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青年 ヨアヒム に 1人が投票した。
少女 リーザ に 5人が投票した。
仕立て屋 エルナ に 1人が投票した。
羊飼い カタリナ に 1人が投票した。
少女 リーザ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、羊飼い カタリナ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、負傷兵 シモン、青年 ヨアヒム、司書 クララ、仕立て屋 エルナ、農夫 ヤコブ、神父 ジムゾン の 6 名。
これは……。失敗した。
今日はヨアヒムを処刑するとして、処刑できるのはあと一人。
[処刑「できる」という言葉に、自分の変化を深く感じる]
色々と見直していかないと……。とりあえず、投票はもうヨアヒムの名前を書いたよ…。
…ヨアヒムが人狼だったのか…。
本当に、信じたかったんだけど、な……
[エルナからのリーザの人間という結果を耳にした男は、
空色をぎゅと瞑り、頭を抱えるようにして、座り込んだ]
2匹なのに、本当に、最初から、
一匹が名乗ることを決めていたのか…
何でだ…?
名乗り出なければ、ヨアヒムは十分、生き残れそうなのに…
クララかヤコブかジムゾンか……
議事録を読み返して、頭を整理し直して考えてみるよ…
[投票用紙に書くべき名は分かっていながら、まだ
白紙のままのそれを、ぎゅと握りしめ。議事録の方へ向かった*]
……あなたが、狼だったのね。
[苦々しげな眼差しで占い結果を宣言するヨアヒム>>0を見た。リーザとアルウェンは人間。つまり、残ったヨアヒムが人狼ということになる。気さくでいつも一生懸命なこの青年は、いつから人ならざるものになってしまったのだろう。
――いや、そんなことよりも。アルウェンかリーザ、少なくともどちらか本物だった。そしてそれを己の手で処刑してしまったことがこれで確定したのだ。ずきりとまた胸が痛む。今となってはもう、過ぎたことだけれど。]
皆分かっていると思うけれど、【今日はヨアヒムを処刑する】わ。早めに準備をお願いね。
…人狼占い師を最後に残してしまったことは失敗だったけれど。少なくとも一人見つかったことで、そこから何か辿れるかもしれないわ。
[座り込んだシモン>>7の姿がちらりと見えたが、結局は感情の篭らない声で皆に向かってそう告げた。**]
ヤコブさんとシモンさんとジムゾンさんの中に、人狼が一名。
まず、ヨアヒムさんとの繋がりという点から見れば、ヨアヒムさんに占われて人間と判定されているヤコブさんは要注意ですね。
…まあ、これは私にも言えることですが。
しかし、実際ヤコブとヨアヒムさんは強烈な切れを感じないのですよね。
ヨアヒムさんとの対話はここ>>1:75>>1:89>>1:105くらいでしょうか。
カムフラージュのためにやってもおかしくないレベルです。
昨日のリーザさんとのやりとり>>3:69>>3:83>>3:117>>3:125に比べても、かなりソフトですしね。
シモンさんとジムゾンさんは探したのですが、ヨアヒムさんと対話している箇所が見つかりませんでした。
ただ、シモンさんは昨日までヨアヒムさんを本物と見ていて、あからさますぎるくらい繋がっていますね。
それが却って切れを感じさせます。
ヨアヒムさんが人狼とわかったときの反応も、とても自然に思えました。
ヨアヒムさんとの繋がりから見れば、最もありそうなのはやはりヤコブさんでしょうか。
逆にシモンさんはなさそうです。
ジムゾンさんはどちらともつかず。
次は、それぞれ単体で見て、要素を拾ってみます。**
―朝・談話室―
「リーザは人間だったわ」>>1
[その言葉に、談話室の空気がざわめいた。それぞれの反応を示す人影たちを一瞥し]
はい、おつかれさま〜。
[ぱちぱちと、軽い拍手を送る。
談話室の萌黄色の絨毯にべったりとしみ込んだ黒色は、あの晩僕たちが最初の獲物を仕留めたときのもの。そのときのことを思い出す]
『カタリナ』、人間だったよ? 嘘はついてない、占い師だものね。
部屋で寝てた。人間って鈍いよねえ、最初のやつのときと一緒、こっちがどれだけ近づいても全然気づかないで寝てるの。すっごく簡単だった。自分が死んだこともよく分からなかったんじゃない?
