんと、思うだろう。憎いと、この男を殺しに来るのだろうか。それとも。同じところへ送って欲しいと懇願するだろうか)
やっぱり。心は晴れない。
あんたは、それで満足?
聞くのは愚問か。
でも。その血を見ただけでは、死んだ実感は沸かないな。
死んだというのに、おれの心はまだ曇ってる。
[手は腰に挿した短刀に伸び]
この手で、若君様を斬れば、晴れるのかな。
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