あんまりあっけないとつまらないんだけど。
二番目のは……どうだったかなあ。もうちょっと鋭かったような気もするけど。でも、やっぱり簡単だった。うん。
[枕元で、何かが月明かりを反射してきらめいた。石のかけらのようにも見えた。鮮血が、豊かな金の髪と白いシーツを染めていく。そう、この場にいる連中がつい先ほど見てきた光景だ]
――昨晩・処刑―
[その少女は、この人たちに殺される、と呟いたはずだった。>>3:128
それなのに、狼である自分になぜその役目を託したのか。
まあ、いいか。殺すのは、『殺すいきもの』の仕事ということで、ひとつ。たぶん、そういうことだよね。そこにあるものが『むらびとへのおもいやり』なのかどうかなんて、知ったことではない。
といっても、困るよね。
その気になれば爪と牙で一息、なのだけれど、ここで見せてしまうのもなあ。『ヨアヒム』がどうやって人を殺せると思うの、包丁なんか使ったら自分の手を切るのが関の山。銃を借りても、明後日に撃ったりして。
まあ……向きに気を付けて、近くから。たぶん、包丁よりはこっちの方が使えそうだ。
―回想/3日目・談話室―
……なんだ? あんたも飲みたいのか?
[はらり、香りに踊るように。
白い花瓶の桜から舞ったひとひらの薄紅が、
お茶の水面に波紋を描く。
囁いた男は、どこか愛おしげな仕草でカップに唇を寄せた]
―現在・談話室―
エルナ、ああ。分かっているよ。
アルウェンかリーザが本物…
どちらでも、信じてやれなくて、本当にすまなかった…
[最後の決断を下した相手が…人間だとわかる気持ちは、
どれほどだろうと、一瞬案じる空色をエルナに向けてから]
ヨアヒムと…あと1回しかない、か…。
人狼を、必ず見つけないと、な。
[リーザの遺体をじっと見つめて、空色ときつく瞑り、
もう二度と間違いをおかせないと、唇を噛みしめる]
ふむ。ヨアヒムが狼だった件だけどね。なんで2人しか狼がいないのに出てきたのかということは余り考えなくて良いだろうと思う。
そもそも処刑回数を考えて、2人狼でも占い師に一人出すのは悪い手でもない。それに、自らの命が危うくなるとは言え、単純に占い師として名乗り出たいと考える狼がいてもおかしくないでしょう……?
[何せ、簡単に人を殺せる危篤な奴らだ……と、考えて、顔色変えずに処刑を見守ってきた自分も似たようなものかと自嘲する]
あと、ここはエルナに判断を求めたいところだけれども、今日は全員が狩人か狩人じゃないかの遺言を、狼に見られないように遺すべきだと思う。検証をお願いするよ。
おっと、シモンと被っちゃったか。
あとは……そうだね。ヨアヒムは占い師を演じる意識が強かったように思える。初日から無理に自分が本物であるという視点の発言をしていた辺りに。
その結果、割と精一杯になった上での「甘い要素取り」なのだろうとも思う。
初日の時点で、狼として余り余裕はなかったんじゃないかと思う。ここから思うところもあるけれど、検証してみてから……だね。**
―回想/3日目・談話室―
>>15
……いつも同じ夢を見る。水に沈む夢。
[なぜ、そんなことをこの人影に呟いたのかは分からない。
手渡されたカップには、なんだか味気ない匂いで、聞き覚えのない名前の飲み物が入っていた。
不審を買うわけにもいかないので――このことが始まってから、ふつうの食べ物や飲み物の味なんて分からなくなっていたのだけど――とりあえず、手渡されたカップに口を付ける。
他の連中も、はじめこそ何か作って食べていたみたいだが、今はどうしているのやら。
夢、か。……どこで聞いたんだっけ、それとも、どこかで見たのだったかな。紙の匂い、静かな場所。違う、静かにしなきゃいけない場所。
何か答えがあったなら、きっと、耳を傾ける演技を続けるだろう*]
…また、か? またなのか?
[再び開いた揺れる空色が、絶え間なく咲き零れる、
白い花瓶に活けられた桜を捉える。
かつて人狼だった、一番大切な人の、血肉を吸って咲き誇る桜。
人を狂わせるようだとオットーが言った、妖艶な薄紅の魔性]
はは…。あんたも、おかしいだろ?
なあ、おい。 何の悲喜劇だよ、これは……っ
[ひとしきり何処か壊れたような様子で笑った男は、
ふっと、かつての悲劇を共にした神父を瞳で捉え。
一瞬だけ、正気に戻った様子で、泣き笑いのような表情を浮かべる]
[神父の姿を見つめるうち、男の責任ではないと、
彼のくれた慰めのような言葉>>2:83が耳奥に蘇る。
視界の端、身を包む柔らかなエルナのシャツ>>1:76の白が映る。
図書館のカウンター、肘を付き本を捲るクララの綺麗な横顔。
光り降り注ぐ畑で、瑞々しい命を育むヤコブの静かな声。
数日前まで、言葉と笑みを交わし合った村の人々の笑顔。
今は冷たい――…或るいは無惨な躯となり眠る、かつての夢。
やわらかな夢のような日々は、壊されてしまった。
悪夢はまだ終わっていない―――…]
―――…最後の人狼を見つけて、終わらせる。
[ふっと、男の肩の力が抜ける。
壊れた夢の気配を、空色深く微かに残しつつも。
ナイフを懐に収め直した男は、議事録の方へ向かった*]
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